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大正天皇に西園寺公望も!皇室や政治家に愛された興津の歴史を伝える「水口屋ギャラリー」

興津で歴史が動いた、かもしれない

静岡市清水区興津。古くから東海道の宿場町として知られ、温暖で過ごしやすい気候から、大物政治家や皇室の保養地となっていました。

今回は、その当時の歴史を残す「水口屋(みなぐちや)ギャラリー」をご紹介します。

「水口屋」は多くの著名人が利用した旅館でした。

現在、宿としては閉館していますが、「水口屋ギャラリー」として興津の歴史を伝えています。

フェルケール博物館学芸部長 椿原晴弘さん:大正天皇がまだ皇太子だった頃、清見寺に泊まられていたそうです。そのときに水口屋から食事を運んでいた食器類がこちらになります。

皇室や伊藤博文、井上馨など興津の地を愛し水口屋を訪れた著名人の、数々の貴重な品が展示されています。
椿原晴弘さん:西園寺公望が書いた手紙で「水口屋様」と書いてあります。「お風呂の用意をしておいてほしい」とか「食事の用意をしておいてください」と。西園寺公望は興津の風土、気候が非常に気に入り、大正8年には終の住処として坐漁荘を建設することになります。

坐漁荘(ざぎょそう)が建設されると、西園寺公望に面会を求める人たちが水口屋を利用するようになりました。

椿原晴弘さん:ギャラリーに訪れた方はなぜここに政治家の人とかの書がたくさんあるんだろうと疑問をお持ちになる。興津になぜみなさんが来たのか(興津の)良さや特質を感じ取っていただければ。

興津で歴史が動いたかもしれない、そんな一面が垣間見えますよ。


<DATA>
■水口屋ギャラリー
住所:静岡市清水区興津本町
TEL:054-369-6101

(2024年2月3日放送)

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