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3月23・24日に東京ビッグサイトで開催!AnimeJapan 2024レポート

SBSラジオ「TOROアニメーション総研」のイチオシコーナー、人気アニメ評論家の藤津さんが語る『藤津亮太のアニメラボ』。今回は3月23・24日に東京ビッグサイトで行われた「AnimeJapan 2024」についてお話を伺いました。※以下語り、藤津亮太さん

動員数が13万人を超えた「AnimeJapan 2024」

3月23日・24日に開催された「AnimeJapan 2024」はアニメに関するさまざまな企業がブースを出す、ある種の見本市です。今回は出展者が過去最大規模の110、来場者数も概算で13万2557人でした。

ここ数年は新型コロナウイルス流行の影響を受けてリモートになったり、再開してからも規模が少し小さかったりしたのですが、昨年から徐々に人を入れ始めて今回は13万人に達しました。昨年が10万人なんで、3万人増えたんです。過去のピークが2018年の約15万人なので、だいぶ人が戻ってきた印象です。

さまざまな趣向が凝らされたブース

ブースについての特徴は2つありました。1つ目は大きいブースを出している会社が巨大な液晶モニターを使ってプレゼンテーションをしていたこと。アニプレックスがあり、その横にはスマホ向けPRG『Fate/Grand Order』の独立ブース、さらにTOHO animation、KADOKAWAという並びになっていました。アニプレックスはなんと、液晶モニターが波打っているんです。巻物を広げたような形状で、そこで新作のプロモーションビデオなどをガンガン流し、すごく目を引いてましたね。

あともう1つはブースでのトーク。「AnimeJapan 2024」にはRED、GREEN、BLUE という3つのステージがあるのですが、それとは別に、自社のブースの中にステージを作って、そこでトークをやるという出展者がものすごく増えていました。

例えばちょうど始まった映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の主役の2人、幾田りらさんとあのさんは、テレビ東京のブースでトークをしていました。人だかりがすごかったです。

ビジネス寄りだと、サウジアラビア関係で2つブースが出ていました。国策を反映した会社といわれている「Manga Productions」が同社が関わる『グレンダイザーU』の紹介をしつつ、アラブ風の部屋で写真が撮れるサービスをしていました。また、サウジアラビアが進めている「Qiddiya」という巨大エンタメプロジェクトもブースを出していました。ここはドラゴンボールのテーマパークを計画しているため、そこに置かれる神龍のミニチュア模型があり、皆さん並んで写真を撮っていました。

そんな状況で、海外からの来場者も多く、全体として海外のパワーも感じましたし、日本国内の動員も増えてきたので来年はまたもうちょっと大きく盛大になるのかもしれません。来年以降は最多動員数は今までの記録を越すこともありうるなと思いました。

SBSラジオTOROアニメーション総研(毎週月曜日19:00~20:30 生放送・毎週日曜日15:00~16:30 再放送)全国のアニメ好きが集まるラジオの社交場。ニッポンのアニメ文化・経済をキュレーションするラジオ番組。番組公式X(旧Twitter) もぜひチェックを!

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