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サッカー静岡県高校総体、注目の選手たち【前編】FW大木悠羽(静岡学園)、MFキング栄志(藤枝明誠)、MF野沢康佑(浜名)

>>>サッカーの静岡県高校総体がいよいよ開幕!本命は連覇を狙う静岡学園、対抗馬は藤枝東か

サッカーの静岡県高校総体が5月11日開幕する。シズサカ編集部の独自視点で、大会を盛り上げてくれそうな注目選手を2回に分けて紹介する。

1回目は静岡学園のFW大木悠羽、藤枝明誠のMFキング栄志(エイジェイ)、浜名のMF野沢康佑。

静岡学園 FW大木悠羽(3年)


裏への抜け出しや相手DFとの駆け引きが持ち味のストライカー。新人戦からトップの定位置を確保し、決勝でも巧みな反転シュートを決めた。

中学時代は清水ジュニアユースでプレー。そのままユースに昇格することもできたが、全国高校選手権の優勝を夢見て静岡学園に。入学後の2年間でメンタル面も成長し「今年はチームのためにプレーすることを意識している」と力を込める。

今季のプレミアリーグは5試合1得点。チャンスのにおいを嗅ぎつけてゴール前に顔は出しているものの、点取り屋としての“違い”を見せるまでには至っていない。「決めきる力を」という川口監督の注文は、本人も十分に理解しているはず。溜め込んできたパワーを一気に吐き出すことができるか。

藤枝明誠 MFキング栄志=エイジェイ=(3年)


普段は辛口で知られる元Jリーガー松本安司監督も「個人スキルが高い」と認めるレフティー。深い切り返しのフェイントと正確なパスで守備網を切り裂き、チャンスを作り出す。

背番号は藤枝明誠のエースナンバー「9」。フォワード、トップ下、中盤両サイド…と攻撃的なポジションならどこでもこなす器用さを備える。177センチ、64キロと細身の体をしなやかに使い、タメをつくってチームの攻撃に変化をもたらしている。

父親はオーストラリア人。浜松市出身で、ホンダFCジュニアユースから藤枝明誠にやって来た。競争激しいチームの中で1年時からAチーム入りし、2年時に定位置を奪取した。スケールの大きいテクニシャンだ。

浜名 MF野沢康佑(3年)


古豪復活を期す浜名の主将で司令塔を担う。ポジションはトップ下。得意の左足はキックの種類も豊富で、長短のパスをちらして試合を組み立てる。

浜名の内藤康貴監督も「守備に課題はあるが、左足はモノが違う」と認める素材。相手の意表を突くプレーにこだわりを持つテクニシャンだ。

浜松市西区出身。小学時代はオイスカFC、中学時代はホンダFCジュニアユースでプレー。高校進学時に県中部の伝統校に心が揺れたこともあったが、最終的にホンダの仲間4人と地元の伝統校を選択した。

中学時代から県選抜に入り、今春も県高校選抜の一員としてポルトガル遠征に参加した。「自分にボールが入ったら、やれる自信はある。どう違いを見せられるか」。浜名が高らかに古豪復活を宣言した時、その中心にはきっとこの背番号8がいる。

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