縄文・弥生の暮らし体験 静岡・長田西小 火おこしに悪戦苦闘

 静岡市駿河区の長田西小で31日、県埋蔵文化財センターによる出前授業が行われ、6年生128人が縄文・弥生時代の暮らしについて学んだ。

火おこしを体験する児童=静岡市駿河区の長田西小
火おこしを体験する児童=静岡市駿河区の長田西小


 4クラスが順番に発掘調査や遺跡の講義を受けたり、石器の試し切りや土器分類、火おこしを体験したりした。
 児童は黒曜石を使って野菜を切り、石器の切れ味を確認。出土した縄文土器や弥生土器、須恵器の破片を見本の土器と見比べながら、時代ごとに仕分けた。火おこしは、グループで協力して、木と木の摩擦で火種をつくった。麻にのせた火種に息を吹きかけ、炎が立つと歓声が上がった。宇佐見里和さんは「煙は出たけど、火がつかなかった。昔の人はこんなに大変なことを毎日やっていてすごい」と話した。

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