プラごみ削減へ 浜松市役所本庁舎に給水器 マイボトル携行を推進

 浜松市は本年度、プラスチックによる海洋汚染抑制のため、ペットボトル製品を使わない庁内運動を始めた。このほどウオーターサーバーレンタルの「ウォータースタンド」(本社さいたま市)とプラごみ削減推進に関する協定を締結し、市内公共施設の給水機器を増やすなど、協力して運動の輪を広げていく。

庁舎内に設置されたマイボトル対応のウオーターサーバー=浜松市役所
庁舎内に設置されたマイボトル対応のウオーターサーバー=浜松市役所

 既に23日から市役所本庁舎に同社のサーバーを7台設置し、職員や来庁者がマイボトルで冷水を持ち運べるようにした。同社のサーバーは水道直結で、ボトル交換型より経費や輸送の環境負荷が抑えられるという。市は併せて庁舎のすべての自動販売機でペットボトルの販売を中止した。
 同社によると、4月のプラスチック資源循環促進法施行を機に、大手企業で脱ペットボトルの動きが加速している。市役所で藤田信吾環境部長と協定書を交わした同社の福嶋友宣東海支社長は「誰でも参画できる環境保全の取り組みとして、マイボトル携行運動を広げたい」と話した。

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