富士宮支局 国本啓志郎
くにもと・けいしろう 1996年、岐阜県岐阜市生まれ。2019年入社。整理部、社会部を経て、現在富士支局に勤務。かゆいところに手が届くような情報を届けられるように頑張ります。愛車のオートバイが映える写真スポットを探しています。
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消防車両 乗って触れて 富士宮市が展示場整備、11日から週末開放
富士宮市は同市原の白糸自然公園内に、消防車両展示場「宮っこ!消防わんぱーく」を整備した。11日から毎週末に一般開放する。現役を終えたばかりの消防車両の中を見学できる。 消防活動への子どもたちの関心を高めようと公園駐車場の一画に屋根付き展示場を設けた。3月まで火災・救急現場の最前線に出動していた普通ポンプ車と救急車が1台ずつ並ぶ。 10日の完成式典では、地元の保育園児が運転席に座ったり、装備に触れたりして楽しんだ。安藤佑槻君(6)は「いろいろな道具がたくさん載っている」と興味津々な様子だった。 菅原一朗消防長は「将来の消防職員や消防団員の確保につなげたい」と話した。 (富士宮支局・国本
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日米戦「勝負メシ」投票を 富士宮市職員有志がPR 女子ソフトボール開催記念
7月に富士宮市で開催予定の女子ソフトボール日米対抗戦に合わせた企画「富士山勝負メシ」を盛り上げようと、市職員のソフト・野球経験者ら30人が8日、市役所1階投票会場にユニホーム姿で集合して来庁者に投票を呼びかけた。 所属チームやプロ球団など自前のユニホームを着用し、試合さながらの野太い声で来庁者を迎え入れた。1票が投じられると、歓声を上げて盛り上げた。市役所野球部の朝夷啓さん(33)は「国際試合が間近で見られる貴重な機会を周知したいと考えた。ユニホームを着れば目立つかなと思った」と笑った。 勝負メシは料理とスイーツ計42品の候補から、各部門3品ずつ選定する。投票は6月2日まで受け付ける。
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迫力の流鏑馬 勇壮な姿、観客魅了 富士宮・浅間大社
富士宮市の富士山本宮浅間大社は6日まで、伝統の流鏑馬(やぶさめ)祭を実施している。ハイライトとなった5日の神事流鏑馬式では、駆ける馬上から射手が次々と矢を放ち、勇壮な姿で観衆を沸かせた。 鮮やかな装束をまとった小笠原流の射手が馬にまたがった。多くの観客の前で楼門前の馬場を次々に駆け抜け、約140メートルの走路途中2カ所に置かれた54センチ四方の的を目がけて矢を放った。2射目はつがえることさえ難しいとされるが、射手は揺れる馬上で静に弓を引いた。馬場の両側に陣取った大勢の観客がカメラを構え、的が射抜かれるたびに歓声を上げて拍手を送った。 同祭は1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、武運
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里見浩太朗さん 時代劇への思い語る 地元富士宮でトークショー
富士宮市出身の俳優里見浩太朗さんのトークショーが5日、地元富士宮市民文化会館で開かれた。里見さんは時代劇に進んだ経緯や役柄に対する思い入れを語った。 里見さんは富士宮北高3年時の就職活動で、地元金融機関を補欠合格となったことを明かした。職場に欠員が出るまで待機する期間、大学生活を満喫する同級生たちに刺激を受け親戚を頼って上京。当時は歌手を目指していたが、知らないところで東映ニューフェースに応募されたという。 「水戸黄門」では水戸光圀や助さん、「長七郎江戸日記」では松平長七郎といった数々の役を演じた里見さん。連日、撮影が翌朝まで続く多忙さだったが、「どれも忘れられない」と、思い入れを口にし
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断水と停電、キャンプで体験 富士宮・大岩3区 災害時の避難生活想定
富士宮市の大岩3区は4、5の両日、避難生活を模した防災キャンプを同区区民館で実施した。能登半島地震では断水と停電による不便な避難生活が長期化したことを踏まえ、区民やその親戚ら8グループ17人が電気と水道を使わずに過ごした。 それぞれ区民館広場にテントを広げて防災備蓄食を食べたほか、近くの井戸水を煮沸消毒して料理に使う体験も実施した。各自が持ち込んだ防災グッズを見せ合い、使い勝手など情報交換する姿があった。 参加者には市販の携帯トイレのほか、ポリ袋とペットシート、凝固剤をまとめた代替セットが配られた。深夜帯は寝起きのぼんやりとした状態で、道具の使い方が分からず苦戦した。一方、「凝固剤を入
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富士山望むこいのぼり 富士宮・潤井川 28匹が遊泳
富士宮市穂波町の潤井川左岸で3日、こいのぼり28匹が掲げられた。富士山を背に大小さまざまなこいのぼりが空を優雅に泳いでいる。5日まで。 こいのぼりの設置は地元の「穂波寄り合い処Qちゃん」と子供会「穂波ストロング」による4年目の取り組み。住民有志から募ったこいのぼりは模様も大きさも異なるが、潤井川のせせらぎを聞いているかのように悠々と揺らめいている。
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富士宮来訪記念に「宮ガチャ」 市の魅力発信、キーホルダー1600種超 全国広報コンクール入選
富士宮市公認のカプセルトイ「宮ガチャ」が、全国広報コンクールの広報企画部門で入選した。地元を盛り上げたい企業2社と市の思惑が合致し、昨年6月の開始から11カ月で26種類を作成した。富士宮を訪れた記念にガチャを回す人が増えている。 誕生のきっかけは、景品の少数生産が可能な企業と市のPRグッズを広告したい企業がそれぞれ市の窓口に相談に来たことだった。カプセルトイを活用したPR策を練っていた市と思惑がかみ合った。 ガチャ台は市内観光スポットやイベント会場に設置している。中身は市イメージキャラクター「さくやちゃん」のキーホルダーが軸で、絵柄は設置場所に合わせたデザインや催し限定仕様など通算で16
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紙製ワンちゃんとお散歩 猫や恐竜、さまざまな動物がお出迎え 富士で企画展
富士市の造形作家あしざわまさひとさん(50)による「おさんぽアート作品展&ワークショップ」が29日、富士市のロゼシアターで開かれ、小さな子どもたちが紙製の動物作品と散歩を楽しんだ。企画は同館展示室の稼働率が週の前半で低いことを受け初開催。子どもたちがアートに触れる機会を提供するために月1回ほど実施する。 作品は新聞紙で動物を形作って和紙を貼り、毛並みや肌感はアクリル絵の具で表現してある。足裏にキャスターが付けられていて、少しの力で簡単に動かせる。会場では犬や猫、恐竜などさまざまな作品が来場者を出迎えた。富士宮市から遊びに来た加納愛菜佳ちゃん(1)は「ちっちゃいワンちゃんが好き」と、気に入っ
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空きビル“再生” 交流空間へ 富士・吉原商店街 ホテル7月稼働 1階は宿泊者と住民 憩いの場
富士市の吉原商店街で、空きビルを改修してホテルにする取り組みが進められている。7月に本格稼働を予定し、1階はレセプションラウンジとして、宿泊者と商店街住民が交流できる空間を提供する。リノベーションを主導する富士山まちづくり会社取締役の鈴木大介さん(36)は「商店街で活躍する人のエネルギーを来訪者に見せられる拠点になる」と見込む。 改修中の物件は、商店街東部にある築60年前後の鉄骨4階建て延べ床面積約260平方メートルのビル。十数年前にキムチ店が閉店して以降は空室になっていた。 1階のラウンジは裏庭とつないだ半屋外の飲食可能な空間になる予定。地元住民も集まる憩いの場に仕上げ、宿泊者と住民が会話
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ネパール自治体と文化交流都市へ 富士宮市 8月にも締結方針
富士宮市は25日、エベレストに近いネパールのマンダン・デウプール自治体と世界遺産文化交流都市関係締結に向けて準備を進めていることを明らかにした。世界遺産の山を望む世界有数の観光地という共通点があり、山に育まれた文化の交流を図る。 マンダン・デウプール自治体は首都カトマンズから北東に約50キロで、観光地ナガルコットは世界最高峰エベレストなどヒマラヤ山脈を一望でき人気が高い。市によると、酪農が盛んなことなど類似点があり、互いの食文化紹介や学生のオンライン交流を見込む。観光客の受け入れ体制など共通の課題も情報交換する方針。8月11日(山の日)の締結を予定するという。 交流都市締結は、2月に同国のド
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霊峰背に熱狂乱舞! よさこい「あっぱれ富士」に900人出演
富士市内に春の到来を告げるよさこい祭り「あっぱれ富士」が20日、同市の富士総合運動公園などで開幕した。21日までの2日間で総勢約900人が富士山を背に熱のこもった演舞を繰り広げる。 県内外から42チームの老若男女が集結した。出演者は色とデザインを細部までこだわったオリジナルの衣装を身にまとい、鳴子を響かせながら躍動感あふれるパフォーマンスを披露した。チームの垣根を越えた「総踊り」では、迫力のある演舞で観客を熱狂の渦に巻き込んだ。 後藤啓輔実行委員長(30)は「世界一美しい富士山の麓で踊れる喜びを全員が感じている」と話した。 和太鼓演奏やダンスなども行われ、会場を盛り上げた。
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富士山 9日発生のスラッシュ雪崩 数年に1度の中規模
9日朝に富士山の大沢崩れで発生したスラッシュ雪崩で国土交通省富士砂防事務所は18日、富士宮市上井出の大沢遊砂地で補足した土砂の量について約12万立方メートル(速報値)と発表した。数年に1度の頻度で起きる中規模なスラッシュ雪崩だったという。 同事務所によると、目立ったスラッシュ雪崩は2021年3月に発生した過去最大規模約47万立方メートルの流出以来。土砂は標高約700メートルにある同遊砂地で止まり、下流域に被害はなかった。 スラッシュ雪崩は気温の上昇と降雨により、水を含んだ雪が土砂を巻き込んで流れ下る現象を指す。9日は富士山全域で未明から大雨が降った。午前8時20分ごろ標高約2100メート
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学芸員になりきり資料調査に集中 富士山かぐや姫ミュージアム 親子で仕事体験
富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで14日、博物館の仕事体験会が開かれた。市内の小学生の親子約30人が資料調査に挑戦し、学芸員の仕事の楽しさに触れた。 児童は市内で出土した縄文土器の拓本に取り組んだ。富士川サービスエリア付近にある破魔射場遺跡から出土した4000~5000年前の物とされる土器の破片に、墨をたたいて模様を紙に写し取った。富士南小5年の野口莉沙さん(10)は「説明が分かりやすくて楽しくできた」と笑顔で話した。参加者は古文書の解読や陶磁器の大きさ測定も体験した。同館職員は、調査結果を報告書にまとめていることも紹介した。
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富士山を背にススキ草原「火入れ」 富士宮・朝霧高原、景観と植生を維持
富士宮市根原地区の朝霧高原茅(かや)場で13日、恒例の火入れが行われた。景観保全と自然植生の復元を目的に、約52ヘクタールのススキの草原を焼いた。 根原区民や市消防団員ら約140人が静岡・山梨県境地点から南に歩きながら火を付け、風向きに注意しつつ作業を進めた。参加者は葉の付いたヒノキの枝「ハギリ棒」や放水機材で飛び火や残り火を消して回った。炎にまかれたススキが「バチバチ」という音を響かせて燃え尽きると、辺り一面の景色が黒一色に変わった。 同所のススキは文化財建造物の修復に用いられる。火入れは300年余りの歴史があるとされる。
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哀愁漂うモノクロ写真28点並ぶ 富士宮市役所で小林さん個展
富士宮市の写真家小林一久さん(69)は15日、個展「アトランダム」を市役所1階で始めた。19日まで。 現像の勉強で通った東京と横浜で撮りためた写真を中心に、3枚組で計28点を並べた。人々や街路樹、店舗前の置物などをモノクロで哀愁のある作品に仕上げた。富士市の工場群や流木にも焦点を当てた力作も展示した。 小林さんは「モノクロは被写体を見た心境を的確に表現できる」と話した。
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春を彩るミツバツツジ 富士宮市猪之頭 かれんな紅紫の花見頃
富士宮市猪之頭の古民家に咲く県指定天然記念物「猪之頭ミツバツツジ」の紅紫色の花が見頃を迎えている。古民家を管理する佐野友和さん(44)によると、14日あたりに満開になり、1週間ほど楽しめる見込み。 樹齢600年超で国内最大級だが、2022年の台風で根元が腐敗し、ピーク時の2割ほどしか花が咲かなくなった。弱る木の代わりに地域の有志で植えた庭の新木30本には多くの花が開き、来訪者の目を楽しませている。 花の評判が広まり、外国人の旅行団体が富士山観光の一環で訪れている。佐野さんは「猪之頭に注目してくれてうれしい。多くの人を呼ぶイベントを開催してみたい」と意欲を見せる。
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葉桜×菜の花×富士山 富士宮で「狩宿さくらまつり」
源頼朝の富士の巻狩りにちなんだ「狩宿さくらまつり」が13日、富士宮市狩宿の井出館周辺で始まった。国特別天然記念物「下馬桜」の見頃はすでに過ぎたものの、葉桜と菜の花、富士山の共演が来場者の目を楽しませている。 まつりの舞台では、市内で活動する団体が箏曲や日本舞踊、狂言など日頃の稽古の成果を披露した。菜の花畑のそばには茶席が設けられ、多くの家族連れが春の陽気を感じながらゆったりとしたひとときを過ごした。14日は舞台終了後、ふるまい餅を予定する。 井出館は巻狩りの本陣が置かれ、頼朝が馬をつないだとされる下馬桜は、樹齢800年を超える。開会前には曽我物語供養祭が執り行われた。 (富士宮支局・国本啓志
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富士山で「スラッシュ雪崩」 8日夜からの大雨影響【動画あり】
富士山西側上部の大沢崩れで9日朝、水を含んだ雪が土砂を巻き込んで流れ下る現象「スラッシュ雪崩」が発生した。国土交通省富士砂防事務所(富士宮市)によると、土砂は下流の砂防施設で止まり、被害は確認されていない。 午前8時20分ごろ、大沢崩れ源頭部の標高約2100メートル地点にあるカメラが土石流を捉えた。その後、断続的に流下が発生し、同12時ごろまでに落ち着いた。土砂は同市上井出の大沢川遊砂地(標高約700メートル)で止まり、以下は水が流れている。 スラッシュ雪崩は、雨に加えて気温の上昇に伴う融雪で山肌の流量が増えたことが原因で発生するとされる。富士山では8日夜から雨が降っていて、雪崩の最寄り
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移住体験の民泊、8月本格稼働 富士宮市地域おこし協力隊小田さん
富士宮市地域おこし協力隊の小田優斗さん(27)が、お試し移住ができる民泊の開業に向けて同市内房で空き家の改修を進めている。7日、関係者を呼んで内覧会を開いた。移住が体験できる施設は市内で初の試み。小田さんは「富士宮で暮らす良さを味わえる場所にしたい」と意気込む。 民泊は築50年ほどの2階建て住宅で8月から本格稼働を予定する。2階の2室を宿泊者に貸し、1階の和室はワークショップなどの空間にする。1日から1カ月前後までの滞在を想定し、最大10人まで同時に受け入れる。すでに大学生の地域研究系サークルから申し込みがある。 小田さんが地元農家や猟師と連携して宿泊者に自然体験の機会を提供する。芝川地
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桜の下で読書のひととき 富士宮で古本市
桜が見頃を迎えた富士宮市の富士山本宮浅間大社境内にある神田川ふれあい広場で7日、古本市で購入した本を屋外で楽しむイベントが開かれた。来場者は好みの本を探し、満開の桜の木の下で優雅な読書のひとときを過ごした。 市内で昨年から随時開催している一箱古本市「ふじのみや西町ブックストリート」の常連出店者ら29人が小説から絵本まで多様な書籍を並べた。 富士山と清流・神田川をめでる企画「ふじさん神田川テラス」の第1弾。今後は食や音楽をテーマに川沿いで開催する。主催するNPO法人まちづくりトップランナーふじのみや本舗の渡辺孝秀代表は「霊峰と清流に親しむ機会を定期的に提供したい」と話した。 浅間大社によ
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特産「内房たけのこ」求め行列 富士宮・稲瀬川でまつり
富士宮市内房地区の稲瀬川沿いで7日午前、「芝川日和 内房たけのこ・桜まつり」が開かれた。採れたての特産「内房たけのこ」を求めて静岡県内外から多くの来場者が集まった。 「内房たけのこ」は比較的軽めのあく抜きで食べられる特徴がある。内房小に設けられた内房筍生産組合のブースでは、販売開始を待つ行列ができ、用意した1300キロが数十分で完売した。 同組合によると、今年は例年より2週間ほど早い2月1日から出荷が始まり、生育は良好。市内から来た深沢和彦さん(79)は家族と14キロ購入した。「酢みそであえると、つまみに最高だよ」と、晩酌を想像して笑みをこぼした。 稲瀬川沿いの約400本の桜並木は見頃
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急患対応拡充へ一歩 富士市立中央病院 救急専門医を初配置
富士市立中央病院は4月から、救急専門医を初めて配置した。富士医療圏では、受け入れ病院の照会に6回以上または搬送先の決定までに30分以上かかる事態が長年の懸案。配置された医師は週1回の勤務で、救急搬送患者の迅速かつ適切な診断と治療に当たる。 市は東京慈恵会医科大救急医学講座の光永敏哉医師(39)の派遣を取り付けた。救急医療の講師を中央病院でも務めた経験がある。光永医師は、奇数週は木曜夜から宿直し、偶数週は金曜日の日中に勤務する。救急隊から容体の連絡を直接受け、診察や治療の優先度判定を行う。 初出勤の4日夜は平時と比較して2倍ほどの対応があったものの、搬送を30分以上待たせる事案はなかった
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花アート 華麗で独創的 アーティスト川崎さん 富士山本宮浅間大社に奉納
フラワーアーティストの川崎景太さん(65)=東京都=は4日、富士宮市の富士山本宮浅間大社に、花を写したびょうぶとフラワーアレンジメントの計4点を奉納した。作品は8日まで、楼門横に飾る。 びょうぶは「花の惑星」がテーマの二曲一双。生花を平面に並べて写真を撮り、びょうぶに刷る「花グラフィックアート」という川崎さん独自の技法で仕上げた。一つの円の中に多種をまとめて出会いを表現したほか、コスモスを軸とした円は過酷な生存競争を勝ち抜いた奇跡を演出した。川崎さんは「花の美しさとエネルギーを見て、いろいろな感情を抱いてもらえたら」と話した。 5日には川崎さんの妻ろまんさんらが境内で演奏会を開く。 (
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肌傷つけちゃだ「めぇ~」 富士宮・まかいの牧場入社式 新人3人、ヒツジの毛刈り初仕事
富士宮市のまかいの牧場で31日、入社式が行われ、2024年度新入社員の3人が初仕事としてヒツジの毛刈りに挑戦した。 3人は先輩社員から手ほどきを受け、ヒツジの〝衣替え〟を手伝った。やや緊張した様子で、ヒツジの肌を傷つけないよう慎重にハサミを入れた。春休みの週末で大勢の来場者が3人を見守り、今後の活躍を期待して拍手を送った。 学生時代の長期休暇に同牧場でアルバイトをした大久保舞由稀さん(20)=富士宮市出身=は先輩社員の明るい雰囲気が入社の決め手になったといい「私も来場者に楽しんでもらえるような接客を頑張る」と決意を新たにした。 馬飼野公洋社長は「(毛を刈ってさっぱりした)ヒツジのように
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富士宮市民文化会館 改修前最後の発表会 利用団体、展示や舞台披露
4月から改修工事に入る富士宮市民文化会館で29日、利用団体による休館前最後の合同発表会「また会いましょう!フェスティバル」が始まった。31日まで、展示や舞台発表で改修前の建物との思い出を振り返っている。 同会館を長年利用する市民団体や自主講座の生徒が、華道や縫製作品などを展示している。30、31の両日は大ホールでカラオケサークルやオカリナのクラブが日頃の練習の成果を披露する。 2026年に利用を再開する予定。利用団体は工事期間、市内の交流センターや公民館で活動する。 1階の練習室で20年ほど活動してきた服飾同好会のフリーレース研究会は、成果発表を初めて同会館で行う機会になった。鈴木智子
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10年後の富士宮、あるべき姿は 「未来創造塾」人口減少など議論
富士宮市の将来を考える「未来創造塾」がこのほど、市役所で開かれ、市職員と中小企業経営者計40人が10年後の富士宮の目指すべき姿を話し合った。人口減少社会を踏まえ、地域愛を育む環境の整備が共通意見に挙がった。 市によると、ここ10年の出生数の低下速度は全国平均よりも速い。参加者は七つのグループに分かれて人口減少する将来の懸念を整理した。労働人口不足に危機感がある参加者は、Uターン就職をPRする必要性を訴えた。公共交通の維持が難しい昨今を踏まえ、市が観光目線で進めているe-Bike(高性能電動アシスト付き自転車)を市民の移動手段に転換させ、生活の利便性向上を期待する意見もあった。 市は202
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富士山噴火備え避難マップ 富士宮市、配布開始
富士宮市は27日までに、富士山噴火時を想定した避難行動マップの市内全戸配布を始めた。噴火警戒レベルが引き上げられた場合にとるべき行動を、地区ごとに分類して掲載した。 マップは3月付で改めた市富士山火山避難計画に基づく。地図上に火砕流と噴石の到達範囲を記したほか、第1~6次の避難対象エリアを色分けした。1、2次エリア全員と3次の要支援者は噴火前から警戒レベルに応じて車での避難が必要で、その他は噴火後に状況を見て徒歩で避難することを記した。 噴火時の避難に関する基本的な考え方も盛り込んだ。溶岩が流入しやすい川沿いは避けて直交方向に逃げることや、避難情報の入手方法を載せた。 同市は溶岩流が1
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高齢者保護で感謝状 井上さん(富士宮一中3)
富士宮署は27日、車道に座り込む高齢男性を保護したとして、富士宮一中3年の井上香信さん(15)に署長感謝状を贈った。井上さんは動こうとしない男性を粘り強く説得したといい、「介護ボランティアの経験が生かせた」と振り返った。 井上さんは7日夜の塾帰りに、JR富士宮駅周辺の車道に座り込む90代の男性を見つけた。交通事故の危険を心配して声をかけ、最寄りの交番まで付き添った。男性は無事に家族と合流して帰宅できた。 男性は井上さんが声をかけた当初、車道上を自宅内と誤認していたとみられる。井上さんは家族の話をじっくりと聞き出すなどして信頼関係を築いてから、男性に立ち上がるよう促した。 井上さんは介護
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認知症ソフトボール、富士宮で全国大会 工藤公康さん視察、声援送る
認知症の人と家族、支援者らを対象にした全日本ソフトボール大会「Dシリーズ」が24日、富士宮市の静岡県ソフトボール場(富士山スタジアム)で開かれた。2022年度に厚生労働省の認知症普及啓発事業に取り組んだプロ野球ソフトバンク元監督工藤公康さんがサプライズで登場し「認知症の人が自分のできる範囲で精いっぱいプレーして、支援者も一緒に楽しめている」と評価した。 「Dementia(認知症)」の頭文字を冠した同大会は2014年に富士宮市で始まった。5年ぶり8回目となる今回は12都府県の選手50人が2試合を行った。鋭い打球を放つ猛者から捕球に苦労する選手までプレーぶりはさまざまだが、ボールを懸命に追
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道の駅「朝霧高原」新装 全天候型、物販スペース拡大 富士宮
富士宮市根原の道の駅「朝霧高原」のリニューアル工事が完了し、地場産品の販売エリアなどを全天候型に拡充した。23日には記念イベントが開かれ、隣接するあさぎりフードパークとともに多くの来場者が買い物を楽しんでいる。 再整備で物販スペースの面積が約20%拡大した。屋外にあった地元野菜の陳列棚が屋内に収容され、土産物エリアと一緒に買い物を楽しめるようになった。 食堂のテラス席には壁と屋根を設けたほか、屋内に大きな窓を備えて富士山の眺望を確保。気温を問わず食事ができるようになり、総座席数は26席増えた。老朽化した床も一新され、明るい雰囲気が戻った。 イベントではみぞれが降る寒さの中、地元野菜の
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富士宮の家康公用水発電所 白基調にデザイン一新 地域の憩いの場目指す
東京発電と東京電力エナジーパートナーは、世界かんがい施設遺産の北山用水を利用した小水力発電所「家康公用水発電所」(富士宮市北山)の外観を白色を基調とした近代的なデザインに一新した。 同発電所は2019年9月に運転を開始した。出力は158キロワットで、年間発電量は一般家庭約300世帯分に相当する。電力は静岡銀行の富士宮市内と近郊の計9店に供給され、電力に関してはそれぞれの二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする。 改装では施設を囲う建屋や壁を格子のような直線的な意匠としたほか、出入り口をガラス扉に変更。外からいつでも設備の様子を見ることができる。改装を機に名称を「しずぎんアクアエナジーパ
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ソフト公式戦、静岡県内初の審判4人全員が女性 全国高校女子選抜で実現
富士宮市の県ソフトボール場(富士山スタジアム)などで行われている全国高校女子ソフトボール選抜大会は17日の第2試合で、4人の審判を全て女性が務めた。女性の審判だけで試合を進行するのは、県内のソフトボール公式戦で初めて。球審を務めた峯田起見さん(50)=静岡市清水区=は「女性の試合を女性が裁くことが当たり前になる未来への第一歩になった」と振り返る。 4人の女性審判が裁いたのは浜松市立と習志野(千葉)の一戦。本塁のクロスプレーは大きなポーズと声でアウトを宣告。きわどいタイミングも堂々と判定し、円滑に試合を進めた。峯田さんは「判定一つで選手の人生を左右するかもしれない責任がある。この奥深さとやり
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全国高校女子ソフト大会開会式で3人搬送 貧血やけいれん訴え 富士宮
15日午後3時45分ごろ、富士宮市の静岡県ソフトボール場(富士山スタジアム)で行われていた全国高校女子ソフトボール選抜大会の開会式で、選手3人が貧血やけいれんなど症状を訴え、救急搬送された。同市消防本部によると、いずれも軽症とみられる。 開会式は午後3時に始まり、関係者のあいさつが行われている途中、立てなくなった選手が列から運び出された。式典終了後に救急車が球場内に入り、他の選手らは心配そうに見守った。 静岡地方気象台によると、最寄りの富士市にある観測点の最高気温は16・9度と3月下旬並みだった。大会事務局は「日差しが強かったことや、長距離移動に伴う疲労などが原因かもしれない」との見解を
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若者の挑戦を応援 富士宮に拠点 市が駅前に整備へ
富士宮市は2024年度、若者のチャレンジを支援する施設をJR富士宮駅前に整備する。熱意ある若者向けに活動と交流の拠点を設け、地域コミュニティーの活性化を図る。このほど10~20代の若者が施設での活動のアイデアを出し合った。 施設は市が寄付を受けた同市中央町の4階建てビルと隣接する空き地で構成され、8月にオープンを予定する。1階のガレージはイベント会場を想定し、2階の住居部分は打ち合わせスペースと見込む。3、4階は今後の需要調査で活用方法を決める。 市は中心市街地で富士宮駅から徒歩1分の好条件にある施設を、若者を地域住民や企業と結びつける拠点として活用する方針。市地域政策推進室の担当者は「関係
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ゴルフ客にお薦め観光は 富士宮市がモニターツアー インスタグラマー投稿、反響調査
富士宮市はこのほど、ゴルフを主眼に置いた観光のモニターツアーを2日間にわたって実施した。女性インスタグラマー5人にプレーの様子や市内散策を投稿してもらい、ゴルフを入り口とした観光需要を調査する。 参加者は初日に市内のゴルフ場でプレーと撮影を行い、2日目は市内でさまざまな体験に臨んだ。浴衣で富士山本宮浅間大社を参拝したほか、富士宮やきそばの店で食事を楽しむなど、富士宮を満喫している姿を撮った。 同市のゴルフ場は、首都圏から近くて日帰りで楽しめる利点がある。一方で、宿泊する必要がなく、滞在型観光に昇華できていない課題がある。モニターツアーは市の首都圏シティセールス推進の一環として開催した。数万人
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富士宮市 気軽な出会い、結婚応援 第1弾は6月、ケーキで交流
富士宮市は少子化対策として2024年度、男女の出会いや結婚を応援する事業を強化する。出産と子育てにつながる婚姻件数は市内で減少傾向。市は事業の幅を熱心な婚活から気軽な出会いまで広げて未婚者の多様な要望に応え、出生数の向上を図る。 市によると、2023年の日本人出生数は600人だった。10年前の1098人と比較して54・6%まで減少している。婚姻件数は21年が432件で、19年から97件減るなど、右肩下がりになっている。 市は状況を深刻に受け止め23年に少子化対策推進本部を庁内に設けた。市政モニターからは、子育て支援は充実しているが、出会いの場が足りないとの意見が上がっている。夜の中心街に
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高校生の新規事業審査会 安藤さん(星陵2)グランプリ けが・病気の人向け衣料品サイト企画
高校生が新規事業を考え提案する審査会「高校生Ring」(リクルート社主催)で、富士宮市の星陵高2年安藤花桜さん(17)=富士市=の提案した「ユニバーサルクローゼット」がグランプリに選ばれた。けがや病気で服装に制限がかかる人に向けて作られた衣料品専門の販売サイトを企画した。 企画したサイトは、片手でも扱いやすいファスナーを使用した服や、医療器具を収納するポケットがある服などを扱う。利用者にそれぞれの身体的特徴に合わせた衣類の情報を提供する。収益は販売元から手数料を徴収する仕組み。商品掲載によって顧客が開拓でき需要の発掘も可能だと、販売元が登録する利点を保証した。 安藤さんは持病の自己注射を
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能登に届け 3776個の竹灯籠でエール 富士宮
富士宮市原の平成棚田で10日夜、「富士山白糸平成棚田祭り」が開かれた。富士山の標高にちなんだ3776個の竹灯籠が棚田を照らした。 本部前の田んぼでは、竹灯籠が富士山の形と「ガンバローのと」の文字に並べられた。1月の能登半島地震で被災した人々に思いを寄せた。花火が打ち上げられ、多くの住民が寒空の下で幻想的な雰囲気を楽しんだ。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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デザイン再現性に活路 アミノ(富士宮市)/網野雅章社長【キーパーソン・最前線】
プレス加工機を製作し、国内外の主要自動車メーカーに卸している。成形の幅を広げる独自技術の開発に力を注ぎ、限定車種などの外板パネルの細かなデザインへの対応を可能にしてきた。多様でニッチな要望に応える機械を追求する。 ―強みの技術とは。 「対向液圧成形法は素材にかかる負荷が従来のプレスよりも均一になり、深さを出せる。車体デザインの自由度が大幅に向上した。金型不要のダイレスNCフォーミングも編み出した。データ処理で成型の微調整ができ、メーカーの試作品製作に適する」 ―自動車業界が変革期にあると言われる中、どのような立ち位置を目指すか。 「市場が縮小したとしても、車好きの熱量は落ちないはず。
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キャンプで一夜 自信に 外出増やすきっかけづくり 肢体不自由児、家族と体験 富士宮市
静岡市内で肢体不自由児の保護者向けサロンを運営する団体「ハナソ」はこのほど、家族でキャンプを体験するイベントを富士宮市内で実施した。6家族がテントで1泊して野外活動の楽しさに触れたほか、災害など緊急時の対応も考えた。 富士宮市上井出のキャンプ場「グランレガロあさぎり」を貸し切り、全国から集まったキャンプ活動の支援者らと一夜を過ごした。車椅子に乗った子どもたちはまき割りを専用の器具で体験し、たき火であぶったマシュマロを味わった。 ハナソの小出静香共同代表(39)によると、肢体不自由児を連れていると配慮が行き届いた施設を選ぶ傾向になるという。「アウトドア活動を完遂できた経験を自信に、外出機会
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e―Bikeで富士宮を巡ろう! 1泊2日ツアー4月開始 「体験」と「食」で朝霧高原を満喫
富士宮市の若手農業者や移住者による朝霧高原地域活性化プロジェクト「キャン×スポ@あさぎり」は4月から、e―Bike(高性能電動アシスト付き自転車)ツアーの宿泊プランを同市の「富嶽温泉花の湯」で始める。e―Bikeで市北部の特産品産地を案内し、訪れた場所の食材を使ったコースディナーを提供する。体験と食の一体化したコンテンツとして、朝霧高原の恵みを発信する。 プランは1泊2日で、初日は4時間ほどかけて市内を巡る。富士山本宮浅間大社や白糸ノ滝といった観光名所を押さえつつ、市が生産量日本一を誇るニジマスの養鱒場やイチゴ農園などに立ち寄る。花の湯での夕食は、ニジマスや朝霧高原産の豚肉を使
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「ふわふわ」ニジマスに夢中 富士宮、生産量日本一PR 料理提供や釣り大会
富士宮市が生産量日本一を誇るニジマスのPRイベント「にじます祭」が3日、同市の富士山本宮浅間大社境内の神田川ふれあい広場で開かれた。料理の提供や釣り大会など多彩な催しを通して、来場者は市の魚に親しんだ。 ニジマスの塩焼きや身をふんだんに入れた「富士山ちゃんこ」などの料理が振る舞われた。焼きたての串を手にした富士市の萱田蒼士君(6)と智帆ちゃん(3)のきょうだいは「ふわふわでおいしい」と喜び、夢中で食べ進めた。 市などがニジマスの個体増に向け進める「育て鱒(ます)ター」活動には過去最多の580人と58団体が参加した。自宅で約1カ月間、卵から大事に育てた稚魚を神田川に放流し、「大きくなったら
