多様な住民、どこ避難 防災学習 運営ゲーム挑戦 静岡安倍川中

 静岡市葵区の安倍川中の1年生が31日、防災学習の授業で避難所運営ゲーム「HUG」に挑戦した。

避難者の状況を踏まえて、適切な場所を話し合う生徒=静岡市葵区の安倍川中(写真の一部を加工しています)
避難者の状況を踏まえて、適切な場所を話し合う生徒=静岡市葵区の安倍川中(写真の一部を加工しています)

 グループごとに学校の体育館や教室の図面をレイアウトし、避難者カードをどこに配置すべきか考えた。
 個々のカードに「犬を連れた家族連れ」、「独居高齢者」や「障害者」などの情報が書かれている。生徒は避難者の多様さを実感しながら「高齢者は歩くのが大変だ」と思いやったり、十分なスペースがない中で「1人暮らしの人をどこに入れようか」などと話し合ったりしながら、適切な場所を探した。
 「余震に備えて落下しやすい物品がある理科室は立ち入り禁止にする」など、安全確保についても検討した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