「思い出への損害や死を覚悟する被災体験への慰謝料」求める...熱海土石流災害の民事裁判 新原告団が損害賠償の算定方法を具体的に主張

静岡県熱海市の土石流災害をめぐる民事裁判で、真相究明を重視する新原告団が具体的な損害賠償の算定方法について初めて意見を述べました。

<東部総局 竹川知佳記者>
「午後1時45分です。遺族や被災者らによる原告団が弁論のため地裁沼津支部に入ります」

2021年に熱海市で発生した土石流災害では、遺族などが盛り土の前の土地所有者や現在の土地所有者、県や熱海市に対して損害賠償を求める裁判を起こしています。14日、静岡地裁沼津支部で開かれた裁判では、真相究明を重視する新原告団が損害賠償の算定方法について初めて具体的に主張しました。

生命・身体や建物などに加え、「積み上げ築き上げてきた思い出への損害や死を覚悟する被災体験への慰謝料」についても賠償を求めました。

次回の裁判は7月9日に非公開で行われ、2026年2月から3月には証人尋問に入る予定です。

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