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日米ソフト7月静岡県開催 富士宮・富士山スタジアム、26年ぶり国際試合
日本ソフトボール協会は27日、女子日本代表が7月6日に富士宮市の静岡県ソフトボール場(富士山スタジアム)で日米対抗の第2戦を行うと発表した。富士山スタジアムでの国際試合は、1998年の世界女子選手権以来26年ぶり。 日米対抗は全3試合。7月4日にバンテリンドームナゴヤ(名古屋市)で開幕し、最終戦は同8日の横浜スタジアム(横浜市)に決定した。関係者によると、富士山スタジアムは両球場の中間に位置し、選手の移動にかかる負担を軽減できることが選定理由の一つになったとみられる。 富士山スタジアムは、内野が黒土、外野が天然芝で両翼70メートルのソフトボール専用球場。内野スタンド3千席と外野芝生席2千
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記者コラム「清流」 ヘルメットに気軽さを
年始の実家で80代の祖母と母が口論になった。自転車で転倒し骨折した過去があり、乗せたくない母と、まだ乗りたい祖母の主張は折り合わなかった。ヘルメットも話題になったが、祖母は拒んだ。理由は「ダサいから」。一理ある。スポーティーな見た目は、ゆっくりと走るママチャリ高齢者に似合わない。 各自治体が購入補助金を始めているが、わが家は価格以上にかぶろうと思える理由と契機がほしい。2月上旬に行われた富士宮駅伝で、警察官チームがヘルメットをかぶって走り、沿道の注目を集めた。着用は努力義務だと堅く広報するよりも、親近感を抱いた観客は多かっただろう。 調べれば、帽子のようなかわいらしい仕様の商品も売ってい
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日本酒の違い、根源探る 同じ米、こうじ、酵母使い全国の蔵で製造 富士宮・高砂酒造も参加
富士宮市の高砂酒造など全国各地の日本酒9蔵と焼酎2蔵が共同で、酒の味や香りの違いの根源を探っている。全酒蔵が同じ米とこうじ、酵母を使って醸した純米大吟醸酒と焼酎が3月上旬までに出そろう。水や製法の違いが完成品にどのような影響をもたらしたのかを確かめる。 日本酒が千差万別と言われる理由に迫ろうと、企画を東海、甲信越、中国、四国地方の酒蔵で2022年に始めた。今回の仕込みは第2弾。前回23年に完成した純米大吟醸酒で、素材は同じでも味が異なることが分かった。高砂酒造の杜氏(とうじ)小野浩二さん(63)は「違ったのは水と仕込み方。各蔵の風土や哲学が味に影響したのだろう」とみる。 今回は酵母を変
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プリン愛あふれ 熱気 富士宮で初まつり 食べ比べ堪能
富士宮市内の20店自慢のプリンが一堂に会する初企画「ふじのみやプリンまつり」が25日、同市の富士山本宮浅間大社境内の神田川ふれあい広場で開かれた。プリンを一つでも多く手に入れようと静岡県内外から多くの来場者が詰めかけ、長蛇の列を作った。雨の中、会場はプリンを愛する人の熱気に包まれた。 市内産の卵か牛乳を使うことを条件に、むかしながらの焼きプリンから、牛乳のうまみを強調したなめらかな一品やチョコレート味など、各店の特徴が現れたプリンが集まった。 当初用意した約5千個は1時間程度で完売。実店舗から商品を補充しても瞬く間に売り切れる盛況ぶりだった。沼津市の会社員渡辺大介さん(45)は仕事仲間と
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霊峰 いつも心に 世界遺産「富士山の日」、各地で催し
静岡、山梨両県が条例で「富士山の日」と定める23日、各地でイベントが開催された。雨で山体は望めなかったものの、世界文化遺産登録10周年で迎える記念の日をさまざまな企画で祝った。 富士宮市のイオンモール富士宮では、ブロック玩具で富士山を作る体験が子どもたちの人気を集めた。青色と白色で山体を忠実に再現したり、黄色などでカラフルに仕上げたりと、手のひらサイズの霊峰づくりを楽しんだ。 山梨県甲府市では「富士山の日フェスタ2024」が開かれ、川勝平太知事と山梨県の長崎幸太郎知事が出席し、富士山の価値を未来に継承することを確認した。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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霊峰テーマに小中生が情報紙 富士宮「ミソラ」第2号 「富士山の日」に発刊
富士宮市の小中学生が手がける地域情報紙「misora(ミソラ)」は、富士山がテーマの第2号を富士山の日の23日に発刊した。山麓の暮らしや大自然の恵みを生かした特産品を26人の子ども記者が取材し、記事にまとめた。 記者たちは豊富な湧水に注目した。市内の養鱒場や茶園を取材し、同市が生産量日本一を誇るニジマスの特徴や、伏流水で育った茶のおいしさの理由を教わった。伏流水を使ったピザが人気の店では、生地作りから密着して店主のこだわりに迫った。 A4判20ページの冊子には宝永山登山などの体験談も記事に盛り込んだ。写真とイラストをふんだんにちりばめ、華やかに仕上げた。現場での驚きや感動は、取材で得た
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富士宮東高の定時制3年生 一発書き大作 書道パフォーマンス「力合わせて」
富士宮市の富士宮東高定時制3年生14人は20日夜、書道パフォーマンスを同校で公開した。1948年の定時制設置から初めての試みで、生徒は一発書きの作品を関係者が見守る前で完成させた。 縦約2メートル、横約5メートルの紙に、ロックバンド「ONE OK ROCK」の人気曲「We are」の和訳をしたためた。筆を持つ手が震えた生徒もいたが、曲が終わるまでに全員が担当の文章を書き上げた。 パフォーマンス実施のきっかけは、県東部の定時制高校合同の文化祭で好評だった書作品。教諭からの提案もあり生徒は「記念に大きな作品を皆で残そう」と団結した。書道の授業で計2回の全体練習と個人練習を積み、本番に臨んだ。
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富士宮市根原地区 住民つなぐ「ヤナギ飾り」のどんど焼き【わたしの街から】
全国各地で年始の風物詩となっているどんど焼き。富士宮市北端の根原地区には県内でも珍しい「ヤナギ飾り」が作られる。飾りは山梨県内で現在も続く地域があり、かつて甲斐国の関所があった根原地区まで伝わった可能性がある。防火などの願いを込めたヤナギ飾りの風習を集落の住民たちが守っている。 ヤナギ飾りは、高さ10メートルほどの御神木の中心あたりから色紙で装飾した幅約3センチの竹材を垂らした物。上部は三つまたで日の丸の扇が取り付けられる。竹がヤナギの枝のようにしなる様から名付けられたとみられる。根原のどんど焼きは1月14日に固定されていて、飾りの用意は1週間前と決まっている。男性が竹割りなどの力仕事
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おにぎり並べ富士山表現 85人で776個握る 富士宮市柚野
地域住民がおにぎりを並べて富士山の形をつくる企画が17日、富士宮市の柚野公民館で行われた。子どもから高齢者まで85人が手分けして776個のおにぎりを握り、山体を表現した。 地域で育てた米25升を使い、2時間ほどかけて用意した。富士山の冠雪部分はラップで包んだおにぎりを並べ、樹林帯はのりを巻いて表した。麓には地元産のミカンを敷き詰めた。 本物の霊峰は雲に隠れて見えなかったが、参加者全員でおにぎりの富士山を囲んで写真に納まった。30個近くこしらえた柚野小4年の興津ねねさん(10)は「きれいな三角形を意識して握った」と、出来栄えに胸を張った。 企画は富士山の日(2月23日)に合わせて地域の親
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静岡人インタビュー「この人」 社会人サッカー「岳南Fモスペリオ」のコーチに就任した 平岡康裕さん(静岡市駿河区)
サッカーJリーグ清水エスパルスやベガルタ仙台でディフェンダーとしてプレーした。愛媛FCで昨季に引退を表明し1月、富士、富士宮両市が拠点で社会人東海1部リーグ所属の「岳南Fモスペリオ」のコーチに就任した。将来的にJリーグ入りを目指すクラブの底上げと意識改革を任される。富士宮市出身。37歳。 ―就任の経緯は。 「同学年でプロでも対戦した赤星貴文ゼネラルマネジャーから誘いを受けた。世話になったクラブに恩返しをしようかと考えていたところだったが、地元のクラブが強くなってより大きな舞台に駆け上がる将来像に面白さを感じた」 ―どんな指導者を目指すか。 「19年間のプロ生活で培った経験が伝えられる
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富士宮市 小規模森林整備補助金 災害の芽摘む一歩に【2024 注目予算】
富士宮市西部、上柚野地区を流れる柚野布沢川。上流の山あいには無数の倒木が横たわり、大雨などの増水時に水の流れをせき止めかねない。山を所有する佐野良彦さん(84)は数年前まで自力で手入れをしてきたが、作業中に転倒して負傷し、管理ができなくなった。「荒廃が進んで災害が起きないか」と懸念する。 市によると、民有林は1ヘクタール未満の小規模森林が52・5%を占め、うち67・2%が個人所有。現状では国や県の森林保全に関する補助金では1ヘクタール未満は対象外とされ、市は2024年度から1ヘクタール未満の森林整備に独自の補助金を交付する。 経費の5割を上限50万円で補助する。公益性の高い整備が期待され
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火山灰斜面 走れる車は? 富士山噴火時に出動 適正車種見極め 富士宮で体験会
富士山の噴火を想定し、火山灰が積もった斜面を車両で走行する体験会が14日、富士宮市上井出の大沢川扇状地ストックヤードで開かれた。国土交通省や警察など災害時に出動する機関が臨んだ。二輪駆動車の中には途中で動けなくなる車種があった。 坂道は1707年の宝永噴火で堆積した粒の粗めな火山灰と、粒の細かな鹿児島県桜島の火山灰の2種類を設けた。勾配12%(約6度)の30メートルで、10センチ積もった想定で行った。 SUVやセダン、ワンボックス車などさまざまな車種が坂を登った。前輪駆動車は総じてタイヤの空転が目立ち、1メートルほどしか進めない軽自動車もあった。一方で、力強く登った車両の多くは四輪駆動だった
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富士宮駅伝 駒沢大3大会ぶりV 184チームたすきつなぐ/地元警察ランナーも出場
第74回富士宮駅伝競走大会(富士宮市、市教委、NPO法人市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、市内で開催された。駒沢大が3大会ぶり2回目の総合優勝を飾った。 職場の同好会から中高生といった幅広い世代の計184チームが市内を駆け抜けた。コースは市役所を発着点に市街地を抜けて市北部の白糸ノ滝で折り返す全6区間32・7キロ。高低差370メートルと、坂道の攻略が鍵になった。 駒沢大は序盤から2位を保って好機をうかがった。最終6区の唐沢拓海選手が区間新記録の力走で神奈川大Bを抜き、最初にゴールテープを切った。 各部門の成績は次の通り。 一般 (1)駒沢大(2)神奈川大B(3)
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富士川の舟運 紙芝居に 富士宮市女性連 3月上演 入念に読み合わせ
富士宮市地域女性連絡会が毎年恒例で制作している郷土史紙芝居が完成し、3月の上演に向けて練習を重ねている。6日は全員が市総合福祉会館に集まって読み合わせた。今回は江戸時代の物流を担った「富士川の舟運」を取り上げ、当時の生活を解説する。 メンバーは日本三大急流に数えられる富士川に船を通した理由に迫った。資料集めと台本作りに半年かけ、20分ほどの物語を作った。山梨県の鰍沢から富士市の岩淵まで約72キロを高瀬舟が半日で下り、帰りは4、5日かけて上るルートは危険で過酷だった。それでも米や塩を運ぶ貴重な手段だったことを、紙芝居に描いた。 同会による紙芝居作りは39年目。土屋善江会長は「舟運の歴史は紙
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全国高校サッカーV青森山田で活躍 富士宮出身の後藤さんが市長に報告
富士宮市の白糸小から青森山田中・高に進学し、年末年始の全国高校サッカー選手権で優勝した3年後藤礼智さん(18)はこのほど、富士宮市役所に須藤秀忠市長を訪ね、栄冠を手にした喜びを語った。大会通算1ゴール1アシストと貢献し「憧れの舞台で目標をかなえられた。青森山田に行って良かった」と笑顔を見せた。 ミッドフィールダーの後藤さんは全試合に途中から出場した。初戦の2回戦では飯塚高(福岡県)を1点差で追う後半34分、右サイドを抜け出してクロスを上げ、同点弾を演出。PK戦の末に勝利し、初戦敗退の危機からチームを救った。近江高(滋賀県)との決勝では後半33分からピッチに立った。 後藤さんは「絶対的王者
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初接客で貴重な経験 富士宮の児童、出張商店街に参加
富士宮市の新稲子川温泉ユー・トリオで3日に開かれた「出張商店街」で、地元稲子小児童の希望者が初めて運営ボランティアに加わった。校区に商店が少なく、販売の手伝いなどは児童にとって初めての経験になった。商店街から離れた土地に買い物の場をつくるために始まった恒例行事が、過疎地域の児童に職業体験の機会を与えている。 10人ほどの児童が、商店主の横に立って接客の雰囲気を味わったほか、抽選会では景品を渡す係を担った。大人と接することに慣れていない児童は視線を落とす時間が長かったが、店主らの励ましを受けて「いらっしゃいませ」と声を絞り出した。5年の望月心遥さん(11)は「お客さん相手に仕事をしている父の
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一般会計最大 527億円 富士宮市 予算案 子育て支援継続
富士宮市は1日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比8・6%増の527億円と過去最大で、初めて500億円を超えた。仮称・富士根交流センター建設や学校改修など工事が重なったことが増額に影響した。公園整備などを継続し、子育てしやすい環境づくりを進める。 一般会計の歳入は、柱となる市税が210億8600万円で前年当初比1・9%の増額とした。施設工事といった大規模事業が重なって投資的経費が増え、過去最大となった財政調整基金20億円を含む繰入金は同42・3%増の36億7700万円とした。 市内4カ所目で最大規模となる仮称・富士根交流センターの建設には6億5400万円を充てた。7月に着工
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富士宮活性化へ観光戦略提案 eバイク×キャンプ 黒板に店舗情報… 東洋大ゼミ生 4班の18人が研究成果
東洋大国際観光学部の佐野浩祥教授(都市工学)=富士宮市出身=のゼミ生は29日、観光資源を活用した地域活性に関する研究報告会を市役所で開いた。学生は市北部の豊かな自然や中心市街地の商店街に焦点を当て、住民と来訪者それぞれの満足度を高める案を発表した。 ゼミ生18人は市内で昨年4月から、四つの班に分かれて個別の視点からアンケート調査や実証実験に取り組んだ。市などが推し進めるe‐Bike(高性能電動アシスト付き自転車)レンタル事業に注目した班は、キャンプ道具を載せて走る体験「バイクパッキング」を提案した。キャンプ地までの移動自体に楽しめる価値を付け、市北部の散策を促せるとした。 商店街に目を向けた
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富士・後藤さん 療養先の蒲原総合病院で絵画展 病室で創作 院内に彩り
入院とともに一度は手放した画用紙に再び手を伸ばした。富士市の共立蒲原総合病院で2年余り療養を続ける後藤一成さん(67)=同市=だ。食事と着替えの時以外はずっと画用紙と向き合うほどに没頭し、昨年10月から病室で描きためた作品は60点を数える。体を起こすことすら一苦労な状態の後藤さんだが「描いている時が楽しくてたまらない」と目を輝かせる。12月末から院内で2度目となる個展を始めた。 美大出身の後藤さんは塾講師を定年退職するまでの約40年間、絵を描くことから遠ざかっていた。障害者福祉施設で自閉症の子どもたちに絵を教える機会を得たことから、アクリル画の制作を始めた。しかし、体調を崩して2021年9
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避難所のペット受け入れ 設営キットで空間づくり体験 富士宮で勉強会
避難所でのペット飼育管理に関する勉強会が27日、富士宮市役所で開かれた。市内の指定避難所に配備しているペットスペース設営キットを使い、飼い主と災害時動物愛護ボランティアリーダー計約40人が、避難者に同行するペットの受け入れ体制構築を体験した。 市は2023年7月、全44の指定避難所にキットを設けた。雨風をしのぐブルーシートや軍手、ごみ袋、名前を識別するための筆記用具などが入っている。 ペットスペースは避難者の居住区域や動線から離れた場所が原則で、主に校庭などの屋外を想定する。市の担当者はサッカーゴールを使った簡易屋根の作り方や、個別空間の仕切り方を伝えた。 避難の受け入れ訓練では受付簿
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村山ニンジン(富士宮)味わって 伊豆のレストランで限定提供 味と香りの強さ売り
富士宮市村山地区で長らく栽培されている「村山ニンジン」が、伊豆市土肥のイタリアンレストランのメニューに期間限定で加わった。JAふじ伊豆によると、村山ニンジンが富士宮市外の飲食店で取り上げられるのは初めて。担い手不足解決の糸口を探す農家らは認知度向上に期待を寄せる。 レストランは「タケル・クインディチ ロクワット西伊豆店」。県内であまり広まっていない伝統野菜に焦点を当てる企画で村山ニンジンを選んだ。味と香りの強さを生かした料理を2月末ごろまで提供する。 2023年12月からポタージュなどに仕立てていて、シェフの大関淳士さん(47)は「最近の品種にはない、ニンジン臭さがすごく良い」と話す。メ
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養鱒業の歴史 幻の酢を紹介 富士山の湧水が育んだ食品 富士宮で研究会
静岡県によるガストロノミーツーリズム研究会が26日、富士宮市の富士山本宮浅間大社で開かれた。県富士山世界遺産センターの研究者が、富士山の湧水の恵みが育んだ食品を解説した。 井上卓哉准教授(民俗学)は豊富な水源を生かした富士宮市の養鱒業の歴史をたどった。国策でニジマスのふ化場や養殖場の整備が進んだ昭和初期、県内初の民間養鱒場が市内で創業した。湧水は年間通して水温や水質が保たれる特徴があり、井上准教授は計画的な生産を可能にしていると解説した。 大高康正教授(歴史学)は幻の名産品と題して「善徳寺酢」を紹介した。富士市今泉にかつて存在した東泉院で醸し、徳川将軍家に献上していたが、18世紀ごろに廃れた
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富士宮の山あいでクマ1頭目撃
19日午後8時ごろ、富士宮市内房でクマ1頭を目撃したとの情報が市に寄せられた。人的被害は確認されていない。 目撃場所は生息域の山あいで、近くには集落がある。目撃情報によると、小柄なクマが山にほど近い民家の玄関前にうずくまっていて、中の住民はクマが移動するまで外出できなかったという。
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霊峰望み、巨大たこ優雅に舞う 富士山麓、朝霧アリーナ
富士山の麓でたこ揚げを楽しむイベント「第20回たこたこあがれin富士山」(実行委員会、富士山西麓会主催)が13日、富士宮市根原の朝霧アリーナで開かれた。全長25メートルの巨大たこを筆頭に、来場者が持ち寄ったたこが霊峰を背に空を優雅に泳いだ。 巨大たこは海に生息するタコがモチーフの3Dカイト。50人の子どもが一斉に走って糸を引っ張ると、足をくねらせながら空に舞い上がった。子どもたちがアニメキャラクターを描いたたこなど、大小さまざまなたこが青空を彩った。
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富士宮「プリン愛する街」に 2月まつり開催、特産品普及へ第1弾
日本一の鶏卵産出額と県内一の牛乳生産量を誇る富士宮市は今年、卵と牛乳から作られるプリンを旗印に、新機軸の特産品普及活動を始める。第1弾企画「ふじのみやプリンまつり」を2月25日に市内で開き、地元菓子店など20店の自慢のプリンを集結させる。「プリンを愛する街」という新たなイメージを市内外に広め、地元食材の普及と生産者支援の両立を図る。 市は老若男女に愛されるプリンは全国に向けた発信が期待できると考え、プリン好きの職員を集めてPR戦略を練った。昨年末まで実施したアンケートでは全国から、味の好みから食べるタイミングまで、熱のこもった意見が寄せられた。市食のまち推進室の植松正和室長は「プリンを愛
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色とりどり団子 飾り付け 園児 正月文化に親しむ 富士宮・杉田幼稚園
富士宮市の杉田幼稚園の年長園児25人が12日、繭玉作りを体験した。1年間の健康と幸せを願って色鮮やかに飾り付けた。 園児は赤、白、黄、緑の4色の団子をこねて、星形やハート形など思い思いに形作った。色を混ぜたり数色の層にしたりする園児もいた。蒸して光沢が出た団子をミズキの枝に刺して完成させた。塩川音瑠ちゃん(6)は「きれいに飾り付けられた」と、出来栄えを喜んだ。 できあがった繭玉飾りは各教室に15日まで置き、その後は園の出入り口に展示して来園者に披露する。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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富士宮でクマ目撃 白糸ノ滝近くで1頭
10日午後9時半ごろ、富士宮市原で体長1・5メートルほどのクマ1頭を目撃したとの情報が市に寄せられた。人的被害は確認されていない。 目撃場所は名勝「白糸ノ滝」に近く、集落が点在する。目撃情報によると、クマは南に移動した可能性がある。同市での目撃情報は、昨年12月21日以来。市は1月11日早朝に同報無線を放送したほか、観光施設周辺に看板を設置して注意を呼びかけた。 ▶ビジュアルニュース「アーバン・ベア クマ被害多発」
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近江八幡駅伝上位目指す 富士宮から3チーム出場 14日号砲
滋賀県近江八幡市で14日に開かれる「第70回記念近江八幡駅伝競走大会」に、同市と夫婦(めおと)都市提携を締結している富士宮市から3チームが出場する。結団式が10日夜、富士宮市役所で行われ、上位入賞に向けて士気を高めた。 一般の部に上小泉区チーム、中学の部に富士根南中男子と四中女子がそれぞれ出場する。3チームは昨秋の中体連市大会や市民スポーツ祭で優勝した実績がある。 大会は琵琶湖畔の近江八幡市街地を駆け抜ける。一般の部は31・2キロ、中学の部は19・9キロを6区間でたすきをつなぐ。富士根南中駅伝部長で3区を走る3年渡辺煌征君(15)は「全区間で区間賞を狙う」と意気込んだ。
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避難所「深刻な人手不足」 続く余震、すり減る心身 静岡から石川・被災地入りの元消防隊員ら尽力
静岡県内の元消防隊員らが参加するNPO法人「日本DMAT支援機構」(事務局・富士宮市)が1日の能登半島地震の発生直後から被災地入りし、地元消防や災害対策本部と連携して救助や避難所運営に尽力している。8日で1週間が経過し、現地で活動するメンバーは「余震が続く中での救助活動は細心の注意を要し、避難所は人手不足に加えて倒壊の不安と隣り合わせで皆疲労が蓄積している」と訴える。 同NPOは主に県内の元消防隊員や元自衛隊員ら災害現場の経験を備える13人で構成し、災害派遣医療チーム(DMAT)や救急消防援助隊の活動を現地で支援する。熱海土石流災害などでの出動経験を踏まえ、1日夜に第1陣6人がチェーンソー
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出初め式で防火の決意新た 日頃の訓練精進に誓い 富士宮
富士宮市消防本部は6日、消防出初め式を同市の城山公園運動場で実施した。消防職員と消防団員が「火の用心」を三唱して防火の決意を新たにした。 能登半島地震を受けて被災地派遣対応に万全を期すため、式典のみを行い地域防災に長年貢献した消防団員らをたたえた。風間友明団長は「災害はいつ起こるか分からない。日頃の訓練により力を入れる」と訓示した。 表彰された主な功労者は次の通り(かっこ内は所属分団)。 県消防協会表彰特別功績章 秋山敏之(第2)佐々木宏(第11)桐部貴史(第12)石川智道(第18) (富士宮支局・国本啓志郎)
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迎春控え、道の駅「朝霧高原」にジャンボ門松設置 富士宮
富士宮市根原の道の駅「朝霧高原」は28日、恒例のジャンボ門松を正面玄関に設置した。年末年始の行楽客を出迎える準備が整った。 ジャンボ門松は高さ2・5メートルの竹を中心に、道の駅周辺の山林で採ったマツの葉や、ナンテンの赤い小さな実を飾った。 同施設は年明けから店内改装工事が始まり、3月下旬に地場野菜売り場などが拡充される予定。吉里正臣支配人は「施設が大きく変わる。来場者を精いっぱいもてなしたい」と話した。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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静岡人インタビュー「この人」 高校生主体で障害者について学ぶ講演会を主催した 長田桃佳さん(富士市)
イベントなどを主体的に企画運営する高校生を補助する県教育委員会の「ドリームプロジェクト」事業を活用して、脳性まひの畠山亮夏さん(24)と母織恵さん(44)を大阪市から招いて講演会を開催した。富士宮東高福祉科2年生。17歳。 -主催に至った経緯は。 「1年生の12月、畠山さん親子の出前授業を受けた。亮夏さんは生活全般に介助が必要でも、講演活動や動画配信などいろんなことに挑戦している。障害を理由に諦めない心の強さが勉強になった。授業はクラス27人しか受けていなくて、他の学年にも聞いてほしかった。先生からドリームプロジェクトを知り、やりたいと即答した」 -初めての企画運営で苦労もあったのでは
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富士宮・神田川遊歩道歩き初め 清流と富士山眺望改善
富士宮市宮町の「仮称・宮町神田川遊歩道」第1工区が完成し25日、供用を開始した。富士山本宮浅間大社と神田川に挟まれた土地が整備され、清流と富士山を望める景観が改善された。 同遊歩道は、旧宮町交番跡地から北の御手洗橋まで約90メートルの区間で市が整備している。第1工区は交番跡地から約50メートルで、幅約3メートルの石張り模様が描かれた歩道になった。世界遺産富士山を示す石柱や境内の案内看板は遊歩道南端に集めた。残りの第2工区は2024年度中に完成する予定。 整備前の同所は植木がまばらで大社駐車場からの富士山眺望に悪影響があった。植木がなくなって視界が広がったほか、神田川の両岸が歩けるようにな
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脳性まひの畠山さん「自分を諦めないで」 富士宮で高校生に訴え
富士宮東高福祉科と富岳館高こども地域福祉系列の生徒有志が合同で22日、脳性まひの畠山亮夏さん(24)=大阪市西淀川区=と母織恵さん(44)を招いた講演会を富士宮市総合福祉会館で開いた。生活全般で介助が必要ながら各地で講演活動を行う亮夏さんは「自分を諦めないで」と、集まった高校生や福祉事業者に訴えた。 亮夏さんは生後9カ月で脳性まひと診断された。常に介助を受けるため一人でやり遂げた経験がなく、やりたいことが見つからなかったという。高校生の時に興味があることからひとまず挑戦するようにし、達成すれば自信がつき、できなければ「自分には合わないと分かった」と成長の糧にした。 織恵さんは初めての育児で重
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年末年始も笑顔で 困窮家庭にクリスマスケーキ提供 富士宮市社協など
富士宮市社会福祉協議会などは23日、子育て世代の困窮家庭20世帯にクリスマスケーキや採れたての野菜をプレゼントした。物価高騰の影響で生活費のやりくりに悩まされる親子も、笑顔で年末年始を迎えてほしいと企画した。 市内在住で生活保護を受けていない家族を対象に募った。富士宮ロータリークラブ(RC)は1家族につきケーキ1ホールを用意し、地元農家は新鮮な野菜を提供した。 市総合福祉会館で受け渡しを行い、サンタクロースの格好をしたRC会員が子どもたちにケーキを手渡した。市ボランティア連絡会は手作りのシチューやピラフを振る舞った。 小中学生2人を育てる女性(42)は「いろんな物が高くなり、一番切り詰
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⚽清水エスパルス吉田選手 母校・富士根南中で交流 「努力続けて夢に近づく」
サッカーJ2清水エスパルスの吉田豊選手(33)=富士宮市出身=が21日、母校の富士根南中を訪ね、全てのことに100%の力で取り組むことの大切さを全校生徒619人に伝えた。 吉田選手は勉強が苦手だったと中学生時代を振り返った。それでも、授業は集中して受ける姿勢を貫き、何事にも手を抜かない癖を身につけたと話した。学校での集団生活がチームスポーツであるサッカーでも役立っているといい、同級生の話を聞き、協力し合うことを勧めた。 将来の夢を探している生徒たちに対して吉田選手は「夢をかなえる絶対の方法はないけれど、努力を続ければ夢に必ず近づける」とエールを送った。3年の宝金陽向さん(15)は「全ての
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富士宮の山沿い近くでクマ目撃情報
21日午後8時半ごろ、富士宮市羽鮒で体長1メートルほどのクマ1頭を目撃したとの情報が市に寄せられた。人的被害は確認されていない。目撃現場はクマの生息地の山沿いで、近くには集落がある。クマは竹やぶの中に移動したとみられる。 ▶ビジュアルニュース「アーバン・ベア クマ被害多発」
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商店街巡りは黒板から 富士宮 営業時間やイベント 随時更新 東洋大がプロジェクト
富士宮市の駅前通り商店街で、東洋大国際観光学部の学生が商店街の活性化実験「富士宮まちなか黒板プロジェクト」を実施している。各店舗の営業情報などを1枚の黒板にまとめ、消費者の利便性向上に効果があるか検証する。 黒板はJR富士宮駅北口に近い「フジサンマルマルシェ」入り口に設置した。商店街各店舗は事前に配られたホワイトボードに、直近の営業時間やイベント情報などを書き込み黒板に掲示した。休業日の変更など急きょ決まった情報も随時更新していて、買い物客が最新情報を確認しに立ち寄っている。 商店街の活性化をテーマに据えた研究は、同市出身の佐野浩祥教授(都市工学)のゼミで2019年から実施している。黒板プロ
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攻めの相撲 磨き合い躍進 全国小学生大会 岩上君V、角君3位 富士宮倶楽部同門 準決勝で激突
東京・両国国技館でこのほど開かれた「全日本小学生相撲優勝大会」4年生以下の部で、富士市鷹岡小4年の岩上毘優雅[ひゅうが]君(10)が優勝し、富士宮市富丘小4年の角隼斗君(10)が3位に入賞した。2人とも富士宮市すもう倶楽部で幼児の頃から鍛錬を重ね、同じ土俵で培った「押し勝つ相撲」で好成績を勝ち取った。 2人は上位候補と期待されて大会に臨んだ。岩上君は165センチ、100キロの恵まれた体で同世代を圧倒。角君も148センチ、82キロと全国でも指折りの体格を生かしつつ、土俵際で強さを発揮した。互いに順当に勝ち進み、準決勝で対戦。手の内を知り尽くした同士の一番は、先にまわしを取った岩上君に軍配が上が
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富士宮の北山用水 世界かんがい遺産登録祝い標柱建立 通行者にアピール
富士宮市の北山用水が世界かんがい施設遺産に登録されたことを祝い、地元組織「北山用水運営協力委員会」と市は9日、記念式典を同市の北山本門寺で行った。標柱が建立され、関係者が登録の喜びを分かち合った。 標柱は用水を整備するきっかけとなった北山本門寺の南側に建てられた。用水が脇を流れ、通行者に存在をアピールする。協力委の石川雅洋会長(73)は「地域の宝が世界の宝になった。維持管理に一層励み、後世に引き継ぐ」と話した。 北山用水は徳川家康が甲斐の武田家に攻め入った1582年、家康が勝利の礼にと、進軍時に泊まった北山本門寺の願いを聞き入れて整備したとされる。水路は全長約8キロで、芝川を水源に北山、
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議員の資質、倫理を確認 富士宮市議会 条例制定後、初研修
2021年に不祥事が相次いで発覚した富士宮市議会は12日、政治倫理研修を受講した。市議会議員政治倫理条例を22年に制定して以降初めての開催で、議員22人中16人が議員に求められる資質や禁止事項に理解を深めた。 広瀬行政研究所(東京都)の広瀬和彦代表が、議員活動に関わる法令や他自治体の倫理条例を紹介した。立場を利用して不適切な利益を得る贈収賄や、行政職員の人事に介入してはならないなどと説明した。機密情報をSNSで発信して問題になった最近の事例も挙げ、情報の扱い方に注意を促した。 市議会は21年5月に県迷惑防止条例違反容疑で1人が逮捕され、同年9月は議長選に絡む贈賄申し込み事件で2人が摘発さ
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でこぼこ和紙で卒業証書 富士宮・白糸小児童 手すきに挑戦
富士宮市の白糸小6年生11人は11日、卒業証書に使う和紙を手作りした。自ら手がけた唯一無二の卒業証書を受け取る日を楽しみに、慎重に作業を進めた。 児童は同市上柚野の内藤恒雄手漉(す)き和紙記念館で伝統技法に挑戦した。原料のミツマタを富士山伏流水で溶いた液体を、すき槽から簀桁(すげた)で丁寧にすくった。駿河半紙技術研究会長の内藤恒雄さん(75)から手ほどきを受け、全体が均一になるように簀桁を前後左右に振った。 すいた和紙は乾燥させた後に名前を印刷し、3月19日の卒業式で児童が手にする。赤池萌愛さん(12)は「少しでこぼこが残ったけれど、世界に1枚しかない証書が楽しみ」と話した。 白糸地区
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霊峰背に輝く冬の大輪 富士宮・田貫湖まつり 大小花火1000発
