高度な測量技術体験 児童が「歩測」挑戦 富士川二小

 静岡県測量設計業協会などでつくる「測量の日(6月3日)中部地区連絡協議会」の地図教室が1日、富士市の富士川二小で開かれた。4年生が地図作成に使われる高度な測量技術に触れた。

測量を体験する児童=富士市の富士川二小
測量を体験する児童=富士市の富士川二小

 児童は江戸時代に伊能忠敬が歩いて日本地図を作成した歴史を教わり、歩幅で距離を測る「歩測」に挑戦した。自分の歩幅の平均値を測り、十数メートル先の目印までに要した歩数から距離を計算した。測量機器と比較して歩幅の正確さを競った。
 機器と50センチの誤差が出た木原妃彩さん(9)は「速く正確に測れる今の技術の高さはすごい」と感心した。
 国土地理院中部地方測量部の担当者は同校周辺の地図を使って、地図記号の意味を説明した。

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