熱海土石流 盛り土規制巡り意見交換 法案審査へ衆院委、市長らと

 衆院国土交通委員会は4日、熱海市伊豆山の大規模土石流を踏まえた政府の盛り土規制法案と、建設残土の追跡管理や置き場の確保を目的とした日本維新の会が提出した2法案の審査に向けて、市役所で斉藤栄市長や静岡県、国交省の担当者と意見交換した。

盛り土の規制について熱海市長らと意見交換する衆院国土交通委員会の委員=4日、市役所
盛り土の規制について熱海市長らと意見交換する衆院国土交通委員会の委員=4日、市役所

 会合は非公開。中根一幸委員長(自民)は終了後の取材に、「(伊豆山と同じような)災害を二度と起こしてはならない。意見交換で得た知見を生かし、法案審査を充実させたい」と述べた。
 盛り土を規制する都道府県の条例にはばらつきがあり、規制の緩い地域に土砂が投棄されやすいとの指摘がある。斉藤市長は「悪徳業者に対する抜け穴がないよう厳しい制度にしてほしい」と要望した。同委員会は、被災現場を視察した。

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