富士宮市の田貫湖で9日、「第8回田貫湖まつり」が開かれた。湖畔から花火を打ち上げ、冬の夜空を明るく彩った。 大小千発の花火が湖の東側で打ち上げられた。西側には多くの観客が夕方から陣取り、富士山を背景に湖面に映る大輪を写真に収めた。 まつりは市北部地域の活性化を狙って開いた。北側のテントサイトには19店舗の飲食店が並び、温かい食事を取りながら談笑する来場者でにぎわった。地元バンドや和太鼓の演奏も繰り広げられ、山間部が盛り上がりを見せた。(富士宮支局・国本啓志郎)
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ホテル新設補助金 利用ゼロ 富士宮市 創設10年、要件緩和へ
富士宮市は6日の市議会11月定例会一般質問で、市ホテル新設事業補助金制度が創設以来10年間、利用されていないことを明らかにした。交付要件のバンケットルーム(宴会場)設置などが制度利用を難しくしているとみられ、市は要件を緩和する姿勢を示した。鈴木弘氏(至誠)への答弁。 交付要件は、国際観光ホテル整備法に登録したホテルで、客室が120部屋以上あり、宿泊者以外も使えるレストランと宴会場を完備する必要がある。客室面積がシングル9平方メートル以上、その他(ツインなど)13平方メートル以上の部屋が半数以上を占めることも定められている。条件をクリアすれば、固定資産税と都市計画税の相当額を最大7年間、還元を
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初詣客守れ テロ対策訓練 富士宮の浅間大社 警察、消防と連携し初
富士宮市の富士山本宮浅間大社と富士宮署、市消防本部は5日、同大社で初めてテロ対策訓練を実施した。本殿前で参拝者に硫化水素がまかれた想定で避難誘導と除染、犯人逮捕の流れを確認し、初詣の大混雑を前に連携を強化した。 訓練は液体の入ったポリタンクを持った男が境内に入って始まった。参拝者2人が液体を浴びて倒れ、周囲の人々が体調不良を訴えると、神社職員が警察と消防に通報した。危険物の詳細が不明のため、他の参拝者が一帯に近づかないように誘導した。 消防は散布現場から離れた祈祷殿前に救護所を開設。防護服を着た隊員が近づいて薬品を硫化水素と特定し、負傷者を運び出して除染した。警察は犯人の特徴を神社職員に聞き
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博物館計画策定 先送り 富士宮市 収蔵施設整備を優先
富士宮市は5日の市議会11月定例会一般質問で、長年議論が続いている仮称・郷土史博物館の基本計画策定に関する予算を来年度も計上しない方針を明らかにした。当局は博物館事業に対する市民の不安解消などに時間が必要と判断し、喫緊の課題である収蔵施設の整備を優先する。近藤千鶴氏(キセキ)への答弁。 当初の博物館構想では2023年度に基本計画に着手する予定だったが1年据え置いていた。規模や費用など、市民の理解を得られる施設になるように再考するため、24年度の予算計上は見送る。 一方で、現在文化財を保管している市埋蔵文化財センター(同市長貫)は浸水想定区域にあり、雨漏りなど老朽化が進む。植松宏幸教育部長は「
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地域防災の日 救護所で診るポイントは 富士宮市医師会 トリアージの流れ解説
「地域防災の日」の3日、県東部でも各地で大規模災害を想定した訓練が行われた。参加者は人命救助や被災者支援の流れを確かめ、有事に備えた。2日深夜にフィリピン付近で発生した地震の影響で太平洋沿岸部に津波注意報が発表されたため、訓練を中止した市町もあった。 富士宮市の北山中では、市医師会が治療の優先度を判定するトリアージの流れを住民らに説明。やけどや骨折といった症状の患者が救護所に運び込まれた想定で、医師が診るポイントを解説した。出血の有無や痛みの具合などを確認し、搬送の必要性を決めた。 医師は来場者に対して「持病や服用中の薬の名前を言えるようにしておくと、素早い処置が可能になる」と呼びかけた。
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大鏑矢 巫女手際よく 新年へ準備 富士山本宮浅間大社 富士宮市
富士宮市の富士山本宮浅間大社で新年に向けた縁起物の準備作業が大詰めを迎えている。1日は巫女(みこ)4人が大鏑矢(おおかぶらや)の調製を行った。 鈴や短冊の付いた全長約1・3メートルの矢に、巫女が富士山や干支(えと)の辰(たつ)、宝船があしらわれた絵馬を手際よくくくりつけた。巫女の望月美奈さん(22)は「辰年の来年は参拝者にとって飛躍の1年になりますように」と願いを込め、作業に集中した。大鏑矢のほか、幸矢や破魔矢、熊手など縁起物を計約1万5千個用意する。販売は同日から始まった。 浅間大社は1月1日に新年を祝う祭典「歳旦祭」を行う。担当者は三が日の参拝者を新型コロナウイルスまん延前の30万人
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富士山⇄駿河湾 高低差「日本一」のコース料理 富士宮でイベント
静岡県は29日、有名店の料理人が県内産食材で腕を振るう初めての企画「美味らららダイニング」を富士宮市の富士山本宮浅間大社で実施した。旅先の食文化を楽しむ「ガストロノミーツーリズム」推進事業の一環として県内外の希望者30人を招き、日本一の高低差を誇る富士山から駿河湾までをテーマにしたコース料理を提供した。 同ダイニングは焼津市で鮮魚店を営む前田尚毅さんのプロデュースで、フレンチ「馳走西健一」(同市)の西健一さんと無国籍料理「シンプルズ」(静岡市駿河区)の井上靖彦さんのほか、新潟県の桑木野恵子さんと小林宏輔さんが厨房に立った。 4人は日本一の高低差をテーマに、コースの中で山を表した皿から海
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記者コラム「清流」 登録はスタート
世界かんがい施設遺産に登録された富士宮市の北山用水。新しい通水設備のすぐ先には年季の入った柵があり、全長約8キロをたどる間に修繕を繰り返した440年の歴史が感じられる。 暮らしを支える水路の管理は5人の住民が担っている。五つの区間に分けて定期的にごみを取り除く。簡単に詰まってしまうため、ポイ捨てはもちろん、落ち葉や刈った草を水路に流されると設備への負荷は大きい。遺産登録を受けて県内外から視察に来ることも想定される。繁茂する雑草対策も喫緊の課題だ。 水路の存続には地元住民の理解が欠かせない。5人は学校で出張授業を行うなど周知に力を入れる。「この機を逃すものか」と、記念行事の計画も温めている
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子グマ、富士宮の福祉施設敷地内で目撃
25日午後6時40分ごろ、富士宮市山宮の社会福祉法人「富士旭出学園」の敷地内で、子グマ1頭を施設従業員が目撃したとの情報が同市に寄せられた。同法人はクマの生息地である富士山の山麓に位置する。市によると、子グマは北の林に移動したという。 ▶ビジュアルニュース「アーバン・ベア クマ被害多発」
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ワーケーション 効果検証 仕事の合間に自然体験 富士宮 都内企業13人が3泊
富士宮市内で23日まで、都内のIT企業コミクリがワーケーションの実証事業に取り組んでいる。3泊4日で仕事と自然体験を両立させ、心身のリフレッシュや生産性向上に対する効果を確かめる。 同社の全国7拠点からエンジニアら13人が、同市狩宿のグランピング施設「マウントフジ里山バケーション」に集まった。午前9時から午後6時までは各自の仕事に集中する時間とし、希望者は合間に自然体験に臨む。夜は地元食材を味わい親睦を深める。 同社のワーケーションでの来訪は昨年のモニターツアーに続いて2回目。今回は観光庁の実証事業で、非日常的な環境がもたらす効果を検証する。和田真純地方創生室長は「エンジニアは画面に集中して
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地震避難誘導 手順確認 道の駅「朝霧高原」で訓練 富士宮
災害対応の広域拠点「防災道の駅」に指定されている富士宮市根原の道の駅「朝霧高原」で15日、地震避難訓練が行われた。従業員らが来訪者を避難誘導し、市など関係機関に被害状況を伝達した。 訓練は震度5弱の地震が発生した想定で、事業継続計画(BCP)にのっとった対応を確認した。従業員は「ここは危険です。私についてきてください」と多言語で記されたビブスを着用するなどして来訪者を屋外に誘導し、持ち場の被害状況を確認した。 防災道の駅は物資供給の拠点になるため、電気設備などの点検と報告の手順も確かめた。駐車場では災害用トイレの設営方法も確認した。トイレ用の水路が詰まっていることが分かり、関係者は対策を
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記者コラム「清流」 レア要素満載ガチャ
富士宮市のご当地「宮ガチャ」がアツい。あらゆるイベント会場でガチャ台を見かけるようになった。しかもどれも中身が違う。 市が公認として発表してまだ半年もたっていないが、すでに19種類が企画され、作られた絵柄は1100を超える。イベント限定品を次々に打ち出すことで、利用者を飽きさせないようにしているのだそう。その時その場所でしか手に入らない景品は良い記念になる。「次の新作はね-」と会うたびに意気揚々と教えてくれる市担当者には脱帽させられる。 ガチャ台の前には行列ができる。一回に全ての運を掛けるも良し。財力に物を言わせるも良し。楽しみ方はさまざまだが、カプセルを開けるワクワクはいつも変わらない
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富士宮でクマ1頭目撃情報 集落近くで
15日午後5時半ごろ、富士宮市西山の山あいの道路脇で成獣とみられるクマ1頭を目撃したとの情報が市に寄せられた。人的被害は確認されていない。 目撃現場は近くに集落があるため、市は同報無線で注意を呼びかけた。 ▶ビジュアルニュース「アーバン・ベア クマ被害多発」
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樹皮保護にエアバッグ廃材 富士宮の日本プラスト シカ食害対策で実験
富士宮市の自動車部品メーカー「日本プラスト」は、エアバッグの廃材で樹皮を保護するネットを製作し、シカによる食害対策に有効か調べる実験に取り組んでいる。9月下旬、同市山宮の市有林の幼齢木100本にネットを設置した。シカよけ効果や耐用年数を長期にわたって観察する。 実験は同社のSDGs企画の一環。社員に自社や周辺地域の課題を募ったところ、機能試験で消費するエアバッグの廃材の再利用と、工場近くに出没するシカ対策に関する意見が寄せられ、双方を解決する案としてアイデアが生まれた。 製作した保護ネットは、カーテン状のエアバッグに切れ込みを入れていて、幹に巻くと網目状に広がる。木が成長し幹が太くなるに
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クマ1頭 富士宮で目撃情報
13日午後9時15分ごろ、富士宮市村山でクマ1頭を目撃したとの情報が富士宮署に寄せられた。人的被害は確認されていない。目撃されたクマは成獣とみられる。目撃現場は山間部で近くに集落がある。市によると、生息域からやや南下しているという。 ▶ビジュアルニュース「アーバン・ベア クマ被害多発」
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高校生議員 鋭い質問 登山者マナー問題は 富士宮市
富士宮市内の高校生が議員役を務め一般質問に臨む「高校生議会」が11日、市議会議場で行われた。高校生議員17人が地域課題や市民生活の解決案を市当局と議論した。 富士宮東、北、西、富岳館、星陵、富士宮高等専修学校の代表者が各12分の持ち時間で市政をただした。商店街活性化や富士山登山者のマナーといった課題に切り込んだほか、自転車のヘルメット着用啓発など高校生活に直結する話題も取り上げた。「市ホームページで知りたい情報にたどり着きにくい」との指摘が多くの生徒から上がった。 富士宮東高3年の山田保花さんは市マスコットキャラクターさくやちゃんの浸透を目指し、公共施設の案内看板への活用を提案した。杉浦真企
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朝霧JAMから地方創生 ボランティア、移住の機に 富士宮 関係者がアフタートーク
10月下旬に富士宮市で開かれた県内最大規模の野外音楽イベント「朝霧JAM(ジャム)」のアフタートークイベントが11日、同市内で開かれた。フェスが地域にもたらす地方創生効果について、運営に携わった関係者が意見を交わした。 朝霧JAMは地元ボランティアチーム「朝霧ジャムズ」が年間通して企画運営の準備を重ねる。ジャムズの石飛美郷副代表は、運営会社と対等に携われる立場が他のフェスとは違うと強調。「富士宮は面白い考えを持つ人が多いが、交わる機会がなかった。朝霧JAMをきっかけに大きな化学反応が起きた」と、地域を巻き込んだ大規模な催しが増えた地元の変化を振り返った。当日は延べ200人ほどのボランティアが
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秋彩るざる菊 赤や黄色など1400株見頃 富士宮・内房
富士宮市内房の遊休農地で9日、ざる菊(クッションマム)の花が咲きそろった。秋を彩る色とりどりの花に通行人たちが足を止め、見入っている。 県道清水富士宮線の新長田橋南西にある約1500平方メートルの土地で、赤、白、黄、オレンジ色の計約1400株が見頃を迎えた。ざる菊畑は地元の内房里づくりの会を中心に管理していて、内房小児童が植栽に協力した。今年は猛暑の影響で満開が例年より1週間ほど遅れ、一部は枯れてしまい新しく植え替えた。 見頃は11月下旬まで続く見込みで、近くには無料駐車場を設けている。毎週土曜は同所で地元野菜なども販売する。
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白糸ノ滝と富士山 眺望の改善へ協定 富士宮市と都内企業
富士宮市は年内を目安に名勝「白糸ノ滝」と富士山が共演する景観の保全に向け、滝の東側にある森林の整備に着手する。8日、森林整備・活用に関する協定を都内の建設コンサル業「千代田コンサルタント」と締結した。白糸ノ滝観光エリアから富士山の5合目以上が見られる眺望を目指す。 樹木が育つ前の昭和初期は、霊峰と滝を一望できたとされる。しかし現在は、8合目より上が白糸ノ滝と音止めの滝の展望場から、かろうじて見える状態。整備計画は、山林約3万平方メートルの既存樹木を伐採して代わりにサクラなど樹高が低い木を植樹する。3年ほどで伐採を終え、富士山が全く見えなくなっていた売店エリアと滝を結ぶ通路からも望めるようにす
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クマの目撃情報2件 富士宮・田貫湖
8日午後5時半から8時にかけて、富士宮市の田貫湖東側でクマ1頭を目撃したとの情報が富士宮署に2件寄せられた。人的被害は確認されていない。 目撃情報によると、クマは体長1メートル弱。田貫湖周辺はクマの生息域だが、近くにキャンプ場が複数あり、市は施設管理者らに注意を呼びかけた。 ▶ビジュアルニュース「アーバン・ベア クマ被害多発」
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特産ニジマスで絶品料理 富士宮・猪之頭地区 地元出身シェフが実演
富士宮市猪之頭地区の食材を使った料理の実演会(NPO法人猪之頭振興協議会主催)が8日、同市の猪之頭区民館で開かれた。同地区出身のフランス料理人植松克敏さん(48)が特産のニジマスを使って、家庭でもプロの味に近づけられる方法を集まった25人に紹介した。 植松さんは刺し身のサラダ、フライ、パスタの3品を披露した。塩加減や盛り付けのこつを解説したほか、特産のわさびをマヨネーズとあえたソースなど、自宅の調味料で可能なアレンジも見せた。 植松さんは猪之頭産のニジマスを「臭みがなく品質は全国トップ級」と評価し、総料理長を務める都内の人気店「フローラ・ディ・マーレ」で提供していることも紹介した。 全員分の
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韓国研修の成果報告 富士宮の中学生、文化や同世代との違い実感
10月に富士宮市の友好交流関係都市である韓国栄州(ヨンジュ)市で研修した中学2年生14人の報告会がこのほど、市役所で開かれた。生徒は交流した韓国の同世代との違いについて振り返った。 訪問団は10月上旬に4泊5日の日程で、同国の授業に参加し、文化遺産などを巡った。地域の行事や食事会で親睦を深め、細かなマナーに違いを感じたという。 交流は英語を多用し、相手の方が英会話力に優れていたと振り返り、「英語の勉強に励みたい」と抱負を語った。知り合った同級生と帰国後も連絡を取っている生徒もいた。 生徒たちの訪問と同時期に市文化産業交流訪問団も栄州市を訪れていた。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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北山用水と本宿用水「世界かんがい遺産」 登録の影に住民の力 富士宮と長泉の団体、継承に決意新た
「世界かんがい施設遺産」に登録が決まった富士宮市の北山用水と長泉町の本宿用水。登録に至るまでには地元住民の地道な取り組みがあった。登録証が6日、維持管理する地元団体の元に届いた。会員らは保全に汗を流した先人たちの功労に思いをはせ、地域の宝を後世に継承する決意を新たにした。 北山用水は、地元住民5人でつくる運営協力委員会が月に数回、水路にたまったごみを撤去し生活用水の通水を維持する。大雨で増水の危険が高まるときの水門調整も任され、地域を水害から守ってきた。2021年からは地元の北山小に出向いて児童に北山用水の歴史と価値を教えている。 石川雅洋会長(73)は冷たい水に入って取水口に堆積した土
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世界かんがい遺産に登録 北山用水(富士宮)と本宿用水(長泉) 家康ゆかりの開削、歴史的価値
富士宮市の北山用水と長泉町の本宿用水が6日までに、「世界かんがい施設遺産」に選ばれた。建設から100年以上が経過し、歴史的価値の高い利水施設を登録する国際かんがい排水委員会(ICID)の制度で、現地時間4日にインドで開かれた理事会で決まった。静岡県内の登録施設は6件になった。 北山用水は徳川家康が甲斐の武田家を攻め入った1582年、家康が勝利の礼にと、進軍時に泊まった北山本門寺の願いを聞き入れて開削を家臣の井出正次に命じたとされる。わずか3カ月半で通水に至る迅速な工事だったとの言い伝えがある。芝川を水源に南東へ流れる全長約8キロの水路で、枯れ沢や浸食谷の幅と深さを考慮して掛け樋(とい)と埋
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平和願う絵一堂に 世界のキッズゲルニカ展 富士宮・白糸ノ滝で19日まで
子どもたちが平和に対する思いを込めたキッズゲルニカ作品の展示会が5日、富士宮市の白糸ノ滝芝生広場で始まった。世界平和の祈りを19日まで、富士山麓から発信している。 戦禍にあるウクライナ・ブチャとパレスチナ自治区ガザのほか、スペインのゲルニカや中国、台湾など世界各国から作品が集まった。市内4校や県外からも寄せられ、計18点のゲルニカが広場に飾られている。 どの作品もピカソのゲルニカと同じ縦3・5メートル、横7・8メートルで、虹や桜、天使といった平和を連想させる絵が組み込まれている。爆撃に対する恐怖を描いた作品もある。 初日の記念式典では各国の参加者が平和を願う気持ちを語り、テープカットで
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囃子や山車競り合い 最高潮 富士宮まつり「本宮」
富士宮市の富士山本宮浅間大社の秋季例大祭に合わせた「富士宮まつり」は中日の4日、最大の見せ場となる「本宮(ほんみや)」を中心市街地で行った。山車と屋台が目抜き通りに集結し、激しい競り合いを繰り広げた。 日が傾いた午後4時ごろ、同大社周辺に参加区全ての山車と屋台が一堂に会した。県指定無形民俗文化財「富士宮囃子(ばやし)」を一斉に奏で、祭典の熱気を最高潮に高めた。共同踊りは「富士宮音頭」などを踊り、華やかな輪が広がった。散会後は至る所で勇壮な競り合いを開始。互いの山車をぶつかりそうなほど至近距離に寄せ、相手の山車に身を乗り出す勢いで太鼓や笛、かねの音色を響かせた。 伊豆の国市で山車が横転し1
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富士宮まつり開幕 奉納囃子 街に熱気 20区1000人集う 振る舞い酒再開
富士宮市にある世界遺産富士山構成資産・富士山本宮浅間大社の秋期例大祭に響合わせた「富士宮まつり」が3日、中心市街地で開幕した。今回は新型コロナウイルス下の制限を全廃し、5日までの3日間、迫力満点な山車の引き回しや「富士宮囃子(ばやし)」が繰り広げられる。 祭典の幕開けを告げる「宮まいり」が行われ、地元20区から千人が本殿前に集った。神事の後、県指定無形民俗文化財の富士宮囃子を一斉に始め、太鼓や笛、かねの音をにぎやかに響かせた。 夜の街で山車と屋台を引き回す「宵宮」が4年ぶりに復活するほか、山車と山車が間近に迫る競り合いも行う。4日の「本宮」が最大の見せ場で、20区の山車が目抜き通りに集結
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平和祈りキッズゲルニカ 富士特支富士宮分校生 色彩豊か、花ちりばめ
静岡県立富士特別支援学校富士宮分校高等部3年生によるキッズゲルニカが完成し1日、発表会が同校で開かれた。生徒21人が考える平和への祈りを絵で表現した。 作品はピカソのゲルニカと同じ縦3・5メートル、横7・8メートル。富士山を中心に、修学旅行で訪れた広島市の原爆ドームを描いた。色彩豊かな花を3年生と同数の21輪ちりばめ、「平和」と大きくしたためた。 生徒たちは「戦争や犯罪のない社会になってほしいと思って描いた」と話した。 完成品は5日から、同市の白糸ノ滝にある芝生広場で、他校の作品と一緒に展示する。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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記者コラム「清流」 「口撃」は違う
全国的にクマの目撃例が増え、渦中の自治体には駆除に対する抗議が押し寄せている。生息地である富士山麓の猟師たちも不安を募らせている。 静岡県では保護対象として、人里に姿を見せた個体は森に追い返している。富士宮の農場が襲われた2年前、ワナにかかったクマの映像が報道されて猟師や行政には批判的な意見が寄せられた。暴れるクマが痛々しいとの内容だ。撃ち殺していないのに…。 富士山麓の猟師は主にシカやイノシシを狩っている。狩って防げる農作物被害がある。後継者確保など課題もあるが、ある猟師は「紹介してほしいけれど怖い」とこぼす。抗議には身の危険を感じる内容もあったという。動物の命を尊ぶ考え
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井之頭中生、育てた大根販売 「採れたて新鮮」威勢良く 富士宮・地域住民に
富士宮市の井之頭中の全校生徒で運営する模擬会社「井中屋」は28日、1年の集大成となる販売会を同校で開いた。生徒20人が手塩にかけて育てた特産の根原大根などを地域住民に威勢良く売りさばいた。 生徒は販売を目指して、今夏から大根や落花生を地元農家の指導で育ててきた。販売ブースでは「今朝採ったばかりで新鮮ですよ」などとセールストークを交えて商品を購入者に手渡した。生徒がえりすぐった菓子やそばの詰め合わせも好調に売れた。 井中屋は企画から販売まで一連の業務を体験して社会で求められる資質を磨く取り組み。生徒は各部署に分かれて宣伝や客の動線などで知恵を出し合った。 ことしは同校から約20キロ離れた
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富士錦「雄町」スペインで入賞 富士宮の酒、海外進出に弾み
富士宮市の富士錦酒造が造る「富士錦純米大吟醸雄町(おまち)」が、9月下旬に行われたスペイン政府公認国際酒類コンクール「CINVE」で上から3番目の賞にあたる金賞に選ばれた。24日に報告会が市役所で開かれ、関係者は富士宮で造られた日本酒の海外発信に弾みがつくと喜んだ。 雄町は口当たりが柔らかくフルーティーな味わいが特徴。清信一社長は外国人にも好印象だったのではないかと分析する。 CINVEでは同市から雄町のほか、銀賞に同酒造の富士錦純米吟醸と牧野酒造の富士山特別純米の2品が選出された。受賞品は欧州やスペイン語圏の中南米で販路拡大が期待される。清社長は「海外に富士宮の酒を紹介する機会を得た」
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20回目の朝霧JAM開幕 富士山麓でキャンプと音楽
静岡県内最大級の野外フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」(実行委主催)が21日、富士宮市根原の朝霧アリーナとその周辺で開幕した。20回目の節目を迎えた熱い音楽ステージを、全国から集まった約1万人が22日まで楽しんでいる。 ステージは3人組若手コミックバンド「CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)」で幕を開けた。21日はカナダの人気ジャズバンド「BADBADNOTGOOD(バッドバッドノットグッド)」ら計13組が出演する。22日はロックバンドの「くるり」らを予定している。 開催20回目を重ね、発起人である秋鹿博実行委員長(80)は「暮らしに
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記者コラム「清流」 空虚な模範解答
まちづくりをテーマに中高生が大人と意見を交わす場に何度か立ち会った。「素晴らしい活動だと感動した」「私も地元に恩返しがしたい」-。生徒側から模範解答が連発。大人たちの感心した様子で幕は下ろされたが、記者の胸の内には違和感が残った。 勉強、部活、遊びで手いっぱいであろう10代には難しい議題だったはずだ。取材メモを見返すと、抽象的な発言の羅列で、実のある議論の形跡は見当たらなかった。後日、出席した生徒の1人に、自分に求められていそうなコメントをしただけだと事もなげに言われ、違和感の正体に気づいた。 大人が言う“良い子”とは、けんかをしない素直な子を指す場合が多い。これ
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世界かんがい施設遺産候補 北山用水の歴史紹介 富士宮の小学校で講話
富士宮市の北山小4年生26人が17日、北山用水運営協力委員会の石川雅洋会長の講話を受け、世界かんがい施設遺産候補に挙がっている地元の北山用水の歴史に理解を深めた。 北山用水は徳川家康が甲斐の武田家を攻め入った1582年、家康が勝利の礼にと、進軍時に泊まった北山地区の願いを聞き入れて建設を命じたとされる。富士山麓に点在する侵食谷を通水するため、当時は革新的だった掛け樋(どい)と埋め樋が用いられている。石川会長は「谷の深さや幅でどちらの樋が適切か決めていた」などと工事の歴史をひもといた。 委員会の活動について石川会長は、定期的に巡視して枯れ葉などのごみを撤去しているほか、大雨時の水門管理を
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フクロウ手のせ 飛んで来る姿に驚き 富士花鳥園でハロウィーン企画
富士宮市根原の富士花鳥園は15日、フクロウとタカを手に乗せる体験イベントを開いた。参加者は自分の元に勢いよく飛んで来る鳥たちに驚いた。 参加者は、3歳のメンフクロウ「あんず」から5メートルほど離れた場所で手を構え、名前を呼んだ。翼を大きく広げて滑空する姿にたじろぐ人の姿も見られた。富士市から来た池田真奈さん(13)と石丸琴未さん(13)は「間近で見ると羽がきれいだった」と笑顔で話した。 イベントは同園のハロウィーン企画として29日までの土、日曜に実施している。午前はメンフクロウ、午後はハリスホークを手に乗せられる。各回定員10人で事前予約制。空きがあれば当日も受け付ける。
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大声出して電車で遊ぼう! 岳鉄(富士)が子どもに車両開放
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)の車両が14日、子どもの遊び場になった。市内外から多くの親子連れが集まり、おもちゃ遊びを満喫した。普段は静かに座っていないといけない車内に、子どもたちの元気いっぱいな声が響いた。 「がくてつこどもまつり」と題して、岳南江尾駅に止めた車両を開放した。乳幼児も自由に座れるよう床にマットを敷き、座席には絵本やおもちゃを並べた。鉄道模型を走らせたりままごとに熱中したりと、思い思いに楽しむ姿が見られた。息子2人を連れて来た富士宮市の砂原拓洋さん(33)は「2人とも電車が好きなので、貴重な体験になった」と喜んだ。 絵本とおもちゃは富士急グループの社員から家庭で遊ばなく
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JAXAワーキンググループ 万野風穴で惑星探査実験 磁気測定や動作確認 富士宮市議会で明らかに
富士宮市は10日に開かれた市議会9月定例会一般質問で、同市山宮の万野風穴で宇宙航空研究開発機構(JAXA)ワーキンググループによる惑星探査用の無人機器開発実験が行われていることを報告した。植松健一氏(至誠)への答弁。 実験はJAXAワーキンググループで練っている、月や火星の縦穴と地下空洞の無人探査計画(UZUME計画)の前段とされる。市によると、万野風穴は月や火星の地下空洞と同じ物質と考えられる玄武岩でできていて、洞内の形状が良好に保たれていることから実験場に選ばれたとみられる。 実験は3月から1、2カ月に一度の頻度で行われている。全国の多分野から専門家が集まり、磁気の測定や小型無人探査機の
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富士山頂付近うっすら積雪 甲府気象台が初冠雪観測、平年より3日遅く【動画あり】
甲府地方気象台は5日、富士山で初冠雪を観測した。平年より3日遅く、昨年より5日遅い。静岡県側も、富士宮市内や上空から本社ヘリ「ジェリコ1号」で山頂付近にうっすらと積雪している様子が確認できた。 気象台によると、山頂付近では3日午後以降、大陸から冷たい空気が流れ込んだ影響で気温が氷点下に冷え込んでいた。山麓では4日未明から夜にかけて断続的に雨が降り、標高の高い場所では雪になっていたとみられる。山頂では5日午前3時半ごろ、氷点下3・2度が観測された。 富士宮市の朝霧高原や田貫湖では、うっすらと雪化粧した霊峰を撮影する人の姿が見られた。同市人穴の自宅から撮影した佐野雄一朗さん(48)は「昨日
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両手に稲穂 収穫の喜び 5年生が体験、参観日に販売へ 富士宮・芝富小
富士宮市の芝富小5年生29人は26日、同校近くの田んぼで稲刈りに取り組んだ。穂がたわわに実った稲を両手に、豊作を喜んだ。 鎌を持った児童は約300平方メートルの田んぼに続々と入った。腰を落として稲の根元から刈り取った。誰が多く刈り取れるか競い合う姿も見られた。山本陽翔君(10)は「勢いよく鎌を引いたら上手に刈り取れた。オムライスにして食べたい」と話した。 5年生の稲作体験は総合学習の一環で、5月に「きぬむすめ」の苗を植えてから地域住民と共に成長を見守ってきた。収穫した米は授業参観日で保護者向けに販売し、売上金は来年度の体験に充てるという。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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茶かす堆肥の落花生 富岳館高生が収穫 牛ふんと生育比較 富士宮
富士宮市の富岳館高生物生命系列3年生の特産物研究班7人が25日、茶かす堆肥で育てた落花生の収穫に取り組んだ。牛ふん堆肥で育てた株との生育状態の違いを調べる。 生徒による試験栽培は、大粒品種の落花生「おおまさり」を同市外神にあるJAふじ伊豆の畑で育てた。同市のアサヒ飲料富士山工場の製造過程で生じた茶かすを使用した堆肥をまいて成長を観察。同じ畑の別区画では牛ふん堆肥をまき、同じ条件で育ててきた。 生徒は収穫した落花生を学校に持ち帰り、量や見た目を比較する。桐山茉海さん(18)は「堆肥に含まれる成分の違いが成長にどのように作用したか考えたい」と話した。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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富士宮やきそば 米国でも行列 粉もんコンテスト圧勝 海外進出へ「大きな弾み」
富士宮やきそばが、米ニューヨーク市中心部マンハッタンで現地時間の16、17の両日に開かれた「ジャパンフェス 粉もんコンテスト」に初出場し、グランプリに輝いた。会場で調理した富士宮やきそば学会は今後の海外進出に向けて「大きな弾みになる賞だ」と自信をつけた。 両日は同市のチェルシー地区に日本食57店の屋台が並び、同学会のほか、たこ焼き、お好み焼きの人気店など計7店が来場者の投票で人気を競った。初日は不慣れな販売環境に苦戦するも、2日目で巻き返し、515ポイントを獲得。2位のたこ焼き店に152ポイント差をつける圧勝だった。 学会によるニューヨーク出店は5月に続いて2回目。食材はほぼ現地調達で、
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新米ママの悩みラインで相談 9月20日から富士宮のNPO
富士宮市のNPO法人母力向上委員会は20日から、LINE(ライン)で個別に子育ての相談ができるサービス「みやママとも」を始める。先輩ママ友の立場から、新米ママのささやかな疑問や悩みに寄り添う。 みやママともは、2人の子どもを育てる40歳の母親「ミヤマさん」というキャラクターに同委員会のメンバーがなりきって運営する。「離乳食を食べてくれない」など第1子の育児で不安に陥りやすいことや、「お宮参りの際、ママはどんな服装?」といった同じ地域のママ友に聞きたい情報に答える。同委員会が15年間の活動で培った人脈を生かして専門機関も紹介する。 同委員会によると、初めて子育てに直面する母親は、産後でホル
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長寿ポニーお祝い 敬老の日にケーキ贈る 富士宮・まかいの牧場
敬老の日の18日、富士宮市内野のまかいの牧場は人間の年齢に換算すると80歳以上のポニー2頭にケーキをプレゼントして、来園者と長寿を祝った。 推定27歳(人間換算で約85歳)のメスの「モモ」と、推定25歳(同約80歳)のオスの「トキオ」が祝福を受けた。2頭は園の出入口近くで来園者を出迎える役を任され、おっとりとした性格で人が触れ合いやすいことから、大人から子どもまで人気が高い。 ちゃんちゃんこを身にまとった2頭が登場すると、触れ合いコーナーを囲んだ観客から拍手が起こった。ニンジンを生地に練り込み好物のヤマボウシの実をトッピングしたスタッフ特製ケーキが差し出されたが、事前に観客からおやつをも
