日本の未来は小さな仕事や活動が作る!

元気!しずおか人

SBSテレビ 日曜午後1;54〜

三島を舞台に高校生や大学生が制作をしている短編映画「川面に聴く」が8月3日、4日の上映に向け大詰めを迎えています。プロの指導を受けながら、演出、撮影、録音をし準備から後片付けまでがんばって来ました。三島の美しさを再発見し、それを世界に伝えたいという志の映画制作です。上映会は三島市民文化会館ゆぅゆぅホールです。

7月より静岡市民文化会館で上演される劇団四季のミュージカル『キャッツ』は都会のごみ捨て場が舞台です。特徴の一つである客席まで広がるごみのオブジェは猫の目線で製作され実物の3~5倍の大きさです。中には静岡ゆかりのごみも作られました。製作では静岡出身の小道具スタッフが活躍しています。劇場での飾り付け作業に密着しました。

生前葬の取材に清水に出かけました。お会いしたのは10年以上前に取材させていただいた値札のない花屋さんの田島和子さんでした。田島さんは集まった人たちに「出会ってくれてありがとう」とハグしながら感謝の言葉を伝えていました。式の後に花屋さんを訪ねると「ありがとうって言えるおばあちゃんになる。私が死んでも泣かないでねと伝えたい。」と話していました。

高校生のアイデアで誕生。エスパルスの試合が行われたIAIスタジアムで販売され人気を集めました。静岡雙葉高校の屋上には巣箱が置かれ高校生たちが養蜂をしています。蜜源はお堀を挟んで学校の向かいの駿府城公園。そのはちみつを使い田子の月とコラボして甘く爽やかな最中が完成しました。

そう断言するのは焼津鰹節の組合長の大石さん。焼津で唯一この形の鰹節を作り続けて来た工場を引き継ぎました。背中と腹を切り分けるのには長年鍛えた技術が必要です。昔はどこの家にも鰹節削り器がありました。半年近くかけて作った本枯節を削ると素晴らしい香りが漂って来ます。これからは洋食にも使ってもらい焼津の本枯節を守っていきたいと大石さんは願っています。

清水駅前の商店街の空き店舗が改装され「清水クロス」という施設が生まれました。スポーツ観戦のスペースとシェアオフィスで清水出身の牧田裕介さんのアイデアで作られました。牧田さんは蒲原の掛軸を作る職人が住んでいた古民家を改装して一日一組の宿「素空庵」も開いています。その家に残るストーリーを伝えることで、地域を元気にしたいと願っています。

しずてつジャストラインに代わって走り始めたのが静岡市の長田地区コミュニティバスです。用宗駅と安倍川駅を起点にした20キロほどの路線です。小坂のみかんのオレンジと長田の桃のピンクの2台がぐるぐると走り回っています。バスを走らせているのは小さな観光バスの会社です。人件費を抑えるため社長自らハンドルを握っています。「黒字にしたら全国に広がる」志の高い小さなバスです。

若い人たちの珈琲店、ハチミツ店、パン屋、ジェラート店、自転車店などが次々にオープンしています。浜松市天竜区二俣のクローバー通り商店街です。5年前にはスーパーが閉店し、街はもう終わりとまで思われました。しかし跡地に洋品店がミニスーパーと道の駅がミックスした「森のマルシェきころ」を開いたことをきっかけに「天使のサイクル」が始まりました。

北海道からオクシズ小布杉に来て山羊を育てている昌子さんと花子さんです。小布杉は日本昔話の景色のよう。広大な北海道よりも山羊が活躍してくれるはずと移住を決めたそうです。藤枝のヤギーズカンパニーのミルクを使いフレッシュなチーズ「山羊のしっぽ そのまんまチーズ」を作っています。フードコンサルタント西谷さんのおすすめはカルボナーラに使うこと、絶品でした。

江戸時代の主流のみかんでほぼ途絶えてしまいました。復活させようとしている南伊豆町にも2本しか残っていません。その理由はそのまま食べると相当酸っぱいからです。でも皮をすりおろして料理に使うと俄然可能性が広がります。九年母を入れた酢飯で金目鯛のにぎり、塩に九年母を混ぜた金目鯛の塩焼き、ムニエルのソースにも。南伊豆の新しいおもてなしとして期待されています。