オープン半年で早くも大人気店に！『ラーメン こころ』／菊川市
そこ知りランキング第6位！ラーメン こころ
「ラーメン こころ」がオープンしたのは2023年1月ですが、すでにお客さんでいっぱいという人気店。
店主の山本さんは掛川市の超人気店「麺屋さすけ」で修業し、本店で店長も務めていました。お店も「麺屋さすけ 菊川店」を譲り受け独立。以前からの馴染みのお客さんも多く、新店ながらに期待されているのがわかります。
山本さんは自分のお店を持つことが夢で、ラーメン店で働く前からさまざまな飲食店で働き、和食店でも腕を磨いてきました。
看板メニューは「あら炊きだし 塩」1,000円
看板メニューは今までの経験をいかした魚介系のラーメン。真鯛を中心とした魚のアラを炊き、ダシにしました。豚清腸と合わせたダブルスープで、他にはあまりないタイプのラーメンです。
実は五種の煮干しを使っている「三種の煮干し 醤油」1,000円
一番人気は、煮干し好きにはたまらない「三種の煮干し 醤油」。濃いスープが自慢のメニューです。煮干しは産地や時期が違うだけで、味も香りも違うといいます。
静岡県内産の煮干しと醤油で、独自性のあるメニュー作りへ
実はダシの決め手となる煮干しは静岡ではあまり作られておらず、現状、高価で手に入りにくくなっていました。
一方で磐田市福田漁港のシラスは鮮度が良く、品質の高い商品として全国に出荷されています。そこで今回独自性のあるメニュー作りのために協力をお願いしたのが、ラーメン好きのシラス漁師・ミツ谷さんと、カネチョウ水産の伊藤さん。規格外の大きな魚を煮干しにしてもらいました。
さらに牧之原市にある醤油醸造の「ハチマル」さんの醤油蔵を尋ねた山本さん。2年前の突風被害で蔵が全壊してしまいましたが、以前の材料を利用して復旧させていました。
「ハチマル」の鈴木さんは木桶を使った昔ながらの製造方法で醤油を作りたいと一念発起し、45年ぶりの醸造方法で絞った醤油ができました。
後日この貴重な煮干しと醤油を使ったメニューを試作し、さまざまな人に食べてもらって夏の新作ラーメンを完成させました。
「福田産煮干しとハチマル醤油生揚げ 淡麗冷やし」1,200円
さまざまな人の協力を経て、素材のうまさを最大限に引き出した地産地消のラーメンが完成。独自性への第一歩、山本さんの夢はまだ始まったばかりです。
＜DATA＞
■ラーメン こころ
住所：菊川市半済3034
営業時間：7:00〜14:00
定休日：火・水曜日 ※8月19日 臨時休業
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