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富士宮の逸品求めにぎわう 特産品フェア&門前市
富士宮市の富士山本宮浅間大社周辺で17日、「特産品フェア&ふじのみや門前市祭り」が開かれた。地元物産を対象にした「それ、おみやげにして宮!名物コンペ」の入賞品などが並び、市内の逸品を求める来場者でにぎわった。 同コンペは富士宮名物推進委員会の主催で、既存商品の人気を競う「推して宮!」部門に11件、新商品を審査する「生んで宮!育てて宮!」部門に8件の応募があった。同大社内駐車場で表彰式が行われ、「推して宮!」部門最高賞に輝いたまかいの牧場の「富士山チーズケーキ」を先頭に6商品の事業者に認定証が贈られた。 入賞商品を扱う事業者が会場に出店したほか、宮町商店街の「宮町まつり」や神田商店街の「大
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静岡県立大生、乗馬で成功体験蓄積 「自己効力感」講義で養う
静岡県立大の1年生11人が15日、富士宮市山宮のエヘガザル富士山牧場で乗馬を体験した。同大の夏期集中講義の一環で、課題を乗り越える力が自分にあると認識をする「自己効力感」を養う。 学生たちは馬にまたがり敷地内を歩いた。牧場職員の指導で馬の駆け足を体験したほか、手綱を持つ手を離して頭をなでた。馬房の掃除も手伝い、馬との触れ合いを楽しんだ。 乗馬を楽しめたかなどを主観的に評価し、乗馬の前と後での心境の変化を記録した。講義を担当する窪田辰政薬学部准教授(健康管理学・健康運動心理学)は「自己効力感と自己肯定感には関連がある。成功体験を蓄積し自信が身につけば、自尊心も高まる」と指摘する。薬学部1年
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音止の滝、富士山と待望の共演 新展望場完成 富士宮「白糸ノ滝」隣接
富士宮市は世界遺産富士山の構成資産「白糸ノ滝」に隣接する「音止の滝」に展望場を整備し、13日に一般開放した。長年の課題とされてきた、滝と富士山を一目で楽しめる環境が整備された。 新展望場は滝から下流に100メートルほど離れた公有地に建設した。鉄骨造りで高さは3・6メートル。足場の延べ床面積は約40平方メートルあり、約70人が同時に上れる。地上から高さ5メートル以上の視点を確保したことで滝の全貌が見渡せ、天候が良ければ、滝右側の林の奥から富士山の山頂部分が望める。市は今後、林を除去して霊峰の眺望をさらに改善するという。 音止の滝の展望場は元々、滝つぼ横と新展望場脇の2カ所にあった。草木が
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下着狙った男確保 住民3人〝リレー〟で追跡 富士宮署が感謝状
富士宮署は13日、住居侵入未遂容疑者の逮捕に貢献したとして富士宮市粟倉の山根由孝さん(58)と妻ゆかりさん(51)、谷津倉渉さん(41)の3人に署長感謝状を贈った。逃走する容疑者を近隣住民が〝リレー〟するように追跡して取り押さえた。 7月15日夕方、由孝さんが自宅前で、周囲を異様に気にして歩く男を見かけた。外食するためにゆかりさんと車に乗ったものの、男が気になって自宅に引き返すと、男が女性用の下着が干してあるアパートのベランダに上ろうとしているところを目撃。クラクションを鳴らして警告し、犯行を未遂で終わらせた。 由孝さんは逃げる男を走って追いかけ、息がきれたところでゆかりさんに追跡をバト
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富士山世界遺産10周年 登山様式 考える転機に【東部 記者コラム 湧水】
富士山の本県側3登山道が10日に冬季閉鎖され、夏山シーズンが終わった。今季は新型コロナの行動制限が解除されて登山者数が回復した一方で、弾丸登山やマナー違反など歴年の問題は好転する兆しが見受けられなかった。事態を重く受け止めた静岡、山梨の両県知事は登山規制や入山料義務化の議論加速について言及した。世界遺産登録10周年の節目を、登山の新たな様式を考える転機にしたい。 富士山臨時支局を開設していた8月上旬、長崎幸太郎山梨県知事が混雑時に登山規制を検討しているというニュースが山小屋に届いた。吉田口8合目付近で登山者に待機を促す可能性が浮上し、山小屋経営者らは「山頂目前の足止めは暴動が起こる。現実的
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ブドウ畑を交流の場に 富士宮の観光農園 ヨガ教室など企画連発
昨年開業した富士宮市外神のブドウ狩り施設「富士山ぶどうランド」が、ブドウの木の下で行うワークショップを多数企画し、徐々に集客力を伸ばそうとしている。市内で観光農園は珍しく、佐藤文紀園長(39)は「農業を土台にあらゆる体験ができるテーマパークにしたい」と意気込む。 ぶどうランドは約2千平方メートルの農園でピオーネやシャインマスカットなど9種類を育てる。今年は全種類が実り、本格的な始動の年になった。来場者は好みの房をもぎ、その重さで代金を支払う一般的な仕組みだが、同園はブドウ狩りの付加価値を高めようと、もぎたてのブドウを使ってスイーツを作ったりカクテルを味わったりするイベントを不定期で開催し
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ふるさと納税 13億円増 富士宮市22年度 全国35位に上昇 日用品が定着
富士宮市は7日までに、2022年度ふるさと納税寄付額を公表した。42億6440万円と前年度より約13億8千万円増加し全国順位は46位から35位に上昇した。市は主力返礼品であるティッシュなど日用品が納税者に定着していると分析する。 寄付件数は25万211件(前年比7万4895件増)だった。全国的な制度利用機運の高まりを受け、22年度も過去最高を更新した。全体の93・5%を占める紙製品などの日用品は大手ポータルサイトのおすすめ順で上位に入り、リピーターも多い。飲料などは重い荷物を自宅まで運ぶ手間が省ける利点があり、堅調に伸びた。 23年度は4月から7月末時点の寄付額は速報値で約12億1千万円と前
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富士宮で働く良さ力説 商工会議所青年部、高校生と討論
富士宮商工会議所青年部(YEG)は7日、「将来、ふじのみやに住みたい?」徹底討論会を富士宮市役所で開いた。同市で仕事をする大人4人が、市内の高校に通う生徒ら人に富士宮で働く良さを伝えた。 大人側の登壇者は富士宮について、誰もがうらやむ世界トップクラスの観光地であることを訴えた。地方は都心部と比べて着手されていない分野が多く、やりたい仕事が大きなビジネスチャンスになるほか、リモートワークの普及で地元にいながら世界中とつながれることを紹介した。 都心部で就職を希望する生徒は、市場規模の大きな土地で活躍する夢を語った。富士宮は車がないと移動に困り、中心市街地のにぎわいが物足りないなど、利便性
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愛好家自慢の模型300点 各自のこだわり紹介し合う 富士宮
模型作品の展示交流会「第11回ミヤモテン」が3日、富士宮市の富丘交流センターで開かれ、県内外の愛好家が自慢の作品を披露した。 静岡ホビーショー合同展に参加した団体・個人を中心に、22ブースで各自が細部まで工夫を凝らした力作約300点を並べた。戦車や飛行機、オートバイなど乗り物に加え、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)など、各自のこだわりを紹介し合った。 子どもたちを対象に模型制作会や無線操縦(装置)車の体験会も人気を集めた。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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富士“頂上”ではっけよい! 富士宮・上井出天満宮 子供相撲熱戦
富士山を模した高さ3・776メートルの土俵で相撲を取る「第37回天満宮奉納子供相撲大会」が3日、富士宮市上井出の上井出天満宮で開かれた。近隣の幼児と児童計22人が、日本一高いと称される土俵で熱い“頂上決戦”を繰り広げた。 富士山の積雪に見立てておがくずがまかれた土俵に豆力士が次々と上がった。行司の「はっけよい」の合図で勢いよくぶつかり合った。麓で見守る大人たちからは土俵際の激しい攻防に拍手と歓声が送られた。上井出小3年の新井陽南さん(9)は「土俵からの景色が良くて、楽しく相撲ができた」と喜んだ。 大会は源頼朝が富士の巻狩りを行った際に、武士たちが鍛錬として相撲を催
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静岡人インタビュー「この人」 富士宮市の時報で流れる市歌を歌った 山崎陽子さん(東京都)
短大卒業後に歌手の道に進んだ。松田聖子さんのコンサートコーラスを皮切りにプロとしてキャリアを始め、ディズニー作品「ビアンカの大冒険」の主題歌と挿入歌を担当するなど、多方面で活動。2003年から現在も浜崎あゆみさんのバックコーラスを務める。ことし8月から刷新された、富士宮市の午後4時を知らせる同報無線で市歌を歌っている。同市出身。 -歌手になった経緯は。 「高校生の時にミュージカルを見てあふれんばかりのエネルギーに感動し、都内の音楽系の短大に進んだ。在学中に芸能関係者と知り合い、コーラスのオーディションを受けたのが始まり。松田聖子さんや松任谷由実さんのコーラスに合格した。幸運にも人との縁が
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平和への願い 1枚の絵に 富士宮・内房小 キッズゲルニカ完成
富士宮市の内房小児童40人によるキッズゲルニカ作品が完成し31日、同校で発表会が開かれた。世界の平和な未来を地元内房から願う1枚を地域の関係者に披露した。 作品はピカソのゲルニカと同じで縦3・5メートル、横7・8メートル。同校のマスコットキャラクター「たけピカくん」が内房地区の豊かな自然を背景に自撮りしている構図を描いた。校舎近くの桜並木や特産のタケノコで地元をアピールし、平和の象徴のハトも入れた。 6年生12人を中心に、夏休みに集まって作品を仕上げた。6年生の望月美愛さん(11)と吉田光里さん(11)は「戦争のない、国同士が仲良くなる日が来ることを願って制作に取り組んだ」と話した。
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富士山噴火の研究共有 溶岩流避難、地形の特性が鍵 富士宮で報告
静岡県立大グローバル地域センター主催の研究会「富士山の火山防災・環境研究の最前線」が29日、富士宮市の県富士山世界遺産センターで開かれ、専門家6人が研究内容を報告した。世界遺産センターの小林淳教授(火山地質学)は溶岩流からの避難経路について、地域ごとに地形の特性を整理することが重要と説明した。 小林教授は過去5600年間の噴火実績に基づく火口範囲や溶岩流が流れ込む場所の想定を示した。溶岩流が河川に沿って流れる予測から、川を離れるような基本的な避難の考え方を説明した。噴火場所によって溶岩流の経路が大きく変わることを前提に、大沢崩れや潤井川沿いで噴火した場合、富士、富士宮両市の市街地に溶岩流が
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100人分の個人情報 報道機関に誤送信 富士宮市、救急搬送者
富士宮市は21日、7月に救急搬送を行った100人分の個人情報を含む資料をメールで報道機関に誤送信し、該当する100人に謝罪したと発表した。 資料には100人分の住所や氏名、搬送先の医療機関が載っていた。市は8月14日、定時の情報提供として報道機関17社と地域おこし協力隊ら3団体にメールを送った。出動件数などをまとめた統計表を送るはずが、表作成に使う個人情報資料が添付されていた。 市は15日に受信社に資料の削除を依頼し、以降の流出は確認されていないという。100人にはわび状を発送した。 市は担当課などで確認が不十分だったとして、送信までのチェック人数を増やす。
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峯入り修行、無事祈願 富士宮 山伏ら富士山登頂へ
京都市左京区の本山修験宗総本山聖護院門跡は23日までの3泊4日の行程で「第10回富士山峯入り修行」を実施している。21日は富士宮市の村山浅間神社を出発し、全国から集まった山伏ら30人が村山古道を行脚した。 村山浅間神社に境内にかつて存在した興法寺を拠点とした富士山信仰「村山修験」は戦前まで、25日ほどかけて行われたとされる。今回の峯入り修行は20日に富士市の鈴川海岸で体を清めて出発し、山頂を経て御殿場口に下りて神社仏閣を巡る。 一行は21日午前4時半ごろ、村山浅間神社境内の大日堂を訪れた。聖護院門跡の草分俊顕庶務主事を先頭に読経して修行の無事を祈念した。同日は札打場や天照教本社などを巡っ
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帰ってきた火柱の乱舞 富士宮で文珠祭典 4年ぶり奉納手筒花火
富士宮市原の文珠堂で19日、夏恒例の「原文珠祭典」が4年ぶりに開かれた。奉納手筒花火の火柱の乱舞に多くの来場者が見入った。 地元の「駿州白糸原手筒花火保存会」の会員が「ソラダセ、ダセヨォ」と勇ましい声を響かせて到着すると、大小さまざまな手筒花火に次々と点火した。筒先から勢いよく炎を噴かせて練り歩き、オレンジ色の火の粉を浴びた。 手筒花火に先立ち、和太鼓の演奏や大筒櫓(やぐら)の引き回しなども繰り広げられた。 文殊堂の本堂は昨年11月、80年ぶりの改修が終了した。原区の石川正弘区長(65)は「地元にとって“文珠さん”は夏の思い出。きちんと継承していきたい」と話した
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子ども武士、巻狩り出陣! 富士宮で「陣馬の滝まつり」
源頼朝の富士の巻狩りにちなんだ「第40回陣馬の滝まつり」が20日、富士宮市猪之頭の陣馬の滝周辺で行われた。地元井之頭小の1~6年生48人が鎌倉武士の格好で武者行列を展開し、当時の巻狩りの雰囲気を演出した。 児童は手作りの甲冑(かっちゅう)やかぶとを身に着け、校舎から滝まで隊列を組んで練り歩いた。「エイエイオー」と威勢良く勝ちどきを上げ、約15分の道のりを進んだ。 まつり舞台では5、6年生が地域伝統の「陣馬の滝太鼓」を披露し、北海道大YOSAKOIソーランサークル「縁」も観客を沸かせた。マスのつかみ取り体験も人気を集めた。地元商店のほか、中心市街地の「出張商店街」がブースを構え、多くの家族
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富士山SDGs推進パートナー 富士宮で交流会 課題挙げ解決策探る
富士宮市の「富士山SDGs(持続可能な開発目標)推進パートナー」事業に参加している事業者の初交流会がこのほど、市役所で開かれた。18団体の29人がそれぞれ抱える課題を打ち明け、一緒に解決策を考えた。 参加者は四つのグループに分かれ、自己紹介を兼ねて「地域との連携が薄い」や「余った素材を活用したい」といった悩みを発表した。悩みに対して別の参加者は自社が協力できそうなことを伝え、イベントの企画や商品製造の構想を練る話で盛り上がった。 同パートナー事業は、SDGsをきっかけに複数の事業者が接点を得て、新規活動の化学反応を生む取り組みとして市が2022年度に始めた。市企画戦略課の担当者は「地域課
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お盆の富士山「無計画」 荒天構わず外国人続々と 台風接近、事故懸念
お盆の富士山は、国内在住の外国人とみられる登山者が悪天候に構わず訪れている。軽装で雨にぬれ、深夜に山小屋を訪ねたり危険な場所で火をたいたりと、無計画さやマナー違反が散見される。15日は台風7号の接近に伴い富士山は荒天の予報で、関係者は「命に関わる事故が起きないか」と危機感を募らせる。 富士宮口8合目の池田館では雨が降った13日夜、消灯後の午後9時以降に何人もの宿泊予約していない登山者が扉をたたいた。同館は予約キャンセルの枠を活用して約70人の希望者を山小屋の中に入れた。大半が外国人だったという。着替えを持たない人が多く、貸し出した寝袋は水浸しになり、従業員たちは乾燥を急ぐ。池田裕之代表は「
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風鈴300個 白糸ノ滝に夏の涼音 富士宮で31日まで
富士宮市上井出の世界遺産富士山構成資産・白糸ノ滝の売店エリア「富士山・白糸ノ滝テラス」で31日まで、約300個の風鈴が涼しげな音を響かせている。 「白糸風鈴」と題して白糸の滝観光組合が風鈴棚を設置した。天候が良ければ富士山を背景に風鈴を眺められる。晴天となった12日は県内外から多くの観光客が訪れ、花火やスイカなど夏らしい絵柄の中から好みの風鈴を探して写真撮影を楽しんでいる。 同組合はSNSで「#白糸風鈴」を付けて写真の投稿を呼びかけている。渡辺邦浩組合長は「最近暑い日が続いているので、ささやかでも涼を届けられたら」と話した。
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大物ニジマス取ったど! 富士宮 原川でつかみ取り 白糸の里が交歓会
静岡県のふじのくに美しく品格のある邑に登録されている富士宮市の「白糸の里」は14日、「鱒(ます)釣り交歓会」を同市原の原川で開いた。親子らが大きなニジマスを捕まえ、歓声を上げた。 白糸小近くの原川一区画に白糸の里会員がニジマス約500匹を放流した。参加者が前半は釣り糸を垂らし、後半は川に入ってつかみ取りを試みた。つかみ取りではタモで水面をたたくなどしてニジマスを追い込み、30センチを超える大物を狙った。 祖父母と弟と参加した静岡市清水区の清水高部東小6年、渡辺陽斗君(12)は「たくさん捕まえられた。みんなで塩焼きにして食べたい」と喜んだ。 同交歓会はお盆に合わせ、帰省してきた家族と地域
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献血に協力 厚生労働大臣表彰を報告 富士宮LC、市長に
富士宮市の富士宮ライオンズクラブ(LC)は8日、市役所に須藤秀忠市長を訪ね、2023年度献血運動協力団体厚生労働大臣表彰状を受けたことを報告した。 同LCは自ら献血車や会場を手配して約50年間献血に協力を呼びかけている。年2回の開催で始まり、現在は全国的な血液不足を受けて年4回に増やした。会員たちは会場で地元野菜の詰め合わせセットやレトルト食品を献血者に配るなど、協力の輪を広げる工夫を凝らす。毎回協力に来てくれる人が増えたという。 山田元司会長は「献血に理解をいただいている市民の皆さんと受けた表彰だ」と話し、会員たちは表彰を励みに一層尽力すると誓った。
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富士宮市民 総出の祭典「宮おどり」 雨なんの!! 1200人踊る
富士宮市民総出で夏を盛り上げる舞踊の祭典「第32回宮おどり」が6日夜、同市の富士山本宮浅間大社を中心とする市街地で開催された。1200人の踊り手が、雨天を吹き飛ばす勢いで熱い踊りを披露した。 市内31団体の参加者は浴衣や法被などさまざまな格好で、「宮おどり」や「新富士宮音頭」、「芝川おどり」を繰り広げた。浅間大社前交差点に設けられた櫓(やぐら)を中心に目抜き通り東西約700メートルの区間で回り、「ハイッハイッ」というかけ声を市街地に響かせた。 ハイライトは参加者一同が大社に向かって踊り歩く総踊り。踊りの輪に観客も巻き込み、最高潮の熱気で夏の風物詩を締めくくった。 (富士宮支局・国本啓志
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御神火まつり(富士宮) みこし勇壮
富士宮市の盛夏を彩る炎の祭典「第43回富士山御神火まつり」が5日、富士山本宮浅間大社を中心とした市街地で開かれた。富士山頂で採火した御神火をともしたみこしが練り歩いた。 みこし8基が同大社で御神火の点火を受け、担ぎ手たちが威勢の良い声を上げながら市街地を進んだ。大社脇の神田川を遡上(そじょう)する「神田川昇り」が4年ぶりに復活し、最大の見せ場となった。1基ずつ順に入水して、川の流れに逆らって勇ましく進んだ。川沿いは臨場感を求める多くの観衆が埋め尽くした。担ぎ手が観衆に水を浴びせると、会場の一体感が一気に高まった。 中心街では6日に「宮おどり」が開催され、市民総出で夏の富士宮を盛り上げる。
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バイオトイレ 利用制限頻発 維持管理厳しく 容量超え懸念【富士山臨時支局】
今夏の富士山では、山体の環境保全と快適な登山に欠かせない山小屋のバイオトイレに、利用制限がかかる事態が頻発している。登山者増加と山小屋従業員の人手不足により、維持管理が行き詰まっている。関係機関は体調に余裕があるうちにトイレを済ませるよう呼びかけているが、根本的な解決策は見いだせていない。 1日午後3時ごろ、富士宮口8合目の池田館のトイレ10基中2基に「使用禁止」の張り紙がされていた。休憩に立ち寄る登山者たちは使える8基を順番に使い回していた。 池田館は例年、微生物を用いるバイオトイレの処理能力が許容量に迫った時に一時的に利用を制限した。しかし今夏、池田裕之代表は日中の早い時間から制限
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“世界一高い”「ガチャ」山頂に出現 富士宮市が今夏設置 登頂の記念、土産にも【富士山臨時支局】
富士山頂に今夏、標高が“世界一高い”カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」がお目見えした。富士宮市公認の「宮ガチャ」で、富士山をあしらった特製キーホルダーが手に入る。多くの登山者が登頂の記念にと、中身を楽しみにガチャを回している。 市は開山日の7月10日から、山頂の山小屋「頂上富士館」の土産コーナーの一画にガチャガチャを設置した。カプセルは山小屋の物資用ブルドーザーに載せて逐次補充する。 1回500円で、キーホルダーは全100種類。表面は4種類で市公認キャラクター「さくやちゃん」と頂上富士館の「ぐうすけ」が「富士山の山頂に行ってきました」と証明してくれる。裏面は25
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行動制限明け、富士山に登山者続々 9合目「万年雪山荘」に臨時支局、取材拠点開設
静岡新聞社は1日、富士山臨時支局を富士宮口9合目に開設した。記者とカメラマン計4人が3日まで常駐し、世界文化遺産登録10周年を迎え、新型コロナウイルス禍の行動制限が明けた今夏の霊峰の様子を発信する。 拠点となる万年雪山荘は標高3460メートルに位置し、江戸時代から登山者を迎えてきたとされる。山小屋北側に見られる万年雪が名前の由来。臨時支局員は5合目から登り、6時間ほどで到着した。同日夕の到着と同時に大雨が降り始め、山小屋には登山者が続々と雨宿りに駆け込んできた。 行動制限が解除されて初めての登山シーズンとなり、万年雪山荘の予約は大半が埋まっている。特に外国人が例年より多いという。渡辺和将
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実りある 海外滞在に 「語学や文化学び 成長したい」 富士宮の中学生 NZへ
富士宮市の「世界にはばたく子どもたち育成事業」でニュージーランドに向かう市内在住の中学生30人がこのほど、市役所に集まり、市幹部らに抱負を語った。 14日から23日までの10日間、同国オークランド市近郊でホームステイする。現地の学校で交流しながら英語を学び、史跡見学などを通して同国の文化を体験する。 生徒たちは「日本とは違う生活を味わいたい」「友達をたくさんつくる」などと抱負を述べ、「英語に慣れて世界中と交流できる人になりたい」と将来の目標を披露した。「富士宮の良いところを広める」と意気込む生徒もいた。 須藤秀忠市長は「国際感覚に優れた人材が求められている中で英語を学べる絶好の機会。失敗を恐
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八幡商高生が近江商人に 夫婦都市・富士宮で「産物回し」 赤こんにゃくPR
富士宮市と夫婦(めおと)都市提携を結ぶ滋賀県近江八幡市の八幡商高の生徒がこのほど、富士宮市内で販売実習に取り組んだ。“近江商人の士官学校”ともいわれる歴史ある同校の約30人が、地元で仕入れてきた逸品をアピールした。 「天八商店」の法被を着た生徒は4班に分かれて市内を練り歩き、伝統の「産物回し」を実践した。市役所1階ロビーに特設販売会場を設け、近江八幡名産の赤こんにゃくをはじめ、周辺地域の名菓や調味料を並べた。生徒は来庁者や市職員に「近江の良い物を集めました」などと威勢良く呼びかけ、近江商人の「売り手良し、買い手良し、世間良し」の三方良しの精神を体現した。 商品の仕入れから販売までを一貫して体
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富士山5合目以下 麓歩きの勧め 富士宮市が初親子向けツアー「気軽に親しんで」
富士山で登山者が体調不良や負傷で救助される事案が相次ぐ中、5合目より下の自然と触れ合う軽めのトレッキングを推奨する取り組みが動き始めている。富士宮市は25日、親子向けの日帰りツアーを初開催し、小学生の親子らが麓に広がる大自然に触れた。世界文化遺産登録10周年の節目で注目が集まる今季に市担当者は「体力に自信のない人でも無理なく霊峰に親しめることを広めたい」と話す。 日帰りツアーではかつて多くの修験者が通ったとされる村山口登山道をたどった。こけが深くむして一面緑色の山道を進み、札打場(ふだうちば)や中宮八幡堂などを巡った。5合目より下を専門とするガイド岩崎仁さんの案内で植生に理解を深めた。
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琵琶湖の水 富士山頂へ 夫婦都市近江八幡(滋賀)の訪問団 富士宮到着
富士宮市と夫婦(めおと)都市提携を結ぶ滋賀県近江八幡市の「富士と琵琶湖を結ぶ会」が30日、富士宮市に到着した。4年ぶりに琵琶湖の水を富士山頂に届けるため、富士山本宮浅間大社で登山の安全を祈願した。 同会の約30人は富士登山と山麓周遊の二手に分かれた。登山班は同日8合目に宿泊し31日に山頂剣ケ峰で琵琶湖の水をささげる。 同大社では富士宮市の関係者が一行を出迎えて共に参拝し、登山班の出発を見送った。周遊班は富士宮市街地や朝霧地区を観光して市民と親睦を深める。 巨人だいだらぼっちが近江の土を掘り、琵琶湖と富士山をつくったという伝説にちなみ、両市は1968年に全国で初めて夫婦都市提携を結んだ。
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富士山噴火の兆候時 登山者避難 誘導や安否確認方法は 役割増す山小屋
富士山の火山避難基本計画が今春、改定された。一般住民の避難よりも早い、噴火の兆候が確認された段階で5合目よりも上にいる登山者は下山が求められる。山小屋関係者が避難誘導しながら一緒に下山するが、誘導の方法や登山者の安否確認など課題が山積する。ピーク時には約8千人が登る富士山。安全で円滑な避難へ、普段から富士山で活動し、山を熟知する山小屋関係者の役割は増している。 7月中旬の富士宮口6合目。気象庁から噴火警戒レベル2に相当する「火山の状況に関する解説情報(臨時)」が発表された想定で、情報伝達訓練が行われた。山小屋従業員が拡声器を手に下山を呼びかけた。訓練冒頭には登山者にどう伝えるべきか分からず
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患者を心から支えたい 高校生37人 看護師の仕事体験 富士宮市立病院
富士宮市立病院で27日、県看護協会と県ナースセンター主催の高校生一日ナース体験が開かれ、富士、富士宮両市の高校3年生37人が患者に寄り添う気持ちの大切さを現役看護師から学んだ。 生徒は2人ずつ看護師に付き、日頃の業務を見学した。看護師が検温などをしながら患者と積極的に会話する姿を見て、体調の変化を常に気にかける姿勢を吸収した。実際に患者の体を洗う仕事を手伝う経験も積んだ。 生徒たちは、患者が転ばないように周囲に気を配る看護師の姿に感心し「患者の心を考えられる看護師になれるように、勉強を頑張りたい」と決意を新たにした。 (富士宮支局・国本啓志郎)
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“夫婦市”児童 富士宮―近江八幡 親睦深める 訪問団と宿泊交流
夫婦(めおと)都市提携を結ぶ富士宮市と滋賀県近江八幡市の児童交歓会が24日、富士宮市で始まった。両市の代表児童計44人は26日まで2泊3日を共に過ごし、富士山トレッキングなどを通して親睦を深める。 富士宮市内21校の代表児童と関係者が県立朝霧野外活動センターで近江八幡市の訪問団を出迎えた。「ようこそ」との横断幕を掲げ、バスから降りてくる一行を歓迎した。猪之頭小児童による地域伝統の「陣馬の滝太鼓」の勇壮な音で交流開始を祝った。 初日はオリエンテーリングで打ち解け、世界遺産登録10周年を迎えた富士山について一緒に学んだ。25日は富士山5合目周辺を散策するほか、琵琶湖からくんできた水を霊峰に注ぐ。
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豊かな地域 カードゲームで模索 富士宮市職員 限りある予算で選択 SDGSセミナー
富士宮市職員を対象にしたSDGs(持続可能な開発目標)啓発セミナーが20日、市役所で開かれ、市職員24人がカードゲームを通して富士宮を豊かにする事業に想像を膨らませた。 参加者は行政職員と市民の立場に分かれ、人口減少や環境保全、経済活性化などの指標の向上を目指した。限られた予算の中から可能な事業のカード選びに知恵を出し合い、資金や人材のカードの交換を繰り返した。人口増を狙い選んだ事業が暮らしの満足度向上に作用するなど、思惑と違った展開が見られた。 市民交流課女性が輝くまちづくり推進室の古川恵さん(31)は「市民生活にもたらす影響を今まで以上に想像しながら、さまざまなことに挑戦していきたい」と
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⚾田方農10点 吉原との乱打戦を制す 高校野球静岡大会1回戦
▽1回戦(富士第1試合) 吉原 102001100―5 10160002×―10 田方農 ▽二塁打 大倉、三輪(田) ▽試合時間 2時間3分 【評】田方農が四回に集中打で6点を挙げ、両チーム合計27安打の乱打戦を制した。 田方農は1点を追う四回1死満塁、三輪の左中間を割る2点二塁打で逆転した。大倉と大城も連打で続き、重盗も絡めて相手守備に落ち着く暇を与えなかった。 吉原は再三好機をつくるも三度の併殺で大量得点を阻まれた。 1~3番大暴れ 27安打が飛び交った乱打戦は田方農が押し切った。集中打を放った1~3番は計8安打7打点と大暴れ。四回は3人の連打で打線を勢いづか
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富士山全面開通 行動制限明け初の夏 国内外から登山者続々
富士山の本県側3ルート(富士宮、須走、御殿場)が10日、山頂までを全面開通し本格的な夏の登山シーズンが始まった。新型コロナウイルス下の行動制限が解除されて初の山開きとなり、晴天に恵まれた富士宮口には、国内外の登山者が世界遺産登録10周年を迎えた霊峰の頂を目指した。 富士宮口6合目に設置されていたバリケードが午前9時前に撤去され、開通を待ちわびていた登山者が続々と頂上に向かった。富士山初登山の静岡市葵区の百瀬友幸さん(39)は「体力に注意しながら休み休み登りたい。明朝は御来光を期待できそう」と軽快に歩を進めた。 御殿場市上空から富士山を捉えると、梅雨の合間の強い日差しが山体を照りつけ、赤茶
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富士登山「安全第一に」 山麓の宿泊施設が啓発 静岡県側10日山開き
富士山の静岡県側3登山ルートの全面開通(10日)が間近に迫り、富士宮市内には9日午後、国内外の登山客が続々と集まった。今季の富士山は混雑が予想され、市内の宿泊施設などでスタッフが登山予定者に安全と健康の確保を呼びかけている。 同市の富嶽温泉花の湯ではチェックイン開始の午後4時以降、大きなリュックを携えた宿泊客の姿が増え始めた。フロントスタッフは入館手続きの最後にチラシを示し、「登山中とても混雑するかもしれないので注意を」と無理のない計画的な登山を促した。 弾丸登山への注意も訴える。花の湯には例年、深夜に来て入浴と小休止した後に未明から富士山に向かう客が一定数いるといい、古市大三支配人は「
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アニメ話題に会話弾む 富士宮・星陵中高生と上海の訪問団 再会誓う生徒も
富士宮市の星陵中・高の生徒26人は6日、中国上海市の生徒21人を同校に招き、互いの文化や流行を紹介し合って親睦を深めた。 生徒たちは5人ほどのグループに分かれて両国の文化を紹介し合った。訪日団の生徒は日本語を勉強中といい、星陵の生徒はやさしい言葉を選んで会話し初対面の距離を縮めた。上海市でも放送されている日本のアニメが多くのグループで話題になり、お気に入りの場面を語り合うなど盛り上がった。 校内を散策して学校生活の違いを探した。訪日団の陳厳弘君(16)は野球部の写真を見て「(日本で盛んな)野球を一度体験してみたい」と話し、陸微さん(14)は「日本の学校に留学したい」と目を輝かせた。 別
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障害者雇用の意義は エンビプロHD 富士宮・貴船小で講話 児童に絵本で訴え
富士宮市の再資源化業「エンビプロ・ホールディングス(HD)」は子会社が制作した絵本を活用して、障害者就労支援の意義を広める活動を始めている。佐野富和社長らがこのほど、同市の母校貴船小を訪ね、6年生に障害者雇用の意義を語った。 絵本「ぼくの手は魔法の手」は、長野県にある同HDの子会社2社の実話が描かれている。主人公で障害のある男性従業員は、世間一般に普通と言われる行動ができなくても、パソコンなどの機器の解体作業を機械よりも正確に果たせることにやりがいを見つけた。資源と自身を重ね合わせ、輝ける場所が必ずあるとして「世の中にいらないものなんていない。いらない人なんていない」と訴えている。 同校
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富士山の自然と文化、共に維持 世界遺産登録の意義解説 富士で国際シンポ
富士山世界遺産登録10周年記念国際シンポジウム「世界の聖なる山と富士山」(県富士山世界遺産センター主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が1日、富士市のロゼシアターで始まり、各分野の学者ら6氏が登壇した。世界文化遺産登録によって、富士山の自然環境と文化を共に維持し、管理する施策につながったとの意見が聞かれた。 世界遺産登録された山の多くが、周辺地域での象徴的な特性が登録の決め手になっている中、メヒティルド・ロスラー元ユネスコ世界遺産センター長は、葛飾北斎らの富士山画が西洋から見た日本文化に大きく影響を与えたとし、「世界的に価値を認められている霊峰だ」と改めて強調した。 文化遺産登録だった意義に
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商店街にアートの風 富士宮 まちなかギャラリー 47店舗 作品で彩り
