ひきこもり基本法 自民議連が検討 8050問題で

 ひきこもりの人や家族の支援に関するシンポジウムが26日、国会内で開かれた。ひきこもりが長期化し、80代の親と50代の子が困窮する「8050問題」に対応するため、自民党議連が検討している基本法の骨子案が示された。
 ひきこもりの定義は「家庭にとどまり、他者との関わりが希薄」「日常生活に困難があり、社会から孤立」などの状態を想定。自治体に支援計画の策定など一定の努力義務を課すほか、相談支援、人材確保、民間団体との連携といった施策を盛り込むとしている。
 議連の田畑裕明事務局長は「(4月施行の)孤独・孤立対策推進法との関係を整理し、他党にも賛同を呼びかけていきたい」と話した。

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