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新生VポイントがTポイントとの統合で誕生! お得なポイ活、使い方は?

加盟店15万5千店で使える新たなポイント経済圏誕生

2024年4月22日、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブが展開してきた「Tポイント」と三井住友フィナンシャルグループの「Vポイント」が統合し、新しいVポイントが誕生しました。新生Vポイントとポイント活動(ポイ活)について、ファイナンシャルプランナーの二宮清子さんにSBSアナウンサー新城健太が話を聞きました。

新城:まず今回の統合について教えてください。

二宮:TポイントはTSUTAYAをはじめとした15万5千店の加盟店で買い物をすると貯まり、Vポイントは三井住友カードを使うと貯まります。この2つが統合した新しいVポイントは日本最大級のポイント経済圏になりました。

新城:Tポイントはそんなに広く展開していたんですね。

二宮:TポイントとVポイントを連携して合算することもできますし、今まで通りTポイントとVポイントを別々に貯めて使うこともできます。

新城:TポイントをVポイントに置き換えて使うこともできますか?

二宮:はい、できます。

新城:利便性が高まっていますね。

二宮:そうなんですよ。Tポイントの商圏は広かったので、これまでVISAカードを使っていた人はメリットが増えたと感じると思います。

新城:新しいVポイントはどんなところで使えますか。

二宮:TSUTAYAをはじめ、新しくなった「青と黄色のVポイントマーク」がある15万5千店で使えます。ぜひ活用していただきたいと思います。

ポイント経済圏同士の競争激化!?

新城:新しいVポイントの誕生で、他の共通ポイントでもお得なサービスが始まりそうですか?

二宮:そうですね。いわゆる「楽天経済圏」、NTTの「dポイント経済圏」、ソフトバンクの「PayPay経済圏」、「イオン経済圏」、「au経済圏」に対抗して「Vポイント経済圏」ができました。

それぞれが商圏を勝ち取ろうと、さまざまなポイントプログラムが展開される可能性があります。Vポイントでは統合前の3月ごろから既にキャンペーンを始めていて、6月末までいろいろなポイントアップキャンペーンを実施しています。

新城:シェア争いが激しくなっているんですね。

税金がかからない「ポイント運用」はお得

新城:ポイ活が注目されていますが、何かコツはありますか?

二宮:最近、「ポイント運用」についてよく耳にするようになりました。ちょこちょこ貯まる小さなポイントを投資信託のように運用できるんですね。

最近はマーケット(市場)の状況が良いから気付くとまとまったポイントになっています。コンビニでちょっとお高いスイーツが買えるなど、贅沢ができるんです。

新城:へえー。

二宮:ポイント運用の利益を現金ではなくポイントで受け取る形なので非課税になります。

新城:ポイントだとリスクが低いように感じます。

二宮:そうなんです。資産運用のファーストステップとして検討する方も多いようです。

新城:将来の蓄えは自分で用意しなければいけない時代ですよね。

二宮さんはポイントを貯めてマイルに交換

新城:二宮さんがよく利用するポイントはありますか?

二宮:私は若い頃からANAのVISAカードの会員で、普段からポイントをマイレージに交換して利用してきました。いわゆるマイラーなんですよ。今回の統合でマイルがより貯めやすくなって喜んでいるんです。

新城:具体的にはどのようにポイントを貯めていますか?

二宮:クレジットカード利用はANAのVISAカードに一極集中させています。大体、年間100万円以上使うので、貯まったポイントを年に1回マイルに交換しています。

新城:私は携帯がNTTドコモなので、クレジットカードのdカード利用と「d払い」を意識しています。そうするとdポイントが月4000ポイントほど貯まるんです。

二宮:いいですね! 今はお金を使えば使うほどお得が生まれる状況になっているので、上手にポイントを貯めて使いたいですね。

新城:二宮さん、ありがとうございました。

※2024年5月6日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。
今回お話をうかがったのは……二宮清子さん
ファイナンシャルプランナーの資格を持つ2児の母。All About「家計簿・家計管理」マネーガイドを務め、身近なお金や家計について情報を発信中。

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