富士宮市中心市街地の6商店街で30日、「第20回ふじのみや・まちなかアートギャラリー」(実行委、富士宮商店街連盟主催)が始まった。市街地一帯を大きな一つの美術館のように見立てて7月10日まで、店舗や施設に芸術作品を飾っている。 商店街の47店舗にそれぞれの雰囲気に合う作家を配置した。大宮町のスポーツ館一球堂はチョークアート作家下條画美さんとタッグを組んだ。野球用具が並ぶ棚の手前に色鮮やかな花やハンバーガーなどの絵を飾り、スポーツ用品店の雰囲気を華やかに一変させた。米大リーグで活躍中の大谷翔平選手の似顔絵も野球少年たちの目を引く。西町の「靴のまつばや」の入り口付近には佐野久さんの陶芸作品が並び
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プロリーグダンサー KAI→さん 「活躍し魅力広める」 地元富士宮市長に意気込み
ダンスのプロリーグ「Dリーグ」で活躍する富士宮市出身のダンサー「KAI→」(本名・山田海士朗)さん(23)が21日、市役所に須藤秀忠市長を訪ね、「プロとしての責任を胸に、ダンスの魅力を広めていきたい」と意欲を語った。 発足3年を迎えたDリーグは、12チームが8人編成による約2分間の演技で審査員と視聴者の採点を競う。KAI→さんが所属する「サイバーエージェント レジット」は個々の優れた技能を生かし、昨年10月から今年4月にかけて行われた2022-23シーズンで初優勝を飾り、上位チームによるチャンピオンシップで準優勝になった。 昨季まで下位だったチームが上昇した理由につい
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富士山世界遺産10年 節目の年、霊峰と祝う 富士宮で記念祭
富士山世界遺産登録10周年記念祭(富士宮市、富士宮商工会議所青年部主催)が18日、同市の富士山本宮浅間大社大鳥居前で開かれ、記念標柱やラッピングバスを披露した。周辺の商店街のイベントも連動して多くの家族連れでにぎわい、全貌を現した霊峰とともに節目の年を祝った。 標柱はステンレス製で台形。富士山の湧水の恵みを受ける神田川広場に設置した。市によると、世界文化遺産登録を示す標柱は市内で初めてという。 ラッピングバスは側面いっぱいに山体が描かれ、「祝10周年」の赤い文字が目立つ。来年6月までの1年間、市内を循環する。 式典では、世界遺産のあるまちとして地元の活性化に取り組む市内の6団体をたたえ
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笑顔で接客 定期市お手伝い 10月バザー出店へ 富士宮・大宮小生体験
富士宮市の大宮小6年生66人は16日、地元の駅前通り商店街振興組合による定期市「十六市」で出店者の販売を手伝った。10月の十六市のバザー出店に向けて児童は接客の流れを体感した。 児童は数人単位で出店ブースに分かれ、店主から商品の提供やお金の受け渡し方法を教わった。客から受け取った現金を声に出して数え、釣り銭を正確に計算した。「お箸や袋は要りますか」と笑顔で訪ねるなど、丁寧な接客を心がけた。児童による看板商品のアピール合戦が各所で発生し、威勢のよい声が商店街に響いた。 総合学習の一環で10月にバザーを開き、収益は慈善団体に寄付する予定。荒舘結花さん(11)は「初めは緊張したけれどお客さんと
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大相撲・高砂部屋稽古にファン熱視線 朝乃山関ら富士宮で合宿
大相撲・高砂部屋の合宿稽古が15日、富士宮市内で始まった。富士宮北高相撲場で17日まで、力士23人が7月の名古屋場所に向けて調整する。 15日は四股やすり足などの稽古を入念に重ね、激しい申し合いを繰り広げた。元大関の幕内・朝乃山関らが若い力士に胸を貸した。相撲場の空気は張り詰め、詰めかけたファンは固唾(かたず)をのんで見守った。 高砂部屋が市内で合宿を行うのは初めて。静岡後援会が昨年発足し、誘致に至った。地元の関係者は相撲に対する地域の関心が一層高まると期待する。高砂親方は「良い環境で稽古させてもらい、力士は喜んでいる」と話し、朝乃山関は「たくさんの方と触れ合う合宿にしたい」と汗を拭った
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静岡人インタビュー「この人」 タイキャンプフェスを主催した 佐野ひろさん(富士宮市)
20代でタイに移住し俳優として活躍。「タイで最も有名な日本人の一人」との呼び声も。タイ人向けに日本の生活を紹介するテレビ番組の企画制作など、親日文化の醸成に取り組む。2019年に両親が住む富士宮市に移り、ことし5月下旬には市内のキャンプ場でタイキャンプフェスを同国政府観光庁と共催した。48歳。 -タイに渡った理由は。 「役者の下積み時代にバックパッカーをして知り合ったタイ人からCMのオーディションに誘われ、偶然にも3本も主役級で合格した。昔から一度きりの人生はチャンスがある場所に住もうと決めていた」 -日本との違いを感じた思い出は。 「カオスな街だという第一印象。日本の満員電車に感じ
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田植えで企業間交流 静岡拠点5社の若手 富士宮で体験企画
静岡市内に拠点を置く5社がこのほど、富士宮市原の水田で農業体験企画「あおぞら交流会」を実施した。各社の若手社員が田植えを通して親睦を深めた。 静岡鉄道、静岡ガス、しずおかフィナンシャルグループ、鈴与、スター精密の5社の20、30代の若手社員を中心に46人が取り組んだ。参加者は1200平方メートルの田んぼに横一列に並び、コシヒカリの苗を丁寧に植えた。童心に返って泥の感触を楽しみながら、会社の垣根を越えた交流を楽しんだ。 企画のきっかけは5社が昨年度実施した若手合同研修だった。環境ビジネス促進事業を企業に提案する研修で、一つのチームが富士宮市の富士山白糸ファームに法人向けの田んぼオーナー制度
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「宮ガチャ」超ローカル情報解説 キーホルダー/缶バッジ 富士宮市公認、観光地に設置へ
富士宮市は12日、市公認のカプセル玩具「宮ガチャ」を展開すると発表した。市イメージキャラクター「さくやちゃん」が地域行事の衣装を着たキーホルダーなど“超ローカル情報”を学べる景品の準備を進めている。何が出るか分からないというガチャガチャ特有のワクワク感が富士宮の魅力発信活動に加わり、市は新たな観光の目玉としてアピールする。 宮ガチャは1回200円を基本に、一つの分野に特化した銘柄を複数生み出す予定。市内の歴史や文化にちなむことが条件で、市は官民問わずアイデアを募る。 第1弾として、富士山アクリルキーホルダーと、さくやちゃん缶バッジの二つの銘柄のガチャガチャをイオン
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富士山開山まで1カ月 山小屋、早くも満員続出 「弾丸」増に懸念
新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが5類に移行し、初めての夏の登山シーズンを迎える富士山の山小屋に、宿泊予約が殺到している。開山1カ月前にもかかわらず、既に多くの日が満員になる異例の速さで推移する。水際対策の緩和で海外からの需要も増し、登山者はコロナ禍前を上回るとの見方もある。一方、山小屋の多くは感染対策に配慮した新たな様式を維持し、コロナ禍で減らした宿泊定員を若干の増加にとどめる方針。受け入れの容量を超えれば弾丸登山の増加やトイレ処理の問題が生じる恐れもあり、関係者は懸念を募らせる。 富士宮口の元祖7合目山口山荘は、今夏の宿泊客の受け入れ予定をコロナ禍前の3分の2に当たる1日120人
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スペイン空手代表 富士宮で合宿 9日から大会、公開練習や教室も
空手のプレミアリーグ福岡大会(9~11日)に出場するスペイン代表チームは5日、富士宮市内で事前合宿を始めた。練習を一般公開し空手教室などを開いて7日まで市民と交流を深める。 スペイン空手代表が東京五輪の事前合宿を同市で行った縁で今回の来訪が決まった。男子形で銀メダルを獲得したダミアン・キンテロ選手ら7選手とスタッフ計15人が4日夕方に来日。5日は市民体育館でストレッチやウエートトレーニングなどをして汗を流した。選手たちのキレのある動きに見学者たちが見入った。 選手団は練習前に市役所を訪ねた。国旗を手にした市職員や地元こども園の園児に歓迎され、アントニオ・モレノ・マルケーニョ会長は「家族の
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富士宮西高文化祭に商店街が出張 自慢の逸品発信
富士宮市内の20商店は3日、富士宮西高の文化祭に出張し、1日限りの商店街を構えた。生徒が各店自慢の逸品を求めて行列を作り、地元の商店になじみの薄い高校生に魅力を発信した。 校舎裏の一画に商店が並び、焼きそばやクレープなどを販売した。昼食やおやつを求めて開店早々から生徒が押し寄せ、瞬く間に売れていく盛況ぶりだった。校内はできたての料理を囲んで会話に花を咲かせる生徒たちでの声に包まれた。 出店は同校写真部新聞班が昨年10月に商店街を特集した記事がきっかけだった。中心市街地の商店が離れた地域に買い物と交流の場をつくる「出張商店街」の活動が校内新聞に載り、読んだ生徒会が商店街に文化祭での出張を提
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キャンプでタイの文化満喫 28日までフェス 富士宮
タイの文化に触れながらキャンプができるフェス「フジタイキャンプ」が27日、富士宮市麓の休暇施設ふもとっぱらで始まった。28日まで、タイの寺院の祭りを思わせるさまざまな体験ができる。 果物の彫刻「カービング」や灯籠「ローイクラトン」作りが体験できるほか、同国の民俗衣装や食材が手に入る。テントを張り終えたキャンパーたちはタイのハーブを使ったサウナや古式マッサージでリフレッシュし、ガパオライスなどのタイ料理を堪能。特設ステージから聞こえる伝統舞踊の陽気な音楽に体を揺らした。 夜は寺院の祭り「ガーン・ワット」を模して、テントをイルミネーションで飾り付けるコンテストを開催した。挑戦者たちはカラフル
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富士宮やきそば世界へ NYで1000食完売 インバウンド手応え
富士宮やきそば学会は13日に米ニューヨーク中心部マンハッタンで開かれた「ジャパンストリートフェア」に出店した。用意した千食が完売する盛況ぶりにメンバーは「外国人にも富士宮やきそばの味は受け入れられる」と“YAKISOBA”文化でインバウンド(訪日客)を市内に呼び込む手応えをつかんだ。 同フェアでは日本の地方の食文化をテーマに20店ほどがブースを構え、同学会は初めて参加した。さまざまな日本グルメが並ぶ会場で学会の屋台はソースの芳醇(ほうじゅん)な香りにつられた人の行列が途絶えなかったという。 外国人に食べやすいものを提供するため、食材は現地で調達した。特徴であるコ
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ヒマワリ迷路作るよ 富士宮の放課後児童クラブが種まき
富士宮市の放課後児童クラブ「とがみえん」と「とがみえんきた」を利用する児童約100人はこのほど、同市外神の空き地にヒマワリの種をまいた。富士宮高校会議所によってヒマワリの迷路が作られる予定。 民家が取り壊されて生じた空き地約千平方メートルを5月上旬に同会議所のメンバーが耕した。児童は各学年で1列に並び、指で穴を掘って種を数粒ずつ埋めた。 ヒマワリ畑は7月ごろに見頃を迎える予定。同会議所が通路部分を刈り取って迷路を作り、児童が迷路に挑戦する。富丘小1年の望月七瑚さん(6)は「迷路が楽しみ。早く大きくならないかな」と話した。
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スイーツに合う発泡酒誕生 富士宮の洋菓子店と醸造所タッグ カカオ香り♪心地よい苦み
富士宮市弓沢町の「お菓子と珈琲 赤池商店」と同市大鹿窪の「フジヤマハンターズビール」がタッグを組み、「カカオとミントのおかしなビール」を製造した。洋菓子店と醸造所という異分野が連携し、心地よい苦みが特徴の菓子に合う一杯を開発した。 新商品はゴールデンスタウトスタイルの発泡酒で、カカオとコーヒーの香ばしい香りが漂う。口に入れた瞬間はシトラス系の味わいが主張し、後からホップとミントの爽やかさが鼻を抜ける。スパイスの効いた料理やチョコレートなどのスイーツとの相性が良いすっきりとした味わいに仕上げた。 開発は2月中旬、赤池商店バリスタ兼クラフトチョコ担当の赤池拓さん(40)の提案で始まった。大の
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アクロスプラザ富士宮 スーパー「オギノ」など13店続々開業 アウトモール型複合商業施設
富士宮市弓沢町で大和ハウスグループが開発を進めてきたアウトモール型複合商業施設「アクロスプラザ富士宮」が完成し、出店店舗が続々と開業し始めている。17日は同所の中核となるスーパー「オギノ」が開業して多くの買い物客が訪れた。 同所は富士宮市役所の南東約500メートルで県道富士富士宮線沿いに位置する。約2万平方メートルの敷地に6棟(総延べ床面積約8000平方メートル)が並び、13店舗が入る。336台分の駐車場と165台分の駐輪場を備えた。 食料品店やドラッグストアのほかに飲食店、美容室など13店舗が6月6日までにオープンする。このうち7店が市内初出店となった。同日はオギノとコインランドリーが
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富士宮、26店でバル 1000円の限定セットで乾杯 19日まで
富士宮市内の飲食店のにぎわい創出企画「富士宮元気バル」(同実行委主催)が15日、市内26店で始まった。千円ちょうどで各店舗限定の乾杯セットメニューを19日まで楽しめる。 26店は期間中、焼き鳥などの肉料理とビールといった、各店舗自慢の逸品とドリンクを組み合わせたバルメニューを提供する。利用者はチケット不要で、のぼり旗やポスターを掲げている店で「元気バル」と注文する。 同企画は2012年に飲食店応援を目的に始まり、20年からは3密回避策を講じながら続けてきた。今回は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移り、実行委は「バルを地元飲食店の客足回復の起爆剤に」と狙いを語った。 同市
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JAふじ伊豆がヨーグルト配布 地元産乳製品の消費拡大へ
JAふじ伊豆は15日、地元産牛乳を使ったヨーグルトを県東部のファーマーズマーケット3カ所で買い物客に配布した。酪農家が飼料高騰などで苦境が続く中、JA職員は消費拡大を目指す。 3カップ1セットのヨーグルトを、富士宮市の「う宮~な」で600個、伊豆の国市の「農の駅グリーンプラザ」で200個、三島市の「みしまるかん」で150個用意した。千円以上の買い物をした客に無料で提供した。 う宮~なでは、開店直後から買い物客が配布ブースに立ち寄った。JA職員がヨーグルトに牛乳を使った料理のレシピ集を添えて手渡し、乳製品の消費を促した。 8月には乳価が1キロあたり10円上昇し、乳製品の店頭価格が上がると
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「はっけよい」小学生力士が熱戦 わんぱく相撲富士宮大会
「第30回わんぱく相撲富士宮大会」(富士宮青年会議所主催)が14日、富士宮市の富士宮北高相撲場で開かれ、市内各地から集まった小学生力士53人が熱戦を繰り広げた。 学年別に予選リーグと決勝トーナメントを戦った。児童はまわし姿で土俵に上がり「はっけよい」のかけ声で勢いよく体をぶつけ合った。小さな体で土俵全体を駆け回ったり、土俵際で粘ったりする姿に保護者らから声援と拍手が送られた。 4~6年生の男女それぞれの優勝者は、6月に開かれる県大会への出場権を得る。 各学年の優勝者は次の通り。 1年 秋山璃空(富士根南)▽2年 角田一稀(大宮)▽3年 酒井蘭丸(黒田)▽4年 角隼斗(富丘)▽5年 田
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人馬一体、4年ぶり勇壮に流鏑馬 富士宮・浅間大社
富士宮市の富士山本宮浅間大社は6日までの3日間、伝統の流鏑馬(やぶさめ)祭を4年ぶりに通常開催している。ハイライトとなった5日の神事流鏑馬式では、駆ける馬上から射手が次々と矢を放ち、人馬一体の妙技で観衆を沸かせた。 狩り衣装をまとった小笠原流の射手たちが馬にまたがり、楼門前の馬場を次々に駆け抜けた。途中2カ所の約50センチ四方の的をめがけて矢を放った。4年ぶりの神事を見ようと集まった多くの観客が馬場の両脇を埋め尽くし、カメラを構えた。的が射抜かれる度に「おぉー」と歓声を上げ、拍手を送った。 同祭は1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際に武運長久と天下太平を祈って流鏑馬を同大社に奉納し
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富士山麓 自転車で1周 富士宮市、スルガ銀など企画
スルガ銀行と富士宮市、東京電力パワーグリッド主催の自転車で富士山を1周するイベントが3日、同市役所発着で開かれ、県内外の自転車愛好家約40人が山麓の自然を堪能した。 コースは富士山を反時計回りに121キロを走り、道の駅すばしり(小山町)や、道の駅富士吉田(山梨県富士吉田市)など5カ所のチェックポイントを巡る。参加者は各所で自転車と写真を撮り「#宮ぽた」などのハッシュタグを付けてSNSで発信した。 最初のチェックポイントに指定された富士宮市の村山浅間神社では、鳥居と自転車を1枚に収めた。旅の安全を祈願して手を合わせる参加者の姿もあった。 イベントは昨年4回実施したのに続き開催した。好評を
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菜の花迷路出現 富士市大淵 園児がゴール目指して挑戦
富士市大淵の約3千平方メートルの遊休農地に菜の花迷路が現れ、富士宮市の杉田幼稚園の年長、年中児47人が1日、迷路の攻略に挑んだ。 園児は高さ2メートルほどの菜の花の壁を見上げて出口の方角を確認し、2人一組で手をつないで進路を決めながら進んだ。最短5分足らずで出口を見つけると「ゴールだ」と勢いよく走り抜けた。迷路の中で立ち止まり、黄色く咲いた花をじっくりと観察する園児もいた。菅谷芽生ちゃん(5)は「いっぱい咲いていてきれいだった」と喜んだ。 迷路は遊休農地を管理する住民団体「次郎長ネットワーククラブ」が整備した。遊休農地活用策として2017年からヒマワリ畑を作っていて、緑肥作りを目的に今季
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霊峰 土佐派と狩野派並ぶ 世界遺産センター登録10周年で記念企画展
富士宮市の県富士山世界遺産センターは29日から、富士山の世界文化遺産登録10周年記念企画展「美と祈りの霊峰(やま)富士山」を始める。7月3日までの前後期制で、前期は土佐派と狩野派の江戸時代の絵師二大流派による富士山の描き方などを見比べられる。 朝廷に仕えた土佐派からは、土佐光孚[みつざね]の「富士旭日図」を同センター初公開する。峰の横に赤色の丸い太陽を描いた構図は、現代人が思い浮かべる富士山の絵の源流に近いとされる。江戸幕府御用絵師の狩野派からは、狩野常信の「秋景富士三保清見寺図」を飾る。霊峰の広大な麓に三保松原と清見寺(静岡市清水区)が描かれ、紅葉や山頂の雪が秋の様子を表している。 山
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平和の象徴 1枚の絵に 富士宮西高美術部 キッズゲルニカ完成
富士宮市の富士宮西高美術部によるキッズゲルニカ作品が完成し28日、同校で披露された。2、3年生部員11人がそれぞれ考える平和の象徴を1枚にまとめた。 作品は縦3.5メートル、横7.8メートル。銃器を捨てたごみ箱のふたに乗っている天使がシャボン玉を飛ばす姿を描いた。暗闇から明るい世界に向かうシャボン玉の内側には、安らかに眠る子どもや花畑、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」などを入れ、平和な未来を願った。 部員たちは春休みから作品の構成を練り、全員で作業を分担して制作に取り組んだ。部長の3年太田充奏さん(17)は「平和とは何か、自分の考えと向き合う時間になった」と話した。 作品はキッズゲルニカ
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豊富な経験、実績を評価 須藤氏4選 富士宮市長選解説
富士宮市長選は、対抗馬の出馬表明が直前で市民の関心が高まらず、実績と知名度で勝る須藤秀忠氏の続投を有権者が選択した。 3期目の前半は新型コロナウイルス感染症対応に追われる中、PCR検査場設置など独自施策を打ち出した。国に先駆けて難局に対応するかじ取りの能力と44年の政治経験に基づく実行力が一定の成果を上げたといえる。 今回選では、須藤氏の多選や任期中に80歳を迎える年齢、市役所内の閉塞(へいそく)感を批判する声などが望月則男氏の立候補を後押しした。長年の懸案とされる仮称・郷土史博物館構想は、反対する市民も少なくない。意見を幅広く受け止め、理解を得ながら着実に施策を進めることが求められる。
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須藤氏4選 富士宮市長選 圧倒的な知名度、終始優勢保つ
統一地方選後半戦の静岡県内3首長選と10市町議選が23日行われ、即日開票された。富士宮市長選は現職の須藤秀忠氏(76)=自民、公明両党推薦=が新人で元市議の望月則男氏(44)を退けて4選を果たした。投票率は45・80%だった。 富士宮市長選は須藤氏が圧倒的な知名度で高齢世代を中心に支持を集めて4選を果たした。 須藤氏は44年の政治経験で培った後援会組織と人脈を駆使して終始優勢を保った。自身が誘致に尽力した県富士山世界遺産センターと富士山本宮浅間大社を結ぶ動線整備の加速を強調。ハード整備と同時に、子育て支援も充実させるとして現役世代からの一定の支持も手放さなかった。 望月氏は仮称・郷土史
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お手柄119番「いつものおじいちゃんと様子が違う…」 富士宮の大富士小4人、救急活動貢献
高齢男性の体調不良に気付いて119番するなど救急活動に貢献したとして、富士宮市の大富士小5年生4人が20日、同市消防本部から感謝状を受けた。4人の臨機応変な対応で男性は一命を取り留めた。 春休みの3月27日、4人は渡辺琉音君の家で遊んでいた。午後2時ごろ、渡辺君が1人で近所の自動販売機に向かう途中、男性宅の庭先で男性と出会った。「いつものおじいちゃんと様子が違う」(渡辺君)と違和感を抱き、自宅で遊ぶ同級生3人を連れて戻ると、男性は苦しそうに倒れたという。渡辺君は自身のスマートフォンですぐに119番し、片岡征也君と永松輝君、渡部葵さんの3人は駆けつけた救急車を誘導した。 同消防本部によると
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議会改革、道半ば 富士宮市議選 不祥事続発から再出発 有権者は注視
任期満了に伴う富士宮市長選と市議選が16日、告示され、定員22人の市議選に25人が立候補した。市議会は前任期半ばで不祥事が相次ぎ発覚し、2021年秋の補選では議会の立て直しが問われた。今回の選挙は「再出発」と位置づける候補者もいて、有権者は「信頼できる人を選ぶ」と、候補者の言動を注視する。 同議会では同年5月に県迷惑防止条例違反容疑で1人が逮捕され、9月には議長選に絡む贈賄申し込み事件で2人が摘発される事態になった。3人とも有罪判決が下されている。 補選後は信頼回復に向けて市議会議員政治倫理条例を定めた。一方で、定数削減を通して議員の資質向上を求める要望が市区長会から提出されたが、市議会
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酪農家の悲鳴届くか 富士宮市長・市議選16日告示
静岡県内随一の規模を誇る富士宮市の酪農業が窮地に立たされている。新型コロナウイルス禍に始まった飼料価格の高騰は、円安や不安定な海外情勢のあおりを受けて拍車がかかる。任期満了に伴う市長選と市議選が16日に告示される。「もう限界」と悲鳴を上げる酪農家たちが市政の担い手に求めることを探った。 続く飼料高騰 補助金、消費拡大「先導を」 市内で最も多い乳牛約450頭を飼育する朝霧メイプルファームは、飼養費が月平均で2年前より約1500万円膨れた。数年前からおからなど食品製造の副産物を取り入れ、丸山純社長は餌の最適化とコスト削減に知恵を絞ってきた。輸入飼料の高騰は瞬く間に企業努力を飲み込んだ。安価な飼
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記者コラム「清流」 ハンドルを握る資格
運転中、取材現場にいかに早く着けるかを考える。直線だが渋滞のリスクがある大通りを行くか、遠回りでも信号のない路地に抜けるか悩む。住宅街の道に入ると、見慣れない緑色の道路標示があった。「キッズゾーン」と書かれている。 標示のある幼稚園前は幅員が狭く、すれ違うときは路肩へはみ出す。ラッシュ時に大通りへの抜け道となり、スピードを出す車が多い。園児の外出時は複数の職員が車道側を歩いて守らなければならない。園関係者は「標示を見て減速してくれたら」と願う。 自動車学校で誰しも「周囲の安全確保」を教わる。標示がなくても道路状況を見て減速が不可欠と分からなければ、運転免許の意味がない。新年度を迎え、慣れ
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国際交流 経験基に助言 アドバイザー新設 3人任命 富士宮市
富士宮市は本年度、市の国際交流事業に対して自身の経験を基に助言する「国際交流アドバイザー」を新設し、海外との親交が深い3人を任命した。13日に就任依頼式を市役所で開き、3人に依頼状とバッジを贈った。 アフターコロナにおける諸外国との交流活発化に向け、市は事業の企画段階から3人に人脈や知見を基に助言を受ける。 沖縄剛柔流空手道協会副会長の村松真孝さん(77)=同市=は、東京五輪スペイン空手チームのホストタウン登録に携わった。渡辺実さん(66)=同市=は平和を訴える「キッズゲルニカ」プロジェクトの先頭に立って活動を世界中に展開している。韓国出身のユ・ソンジュさん(61)=富士市=は韓国語講師とし
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保護猫 愛いっぱいの日常 飼い主66家族 写真パネル 20日まで 富士宮で展示
富士市で保護猫活動に取り組むボランティア団体「子猫園ベルソーデシャトンズ」は20日まで、パネル展「中学生と猫が綴(つづ)るメッセージ」を富士宮市役所1階で開いている。保護猫が飼い主に託された後の様子を紹介している。 同団体の活動は2019年に始まった。富士中3年の赤石朔さん家族を中心に、殺処分手前まで衰弱した子猫を回復するまで面倒を見ながら飼い主を探している。保護した猫は約300匹を数える。 会場には飼い主66家族から寄せられた猫の近況写真を展示している。飼い主と一緒の布団で寝ている姿やピアノの鍵盤に乗っていたずらをする場面など、たくさんの愛情を受けている日常が伝わってくる。3匹引き取った岸
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富士宮の名所 VR旅行 360度パノラマ、空撮も 市が動画、楽しみ方提案へ
富士宮市は世界遺産富士山構成資産やアクティビティなど市内の観光資源を紹介するVR(仮想現実)動画を制作し、市公式ユーチューブチャンネルで公開している。今年は世界遺産登録10周年やアフターコロナで観光需要回復が見込まれ、没入感あふれるVR動画で国内外に市内観光を喚起する狙いがある。 VR動画は計9カ所で撮影した。富士山本宮浅間大社や村山浅間神社、白糸ノ滝などの構成資産を360度見渡せ、空撮による人の目線とは違う新鮮な角度からも堪能できる。パラグライダーやラフティングの動画は実際に体験しているかのような臨場感を味わえる。 富士宮市内を訪れる観光客は名所を局所的に巡る通過型が主流。市担当者は「各所
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富士山と共存 富士宮の歴史 市史36年ぶり更新 図や写真で詳しく
富士宮市は新たな市史「富士宮の歴史」の1冊目「自然環境編」をまとめ、10日に販売を始めた。市史の更新は36年ぶり。富士山と共に生きた歴史など最新の研究で分かったことを盛り込み、図や写真をふんだんに使った。全5冊で、2027年度中の刊行を予定する。 自然環境編は、富士山と共に形成された市内の土壌の成り立ちを分析し、自然を生かしたかつての暮らしぶりをたどった。繰り返された富士山の噴火の規模などを図や表で示し、湧水地一帯の地形図で溶岩流の影響などを解説した。市内の遺跡や出土品を載せて古代の営みを考察したほか、近年の写真で災害の被害規模も記録した。沼倉直也市史編さん室長は「技術の進歩で研究が進み、中
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巻狩り本陣の地で「さくらまつり」 菜の花と舞台楽しむ 富士宮・井出館
源頼朝の富士の巻き狩りにちなんだ「狩宿さくらまつり」が8日、富士宮市狩宿の井出館周辺で始まった。国特別天然記念物「下馬桜」は散って葉桜になっていたものの、菜の花で彩られた舞台で9日まで、さまざまな演目が繰り広げられる。 舞台では市内で活動する団体が、箏曲や日本舞踊、狂言など日頃の稽古の成果を披露した。菜の花畑のそばには茶席が設けられ、多くの家族連れが春の陽気を感じながらゆったりとしたひとときを過ごした。 井出館は巻き狩りの本陣が置かれ、頼朝が馬をつないだとされる下馬桜は樹齢800年を超える。今年は開花が早く、まつりまでには見頃を終えた。 開会前には曽我物語供養祭が執り行われ、物語にまつ
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書道、茶道でおもてなし 米高校生訪問団と交流 富士宮・星陵高生
富士宮市の姉妹都市・米カリフォルニア州サンタモニカ市の高校生訪問団が来日し7日、同市の星陵高を訪ねた。書道部と茶道部が訪問団をもてなし、日本文化を紹介した。 サンタモニカ高生34人が各部の部員と親睦を深めた。書道部は初めて筆を執る生徒に墨の付け方から身ぶりを交えて教えた。慣れない手つきで「ふじさん」と「ありがとう」をしたためる生徒に「グッド」などと声をかけ、和やかなひとときを楽しんだ。 茶道部は着物の着付けを手伝い、抹茶を振る舞った。2年の佐々木愛和さん(16)は茶道の専門用語など英語の授業で習っていない表現の仕方に苦戦したものの「おいしいと言ってくれて一安心」と、胸をなで下ろした。 訪問団
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天然記念物「ミツバツツジ」 鮮やか紅紫 富士宮の古民家
富士宮市猪之頭の古民家にある県指定天然記念物「猪之頭ミツバツツジ」のかれんな花が咲き始めている。古民家を管理する佐野友和さん(43)によると、今週末に満開を迎える見込み。地元住民有志で昨秋新たに植えた若木も鮮やかな花を付け、来場者の視界を紅紫色に染める。 天然記念物のミツバツツジは樹齢600年超で国内最大級を誇る。しかし、昨年9月の台風15号の影響で根元の一部が腐敗し、今季の開花は例年より小規模と予測される。 万全な状態でない木の代わりに見物客の目を楽しませようと、佐野さんら有志が古民家敷地内に新木30本と鉢植え50鉢、手作りのベンチなどを用意した。庭の整備に携わった高野多作さん(84
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煮物に、天ぷらに、お刺し身に 特産タケノコ求め列 富士宮・内房地区でまつり
富士宮市内房地区の稲瀬川沿いで2日、「芝川日和 内房たけのこ・桜まつり」が開かれた。採れたての特産「内房たけのこ」を求めて県内外から多くの来場者が集まった。 「内房たけのこ」は比較的軽めのあく抜きで食べられる特徴がある。内房筍生産組合のブースでは販売開始を待つ行列ができ、用意した800キロが1時間ほどで完売した。市内から毎回来ている佐野美登里さんは4キロ購入し「煮物や天ぷら、お刺し身でいただく」と、今晩の献立を想像した。同組合によると、今年は裏年にあたり、収穫量は少なめという。 地区内には全5会場が設けられ、地元農家や飲食店の自慢の逸品を買い求める客で各会場はにぎわった。 稲瀬川沿いの
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静岡人インタビュー「この人」 「宮ガール」を名乗り地域交流創出に取り組む 金子充子さん(富士宮市)
3人の子どもを育てながら富士宮の店や人を市内外に発信してきた。最近は交流の場を提供し、市の関係人口増加に取り組む。4月2日には静岡市駿河区のリバティーリゾート久能山でマルシェを開いて地元の魅力をPRし、両地区の人が出会う機会を設ける。37歳。 -始めたきっかけは。 「10年前に故郷の富士宮に帰り、豊かな自然や特徴ある店が多いのに、住民は地元に関心が薄いと感じた。もったいない。自分が勉強したまちのことをSNSで発信し、フリーペーパーにまとめて商業施設で配った」 -富士宮の魅力とは。 「発信活動を通して、地元をワクワクさせようと目を輝かせている人たちに引かれた。コロナ禍には苦しむ人たちを
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富士宮やきそば 発展の歴史、冊子に 学会が市に寄贈
富士宮やきそば学会はこのほど、23年間の活動を記した冊子「富士宮やきそば列伝」100冊とマップ千枚を富士宮市に寄贈した。同学会の渡辺孝秀代表らが市役所を訪ね、「郷土の誇りを100年後まで伝えたい」と須藤秀忠市長に手渡した。 冊子は富士宮やきそばが文化庁の「100年フード」に認定されたことを記念して作成した。市内にやきそば文化が根付いた起源や知名度が全国に広がった過程をまとめた。マップは5年ぶりに改訂して最新の店舗情報を載せた。 冊子は市内に視察に訪れた人に渡し、マップはお宮横町などに置く。
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朝霧高原 より快適に 富士宮市、道の駅施設23年度改修 地場産品売り場拡充 テラス席に屋根と壁
富士宮市は23年度、道の駅「朝霧高原」施設を改修する。地場産品の販売スペースを広げ、食堂には気候を問わずくつろげるテラス席を作る。24日の市総合戦略有識者会議で概要を示した。 地元農家が持ち寄った野菜などを販売するエリアを再整備して増設し、施設内の床などを刷新する。食堂横の屋外には現在、テーブルとベンチが並び、雨をしのげず荒天時は利用できない。屋根と壁を新設して快適に富士山を望めるように変更する。 財源には国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用する。市は23年度当初予算に事業費1億円を計上した。フリーWi-Fi設備も強化して今後サービスをデジタル化するための土台を固める。災害時の情報送受信
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岳鉄 グッズで盛り上げたい 社員の藤咲さん エクセル駆使しイラスト制作奮闘【動画あり】
