福祉、観光…知事に直言 御殿場で意見交換会

 川勝平太知事と地域住民が意見交換する「平太さんと語ろう」が26日、御殿場市山之尻の高根ふれあい広場・中郷館で開かれた。福祉や観光などの分野で活躍する市民代表3人がそれぞれの活動を紹介、知事に要望を伝えた。

川勝知事(中央)と意見交換する御殿場市民代表=同市山之尻の高根ふれあい広場・中郷館
川勝知事(中央)と意見交換する御殿場市民代表=同市山之尻の高根ふれあい広場・中郷館

 子ども食堂を手掛ける「ブラスマ委員会」の高田佐和子代表は、食堂がボランティアや保護者を含めた世代間交流の場になっていると説明し、「地域で子どもを育てることも大切ではないか」と話した。リゾート施設「御殿場高原時之栖」を運営する時之栖の加藤弘一朗営業部長は、さまざまな形で地域と関わる「関係人口」とのつながりをつくる機会を設けるよう提案した。
 熱海市で介護事業所を運営する「スルガケアサービス」の木村理絵副社長は大規模土石流発生後の住民の声を紹介し、「大きな機関と地域福祉の連携に課題がある」と指摘した。御殿場市消防団女性部長の立場も踏まえ「防災と福祉は一緒に考えることで力が発揮される」と訴えた。
 

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