湖西「こさい(531)の日」 トヨタのものづくり、中3に特別授業

 湖西市は31日、市制施行50周年の「こさいの日」にちなみ、市内の中学3年生を対象にトヨタ自動車協力による特別授業を市アメニティプラザで開いた。生徒約500人が移動支援機器の乗車やレーシングカーの見学を通じ、先進技術やものづくりの楽しさに触れた。

移動支援機器に乗って操作する生徒=湖西市アメニティプラザ(写真の一部を加工しています)
移動支援機器に乗って操作する生徒=湖西市アメニティプラザ(写真の一部を加工しています)
レーシングカーを見学する生徒ら
レーシングカーを見学する生徒ら
移動支援機器に乗って操作する生徒=湖西市アメニティプラザ(写真の一部を加工しています)
レーシングカーを見学する生徒ら

 モビリティーブースでは、トヨタが昨年販売を始めた電動三輪車が並び、乗車体験が行われた。同社の社員から「長い距離を歩くのが大変な人が使うように開発した」と説明を受けた後、生徒は立った姿勢で乗車。最高速度6キロで、手元のアクセルとブレーキレバーを使い運転した。湖西中の堀颯真さん(14)は「簡単に操作できた。便利な技術だと思う」と関心を寄せた。
 世界ラリー選手権で使用されたレーシングカーも展示。アクセルを踏んだ際の爆音が響き渡ると、生徒は驚いた表情を見せた。
 アスリートと交流するブースでは同社のラグビー、バスケットボール、ソフトボール、パラスポーツの選手が講師を務め、各競技の体験をサポートした。
 市は市制50周年を迎えた今年、語呂に合わせて5月31日を「こさいの日」に指定。自動織機などを発明し、トヨタグループの礎を築いた豊田佐吉(1867~1930年)が湖西市出身であることなどから、トヨタの協力を得た。

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