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)に「エクセル職人」と呼ばれる社員がいる。吉原駅に勤務する藤咲拓也さん(35)。運行管理や改札対応といった業務の合間に表計算ソフトのエクセルを駆使し、グッズなどに使うイラストを制作する。4月に発売される分社化10周年記念乗車券セットの原案も手がけた。数千の図形を組み合わせた緻密な作品はまさに匠(たくみ)の技だ。 イラスト制作にはエクセルの図形機能を用いる。文字や数字を打ち込むためのマス目「セル」は無視して直線や四角形を重ねていく。モデルとする車両の写真を最背面に写しながら、図形の配置や角度を調節する。古い車体の文字は職人の手書きのため既存のフォントは使わず、曲線
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富士宮のチームクラス9 ハンドベル全国入賞喜び 特支学級の卒業生 調和抜群
2月下旬に兵庫県で開かれた「ミュージックベルトーンチャイム全国コンテスト」で教育長賞を受賞した「チームクラス9」が23日、富士宮市役所を訪ね、須藤秀忠市長に喜びを語った。 クラス9は2017年から富士市の吉原二中特別支援学級の生徒や教諭の計5人で活動している。音楽の授業で取り組んだハンドベルの演奏を生徒たちが卒業後も継続したいと希望して結成した。現在は富士宮市西公民館を拠点に週2回、練習に励んでいる。 コンテストでは、テンポの速い「崖の上のポニョ」を奏でた。調和は抜群で、複数のベルを駆使して高難度の演奏を完成させた。 望月奈知さん(21)は「周りは上手な大人たちばかりで緊張したけれど、練習を
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カタクリ見頃 生徒が案内 富士宮・富士根北中 生態や保全活動説明
富士宮市の富士根北中のグラウンド前に群生するカタクリの紅紫色の花が開き、見頃を迎えている。保全に取り組む同校の生徒が31日まで、カタクリの生態を来訪者に案内している。 同所は「かたくりの里」として生徒と地元住民が整備してきた。天候が良ければ、かれんな花と富士山を一度に楽しめる。 1、2年生53人が当番制で紫色の法被を着て来訪者を出迎える。個体数調査などの活動報告や豆知識をまとめたお手製の「かたくり新聞」を配る。生徒たちによると、今季も平年並みに咲きそろう予測だという。 発芽から開花まで8年ほどかかるカタクリの生態を利用し、同所では小学1年生が毎年種をまく。案内役の中学生がまいた種が開花する時
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ソフトテニス全国 「元気よく勝つ」 富士宮の3児童意気込み
29日に千葉県白子町で始まる全国小学生ソフトテニス大会に出場する富士宮市の児童3人が市役所を訪れ、須藤秀忠市長に勝利を誓った。 1月の県予選で、上原遼馬君(富士根南小6年)は長い手足を生かしてコートを幅広く使い、男子シングルスを制した。井浪愼君(大富士小3年)と今井蒼羽君(大宮小3年)のペアは4年生以下の男子ダブルスで優勝した。3年間培ったコンビネーションがさえ、1学年上の相手にも臆せず勝ち上がった。 井浪君と今井君は「県代表として元気よくプレーしたい」と声をそろえ、2度目の全国大会に挑む上原君は「一つでも多く勝ちたい」と意気込んだ。須藤市長は「たくさん練習してつかんだ切符。楽しんできて」と
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豊かな漁場へ森林づくり 富士宮で田子の浦漁協漁師 土砂流出防止柵組み上げ
富士市の田子の浦漁業協同組合は12日、富士宮市猪之頭で森林保全活動に取り組んだ。豊かな漁場の復活を目指し、海に栄養を供給する森林づくりに初めて汗を流した。 同漁協の漁師ら32人が井之頭小から北に約2・5キロの山林に入り、土留め柵を組み上げた。急な斜面に垂直に丸太を並べてくいを打ち、土砂流出の防止策を講じた。 保全活動は県の「森は海の恋人」水の循環研究会による実践活動の一環で行った。県によると、この山林は放置されていて土砂が流れ出る危険が高く、対策中という。県職員は、森林が安定して駿河湾に栄養物質を供給していることを参加者に説明した。 同漁協で主要なシラス漁は不漁が続く。芹沢豊組合長は
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災害時の救護所 想定し応急処置 富士宮市医師会訓練
富士宮市医師会と市は11日、災害時の医療救護所立ち上げ訓練を同市の上野中で行い、治療の優先度を判定するトリアージや応急処置の方法を確認した。 医師と看護師計39人が4症例で優先度を判断した。地震で倒れた家具に両足を挟まれ、出血と骨折があるとの想定の患者には、病院での治療が必要として搬送用の応急処置を施した。 処置は救護所の倉庫に保管されている物資を使った。複数の箱から必要な器材を発見するまでに戸惑い、対応に時間を要する場面があった。参加者からは「使い捨てできる道具は多めに備蓄しておくべき」などの意見が出た。
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子ども医療費無料化検討 富士宮市長「24年度から」
富士宮市の須藤秀忠市長は10日、市議会2月定例会で、高校3年生年代までの医療費を2024年度から無料化する方向で検討していると明らかにした。植松健一氏(至誠)の一般質問に答えた。 同市の18歳年代以下は通院時、月4回目まで最大500円を自己負担している。無料化されると、初回から自己負担なく通院できる。 市は無料化した場合にかかる医療費を約1億3千万円と見込み、財源や仕組みを研究している段階という。 無料化は少子化対策の一環。市によると、市内の日本人出生者数は22年が665人で、10年前の約6割に減少した。市は原因に子育てに対する経済的負担感などを挙げる。23年度は、0~18歳の子ども一
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静岡人インタビュー「この人」 商店街とアーティストの交流創出に挑む 瀧瀬彩恵さん(富士市)
吉原中央カルチャーセンター(YCCC)を2022年に設立し、富士市の吉原商店街に芸術家を短期滞在させて創作活動を支援する「アーティストインレジデンス」などを展開する。芸術家の感性を言語化して伝える翻訳活動にも取り組む。幼少期をアメリカで過ごし、同年7月に都内から富士市に移住した。33歳。 -なぜ吉原を選んだ。 「あらゆるものが集約されている都心部を離れたくて、面白そうなことをしている人がいる場所を探していた。音楽フェスの仕事で吉原の人と意気投合してすぐに商店街を訪ねると、ただの寂れた街ではないと直感した。個性豊かな店と元気いっぱいの同世代に引き寄せられた。地域が活発になり始めた時期での移
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電動自転車でお花見へ 春の富士宮 9日からSNSでスポット発信
富士宮市とスルガ銀行は7日、電動アシスト付き自転車で富士宮市内を散策するシティプロモーション企画「宮ぽた」の撮影会を開いた。サクラの開花を前に、お花見スポットを中心に春の富士宮の楽しみ方を9日からSNSで発信する。 出演者2人が富士山本宮浅間大社や潤井川河川敷などを訪れ、サクラの木の下で自転車と一緒に写真に納まった。道中では団子やクレープなどを購入した。満開の花を見ながらスイーツを食べる過ごし方も閲覧者に提案する。 同企画はこれまで市職員が出演してきたが、今回は初めて市内事業者の2人を起用した。11月に移住してきた今野郁花さん(27)は「自転車は小回りが利いていろんな場所に立ち寄れた。魅
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記者コラム「清流」 山麓の営みに魅せられ
目覚めと同時に窓から富士山を眺める-。富士支局時代から日課にして2年がたつ。日本一の山を望み産業に生きる富士の街は、発展と停滞が入り交じった独特なにおいがマスク越しでも鼻に届く。 住民には不自由なき日常生活に対する満足感が漂う半面、人口県内3位の都市として相応とは言えない風格への憂いがにじむ。それでも、人々には霊峰を見上げる習慣が根付いている。地元の潜在能力を信じて上を向き、凝り固まった空気を変えようと奮闘する人々に数多く出会った。新型コロナ禍を乗り越え、秘めた熱意を開放する時が迫る。 着任当初は山の美しさばかり探したが、いつしか麓の営みに魅了されていた。3月から少しだけ窓からの景色が変
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ニジマス熱々「おいしい」 料理提供、稚魚放流、釣り… 富士宮、生産量日本一PR
富士宮市が生産量日本一を誇るニジマスをPRする「にじます祭」が5日、同市の富士山本宮浅間大社境内の神田川ふれあい広場で5年ぶりに開かれた。ニジマス料理や稚魚放流など多彩な催しを展開した。 会場ではニジマスの塩焼きや唐揚げ、身がふんだんに入った「富士山ちゃんこ」などが振る舞われ、多くの来場者が熱々の料理をほおばった。 自宅で卵をふ化させる「育て鱒(ます)ター」活動に1カ月間取り組んだ市民は、稚魚を川に放った。貴船小3年の五十嵐陽向君(9)は水槽の水を2日に一度取り換えてふ化の瞬間を見守ったという。「鳥などに食べられないで30センチくらいまで大きくなって」と10匹ほどを送り出した。 釣り大
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マイナカードで図書を貸し出し 富士宮の3館
富士宮市はこのほど、図書館の本をマイナンバーカードで貸し出すサービスを始めた。入館時に専用のカードを忘れても借りられるようになり、利用者の利便性を高める。 中央、西富士、芝川の3図書館で申請を受け付ける。利用カードのIDをマイナンバーカードにひも付ける手続きを行う。 同カードでの貸し出しは3館で対応するほか、中央図書館の自動貸出機でも円滑に操作できる。交流センターと自動車図書館「ひばり号」は対応していない。 市によると、2月下旬から十数人が登録したという。
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出張商店街で買い物満喫 地域交流の場に 富士宮
中心市街地から離れた地域に買い物や交流の場をつくる富士宮市で恒例の「出張商店街」が1日、同市根原のあさぎりフードパークで開かれた。今回の出張には新たに同市の猪之頭、上稲子の両地区の店舗も加わり、地域間交流の意味合いが濃くなった。 広場には、普段は商店街で売られている揚げ物やパンなどが並び、両地区の9店も軒を連ね、野菜やそばなどを販売した。多くの来場者が複数のテントを巡って好みの品を買い集めた。 出張商店街はこれまで主に両地区のある市北部と西部へ出向いていて、特別開催とした今回は地元開催時のみ参加した店舗も企画に協力した。市企画戦略課の担当者は「両地区の店が同じ場所に集まるのは珍しい。出張
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富士山で疲労原因の遭難顕著 適正利用協、事前の体力づくり周知へ
国や静岡、山梨の両県の関係者でつくる「富士山における適正利用推進協議会」の2022年度会合が2日、山梨県富士吉田市で開かれた。昨季は疲労が原因の遭難が多かったことが報告され、今季は登山者に対し早期からの体力づくりや見合った登山計画を促す方針を共有した。 会議で示されたデータによると、静岡県側で22年の開山期間に発生した遭難件数の44%(50件中22件)が疲労を訴え、21年の14%(14件中2件)を大きく上回った。事務局は原因として、新型コロナウイルス禍で準備運動が不十分なまま登山に臨んだことなどを挙げた。 今季はチラシや富士登山オフィシャルサイトなどで疲労遭難への注意と登山前の体力づくり
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記者コラム「清流」 カーナビの想定外
富士市は交通量が多い割に幅が狭い道路が多く、事故が多発する場所がある。富士岡の県道22号(通称・根方街道)と同76号の交差点はその一つ。ここでの事故は南北の76号を県外の車が走っていた事例が多い。地元住民が避けるような道をなぜ選ぶのだろう。カーナビで実験してみた。 事故に遭ったある家族を参考に実験した。清水区で遊んで相模原市に帰る想定で、昼間に有名ナビアプリ3種類で検索した。2種類が国道1号から県道76号に入って愛鷹山北側を進むルートを示し、残り一つは裾野バイパスを薦めた。到着予定は数分違った。 見知らぬ土地を走る際にナビを頼るのは自然だ。だが、ナビの土地勘は鈍そう。さすがに危険は地図に
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保育現場の虐待どう防ぐ 富士宮で研修 小さな兆候見逃さず対応を
富士宮市は1日、静岡県内外で相次ぎ発覚した不適切保育の未然防止研修会を保育施設責任者ら向けに同市総合福祉会館で開いた。裾野市の私立さくら保育園の立て直しアドバイザーを務める子ども総合研究所(東京都)の新保庄三代表は、虐待を園内で早期発見し深刻化を防ぐ仕組みの構築を呼びかけた。 新保さんは完璧に安全といえる保育現場はないとしたうえで、虐待など危険の小さな兆候を見逃さず対応する環境の重要性を強調した。 市内の29施設長らは園内で子どもたちに危険が迫った体験を共有した。園内のルールを保護者に周知し相互に守ることを確認した。 社会問題化するほど深刻になるまで対策が取られなかった事例について新保
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だるま文化、根付いた理由は 富士市元吉原地区 妙法寺/毘沙門天大祭
富士市今井の妙法寺では、日本三大だるま市に数えられる「毘沙門天[びしゃもんてん]大祭」が毎年冬に開かれ、市内外から多くの参拝者が集まる。戦いや勝利の神である毘沙門天と「起き上がり小法師」のだるまは一見、接点が薄いように思われる。富士市元吉原地区を中心にだるま文化が根付いた理由を追った。 全日本だるま研究会の林直輝副会長(43)=同市=によると、だるま市の発祥は1890年代前半。静岡市葵区の張り子玩具店「沢屋」が、大祭に合わせて寺周辺に並ぶ露店の一つでだるまを店頭に並べた。大祭は江戸時代からの歴史があり、周辺住民にとって露店街は各地の製品が集結する年に一度の物産展と位置づけられていた。目当て
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結婚23年、末永く幸せに 10組が富士山婚式 「富士山の日」多彩にイベント
「富士山の日」の23日、結婚23年目を迎えた夫婦を祝う「富士山婚式セレモニー」(実行委主催)が富士市のタリーズコーヒー富士市中央公園店で行われた。静岡県内外の夫婦10組が末永く人生を二人三脚で歩むことを誓い合った。 夫婦に富士山が描かれた特別証明書が贈られた。支え合った23年間の思い出を振り返る10組を、地元ハンドベルグループの演奏と関係者の拍手が祝福した。 市は2人の23年間を「富士山(2・23)」となぞらえ、「富士山婚式証明書」を発行している。地元産の紙製品をプレゼントして、今後の結婚生活も円満にすると誓う夫婦を送り出した。 同市の大久保靖彦さん(52)と規子さん(51)夫妻は、子
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施設巡り絵画完成 富士川楽座・SAで感謝祭 26日まで
富士市の道の駅「富士川楽座」や東名高速道富士川サービスエリア(SA)などは23日、「富士川ハイウエイオアシス 富士山の日感謝祭」を始めた。富士山画のスタンプラリーなどが26日まで楽しめる。 用紙に5種類のスタンプを重ね押すと、葛飾北斎「富嶽(ふがく)三十六景」の「神奈川沖浪裏」が浮かび上がる。参加者は両施設内や屋外広場、大観覧車フジスカイビューを巡って絵を完成させた。 富士山を望む広場では大道芸が披露され、多くの来場者が足を止めて見入った。登山用品の紹介ブースやスピードくじも人気を集めた。 24日は大道芸のみ休み。
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浅井さん(岩松中)最高賞 富士・食育弁当 地元食材で彩る
地元食材で栄養バランスに配慮した弁当を中学生が考える富士市の「食育弁当コンテスト」の表彰式が18日、同市のふじさんめっせで開かれた。6部門のグランプリの頂点となる総合グランプリには岩松中3年の浅井梨緒さん(15)が選ばれた。 市内の中学生から4130点の献立が寄せられた。彩り部門で入賞した浅井さんは、地元産の茶葉を衣に混ぜた唐揚げを考案。ニンジンや大根などで、市民の花であるバラを形作り、華やかに仕上げた。 浅井さんはピクニックに行く想定で献立を考えたといい「昨年は受賞を逃し悔しかった。最高賞は誇らしい」と喜んだ。 応募者の割合が最も高い学校に贈る学校賞には、約98%の生徒が応募した大淵
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富士の渡辺さん 緑十字銀章報告 交通安全を啓発
交通安全活動に長年尽力し、交通栄誉章緑十字銀章を受章した富士市の渡辺直さん(71)は16日、富士署に井出清市署長を訪ね、受章を報告した。 渡辺さんは同市のペット用シーツメーカー「コーチョー」の安全運転管理者を1992年から務めている。従業員が通勤する様子を抜き打ちで確認してシートベルトの着用を徹底させるなど、交通安全に対する意識向上に取り組んだ。 報告式で渡辺さんは「会社で長年、大きな事故を起こさずここまで来られた」と言葉に充実感をにじませた。井出署長は管内の交通事故がピーク時の約4割まで減ったことに触れ「安全運転の啓発に尽力いただいたおかげ」と述べた。
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詐欺の実態 高校生熱演 身近な人にまず相談を 富士の4校
特殊詐欺被害の実態を演劇で紹介する「FP(フジ・ポリス)演劇祭」(富士署主催)がこのほど、富士市のロゼシアターで開かれた。市内の高校4校の演劇部が、犯行に直面したときには身近な人に相談することの大切さを訴えた。 富士、富士東、富士見、吉原の4校がそれぞれの視点から犯行グループの巧妙な手口や電話を受けた人の心理状態を熱演した。若者が高収入をうたうアルバイトに応募し、犯行に加担する事例を取り上げた演目もあった。 最優秀に選ばれた富士高は、娘をかたる電話を信じて動揺する父を家族が「銀行の窓口で身内の不幸と説明させようとするのは詐欺の常とう手段」などと説得。娘に電話をかけ直し、だまされていたこと
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商店街にグルメ集結 富士・吉原でマルシェ 3年ぶりにぎわい復活
富士市の吉原商店街で12日、「吉原まるごとマルシェ」(実行委、同商店街振興組合など主催)が3年ぶりに開かれた。静岡県内外のグルメが歩行者天国の路上に並び、多くの来場者で商店街がにぎわった。 市内の飲食店など約40店が集まった。ご当地グルメの一画では地元の「富士つけナポリタン」のほかに西伊豆町の「西伊豆しおかつおうどん」、三重県四日市市の「とんてき」などが販売された。 商店街にはマルシェに合わせてセールや購入特典を用意する店もあった。各店内は値打ちになった商品を買い求める客であふれた。 同組合は新型コロナ禍でマルシェを中止にした2年間、代わりにプレミアム付き商品券を販売して客足の維持に取
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夜の田子の浦港にシラスの絵“泳ぐ” 富士・塗り絵入賞作品投影
国の地理的表示(GI)保護制度に登録されている「田子の浦しらす」の絵を建物に投影する企画が11日夜、富士市の「田子の浦港漁協食堂」で始まった。巨大なシラス作品が夜の港を泳いでいる。 田子の浦漁協が昨年8月に実施したシラスの塗り絵コンテストの入賞作品が、食堂の防風幕縦3・7メートル横6・6メートルに投影された。食堂南側の遊歩道から、魚体を潜水艦に見立てた絵など50種類がゆったりと動く様子を見ることができる。 企画は、地域課題解決策を考える「市役所プラン」に取り組む市立高2年生が市に提案して実現した。14日まで漁船のイルミネーションやキッチンカーを呼び、港周辺ににぎわいを生む。同校の松尾果南
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詐欺防止に演劇部“一役” 富士署、孫世代の訴え効果期待 4高校が披露
特殊詐欺が増加傾向にあることを受け、富士市内4高校の演劇部は11日、市内の防犯ボランティアら向けの防犯啓発イベント「FP(フジ・ポリス)演劇祭」に出演する。演劇を通して手口や被害の実態を分かりやすく伝えられると期待し、富士署が初めて開催する。録画をボランティアによる地域の防犯講話に役立てる。 富士、富士東、富士見、吉原の4校はロゼシアターに集まる関係者250人の前で約15分の舞台をそれぞれ披露する。生徒は署員に聞くなどして被害実態を調べ、台本を用意した。オレオレや預貯金、還付金などの手口を題材に、犯行グループとの電話でのやりとりや家族の様子を再現する。作品の雰囲気が暗くならないように劇中の
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ありがとうの手紙 中部・東海で青木さん(富士・神戸小)最優秀
富士市の神戸小5年青木愛実さん(11)が「ありがとうの手紙コンテスト2022」(ファミリーマート主催)の中部・東海ブロック高学年の部で最優秀に選ばれた。通学路の歩数を数えながら住民との交流を描写した手紙が評価された。 青木さんは自宅から学校までの道のり534歩の間に出会う人への感謝をつづった。母親の「いってらっしゃい」で1歩目を踏み出し、130歩目で出会う近所のおばあさんは毎日「頑張ってね」と声をかけてくれる。文章からは、周囲から元気をもらい気持ちよく通学している青木さんの心情が伝わってくる。 青木さんは文中のおばあさんが最近亡くなったといい、「(手紙が)天国まで届くといいな」と話した
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地域防災計画 修正案を了承 富士市防災会議
富士市防災会議の本年度会合が8日、市消防防災庁舎で開かれ、市地域防災計画に、ドローン映像共有システムの活用体制整備などの項目を追加する修正案を了承した。 デジタル技術を活用して情報を分析して共有するほか、防災教育や訓練にも取り入れることが盛り込まれた。 同市は2022年、被害のある現場からの映像を市役所の対策本部と共有し地図上で整理できるシステムを導入した。23年2月3日に発生した岳陽中給食室の火災で、消防隊が撮影した映像を市庁舎の市幹部に中継し対応検討に用いた実績がある。計画には県の修正に合わせ、自主防災組織への女性参画支援や浸水が想定される11の中小河川などが加えられた。
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F1マシン新幹線と“競走” 富士の市道で撮影、動画話題
自動車レースのF1チーム「レッドブル」のマシンと新幹線が並走する動画が1月30日夜に公開され、ファンの間で話題になっている。富士市の市道で昨年11月末に撮影した。住民らは見慣れた風景と最新鋭の車両が共演していたことを知り、沸き始めている。 動画企画「BAKUSOU」は、マシンが東海道新幹線や西九州新幹線(長崎県大村市)と競走する。高速で駆け抜ける自動車と新幹線を一度にさまざまな角度から堪能できる。 日の丸をイメージした白と赤の特別色で「ありがとう号」の愛称で親しまれ、2021年に世界制覇したハイブリッド車「RB16B」が使われた。22年F1最終戦の直後に技術チーム約30人と共に来日し、世
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全線開通70年 好循環を創出 沿線活性の発信拠点へ 岳南電車社長/橘田昭氏【本音インタビュー】
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は1月に全線開通70周年を迎えた。2004年度以降は利用者の減少などで経営状況が苦しくなり、市からの補助金で赤字を補ってきた。現在は23年度以降の公的支援の最終決定を待っている。地方鉄道の存続に向けた課題を聞いた。 -利用者数の推移は。 「年間70万人を下回っている。ピーク時(1970年前後)の約460万人とは比較にならないほど減少してしまった。創業当時は、吉原駅と商店街を結び、製紙工場の輸送手段として地元の期待を背負って運行していた。モータリゼーションや沿線企業の減少が響き、2012年の貨物輸送休止が社の分岐点と言える。夜景電車を筆頭とした企画に注力し利
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全国のだるま 富士に集結 日本三大市「毘沙門天大祭」30日まで
日本三大だるま市に数えられる「毘沙門天(びしゃもんてん)大祭」が28日、富士市今井の毘沙門天妙法寺で始まった。全国のだるま店約40店が境内に軒を連ね、多くの参拝客が疫病退散や景気回復を願ってだるまを買い求めた。周辺道路には露店約150店が並び、新型コロナウイルス禍で失われていた縁日の雰囲気が戻りつつある。30日まで。 店頭には富士市の特産でひげが控えめな「鈴川だるま」を中心に全国各地のだるまが並び、店員の威勢の良い声が飛び交う。参拝客はだるまを手に取って表情を見比べ、気に入った物を買った。会社と自宅用に大小四つを購入した富士宮市の佐野治彦さん(76)は「コロナ禍と物価高騰どちらも収まってほ
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文化財を火災から守れ 富士・旧稲垣家住宅 職員ら消火手順確認
富士市の富士山かぐや姫ミュージアムは27日、隣接する広見公園内の県指定有形文化財「旧稲垣家住宅」で消火訓練を実施した。 文化財防火デー(26日)に合わせた訓練で、園内の林から出火を想定し、木造平屋かやぶき屋根の旧稲垣家への延焼を防ぐ消火活動に取り組んだ。 ミュージアム職員や園内を清掃するシルバー人材センター会員ら約20人が、消火設備の使い方を確認した。園内の消火栓にホースをつなぎ、2人一組で放水した。
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コロナ検査キット 配布受け付け延長 富士市
富士市は27日、発熱などの症状がある市民が対象の新型コロナウイルス検査キット無料配布受け付けを2月14日午後2時まで延長すると発表した。 当初は1月30日までの予定だった。市によると、12月15日~1月27日までの申し込みが約6千件で今も問い合わせが相次いで、市内の医療現場の逼迫(ひっぱく)状況もあり延長すべきと判断したという。 申請は市ウェブサイトから受け付け、午後2時までの申請分は翌日に自宅へ届ける。 市新型コロナ一般電話相談窓口<電0545(55)2959>の対応も2月15日まで延長する。
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年末年始の富士川楽座 来場者数横ばい 短い連休影響
富士市の道の駅「富士川楽座」を運営する富士川まちづくり会社は27日までに、年末年始の来場者数をまとめた。2022年12月29日~23年1月3日は合計12万8049人で、前年同期(12万6045人)と同水準だった。 今期の連休は前年同様3日までと短く、Uターンがピークを迎えた2日の2万9465人が最多だった。31日が土曜日で2万6164人(同約22%増)と好調だった一方、30、2、3日は前年を下回った。 同社によると、12月中旬の来館7777万人記念式典がメディアに取り上げられ、県内の利用者が増えた。1日恒例の「初日の出開館」には早朝から数百人が集まったという。 一方で、物価高騰の影響に
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防犯カメラ寄贈 伊藤製作所 地元、富士特別支援学校に
富士市大淵の分析装置用部品製造業「伊藤製作所」は26日、地元の富士特別支援学校に防犯カメラ1台を寄贈した。 同社の社会貢献活動の一環で、普段から社屋の周辺を歩く生徒たちが安心して過ごせるようにと贈った。カメラは同校玄関に設置した。門2カ所や駐車場、昇降口を映し、生徒の様子を事務室から見守る。 同校で寄贈式が開かれ、鈴木享業務・資材課長は「生徒が安心して学べるように活用してほしい」と述べてカメラを滝尾彰彦校長に手渡した。高等部の代表生徒2人はお礼として、作業学習で手作りしたコースターやかごなどを同社に贈った。
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プロの体づくり、子どもたちに指導 引退のJリーガー伊東さん 地元・富士でスクール開校へ
富士市出身のJリーガー伊東幸敏さん(29)=静岡学園高出=が1月に現役引退を表明し、小学生以下のサッカー教室の4月開校を目指して準備を進めている。体を自在に動かす「コーディネーション能力」向上を指導の軸に据え「プロでの学びを伝え、有望な選手をたくさん輩出したい」と意気込む。 教室は富士市内の練習場で行う。月、水、金曜の全3日程から一つ選んでもらい、幼児は1時間、小学生は2時間汗を流す。練習時間の3分の1を、体の使い方を学ぶトレーニングに充てる。各日程30人を上限に県内外から募り、個別指導に力を入れる。 伊東さんは高校卒業後にJ1鹿島に入団し、真っ先に先輩やユース出身の同期の体の厚みに驚か
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富士・岳南電車 第四次行動計画策定 運営検証制を導入
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は2023~27年の5年間の第四次行動計画を策定した。行動計画の履行状況を検証するため、同社と市によるモニタリング制度を導入する。各項目で判断材料となる指標を定めた。26日の市公共交通協議会で示した。 計画は、市民の足としての利用促進施策や安全第一の経営努力、観光利用施策による地域社会との共存共栄、行政などとの連携という従来の方針に加え、シティプロモーション活動を積極展開する目標を加えた。同社は昨年11月に「市シティプロモーション大使」に任命された。市に評価されたSNSでの発信力を生かして沿線の魅力を広める。 モニタリング制度は、23年度以降も継続して公的支
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悩み相談 タブレットでいつでも受け付け 2月開始、富士の全小中学生対象
富士市教育委員会は2月から、全小中学生に配布しているタブレット端末で悩み相談を受け付けるシステム「ほっとデジタル相談・ふじ」を導入する。デジタル化で周囲を気にせず困り事を打ち明けられる環境を整え、情報を関係機関と円滑に共有して対応をより適切に行う狙い。 デジタル相談窓口の開設は県内3例目。相談窓口のバナーは、端末の学習系サイトリンク集の画面に表示される。学校名や氏名を入力した上で、いじめや学習、家庭生活などの分類を選んで詳細を伝える。内容を伝えたい相手がいる場合は明示してもらう。 投稿は市青少年相談センターで受け取り、学校現場に事実関係の確認を求める。投稿内容は市教委や児童相談所などに即
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ほうじ茶づくり 富士でチャレンジ 若手農家グループが体験ツアー
富士市の若手茶農家のグループ、茶レンジャーは21、22の両日、「富士のお茶・富士のほうじ茶まるごと体感ツアー」を同市大淵の旧藤田邸で開いた。各日約30人の親子に茶の入れ方教室やほうじ茶作り体験の場を提供した。 ほうじ茶づくり体験では、煎茶と棒茶を手持ちの土鍋「焙烙(ほうろく)」でいった。茶レンジャーは、いり加減が浅いと香り高くなり、深いとうま味が増すと説明した。参加者は火の入り方を見極めながら、茶を焦がさないよう慎重に熱した。香ばしい香りが漂うと笑顔が広がった。 丁寧にほうじ茶を作った富士根南小5年の佐野茉那さん(10)は「家族みんなで飲みたい」と、出来栄えに喜んだ。 参加者は景勝地「
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岳鉄全線開通70年 当時と現在見比べて 開業時の風景ヘッドマークに
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は20日、全線開通70周年を迎え、21日に記念式典を岳南江尾駅で開いた。70年前の写真をあしらった記念ヘッドマークがお披露目され、地元関係者がテープカットで節目を祝い電車の出発を見送った。 岳鉄は1953年、岳南富士岡駅より東の須津、神谷、岳南江尾の3駅を開業した。延伸により、現行の9・2キロの運行が始まった。 ヘッドマークには開業当時の3駅の様子が分かるモノクロ写真が使われた。電車が走っていた70年前の風景と現在が見比べられる。 式典で橘田昭社長は、少子化や貨物輸送休止、コロナ禍という数々の困難を地域や行政と共に向き合ってきた歴史を振り返り「利用者を増
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フードロス&自治会役員不足同時に解決!? 富士、夕方のパン屋で社会実験 「感謝価格」に膨らむ役得感
社会問題の「食品ロス」と地域課題の自治会役員の担い手不足を同時解決できないか-。そんな取り組みが富士市の吉原、伝法地区で1月から始まった。夕方閉店前のパン屋の商品を役員限定で割り引く社会実験「まちぐるMe(み)」。捨てざるを得ないパンの量を減らすとともに、自治会役員の担い手たちの「役得感」を高める狙いだ。 実験には両地区のまちづくり協議会の一部役員39人と、「自由なパン屋わらっく」(伝法地区)「パン・ド・カフー」(吉原地区)が参加した。閉店の数時間前に売れ残りそうな商品を無料通信アプリ「LINE」のオープンチャット機能で報告。店員に当該の画面を見せると、最大半額の値引きなどの恩恵が受けられ
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記者コラム「清流」 “イチ流”な球児 育って
イチローさんが富士高野球部を指導に来たと知ったとき、ここ数年で一番胸が高鳴った。来訪から数週間後にグラウンドを訪ね、変化を探った。希代の安打製造機の技術や流儀に憧れた元球児として、部員がスターから間近で得たものを知りたかった。 共に汗を流した2日間で、限界を超えるために自身を追い込む「頑張る」ことの本質を学んだという。対面は同部が定期開催する幼児児童向けの野球体験会をきっかけに実現した。部員には教えを未来につなぐ期待がかかる。 指導を受けられたのは全国で現状6校だけで、今後も注目され続けるだろう。ナインは「結果で示す」と、色めく周囲をよそに冷静だった。重圧を乗り越え数々の大記録を打ち立て
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用途多彩に葬儀場開業 富士・吉原 市街地出店支援を活用
富士市の吉原商店街に18日、家族葬専門店「かぐやの里メモリーホール吉原」が市と富士TMOの「あなたも商店事業主」の支援を受けて開業した。葬儀以外の場面で施設を無料開放し、中心市街地活性化への貢献を目指す。 約200平方メートルの施設はコンビニだった建物を改装した。葬儀設備は搬出可能で、小規模なコンサートやマルシェなど開催の要望があれば、ホールや約15台分の駐車場を貸し出す。商店街に少ない障害者用のトイレも完備していて、利用希望者を営業時間を問わず受け入れる。 葬儀場としては、花や食事などの業務で商店街と協力態勢をつくる。 同ホールを経営するアーバンゲートの中村雄一郎さんは「地域の公会
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富士市消防の救急出動 過去最多 22年速報値、臨時隊を初編成
