磐田市 御厨駅軸にバス路線検討 公共交通計画事業案を提示

 磐田市は1日、本年度の第1回地域公共交通会議を市役所で開いた。策定中の地域公共交通計画(2023~27年度)について、JR御厨駅を軸にした新たな幹線バス路線の検討などの事業案を示した。
 新規幹線バスは、JR御厨駅と福田地区・市立総合病院、JR豊田町駅と7月30日に開館する新市民文化会館「かたりあ」を結ぶ路線を想定する。市内8地区で運行するデマンド型乗り合いタクシーを補完する移動手段確保に向け、定年退職した人など地域の人材を活用した地域協働運行バスの導入支援にも取り組む方針。
 このほか、自動運転や人工知能(AI)といった先端情報技術を活用した次世代の移動サービス導入支援事業などを盛り込んだ。今後も同会議で内容を協議し、本年度中に計画を策定する予定。
 会議では、デマンド型乗り合いタクシー全路線の指定施設(目的地)に、かたりあを追加することが承認された。同タクシーの21年度利用状況も報告され、利用者数は全体で3万6536人(前年度比7535人増)だった。

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