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日本でも流行るかも!? アメリカで話題のスポーツ“ピックルボール”やってみました!

みなさん、こんにちは。突然ですが、最近運動してますか?
最近運動不足で…こんな悩みを持っている方は多いんじゃないでしょうか?

ウォーキング?歩くだけは…
ジョギング?ちょっとつらい…
テニス?うまく打てないんだよね…
卓球?うまく打てないんだよね…
ゴルフ?ゴルフは好きです。

きっと正月明けて宣言したはず。「今年こそは運動しよう」と。

さて、そんな運動不足でなかなか始められない皆様に、ぴったりのスポーツ、ピックルボールをご紹介します!

ピックルボール、存在を知ってから早2年。いつかやろうやろう、と先延ばしにしていましたが、ついにプレーしてきました!!

ピックルボール、初めて聞く方も多いかと思います。

とにかくここアメリカで流行っているんです!(笑)

どんなスポーツかを簡単にまとめると、テニスと卓球とバトミントンを組み合わせたようなスポーツです。コートはテニスコートの半分、バトミントンのコートと同じサイズです。ラケットもテニスと卓球と間の大きさ、ボールは穴の空いたプラスチック製です。
その始まりは1965年。ワシントン州シアトルに近いベインブリッジ島で考案されました。

自宅にあった古いバドミントンコートでバトミントンをやろうとしたが、バドミントン用具がなく、即席で、卓球のラケットと穴のあいたプラスチックのボールで遊び始めたところからスタート。その後、バドミントンを大いに参考にしながらルールを作り上げていったようです。

1990年には全米でプレーされるようになり、2023年にはUSAピックルボールの会員数は、7万人、スポーツ&フィットネス産業協会(SFIA)はピックルボールを3年連続でアメリカで最も急成長しているスポーツに選出。ピックルボールの米国における6歳以上のプレーヤーの総数は890万人に上り、2022年の480万人から大幅に増加!

現在ではプロ選手、プロのトーナメントも!(出展:USA Pickle Ball

サンフランシスコではテニスコート120面に対して、ピックルボールは79面もあります! 大半はテニスコートを分割して2面作っていますが、14面はピックルボール専用のコートなんです。私の家から近所の公園に専用コートはありませんが、テニスコート6面のうち2面をピックルボール用として開放するなど、ピックルボールコートは年々増えています。(出展:San Francisco Recreation & Parks

一番重要なのはその始まりにあった理念「家族全員が一緒にプレーできるゲームを提供する」でしょう。

老若男女、誰でも簡単にできるスポーツなんです!誰でも!簡単に!怠惰な私にぴったりのスポーツなんです!!

さて、前置きが長くなりました…。

カリフォルニア州を中心に活動する“ピックルボールコミュニティ - 全米在住日本人ピックルボール協会(JPAA)”を主催する野津一樹さんにその魅力を聞くとともにご指導いただきました!

野津さんは3年半ほど前からピックルボールを始め、今では現地の大会で優勝するほどの腕前、日本人のピックルボール愛好家の中心的存在です。

「やはり、その魅力は簡単に始められることです!(萩原さんも)初めてやったけど、打ててるでしょ? その先にある戦略も学んでいくともっと面白いですよ!」と。初心者の私でも簡単に打ち返すことができました! 打ち返すことができると、次はゲーム戦略へとどんどんプレーの幅が広がっていきます。ルールは一度覚えてしまえばシンプルなので迷うことはありません。

毎週金曜日や土日などもプレーしていますし、プレーのレベルが違っても楽しめますし、自分のレベルに合わせてより本格的にプレーすることもできます。つまり、誰とでも気軽にできるスポーツなんです!(笑)

1試合は約20分ほど。気軽に楽しくできるスポーツです。テニスでは打つこともままならず妻に相手にされずにいつもやられっぱなしの私ですが、これなら勝て…いや一緒に楽しくできそう! ネット側の攻防をこそ練して家族でも楽しみたいと思いました。

野津さんありがとうございました!!
写真左が野津さん、中央の緑のシャツが私。みんなフレンドリーで、普段ここでプレーしている野津さんはみんな知り合いでした(笑)。
こちらはプレーしたパロアルトにあるMitchel Parkのコート。見てください、朝8時から13面のコートがいっぱいです! しかも次から次へと人がきて賑わっています。また、フレンドリーなのもピックルボールコミュニティのいいところ。

実は野津さんを待っている間に「一緒にやろう!」と誘っていただきプレーしていました。

「ラケット持っていないんだよね」「大丈夫!貸してあげる」と到着して1分でプレーすることに(笑)。「このコートでは来れば誰かしらプレーしているよ、いつでもおいでよ!」と誘っていただきました。

実際に野津さんは、ピックルボールを通して2000人以上の新しい知り合いができた!と言うので、ピックルボールを通して色々な知り合いが増えていくことも大きな魅力の一つです。

日本では2015年に日本ピックルボール協会が設立され、全国で愛好家たちがプレーを楽しんでいます。TBSさんもイベントを実施しています。

我々静岡新聞SBSが大切にする「静岡県民の福祉に貢献する」という理念にもぴったりのスポーツであるピックルボールの普及を通して、健康促進やコミュニティ活性化に繋げていければいいなぁと、いつか静岡でピックルボールがメジャーなスポーツになっていることを夢見てしまいました。

他のスポーツや文化なども紹介していければと思います。

執筆者:萩原諒
2008年に静岡新聞社・静岡放送入社。広告営業に沼津、東京、静岡で従事。2018年より経営企画部。2022年よりハワイ報知出向、カリフォルニア州クパチーノ駐在。メディア業界のリサーチ、スタートアップ探索、VC投資などを担当。
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静岡新聞SBS有志による、”完全個人発信型コンテンツ”。既存の新聞・テレビ・ラジオでは報道しないネタから、偏愛する◯◯の話まで、ノンジャンルで取り上げます。読んでおくと、いつか何かの役に立つ……かも、しれません。お暇つぶしにどうぞ!

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