富士市消防本部は18日までに、2022年の救急統計と火災発生状況の速報値をまとめた。救急の出動件数が前年より1140件多い1万622件で、新市制施行以来で過去最多となった。初めて臨時救急隊を編成するなど、救急活動の逼迫(ひっぱく)が浮き彫りとなった。 出動件数は、これまで最多だった19年の1万265件を超えた。救急車9台が全て出動する事態が何度もあり、さらなる出動要請に備えて各部署から隊員を集めて臨時隊が編成された。消防は、受け入れ可能な病院が見つからず1件あたりの所要時間が伸びたことが原因とみる。病院の照会に6回以上または30分以上かかった「救急受け入れ困難事案」は22年7~12月が20
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個性的だるまコンテスト 大賞は菅谷君と阿部さん 30日まで、富士で全作品展示
「第17回開運!オリジナルだるまコンテスト」(富士市まちの駅ネットワーク、富士商工会議所主催)の審査会が16日、同市の市民活動センター「コミュニティf」で開かれた。大賞には、子どもの部で菅谷綾之介君(9)=富士市=、大人の部で阿部博子さん(59)=同=が輝いた。 コンテストは真っさらな白だるまに自由に装飾して出来栄えを競う。市内外から、子どもの部77点、大人の部71点が寄せられ、計12点の入賞作品を決めた。 菅谷君の作品「いっぷく」は、緑色のだるまの腹に「茶」と大きく書かれ、湯飲みを持った姿がかわいらしい。阿部さんの作品「はーるよ来い」は、紙バンドでダルマ全体をカラフルに彩った。背面に
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林家つる子さん 聴衆に笑い届ける 富士で吉原本宿寄席
「第40回吉原本宿寄席」が15日、富士市の市民活動センター「コミュニティf」で開かれ、落語家の林家つる子さんが軽妙な語り口で聴衆に笑いを届けた。 3年ぶりに吉原の高座に上がったつる子さんは、古典落語の名作「やかん」と「反対俥(はんたいぐるま)」などを演じた。ご当地グルメ「富士つけナポリタン」など地元のネタを話に組み込み、2部制に訪れた計約50人の聴衆の心を引き寄せた。
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戦没者の遺骨収集 様子伝える写真展 富士市役所
富士市戦没者遺族会は16日、「いのちの写真パネル展」を市役所2階ロビーで始めた。太平洋戦争などで亡くなった人々の遺骨が収集される様子を収めた写真が展示されている。20日まで。 硫黄島やガダルカナル島など日本軍の戦場を中心に、慰霊式典や遺骨収集作業の写真が並ぶ。弾丸で穴が開いた頭蓋骨は闘いの壮絶さを示し、収集に協力する現地の住民の悲しげな表情からは、戦火に巻き込まれた一般市民を思う気持ちが伝わってくる。 パネルは、国の戦没者遺骨収集事業に参加した遺族から写真を集めた鈴木基之さん(85)から提供を受けた。鈴木さんは「戦争のせいで生きたくても生きられなかった命があることに思いを寄せてほしい」と
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20歳の門出 障害者らを祝福 富士で式典
富士市は15日、障害など身体や精神的な理由で「はたちの記念式典」に参加しなかった20歳を対象にした「もうひとつのはたちの記念式典」を同市教育プラザで開催した。大人として節目を迎えた17人を関係者が祝った。 富士特別支援学校の卒業生らが振り袖やスーツに身を包み、記念撮影を楽しんだ。 式典では同校の恩師からのビデオメッセージが上映された。小長井義正市長は「これまでの20年間を振り返り、これからどんな人生を送ろうか考える良い機会にしてほしい」とあいさつし、森田嘉幸教育長が代表者に記念品を贈った。 市は大人数かつ長時間の式典への参加が難しい障害者らに配慮し、時間を短縮した式典を開催している。
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商店街出店 発信力が必要 富士市「まちなかラボ」体験者報告
富士市のまちなか活用事業と空き店舗等活用促進事業の実施報告会がこのほど、同市の市民活動センター「コミュニティf」で開かれた。市の起業家支援事業「まちなかラボ」で2022年に中心市街地でお試し出店した起業家らが、期間中に感じた利点と課題を話し合った。 まちなかラボでは、飲食や雑貨の3事業者が吉原商店街か富士本町商店街で15日間、お試しで営業した。3事業者からは、両商店街の利用者は平均年齢が高く「SNSなどを駆使できる発信力がないと若い世代を呼べず、長期的な営業は厳しそう」との共通の見解が浮かび上がった。 学生グループでハンバーガーカフェを開き同世代の人流を調査した今村岳宏さんと菅野惇さんは
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昼から手軽に外飲み 飲食26店が1000円メニュー 富士駅北側で「バル」開催
富士市のJR富士駅北口周辺で15日、昼間から手軽に酒を飲める「昼から富士バル」(富士本町商店街振興組合、富士健康印商店会主催)が開かれた。同商店街の一部を歩行者天国にし、周辺店舗が千円ちょうどの特別メニューを提供した。多くの大人たちが屋外での飲食を満喫した。 飲食店26店舗が1ドリンク1フードのセットを用意し、店内か店先で販売した。車道には立ち飲み用テーブルと座席が距離を取って設置され、各店のイチオシを持ち寄り冷えた飲み物で喉を鳴らす姿が見られた。 3世代家族の5人は「子連れでは入りづらい居酒屋のメニューを一気に味わえて最高」と話した。 「富士バル」はこれまで、夜にチケット制で複数の店
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田子浦中、吉原北中 静岡県大会勝利へ特訓 富士信金野球部が指導
2月18日に開幕するしんきんカップ第53回静岡県中学選抜野球大会(県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に富士信用金庫野球部は15日、大会に出場する富士市の田子浦と吉原北の両チームを同市大淵の「エスプラットフジスパーク野球場」で指導した。 両校の選手計21人は信金野球部のシートノックに混ざった。打球への間合いの詰め方や中継プレーの距離感など、経験豊富な技術を観察した。中学生は「低い送球は受け手がカバーできる」との助言を実践した。3回の特別ルールで練習試合も行った。両校のナインは社会人選手の精度の高い変化球や鋭い打球に懸命に食らいついた。 田子浦の秋山遊間主将は「全員が声を出していて活
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富士の課題、市民の視点で 未来塾生、活動案を発表
富士市は14日、市民活動の担い手の育成や発掘を目的とした「FUJI未来塾」8期生の公開プレゼンテーションを同市の市民活動センター「コミュニティf」で開いた。受講生12人が独自の発想を市職員や地元住民に伝えた。 受講生は4チームに分かれ、4回の講座で課題や活動案を練ってきた。自動体外式除細動器(AED)の理解促進を主題に据えたチームは、市内の設置場所を地図アプリに落とし込み、宝探しゲームを通して市民に場所を知ってもらう企画を発表した。子どもがAEDを身近に感じられるほかに「まち散策で地元に愛着が湧くのではないか」と、効果を説明した。 耕作放棄地増加の課題と向き合った2チームは、ドローンの国
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手揉製茶 技術競う 茶業の振興を祈願 富士の保存会
富士市茶手揉(もみ)保存会(勝又匠会長)は12日、手もみ製茶技術の競技会を同市大淵のJAふじ伊豆茶業研修センターで開いた。会員12人が初もみに取り組み、茶業の振興を祈願した。 会員は4チームに分かれて腕を競った。茶葉を持ち上げて振るう作業を約5時間にわたって行い、水分を均一に取った。出来上がった茶を、審査員が形状や色、香りなど5項目で採点した。上位2チームは今春に開かれる県茶手揉技術競技大会に出場する。 県大会出場者は次の通り。 ①清水領二、荻野和也、平栁彰彦②平栁利博、望月康男
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移住検討者向けにチラシ 富士市 経験者の視点盛り込み
富士市は移住を検討する人向けに市内の魅力を紹介するチラシを作成し、1月下旬から首都圏でのイベントなどで配布し始める。内容は先輩移住者が自身の経験を基にした。富士山麓や新幹線沿線で移住先を探す人との初接触時に名刺代わりに活用する。 A4判両面刷りのチラシは、都内へ新幹線で1時間弱で行ける利便性や土地の安さ、豊かな自然をアピールする。庭付きで大きなマイホームが建てやすく、子どもを自由に遊ばせられ「家族の夢が叶う」とうたう。 市は内容構成を女性移住者中心の民間組織「このみ会」に委託した。チラシ裏面には公共施設や店舗の無料駐車場の充実具合など、先輩移住者ならではの視点が盛り込まれた。 市シティ
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書き初め力作展示 静岡県知事賞4人受賞 富士
第75回県書きぞめ展・富士地区展(静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、富士市のロゼシアターで始まり、入賞327点を表彰した。8日まで、市内の幼児から一般まで寄せられた全2244点を展示している。 最高賞の知事賞に須津小3年渡辺心凪さん、中央小5年山田美蘭さん、吉原東中3年吉村百萌さん、富士高2年海野仁美さんの4人が選ばれた。いずれも半紙を目いっぱい広く使い、力強い文字をバランス良く書き上げた。 同所で開かれた表彰式で、県書道連盟の田代香桃副会長らが被表彰者に賞状を手渡した。展示会場は作品が壁一面に掲げられ、応募者の自信作に来場者が見入っている。 この他の主な入賞者は次の通り。 県議会議
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富士に花咲け ビール文化 専門店、中心市街地で醸造開始
富士市のJR富士駅近くでクラフトビール専門店「BEER JAM(ビアジャム)」を営む大高敏明さん(45)は2月から、独自の醸造所「ROUGH&LAUGH(ラフアンドラフ)ブリューイング」を中心市街地の同市富士町で始める。市内2例目の醸造所で中心市街地では初の試み。静岡や沼津に地元の愛好家の心をつかみ、富士にビール文化を根付く青写真を描く。 富士駅北口から約200メートルの好立地に構える同醸造所には、一度に400リットル製造できる設備を整えた。モルトのコクを感じられてアルコール度数が低いペールエールを基軸に据え、6種ほど醸造する。富士の特産キウイなど地元食材を用いる。2月下旬までには最初の1
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市民活動、一冊に 富士のコミュニティf 来館40万人記念し発行
富士市吉原の市民活動センター「コミュニティf」は来館40万人を記念し、冊子「富士市で活動する団体ガイドブック」を発行した。同センターを利用して地域に貢献している市民団体をまとめた。熱意ある団体や企業のマッチングに生かしてもらおうと、センター窓口で配っている。 B5判全56ページの冊子に、市民団体とNPO法人計63団体を掲載した。教育や環境、福祉など各団体の取り組みを分類して並べ、活動時間や実績が分かる写真とメッセージを取り上げている。協働を促す狙いで、SDGsの該当項目も示した。 センターは市内で市民団体が盛んに結成され始めた2005年に開館した。約20年がたち、今屋敷正成センター長は各
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混乱を跳び越える一年に 揮毫で始まり祝う 富士・富知六所浅間神社
富士市浅間本町の富知六所浅間神社で1日、一年の始まりを祝う「新春奉納揮毫(きごう)」が行われた。同市の書家宮久保胡蝶さん(37)と凧(たこ)絵師林直輝さん(43)がコロナ禍を抜け「跳躍」する一年を祈って書作品をしたためた。 一辺2メートルの紙に、宮久保さんは「跳躍」と躍動感あふれる力強い2文字を書いた。林さんは、ここ数年の混乱を想像させる荒波のはるか上を軽やかに跳ぶウサギを描いた。 多くの参拝客が勇壮な太鼓に合わせて筆を走らせる2人の姿に足を止め、制作が終わると大きな拍手を送った。 作品は同神社境内にしばらく掲示する。
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SDGs手を取り合おう 富士の高校生や専門家が意義語る
富士市はこのほど、市SDGs共想・共創プラットフォーム周知企画「輝く未来へ。SDGsでつながろう」を市交流プラザで開いた。積極的に活動する高校生や専門家が、新しい働きかけの創出に向けて手を取り合う意義を語り合った。 討論会で静岡経済研究所の森下泰由紀さんがSDGsに関心が高い企業が交わって新事業を起こした事例を紹介すると、ラジオパーソナリティーの鉄崎幹人さんはライバル局同士が連携して業界を盛り上げる企画に携わった経験を述べた。 「JCI JAPANグローバルユース国連大使」に選ばれ障害者サッカー普及に取り組む吉原高3年の南條桜都さんは「競技を知ってもらうためにメディア企業の力を借りている
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日本酒「富士市育ち」ことしも 純米吟醸、きぬむすめ100% 28日から富士市内限定販売
富士宮市の高砂酒造が富士市産の米100%で醸造した日本酒「山中山屋 富士市育ち」がことしも完成し、28日から富士市内限定で販売される。今季は酒米「山田錦」を使わず食用米「きぬむすめ」のみで純米吟醸原酒を作り上げた。26日、同酒造関係者が市役所に小長井義正市長らを訪ね、出来栄えを報告した。 富士市育ちは、同酒造と市農業振興推進協議会の開発プロジェクトとして2021年に生まれた。同年は市内産のきぬむすめと山田錦を配合して純米大吟醸としたが、ことしは新たな可能性を求めて一品種に絞った。 果実を思わせる爽やかな香りと、米の優しい甘みのある上品な辛口に仕上がった。魚の塩焼きや焼き鳥などに合うという
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⚾野球は楽しい! イチローさんから指導受けた富士高、最高峰の教えを児童へ
米大リーグのシアトル・マリナーズなどで活躍したイチローさん(49)=本名鈴木一朗=に今月指導を受けた富士高野球部は26日、富士市内の小学生を対象に始めている野球体験会を同校で開いた。「感じた事を次の世代につないで」とのイチローさんの思いを胸に、部員たちは上達する喜びと全力プレーの楽しさを児童に伝えた。 体験会の内容は部員で決め、児童20人を技量ごと4班に分けて実施した。上級者には守備練習で打球との間合いの詰め方などを説明し、初心者には打球を飛ばす爽快感を味わわせた。好プレーは「いいね」「ナイス」と盛り上げた。 野球の前には勉強会を開いた。進学校の生徒でもある部員が児童に1人ずつ付き、冬休
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ハンドベルと管弦楽器共演 富士のグループ×富士宮東高 富士山こどもの国、Xマス曲で魅了
富士市の「MAUハンドベルリンガーズ」と富士宮東高オーケストラ部は25日、初の合同クリスマスコンサートを富士市の富士山こどもの国で開き、ハンドベルと管弦楽器が合わさった深みのある演奏を子どもたちに届けた。 ホルストの組曲惑星の「ジュピター」と、ベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」の2曲で共演した。ハンドベルの澄んだ音色にオーケストラの力強さが加わり、壮大な演奏が会場に響き渡った。それぞれでもクリスマスソングを披露し、客席の子どもたちは体を揺らしながらなじみ深い曲に耳を澄ましていた。 共演は11月に開かれたハンドベルリンガーズの定期演奏会に同部の講師が参加したことをきっかけに実現した。チ
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サンタさんと雪遊び 園児らクリスマス満喫 富士山こどもの国
富士市の富士山こどもの国は24日、冬季限定で開設中の雪の丘でクリスマス企画「サンタさんと遊ぼう」を始めた。園児らがサンタクロースとそりや雪で遊び、楽しい冬の思い出を作った。25日まで。 会場にサンタクロースが現れると、子どもたちは歓声を上げて集まった。突然の来訪に興奮した様子でお菓子を受け取り記念写真を撮った。サンタクロースの他にトナカイのキャラクターも登場し、一緒にそりで滑って遊んだ。 一足先に今朝プレゼントが届いたという富士宮市の後藤箕亜ちゃん(5)は「サンタさんにありがとうと言えたよ」と喜んだ。 25日はサンタが午前11時~午後2時までの間に数分ずつ現れる。
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親子笑顔で年越しを 富士宮市社協などケーキや野菜をプレゼント
富士宮市社会福祉協議会などは24日、子育て世代の困窮家庭20世帯にクリスマスケーキや新鮮な野菜をプレゼントした。コロナ禍や物価高騰の波を受けて生活費のやりくりに悩む親子も笑顔で年末年始を迎えてもらおうと企画された。 市内在住で生活保護を受けていない家族を受け付けた。1世帯につきケーキ1ホールを富士宮ロータリークラブ(RC)が用意したほか、地元農家から採れたての野菜が提供され、手作りシチューや餅を合わせて贈った。 受け渡しは同市総合福祉会館で行われ、サンタクロースの格好をした同RC会員が子どもたちに「仲良く食べて」と声を掛けてケーキなどを手渡した。 生活相談コーナーも設けられ、家計や就業
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ふるさと納税、富士市急伸 物価高騰でトイレットペーパーなど紙製品に需要 11月末で8.6億円
年末にかけて申請が増える「ふるさと納税」で富士市への寄付額が伸びている。本年度は11月末時点で約8億6千万円と、前年同期比で1・6倍に上る。返礼品の大半はトイレットペーパーなど地場産業の紙製品。市は物価高騰の影響で返礼品に日用消耗品を選ぶ納税者が増えたとみている。 市は本年度当初予算で想定額を9億円に設定していたが、物価の上昇が話題になり始めた春先から寄付申請が急増した。5月以降は毎月、前年比1・5倍以上の件数を維持する好況を受け、市は11月の本年度一般会計補正予算で想定額を15億円に修正。返礼品の用意や送料に充てるための3億8500万円を計上した。 返礼品の上位9割が紙製品で、全体の6
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農林水産業振興 貢献4人を表彰 富士市
富士市農林水産業表彰式が19日、同市のラ・ホール富士で開かれ、市内の農林水産業振興に長年貢献した4人を表彰した。 本年度は、水産業の志村正人さん(五貫島)、林業の勝又道正さん(大淵)、いずれも農業の杉山一行さん(松岡)と勝又匠さん(中野)の計4人が、技術の研さんに励み後輩の模範となっているとして、功労表彰に選ばれた。 小長井義正市長は表彰状を手渡し「後進育成に心血を注がれたことに敬意を表する」と述べた。被表彰者を代表して志村さんは「今後も一層、発展に尽力する」とあいさつした。
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野球の基本、丁寧に キャッチボール重要性説く 岩村明憲さんら中学生指導「クリニック」 富士
米大リーグのタンパベイ・レイズなどで活躍した内野手岩村明憲さんと元東京ヤクルトの投手館山昌平さんによる「ベースボールクリニック」が18日、富士市の岩松中で開かれた。市内の中学生31人がプロの世界で長年戦った2人から、基本を徹底する意識の高さを吸収した。 岩村さんと館山さんは守備動作の要素が詰まったキャッチボールの重要性を説いた。館山さんはボールの正しい握り方を教え、投球の回転軸がわずかに傾くだけで本塁ベースまでに数十センチの誤差が生じると伝えた。岩村さんは試合の打球処理を想定し、捕球から素早くボールを握り替えるよう求めた。 中学生は守備位置ごとに分かれてノックを受け、教わった基本動作を確
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身体能力の変化、自覚して 死亡事故受け高齢者講習 富士
静岡県交通安全協会富士地区支部はこのほど、交通死亡事故が秋に2件発生した富士市の中島新道町町内会の高齢者を対象に講習会を新道町公会堂で開いた。 10月下旬の事故では、歩行者の男性(70)が丁字路を右折してきた軽乗用車と衝突した。11月上旬には交通量が多い市道を歩いて横断していた女性(92)が乗用車にはねられた。 交通安全推進員の梅田礼子さんは事故の状況を説明し「身体能力や反射神経の変化を自覚し、必ず止まって安全確認を」と呼びかけた。 参加者19人は敏しょう性の測定器などを使って自身の反応速度の衰えを確かめた。
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強盗対処の訓練 初動対応冷静に 富士のJA支店
富士署はこのほど、強盗対処訓練を富士市のJAふじ伊豆丘支店で行い、署員とJA職員が初動対応の協力手順を確認した。 男が窓口で刃物を突きつけて現金を奪い、仲間の車で逃走する想定で訓練した。窓口の職員は犯人役の男を落ち着かせようと奥に座る上司を呼ぶなどして時間を稼ぎ、到着した署員に容姿を伝えた。 同署の担当者は「服装は後で変えられるので、身体的特徴を記憶して」と指導し、防犯カメラの映像を職員全員が操作できるよう求めた。窓口で最初に対応した遠藤由里香さん(50)は「落ち着いていたつもりだけれど、もっと視野を広くしないと」と話した。 緊急配備訓練も兼ね、署員が犯人確保までの流れを確認した。
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ウオーキングしながら港周辺をきれいに 富士・田子の浦埠頭
富士市の港湾運送業「田子の浦埠頭」はこのほど、「清掃ウォーキング」を同社周辺で展開した。 社員と家族計約160人が四つのコースに分かれ、田子の浦港周辺と住宅地を歩いてごみを拾った。1時間の活動で空き缶やペットボトルなど、ごみ袋21袋分が集まった。 同社から東の妙法寺方面を担当したグループは、地域住民にあいさつしながら、たばこの吸い殻などを回収した。 同社が社内の親睦を深める毎年恒例の行事として、今年は清掃活動を実施した。
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「社会を明るくする運動」作文審査 児童生徒8人を表彰 富士
「第72回社会を明るくする運動富士市作文コンテスト」の表彰式が15日、市消防防災庁舎で開かれ、市推進委員長賞と県コンテストで保護司会連合会会長賞に輝いた須津中2年鈴木里歩さんら8人を表彰した。 市コンテストには小中学生計671点が寄せられた。市推進委員長賞4点が県コンテストに進んだ。 鈴木さんの「すべての人が笑顔でいられる社会をつくるために」と題した作文は、不衛生な地域ほど犯罪が発生しやすいという考えを引用し、身の回りのごみを拾うことが治安の向上につながるとの意見をまとめた。 表彰式では市推進委員長の小長井義正市長らから表彰状と記念品が贈られた。 このほかの入賞者は次の通り。 【市
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年末、特殊詐欺警戒を呼び掛け 富士信用金庫
富士信用金庫は年金支給日の15日、特殊詐欺被害防止を呼びかける啓発活動を厚原、広見町の両支店で展開した。 信金職員と地元プロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の選手らは、店舗出入り口で利用客にチラシなどを手渡した。 職員らは高齢の利用者を中心に「年末は特殊詐欺被害が急増するので注意して」と声を掛け、口座の暗証番号のメモを残さないなどの注意を促した。
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富士拠点の自転車「レバンテフジ静岡」 若手中心に6選手加入
富士市が拠点のプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」は15日、2023年のチーム編成を発表した。国際自転車競技連合(UCI)挑戦に向けて新たに6人を迎え入れ、過去最多の全11人で来季に臨む。育成年代の下部組織「レバンテホープ」から初めてトップチームに昇格させた選手ら20歳前後が多く、若い戦力を鍛えたいチーム思惑も含む。 下部組織からは、山口瑛志(20)=静岡大3年=と夏目天斗(18)=浜松城北工高出=が昇格した。村上裕次郎(19)=明治大2年=や、チーム初の富士市出身選手井出晃太郎(18)=中央大1年=を含む若手4人に経験を積ませ、数年後の飛躍を促す。 大阪府のロードレースチーム「シ
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スポーツ全国大会で活躍 個人、団体を表彰 富士市教育長
多彩な分野で他の生徒の模範となる成績を残した小中高生をたたえる富士市教育長表彰の表彰式がこのほど、同市立高で開かれ、スポーツの全国大会で活躍した11個人1団体が表彰を受けた。 本年度は、国体の陸上女子100メートル優勝など多くの好記録を出した市立高1年の小針陽葉さんらが選出された。 森田嘉幸教育長は「休校など満足に練習できないときもあっただろうが、仲間と力を合わせて乗り越えた素晴らしい成果」と述べ、それぞれに表彰状を手渡した。 この他の被表彰者は次の通り。 【個人】陸上 佐藤臣思(鷹岡中3)半田帆乃花(岩松中3)佐藤新太(岳陽中3)浅見隆斗(同3)篠原柚葉(市立高1)▽水泳 佐藤麗(
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私の事業、道筋鮮明に 1カ月半かけ課題解消 富士市創業塾報告会
富士市の中心市街地で展開する起業家を育成する「まちなか創業塾」の最終報告会が12日夜、同市交流プラザで開かれた。塾生3人が1カ月半かけて練った事業計画を経済団体関係者や地元の経営者らに発表した。 煎茶道の講師として拠点を構えたい望月希美さん(38)は、茶商品開発の協力など対応可能な仕事の幅をアピールした。宮脇浩樹さん(27)はクラフトビールの販売所を開き、5年後に独自の醸造所を構える目標を語り、牧田美菜子さん(34)は企業からデザイン業務を受注して「デザインに対価を払うという意識を地元に根付かせたい」と話した。 3人は将来像を述べた上で、料金体系や目標の受注量、開業後数年分の資金計画を示
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市内3施設とサンタ姿で親睦 富士信金職員有志
富士信用金庫の職員有志10人はこのほど、サンタクロース姿で富士市内の3施設と親睦を深める「サンタボランティア」をオンラインで実施した。 信金本部と厚原、中里の両保育園、介護サービス事業所「アダモ」の4カ所をつないだ。 吹奏楽経験のある職員4人が「赤鼻のトナカイ」などクリスマス曲を演奏した。プレゼントの菓子に、園児には交通安全、高齢者には特殊詐欺被害防止を啓発するグッズを添えて贈った。 同ボランティアは5年目。企画を中心となって進める内海秀昇さん(47)は「直接会えず残念だが仕方がない。活動が絶えないようにしたい」と話した。
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路線バス利用を若者にPR 富士見、吉原高生提案 沿線の魅力チラシに
富士市の中心市街地を運行する路線バス「ひまわりバス」の利活用促進策を考えている富士見、吉原の両高校の生徒は11日、40歳以下の世代が魅力を感じるような知名度向上策を市などに提案した。 市役所で活動報告会が開かれ、両校の生徒は、若年層に沿線の魅力を紹介し乗客の大半を高齢者が占める現状を抜け出すよう求めた。具体策として、富士見高生はバス停近くの飲食店をチラシにまとめた。QRコードで店舗紹介動画を見られる。吉原高生はバスで行ける自然豊かな公園の写真を路線図に組み込んだ。 バスを運行する富士急静岡バスの後藤正貴業務部係長は「乗客に配れる。効果がありそう」と受け止めた。 バスは富士駅循環と吉原中
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全日本ジュニア空手道選手権 菊池君(吉永一小4)優勝報告 富士
11月20日に都内で開かれた「JKJO全日本ジュニア空手道選手権」小学4年男子30キロ以上の部で優勝した富士市の吉永一小4年菊池善君(10)は12日、市役所に小長井義正市長を訪ね、喜びを語った。 全国の猛者が流派を超えて集う大会で、菊池君はトーナメント6試合を勝ち抜いた。決勝では相手の鋭い蹴りに苦戦したものの、形勢逆転を狙った後ろ蹴りで栄冠をつかんだ。 菊池君は「日本一は空手を始めた1年生のときから目標だった。うれしい」と話し、次戦でも日本一を目指すと誓った。小長井市長は「日頃の努力の成果。世界で闘える選手になって」とたたえた。
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プログラミング「桃鉄」で学ぶ 富士二小児童、独自ルートを作成
富士市の「eスポーツ推進基礎調査事業」モデル校に指定されている富士二小4年生93人は8日、人気ゲーム「桃太郎電鉄」を使った地域発見型プログラミング教室を受講し、自らの手でゲームの世界を構築した。市は10月から実施した授業の成果と課題を調べ、活用策を検討する。 授業には、全国を巡って資金を競うすごろくゲームを題材に、プログラミング言語「スクラッチ」で独自のルートを作成できる教材を使った。 児童は10月から、さいころの数字を表示させる乱数の概念などを学習してきた。同日は2、3人チームで1マスずつ担当し、マスに止まると中身が表示される仕組みを入力した。資金を減らす貧乏神「ボンビー」の登場音や画
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デートDV予防 相手を思いやって 富士南中でセミナー
富士市の富士南中でこのほど、デートDVワークショップセミナー(市主催)が開かれ、2年生が交際相手を思いやる健全な関係について理解を深めた。 生徒は恋人同士で起こる問題に、暴行や暴言による身体的、精神的苦痛のほか、交友関係の制限やデート費用の負担強要など過度な束縛があると学んだ。 講師のNPO法人エンパワメントかながわ(横浜市)の浜谷典子理事は、主従関係が無意識に醸成された場合にDVが起こりやすいと指摘した。好きな気持ちが勝って苦痛を受け入れ、悪化する例も多いといい、「早いうちからおかしな事に気づける知識を身に付けるべき」と話した。同NPO職員が生徒から個別に恋人に対する悩みや不満の相談を
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全国「上位目指す」 富士見高の女子バレー、バトン部 市役所訪問
全国大会に出場する富士市の富士見高女子バレーボール部とバトントワリング部は7日、市役所に森田嘉幸教育長を訪ね、上位進出へ意気込みを語った。 女子バレー部は、全日本高校選手権(1月、都内)に10年連続15回目の出場を決めた。初戦は愛媛県の松山東雲高と対戦し、粘り強く勝利を目指す。バトントワーリング全国大会(12月10日から、千葉県)の切符を3年連続でつかんだバトン部は、そろった演技で金賞を目指す。 女子バレー部の小池ゆうき主将は「インターハイ(全国高校総体)で勝てなかった悔しさを晴らす」と意気込み、バトン部の篠原優花主将は「バトンを一度も落とさず踊りきる」と力強く語った。 森田教育長は「
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年金者組合員が得意の作品展示 富士・中央図書館、11日まで
全日本年金者組合富士支部の文化祭が7日、富士市立中央図書館で始まった。組合員ら45人がそれぞれの得意分野で手掛けた55作品を展示している。11日まで。 富士山などの自然を題材にした絵画や写真、実用性の高い陶芸品や竹細工がずらりと並ぶ。会場の一角には豪華なつるしびな飾りが陣取り、来場者の目を引いている。 塚原一志支部長(71)は「目標を持って一生懸命取り組んだ成果を見て」と話した。 9日は同支部手作り小物の会が、手ぬぐいや帽子作り体験会を開く。
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命名「富士の箱入り娘」 カリフラワー ブランド力向上へ発信強化
JAふじ伊豆富士地区洋菜部会は今冬から、富士市産のカリフラワーに「富士の箱入り娘」と商品名を付けて売り出している。需要の低迷に苦しむ茶農家の転作物として十数年前から栽培が始まり、品質の高さが首都圏には好評。商品名を広く発信し、一層のブランド力向上を図る。 同市のカリフラワーは、濁りのない白色なつぼみが特徴で、甘みとコクが強い。農家が一株一株、葉を折ってつぼみを覆うように包んで日焼けを防ぐ作業をすることから、手塩にかけて育てている意味を込めて名付けた。 純白な見栄えの良さが飲食店で重宝され、現在は首都圏の市場に積極的に売り込む。商品名が大きく書かれたチラシを同封して出荷し、産地としての浸透
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市内10校の中学生 夢や希望、アートに 富士で作品展
富士市の中学生が夢や希望を形にしたアート作品展「見て!見て!富士山 私たちの夢」が2月5日まで、同市の富士山かぐや姫ミュージアムで開かれている。市内10校の美術部など有志が制作した11点が並ぶ。 岩松中の半立体作品「Dream Fuji City」は、富士山を縦長に引き延ばしたような富士山タワーや、ご当地給食サイダーかんがモチーフの観覧車などが街中に立ち並び、富士市が発展した未来を想像させる。 吉原北中の画用紙アート「夢のせかいへin富士山」は、眠っている霊峰の山頂に虹色の雲を描き、楽しそうな夢を見ているところを表現した。 月曜、年末年始、1月10日は休館。
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移動手段から旅の目的へ 地方鉄道、コロナ後の姿探る 富士でイベント
地方鉄道の未来を考える「地方鉄道サミット」と「地方鉄道フェア」が26日、富士市のふじさんめっせで開かれた。鉄道模型などが並んだ会場は鉄道ファンら4千人でにぎわい、鉄道5社の経営者らが新型コロナウイルス収束後の存続を懸けた取り組み目標を語り合った。 サミットには富士市の岳南電車(通称・岳鉄)のほか、銚子電気鉄道(千葉県)、水間鉄道(大阪府)、富士山麓電気鉄道(山梨県)、明知鉄道(岐阜県)の経営者らが登壇し、観光運行や商品開発など傾注する事業を紹介した。各社は古い車両でゆっくりと自然を楽しむ運行が魅力と意見が一致。その上で「移動手段を超えて旅の目的の一部になれるよう、自由で大胆な企画を実行して
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富士の商機を見極めて 首都圏企業招いた「ワーケーション巡り」
富士市は22、23の両日、市内に進出を検討する首都圏の企業や個人を招いて「ワーケーションツアー」を開催した。参加者7人は観光地やコワーキングスペースを巡り、市内に商機があるかを見極めた。 参加者は日帰り、1泊2日の各行程で視察した。各所で市担当者から、駅からの交通手段や近隣にある企業などの説明を受けた。休暇を富士で過ごす想像を膨らませるため、市街地や景勝地も散策した。 ツアーは、市内に隠れている市場を首都圏の企業などに感じてもらい、最終的には誘致につなげる目的がある。22日夜には参加者と地元企業が懇談し、地域課題などの情報を共有した。 都内のIT化支援会社「ティースリー」営業部の猪口悟
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富士川一中生とラトビア陸上選手 オンラインで交流、英語で質問
