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ジュビロ磐田のジャーメイン良が振り返る川崎フロンターレ戦の決勝PK!実は蹴りたくなかった?

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、ジュビロ磐田のジャーメイン良選手をお招きしました。J1第2節の川崎フロンターレ戦で決めた4ゴールを電話で振り返ってもらいました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん。

鬼頭:3月1日、ジュビロ磐田はアウェーで川崎フロンターレと対戦し、5-4でジュビロ磐田が勝利しました。なんと4ゴールを決めたのが、ジャーメイン良選手でございました。

ヒデ:まずは今シーズン初勝利、そして1試合で4ゴールですよ。心境をお聞かせください。

ジャーメイン:あの日の夜とか次の日は連絡がたくさん来ました。今は上手く切り替えられたと思います。

ヒデ:あくまで通過点に過ぎませんからね。

鬼頭:ただ、この1試合4得点は本当にすごいことだと思います。「ハットトリック」という言葉がありますけど、4点というのはあまりないんですよね。その晩は眠れたんですか?

ジャーメイン:その日のうちにバスで帰って、着いたのも夜遅かったのでなかなか寝られなかったですが、3時ぐらいには寝られました。

4ゴールをすべて振り返り!

鬼頭:せっかくなので1ゴールずつ振り返りましょう。まずルーキーの植村洋斗選手のゴールでチームが先制しました。そしてジャーメイン選手が挙げたチーム2点目。前半18分、松原后選手からのクロスを頭で合わせてゴールしました。

ジャーメイン:川崎のディフェンスの形がちょっと崩れていたので、自分のタイミングでボールを止めて、しっかり当てられたので、本当に后に感謝ですね。

ヒデ:ポジショニングも良かったんですけど、なかなか難しいですよ。

鬼頭:続いて28分です。今度はゴール前で松本昌也選手のパスをジャーメイン選手が決めてゴール。これでチームは3-0になりました。こちらのゴールはどうでしょうか。

ジャーメイン:エリアの角を攻略して、そこから昌也君のおしゃれなヒールパスをしっかり決められたんで、チームとしていい形だったなと思います。

ヒデ:パスを繋いでいき、おしゃれなヒールパスで見事決めましたけども、やっぱりああいうのが理想の1つでもありますよね。

ジャーメイン:そうですね。あそこのポケットを取っていくというのは、練習からやっていた形なので、監督の求める理想的な形だったなと思います。

鬼頭:その後、後半14分に3-3の同点とされてしまいました。そんな時、35分にはジャーメイン選手がPKをしっかりと決めて逆転に成功します。

ヒデ:あのコースを蹴るのも勇気が必要です。いかがでしたか。

ジャーメイン:チョン・ソンリョン選手もセービング能力の高いキーパーなので、とにかくチョン選手に届かないところを意識しました。

鬼頭:左上のコース。狙い通りでしたか?

ジャーメイン:そうですね。左上を狙って蹴りました。

ヒデ:そこにボールを運べばさすがに届かないというね。見事でしたよ。

ゴール取り消し?自分の手に当たった感触はなかった…

鬼頭:これでジュビロは勝ち越しに成功しましたが、ほっとしたのも束の間、その5分後に川崎にPKを決められてしまい、試合は4-4。またも同点に追いつかれました。本当に川崎もしぶとかった。

ジャーメイン:僕は「マジかよ」みたいな感じでした。

ヒデ:でもここはやっぱり川崎の勝負強さでもあるんですかね。

ジャーメイン:そうですね。やっぱり会場の雰囲気も後押しして、勢いよく来た感じでした。

鬼頭:そして後半アディショナルタイム。ジャーメイン選手がゴールを決めたんですが、VARの判定に入ってジュビロ磐田のPKに。これをジャーメイン選手が落ち着いて決め、5-4でジュビロが再び勝ち越しに成功します。

ヒデ:この時はどう思いましたか。

ジャーメイン:自分はプレー中に、瀬川祐輔君の手にボールが当たったのは分かっていたんすが、自分の手に当たっているって感触がなかったです。それでPKになったので「あれ?」と思いました。

ヒデ:やっぱりVARの時間が長かった中で、「きついな」と思わなかったですか。

ジャーメイン:「蹴りたくないな」と思ったんですが、「自分のゴールが1点減ったら損だな」と思って、蹴りました。

PKを蹴る瞬間、どこを見ていた?

ヒデ:コース的には最初のPKとほぼ同じ。すごく勇気があった。もちろん技術もあってのことなんですけども、どういう思いでしたか。

ジャーメイン:チームは勝っていなかったので満足はしていなかったですが、自分の中では納得いくゲームになっていたので、そこまで緊張せずにリラックスして蹴ることができました。あと「チョン選手、今度はさっきと逆の方に飛ぶかな」と思い、最初のPKと同じように蹴りました。

ヒデ:蹴る瞬間はどこを見ていたんですか。

ジャーメイン:最初はキーパーの目を見ていました。チョン選手は「(キーパーから見て)左に飛びます」という顔をしていました。

ヒデ:「左に飛びます」という顔をしていて、それを見て「いけるぞ」と思ったのはすごい。リスナーからは「PKの場面は2本とも、とても冷静に見えました。あの時の心境はどんな感じだったんですか」と質問が来ています。蹴る瞬間に「いけたな」という感じですよね。

ジャーメイン:そうですね。本当にリラックスしていて、そんなに緊張感もなかったです。

鬼頭:ジャーメイン選手のJ1でのシーズン最多得点は今まで3得点なので、今回4得点で更新しました。あらためていかがですか。

ジャーメイン:「他の年は何をやっていたんだ」という感じですね(笑)

ヒデ:そんなことないですよ。徐々に上がっているということですよ。

ジャーメイン:正直びっくりです。

ヒデ:でも、今後はさらにリラックスしてゴールを入れられますね。

ジャーメイン:そうですね。「ゴール前で冷静に」というのは去年からずっと言っていることなので、さらに力を抜けていけるかなと思います。

鬼頭:最後に、次節の目標と、サポーターへのメッセージをお願いします。

ジャーメイン:まずしっかりここで連勝して波に乗っていけるように、僕も2試合連続ゴールを取れるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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