LIFEライフ

静岡新聞生活報道部

キャンプ飯に“静岡らしさ”をプラス! 手軽に楽しめる焼津の魚、緑茶、静岡おでんを紹介します

季節は食欲の秋! せっかく県内でキャンプをするなら、食事に〝静岡らしさ〟をプラスして彩りを加えてみませんか。10月11日付の静岡新聞「しずおかアウトドアファン」では、手軽に活用できるキャンプ飯の食材や静岡と言えばの緑茶の楽しみ方を紹介しました。

魚のまち焼津を味わう


カツオなどの魚が豊富に水揚げされる焼津市は、水産関連の食品加工会社が集まっています。各社が持つ高い技術力を生かし、キャンプ飯向けの商品を開発したのが「やいづキャンプ飯」プロジェクトです。現在は14社が参加しています。

カツオトマトライス(ヤギショー)は、登山の携行食や防災用の非常食として普及しているアルファ化米とカツオのなまり節の入ったトマトスープがセットになった商品。水を加える必要がなく、火を使わずに調理することができます。好みの野菜を加えれば、見た目も色鮮やかな一皿になります。

 ホットサンドのための佃(つくだ)煮(寺岡銈吉商店)は、マグロのつくだ煮をペースト状にし、食パンに塗りやすいよう工夫してあります。具材と一緒に挟んで焼くと香ばしいにおいが食欲をそそります。一般的なしょうゆ味のほか、カレー味などもあって「味変」もできるそう。

脂の乗った塩サバの切り身が入ったレトルトカレー・ゴロっと塩さばカレー(あまる斎藤商店)は、野菜を生かした甘めの味付け。口に入れると塩サバの味がより感じられるようになっています。小ぶりなスキレットにこのカレーとご飯、野菜、チーズを乗せてあぶれば、手早く焼きカレーが完成します。

緑茶を楽しむ


キャンプではコーヒーを味わう人も多いですが、リーフ茶を使って緑茶を入れるのは陶器の急須が壊れる心配があり、キャンパーがためらう要因になりがちです。ステンレス製の急須があれば、安心して県産茶葉を堪能することができます。

新たに道具をそろえなくても茶葉を変えてみるのも手。静岡市葵区の三協茶園が展開する「和camptea lapon(キャンプティーラポン)」は茶葉を細かく加工していて、コーヒードリッパーを使って入れられます。

静岡おでんで一杯も

静岡県の名物グルメの一つとして定着した静岡おでんも一から作るとなると、なかなか大変です。「山とおでん」は黒はんぺんや牛すじ、大根、だし粉などの具材が二重の袋でパック詰めされていて、中身の漏れ出しを心配せずにキャンプや登山へ持っていくことができます。商品を開発した朝倉健児さんによると、静岡おでんを食べことがない、県外のアウトドア用品店などでも引き合いがあるそうです。

静岡新聞社編集局生活報道部が、日々の暮らしを彩るアウトドアや料理、健康などに関する話題をお届けします。紙面未掲載の記事や写真もお楽しみください!

あなたにおすすめの記事

RANKING