富士市の富士川一中の3年生は17日、東京パラリンピックの事前合宿を同市で行ったラトビア陸上チームの選手らとオンラインで交流した。 女子円盤投げF55銀メダル、やり投げF55の銅メダルを獲得したダイアナ・ダジーテ選手と、選手団役員のザネ・スクジーナさんが参加した。生徒は2人に対して、練習メニューや今の仕事を始めたきっかけなどを英語で問いかけた。 ダイアナ選手は次回のパリ大会の代表権獲得に向けて、コーチの指導でトレーニングに励んでいると報告した。ザネさんは「(選手団長は)心身ともに大変な役割だが、世界中の人と話せてたくさん学べる」とやりがいを語った。 (富士支局・国本啓志郎)
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一般会計20億円追加 富士市補正予算案 物価高、負担軽減へ
富士市は17日、2022年度一般会計に20億5300万円を追加する補正予算案を発表した。運送事業者への補助金や給食費支援など、物価高騰に伴う市民生活の負担軽減を図る事業を盛り込んだ。24日開会の市議会11月定例会に提出する。 中小運輸事業者などの支援策として、所有台数1台につき、一般・特定貨物は3万円、軽貨物2万円、運転代行事業者には1万5千円を補助する。総台数約6600台が対象で、委託料を含めて約1億9500万円を計上した。 食材費などの上昇による給食費の値上げを防ぐ事業は、小中学校や幼稚園、保育園の3カ月分の給食費を50%支援する。総額約1億7千万円を見込む。 このほか、ふるさと納
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車いすラグビーの若山さん ありがとう「言葉で相手に伝えて」 富士・松野学園で講演
富士市の富士川二小中一貫校松野学園でこのほど、リオ、東京パラリンピック車いすラグビー銅メダリストの若山英史さん(37)=沼津市出身=による講演会が開かれた。 若山さんは、代表チームは選手とスタッフが一丸となって支え合った結束力が強く、2大会連続で銅メダルを獲得できたと振り返り、「楽しくプレーできたのは周りの指導のおかげ」と話した。児童生徒には、支え合いが不可欠な学校生活で「ありがとうを言葉で相手に伝えてほしい」と呼びかけた。 児童生徒は競技用の車いすに試乗して若山さんのタックルを体感し、全身が震えるような衝撃に驚いた。 6年の天野慎太郎君(12)は「困っている子がいたら自分から助けに行
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地域福祉に長年貢献 72個人1団体表彰 富士で大会
富士市と市社会福祉協議会はこのほど、市社会福祉大会を同市のロゼシアターで開き、地域の福祉に長年貢献した72個人1団体に感謝状や表彰状を贈った。 森田正郁副市長は表彰を受けた人たちの尽力をねぎらい「誰もが安心して暮らせる地域共生社会へ、引き続き頑張りましょう」とあいさつした。 表彰された個人・団体は次の通り。 【大会会長(富士市長)感謝状】おはなしの会おひさま、稲葉嘉代、望月孝敏 【市社協会長表彰】民生児童委員 関光子、宮崎朱美、末包正秀、金指稔、加藤慶代、井出田孝子、井上和恵、遠藤松美、大畑保作、大竹稲光、市野邦久、権蛇カズ子、松本政子、仲亀喬、渡辺みち子、吉野公英、池田澄生、西原直
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障害者事業所通う13人表彰 富士市社会福祉協議会
富士市社会福祉協議会はこのほど、運営する障害サービス事業所に10年以上通う13人に表彰状を贈った。 同市フィランセで贈呈式が行われ、30年表彰1人、20年5人、10年7人が渡辺泰明会長から表彰状を受け取った。代表して「ふじばら」に30年通う谷津倉栄子さん(49)は「これからも元気にたくさんお仕事がしたい」と意気込みを語った。 渡辺会長は「仲間の模範として頑張ってくださりありがとう」とたたえた。 被表彰者は各事業所に戻って仲間に喜びを報告した。
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岳鉄「赤がえる」の朱色復刻 緑色8000形、入線20周年で塗り直し「心機一転」 富士
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は12日、8000形車両の車体を緑色から引退した5000形の「インターナショナルオレンジ」に塗り直して再出発させた。8000形と入れ替わるように引退した5000形の懐かしい色の復刻に、鉄道ファンが沸いている。 これまで緑色だった8000形は「夜景電車」を中心に運行している。12月に入線20周年を迎えるのに合わせ、「赤がえる」の愛称で2002年までの約20年間親しまれた5000形の朱色に模様替えした。 同日に吉原駅で出発式が開かれ、橘田昭社長は「岳鉄といえば朱色。節目に心機一転の思いを込めた。過去の思い出が再び動き出す」と述べた。 式典には多くの鉄道ファンが
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商店街で目指せ“億万長者” 街で人生ゲーム、第2弾 富士・吉原
市街地を「人生ゲーム」のボードに見立てて散策する「まちあそび人生ゲームin富士」(富士市主催)の第2弾が12日、吉原商店街を中心に開催された。商店街は“億万長者”を夢見て歩き回る市内外からの参加者300組の笑い声であふれた。 商店街などの協力店舗がゲームのマスになり、参加者はゴールまでの約2キロ計41マスの道のりをルーレットの目に従って散策した。各店では通過を受け渡すイベントが用意され、店主らと参加者の交流が生まれ、店内は活気に満ちた。 500円以上の買い物を5マスでするとボーナスを得られるルールもあり、飲食店で昼食を取ったり雑貨を購入したりと、普段は商店街を歩か
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富士の課題解決 市立高生が施策 スマホ教室など若手市職員に提言
地域課題の解決策を富士市に提案する「市役所プラン」に取り組む市立高2年生が11日、暮らしをより良くするアイデアを市若手職員の前で発表した。代表生徒12人が市消防防災庁舎で開かれた23~26歳の市職員研修会に登壇し、三つの施策を提言した。 高齢者のデジタルディバイド(情報格差)解消を訴えたグループは、マイナンバーカードを活用した行政手続きの電子申請が加速する将来を見越し、高校生によるスマホ教室の開催を提案した。同校生徒会が開催した教室で高校生と高齢者の交流が生まれた実績を示し、「デジタル化を通して市民が一体化できる」と利点を語った。 同カード関連を所管する市民課の野木涼介主事補(23)は「
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サイバー防犯2人増員 富士署、低学年の指導充実へ
インターネットやSNSでの犯罪被害防止に民間の立場で協力する富士署独自の「サイバー防犯ボランティア」に、11月から新たに2人のメンバーが加わった。増員は3年ぶり。計5人のメンバーで主に小学校低学年向けの防犯指導の充実を目指す。 新メンバーの内海太一さん(45)は、2018年に同ボランティア1期生として活動の土台づくりに携わった経験がある。山口純子さん(47)は、放課後等デイサービスで働く立場を生かす。 本年度から富士市内の小学校低学年にもタブレット端末が配布されたことを受け、出前講座の依頼が増える可能性を見越して増員した。 2人は同署で開かれた定例会で「子どもたちが将来に生かせる講話が
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非行防止に貢献 稲葉さん知事表彰 富士署で報告
少年少女の非行防止に長年貢献したとして知事表彰を受けた富士市入山瀬の少年警察協助員稲葉邦文さん(71)はこのほど、富士署に井出清市署長を訪ね、報告し活動を振り返った。 稲葉さんは1984年に協助員に委嘱され、駅前などでたむろする未成年への声かけや地域行事での補導に努めた。声かけを続けて子どもたちとの関係を築き、生活環境や家族関係の悩みに耳を傾けることもあったという。 稲葉さんは「地道にこつこつと活動を続けて良かった」と話した。
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休日は内緒でオーディション 卒業から3年で朝ドラ主演 俳優の渡辺梓さん【富嶽から羽ばたく 富士高100周年③】
夢見がちな女子高生は卒業から3年で朝ドラ主演女優へと駆け上がった。俳優渡辺梓さん(53)の代表作といえば、NHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル」だ。バレーボール選手の和っこちゃんとして脚光を浴びて30年余、全国の舞台を飛び回りながら、美術家の夫と空間デザインにも携わる。 「制服をおしゃれに着こなす先輩たちに憧れました」。髪形や服装に気を使い、放課後は友達と痩せなきゃと言いつつ学校近くのパン屋に寄ったり、富士本町商店街でお茶したりと、青春を謳歌(おうか)した。俳優業には入学当初から興味があり、オーディション情報誌を眺めていた。 転機は2年の新体操部の大会で訪れた。演技中に音楽が止まるト
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餅つきに就労支援施設利用者招く 富士吉原ライオンズクラブ
富士市の富士吉原ライオンズクラブ(LC)は8日、市内の障害者就労継続支援B型事業所の利用者を同市の「田子の浦港漁協食堂」に招き、餅つき大会を開いた。 同市社会福祉協議会が運営する5施設の利用者約80人を招いた。利用者は同LCメンバーからきねの持ち方などの説明を受け、「よいしょー」のかけ声に合わせてきねを振り下ろした。つきたての餅はあんこを付けて味わった。 会場ではマグロの解体ショーも実施し、マグロの刺し身や漁協食堂のしらす丼も振る舞われた。新型コロナ禍の影響で同LCが餅つき大会を開くのは3年ぶり。
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霊峰や旅先風景 迫力の富士山写真、55点
静岡県東部の写真愛好家を中心につくる「フォト写芯樹(しゃしんき)」の2022写真展(静岡新聞社・静岡放送後援)が13日まで、富士市の道の駅「富士川楽座」で開かれている。30~70代の会員10人が捉えた富士山や旅先の風景55点が並ぶ。 展示の半数近くが霊峰をモチーフにした作品。佐藤雅美さん(71)=御殿場市=の「日環」は、ダイヤモンド富士と七色に映る光環に迫力がある。 菅沼享さん(75)=同市=の「ホタル舞う里」は、ホタルが描いた光の線とあかね色の空を共演させた。園田千鶴さん(65)=沼津市=の「鵜匠の技」は、岐阜市の長良川鵜飼の臨場感を切り取った。 同会は主に沼津市で展示会を開いていた
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児童描いた夢の菓子再現 富士市内11店で限定販売
富士市の吉原菓子組合は、小学生が「秋」をテーマに描いた菓子のイラストを旬の食材を使って商品化した。市内11店が11~13日の3日間、児童の夢が詰まった秋スイーツを各店舗で販売する。 イラストの商品化企画は昨春に続いて2回目。同組合が元吉原、須津両地区の放課後児童クラブで絵を募集した。ハロウィーンにちなんだ絵など、寄せられた72点から各店が実現できそうなアイデアを選び、計19品を用意した。 旬菓亭(伝法)は、ドングリのイラストをまんじゅうでかわいらしく再現。好味堂(中里)は紫色のサツマイモクリームをふんだんに使ったエクレアを用意した。菓子処たかぎ(中央町)は、まんじゅう生地に竹炭を練り込ん
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富士市のセルロース・ナノファイバーブランド認定 新たに2社2品
植物由来の新素材「セルロース・ナノファイバー(CNF)」の関連産業集積を目指す富士市の「市CNFブランド認定」に、第3期として新たに市内の2社2製品が加わった。同ブランド認定品は計10社10製品となった。 認定されたエフピー化成工業(同市大野)の複合樹脂「セルロースファイバー高配合樹脂」は、ポリプロピレン(PP)樹脂にセルロースファイバーを51%以上配合した。巴川製紙所(本社・東京都)と共同開発した。強度や耐熱性に優れ、すでにマグカップやスプーンなどの素材に使われている。 大昭和紙工産業(同市依田橋)のカラー素材「十二単CNF」は、基本色を組み合わせることで多様な調色が可能。同社担当者は
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ロッテ育成指名 勝又さん抱負「子どもに夢を」 富士市役所
富士市の大淵中出身でプロ野球ロッテから育成ドラフト3位指名を受けた富士宮東高3年の勝又琉偉さん(18)は8日、富士市役所に小長井義正市長を訪ね、夢舞台での活躍を誓った。勝又さんは大淵中野球部で2年夏に県4強まで勝ち進んだ。勝又さんは「地元の子どもたちに夢を与えられる選手になりたい」と語った。小長井市長は「自分を信じて、支配下契約とその先を目指してほしい」と期待を寄せた。 大淵中で当時の顧問だった市教育委員会の渡辺貴洋指導主事も同席し「仲間からの信頼が厚い選手だった。いちファンとして応援したい」と、高校で大きく成長した勝又さんの堂々と話す姿に目を細めた。
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丹精込めた菊花350鉢並ぶ 富士・富知六所浅間神社、23日まで
富士市菊花会の第39回秋の展示会(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日まで、同市の富知六所浅間神社で開かれている。 会員が1年間手塩にかけて育てた約350鉢が並ぶ。会員らによるとことしは残暑が厳しく、花を大きく咲かせるための管理が難しかったという。このほど審査会を開き、各部門の入賞者を決めた。 主な上位入賞者は次の通り。 【五鉢組物】特別賞 鈴木健司(今泉)▽特等首席 丸橋章二(大淵)▽優等首席 山本幸男(水戸島) 【四鉢組物】特別賞 落合政治(伝法)▽特等首席 片多泰(鵜無ケ淵)▽優等首席 畔栁治年(神谷) 【三鉢組物】優等首席 杉山昌和(厚原) 【単鉢厚物】優等首席 片多泰(鵜
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富士東小児童ら人絵で“ウサギ” 「広報ふじ」元日号の撮影
富士市の広報誌「広報ふじ」の2023年元日号で表紙を飾る干支(えと)の「人絵」の撮影会が4日、同市の東小校庭で行われた。全校児童と教職員、地元住民ら計91人が並んで干支の卯(ウサギ)を表現した。 児童らは白線で描かれたウサギの絵の内側に座り、上空を飛ぶドローンに向かって手を振った。同校で飼育するウサギ1羽も写真に収まった。 来年が年女の5年川名球子さん(11)は「中高生のきょうだいに自慢したい。来年はみんなを引っ張る児童会の委員になりたい」と抱負を語った。 元日号の人絵撮影は27年目。市内の小学校の持ち回りで実施し、同校で全ての小学校が表紙を飾ることになる。
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B3静岡コーチ「ボールは怖くない」 富士・神戸小で教室
富士市の神戸小5年生はこのほど、ボールの捕り方と投げ方を男子バスケットボールB3ベルテックス静岡の高村成寿アカデミーコーチに教わった。ボールに対する恐怖心が軽減し、キャッチボールを続けられる児童が増えた。 捕球指導で高村コーチは、胸で抱え込まず手で受ける方法を指導した。両手の親指と人さし指で体の前に三角形をつくり、ボールの勢いを指で吸収するこつを伝えた。 児童は約10メートルの距離でボールを投げ合い、3分間に何回往復させられるか計った。始めは28回だったグループが指導後に58回になるなど、捕球ミスの減少に成果がみられた。 渡辺蒼君(11)は「捕るのが怖くなくなった。休み時間のドッジボー
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走り方「Qちゃん」に学ぶ きれいなフォーム習得 高橋尚子さん、富士で教室
シドニー五輪女子マラソン金メダリスト高橋尚子さんによる「チームQランニングクリニック」が3日、富士市の富士総合運動公園陸上競技場で開かれ、市内の中学8校の陸上部員46人が無駄のないきれいなフォームを身に付けた。 高橋さんは速い選手の共通点に、5メートル先の地面を見る目線と安定した腕の振り、腰を高く保つ姿勢を挙げた。関節の可動域を広げる重要性も指摘し、現役時代に取り入れていたウオーミングアップから試合直前の動的ストレッチ、臀部(でんぶ)の補強運動を伝授した。 選手は短距離を走りながら体の各部位の動きを把握するトレーニングを行い、少ない力で効率よく前に進めるフォームを固めた。高橋さんは「継
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ロープ渡りに子ども必死 消火や救護体験も 富士で消防まつり
富士市消防まつりが30日、同市中央公園で3年ぶりに開かれ、子どもたちがレスキューや消火活動の体験を楽しんだ。 幼児から小学生までの希望者がロープを伝って約10メートル先まで渡る「ロープ渡過」に挑戦した。参加者はロープにまたがり、腕の力で懸命に進んだ。現役の救助隊員は「前を見て」とアドバイスを送った。 水消火器の操作や応急救護などの体験も人気を集めた。消防団の各方面隊はゲームコーナーなどを用意し、多くの家族連れでにぎわった。
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プラごみ減へ 富士海岸で清掃 地元企業や団体
静岡県などは29日、富士市の富士海岸で清掃活動を展開し、地元企業や団体約150人で打ち上げられたプラスチックごみを拾い集めた。 参加者はふじのくに田子の浦みなと公園西側約1キロの一帯で1時間、ごみ拾いに汗を流した。火ばさみで流木をどかし、元は食品の容器などだったとみられる小さく砕けたごみを探した。ペットボトルや空き缶も多く集まった。 活動は県が海洋プラスチックごみ防止に向けて取り組む「6R県民運動」の一環。富士海岸は富士川から流れ着くごみが多いため、上流の山梨県からも参加者を募った。
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成長期の食事 適量は 富士で保護者向け講座
富士市PTA連絡協議会は29日、スポーツ食育に関する講演会を市教育プラザで開き、保護者約40人が成長期の体づくりを支える食事量や栄養バランスに理解を深めた。 講師の日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士の中野ヤスコさんは、身長約160センチの男子中学生で1食900キロカロリーなど、適切なエネルギー量を解説した。夜遅くまで練習した日には、翌朝の食事に影響がない範囲で消化の良い補食を取るよう勧めた。 市によると、市内約6割の小中学生が鉄分の摂取量が不足しているという。会場では、豚肉やキノコ類を使い、成長に必要な鉄分やタンパク質、ビタミンDをバランス良く取れる弁当が参加者に振る舞われた。 中学生
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起業家の卵 事業計画磨く 富士のまちなか創業塾
富士市の中心市街地で創業する起業家を育成する市主催の「まちなか創業塾」の本年度初回講座がこのほど、同市吉原の「14ゲストハウスマウントフジ」で開かれた。起業を考える3人が事業計画を発表し、互いに質問し合うなどして課題を洗い出した。 企業ロゴなどのデザインを手がけたい女性と茶道教室の運営を見据える女性、地ビールの販路拡大を狙う男性が、それぞれ事業内容のプレゼンテーションをした。事業が地域に及ぼす効果や将来性について説明した。 プレゼンの後、他の参加者らからは不明瞭な収益構造などに関する質問が相次いだ。塾長を務める熱海市のまちづくり会社「マチモリ」の市来広一郎さんは「顧客の属性に応じて複数の
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多文化共生へ相手尊重を 吉原高加藤さん、児童に特別授業 富士
「JCI JAPANグローバルユース国連大使」として活動する富士市の吉原高国際科2年の加藤杏菜さん(16)は26日、母校の同市岩松北小で多文化共生を考える特別授業を開いた。 5年生4クラスの英語の授業でグループワークを実施した。日本語が不得意な外国人転校生に学校生活を教える想定で、身ぶりを取り入れ、簡単な日本語に言い換えるなど伝え方の工夫の仕方を考えた。加藤さんは、国際社会は互いの宗教や文化、言語を尊重し合うことが大切だと訴えた。後藤亜久璃君(10)は「困っている外国人がいたら寄り添ってあげる事が大事だと分かった」と話した。
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記者コラム「清流」 慌てず急いで正確に
静岡県中西部に甚大な被害をもたらした台風15号。富士市は静岡市清水区住民を対象に入浴施設の開放や飲料水の提供などの支援を行った。 市役所には「お隣さんを助けたい」との市民の声が寄せられ、静岡市から要請がなくとも何かしようと奔走した富士市職員には頭が下がる。 一方で、被災した事業者が商品製造に使う水を市が誤って無償で提供し、後から代金を請求する不手際が発生した。本来は通常の経済活動に対し有償とすべきだが、職員がボランティアに使うものと勘違いしたという。市長が定例会見で謝罪するに至った。 刻一刻と状況が変化する災害対応で、仕事に前のめりになり過ぎると余計な問題を呼ぶ危険が高まると痛感した。
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津波災害警戒区域 指定へ住民説明会 静岡県と富士市
静岡県と富士市は25日夜、来年3月に県内15市町で一斉に指定する予定の津波災害警戒区域に関する説明会を同市のロゼシアターで開いた。 県は同区域に、現在は津波浸水想定区域となっている田子の浦港周辺を指定する方針。災害警戒区域になると、避難困難者が利用する施設で避難確保計画の作成などが市町に義務付けられる。 県の担当者は対象区域の住民や不動産業者らに対して、指定によって充実を図れる警戒避難体制などを説明した。土地所有者らが懸念する地価の下落については、「指定済みの県内市町や他県で、より地価が下がった事例は確認していない」と述べた。 参加者からは、津波発生時の避難計画が変更されるかなどの質問
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新型車どんな仕組み? 静岡スバル、富士・岩松小で出前社会科見学
富士市の岩松小で26日、静岡スバル自動車(静岡市清水区)による出前社会科見学が行われ、5年生79人が新型SUV(スポーツタイプ多目的車)のエンジンルームや車内装備を見学した。 車種の異なるSUV3台が校庭脇に展示された。児童は車種ごとに座り心地やトランクの容量などを比較した。ハイブリッド車(HV)はガソリンエンジン用とモーター用でバッテリーを2台搭載していることも教わった。 同社の担当者はSUVが人気の理由に、安定した走行性能と荷物がたくさん詰める実用性の高さを挙げた。近年の自動車産業については、自動運転などの技術開発に他社と協力して臨んでいると説明した。 小泉英大君(10)は「エンジ
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子どもが輝けるには 富士で有志団体 映画視聴し教育語る
子どもたちの新しい教育を考える富士、富士宮両市の有志でつくる団体「夢みるプロジェクト富士」はこのほど、教育ドキュメンタリー映画「夢みる小学校」の上映会を富士市の富士川ふれあいホールで開いた。約250人が視聴し、子どもが輝ける教育の在り方について語り合った。 映画は、体験学習を重視し生徒に宿題を課さない和歌山県橋本市の私立小中学校「きのくに子どもの村学園」で伸び伸びと過ごす子どもたちの様子を記録した。通知表を廃止した公立校などの取り組みも紹介している。 上映後、来場者は5人ほどのグループに分かれて感想を述べた。「子どもは興味があると集中力が高まる。大人が最初から可能性をつぶしてはいけない」
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ウクライナ避難者支援へ6万円寄付 富士の2団体
富士市の岩淵神社委員会とNPO法人鎮守の森を育てる会は25日、市国際交流協会のウクライナ支援寄付金に6万円を寄付した。市内に避難したウクライナ人の生活支援に充てる。 両会は同市の岩淵八坂神社境内を竹灯籠で彩るイベント「竹あかりの夕べ」を1日に実施し、来場者から寄付金を募った。 両会の代表者が市役所を訪ねた。同NPOの斎藤忠治会長が同協会会長を務める小長井義正市長に目録を手渡した=写真=。若月浩委員長は「平和を願う多くの来場者の思いを活用してほしい」と話した。市内には、ウクライナから2人の男性親子が避難している。
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アートの発想、住民交流で 富士・吉原商店街 美術家2人が滞在
富士市の吉原商店街に短期滞在して創作活動をしている現代美術家「Rui Yamaguchi」さんとデザインリサーチャー「していいシティ安藤智博」さんが23日、地元住民との交流ワークショップを同商店街で開いた。作品制作の発想を広げるため、ホットサンド作りや散歩を通して住民と仲を深めた。 2人は県文化財団「アーツカウンシルしずおか」のマイクロ・アート・ワーケーション事業の一環で20日から7日間、同商店街で歴史や文化、住民の生活に触れている。2人は商店街に並ぶブラジル系の飲食店などに着目し、市内のブラジル人を交流会に招待した。 Ruiさんは、ホットサンドメーカーと共に世界を旅をして、出会った人や
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富士の街活性へ 市長と10代車座 気軽さ少ない/再整備、居心地良く
JR富士駅周辺のにぎわい創出に向けた富士市などによる社会実験事業「エキキタテラスvol.3」が23日、駅近くの市交流プラザで開かれた「かじま祭り」に合わせて行われ、地元の小中高生と小長井義正市長が駅北側の市街地活性化をテーマに意見を交わした。 10代の男女6人が、歩行者天国になった車道上で小長井市長を囲んだ。6人は「若者が気軽に立ち寄れる店が少なく、商店街の雰囲気が暗い」という印象を伝え、長く滞在できるカフェの誘致などを提案した。 これに対し、小長井市長は2028年に供用開始予定の再開発ビルを核とする再整備事業を挙げ、「街を歩きたくなるような居心地の良さが高まり、電車で遊びに来たいと思
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記者コラム「清流」 関心が向かった先
富士市の委託業者がサルの捕獲準備中に麻酔銃を誤射し住民に当たった事故から1カ月半がたった。2匹のうち1匹が殺処分され被害も減り、地域は平時に戻りつつある。 騒動のさなか、興味本位でサルを探し回る人が相次いだ。関心は広範囲におよび、昔からサルが生息する山際の地域でも目撃者が騒ぎ立てることがあった。 見つけては大声で逃げるなど過剰ともいえる反応は、サルの敵意をあおると心配された。市内山間部では野生動物を見つけても近づかず適度に距離を保つ意識が根付く。市街地の住民にも同様の対応が求められると改めて感じた。 問題となった麻酔銃の誤射について原因や危険性を報じたつもりだが、市民の関心をサルに向け
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「未来を拓く」施策優先 富士市、23年度予算編成方針
富士市の小長井義正市長は17日、2023年度の予算編成方針を市部課長会議で伝えた。新型コロナウイルス感染症対策の他、SDGs(持続可能な開発目標)やデジタル変革、ゼロカーボン実現など「未来を拓[ひら]く」施策を優先する。現時点で6億円ほどの財源不足を見通し、歳出要求額は一般財源ベースで前年の3%削減が基準となる。 給与所得の伸びや家屋の新増築などで市税収入の微増を見込む。一方で、公共施設の老朽化対策やJR富士駅北口再整備などの大規模投資事業で財源不足となる予測を踏まえ、「全ての事業について効果を再検証し、社会情勢の変化に対応した実効性の高い事業に転換や再構築を」と指示した。 収支予測では
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自然満喫 シールラリー 子育てフェアに3千人 富士山こどもの国
富士地区私立幼稚園協会は15日、「子育てフェア」を富士市の富士山こどもの国で開いた。親子約3千人がシールラリーで同施設の広大な自然を満喫した。 園児は地図を手に、敷地内に18カ所設けられたチェック地点を回った。効率の良い道順を考えながら花や昆虫に見入るなど思い思いに道中を楽しみ、各地点で待つ教諭たちを見つけると、駆け寄って無邪気にシールを求めた。 フェアは同協会の園外保育事業の一環で、3年ぶりに実施した。
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ドローン操縦に熱中 富士で子ども「お仕事体験」ワークショップ
子育て世代の女性による富士市の魅力発信チーム「ふじ応援部」は15、16の両日、市内の仕事が体験できるワークショップを同市蓼原町の静岡伊勢丹コリドー・フジで開いた。 16日は同市のドローン操縦教室「ドローンビレッジ」を招き、市内の小学生8人が数メートル先の風船を割る速さをトーナメント方式で競った。出場者は重さ30グラムの小型の機体が空調の風に流されるのに苦戦しながら、操縦に熱中した。 同ワークショップは、子どもたちが市内で活躍する大人との交流を通して、地元で働く想像を膨らませてもらおうと企画した。15日は、トイレットペーパーの包装デザインや、地元のラジオ局「ラジオエフ」に出演して食レポを実
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親子でサッカー対決 50組が白熱ゲーム 富士
富士市久沢のエスパルスドリームフィールド富士でこのほど、「親子サッカー大会」(富士酸素工業主催)が開かれ、市内の小学生以下の子どもとその親約50組が一緒に汗を流した。 子ども対大人でミニゲームを実施した。児童らは細かなステップが効いたドリブルで、体格で勝る大人相手に果敢に攻め込んだ。大人も子どもに負けじと全力疾走を繰り返し、ゴールを守った。 PK対決やキックターゲットなど多彩な企画も用意され、幼児らはボール遊びに親しんだ。
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商店街舞台にリアル「人生ゲーム」 街中の魅力発見 富士市で企画
市街地を「人生ゲーム」のボードに見立てて散策する静岡県内初開催の企画「まちあそび人生ゲームin富士」(富士市主催)が15日、JR富士駅前の富士本町商店街を中心に開かれた。市内外の親子300組が商店を巡り、普段目を向けていなかった街中の魅力に触れた。 同駅南北の商店街など計30店を32マスでつなぐコース。参加者は上限3マスのルーレットの目に従ってゴールを目指した。写真館の「成人の記念撮影。祖父母からお祝いに○縁(通貨)もらう」など人生に合わせたイベントが用意され、店主らが通貨を受け渡した。 同企画は、ゲームを通してなじみがない店への回遊を促し、雰囲気や商品を知ってもらうことで市中心街のにぎ
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英語落語を聴講 富士・吉原高生
富士市の吉原高は11日、芸術鑑賞会「学校寄席」を同市のロゼシアターで開いた。全校生徒が軽快な英語落語を聴講し、英語でのコミュニケーションの取り方のこつを学んだ。 約30カ国で英語落語を披露した経験がある桂かい枝さんが、動物園で死んだトラの皮をかぶって生きているふりをする仕事を任された男の物語を演じた。桂さんは男が観客に偽物だとばれないように必死でトラを演じる様子を、中学生レベルの英語に身ぶりを交えて披露した。 代表生徒が高座に上がり即興落語に挑戦した。扇子で麺をすする描写の見せ方などを桂さんから教わった。 2年の鈴村栞さん(17)は「簡単な英語と表情や口調で相手に十分伝わる事が分かった
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観光文化の変遷ひもとく 富士山かぐや姫ミュージアムで展示会 沼津、三島の博物館と共同企画
富士、沼津、三島の観光に関する歴史の変遷を紹介する3市博物館共同企画展「このへん道中いまむかし」が11月27日まで、富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで開かれている。 近世から近代にかけて作られた土産物や来訪者向けパンフレットなど、3市の計5博物館が所蔵する史料が並ぶ。 世情の安定による庶民の旅ブームが訪れた江戸時代、県東部は東海道の宿場町として多くの旅人を迎えた。旅人がガイド本として携帯していた「五海道中細見記」など道中記を展示している。 鉄道が開通し、各自治体や企業で観光産業が本格化した明治以降は、景勝地を描いた絵はがきや駅弁の包装などを紹介している。3市が舞台となった近年の人気ア
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不思議でかわいい♡ 岳鉄“異世界”旅 高校生がSNS発信、話題に
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)を舞台にした写真や動画をSNSで発信する「おさんぽがくでんプロジェクト」が、市内の高校生らによって動き始めた。車両の形をしたミニチュアアートを、女子高生がペットのように連れて歩く不思議な映像が話題だ。岳鉄や富士商工会議所が撮影に全面的に協力し、沿線周辺の着地型観光の盛り上げに期待が高まっている。 プロジェクトの中心になっているのは富士市立高3年の椎木菜央さん。岳鉄の利用者が年々減少し、経営が苦境に立たされていると知って発案した。通学に欠かせない地域の財産としての魅力を広めようと「岳鉄の推し活」として企画を練った。「赤くてかわいい電車」(椎木さん)の認知度を高め
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「鎌倉殿」役柄の素顔は 大河出演女優がトーク 富士
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演する比奈役の堀田真由さんと実衣役の宮澤エマさんによるスペシャルトーク(富士市など主催)が10日、同市のロゼシアターで開かれた。サプライズ登場したのえ役の菊地凛子さんを加えた3人で役柄の素顔に迫る“鎌倉女子トーク”を展開した。 3人は、女子力の高さや口の悪さ、尼将軍が務まりそうなどの視点からそれぞれの役柄を振り返った。宮澤さんは「強い女性が多いのは、強くないと生きていけない鎌倉時代の正しい姿かもしれない」と話した。 富士周辺が舞台となった「富士の巻狩り」の場面で話題になった鹿の模型がステージに登場すると、堀田さんは「(模型は)みんな
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11月の大学野球交流試合に参画 富士市立高生、体験イベント企画提案
11月18~20日に静岡、富士の両市で開かれる大学野球の交流試合「第5回オータムフレッシュリーグin静岡」の企画運営に富士市立高ビジネス探究科3年生が加わり、生徒は球場外の体験イベントを担当する。静岡大野球部の企画担当者にこのほど、集客のアイデアを伝えた。 試合が初めて富士球場で開催されることが決まり、大会実行委から協力の依頼を受けた。同科と有志の生徒が富士球場で試合のある19、20の両日、観客をもてなす。 中心となる生徒10人が学生に企画を説明した。小中学生が楽しめるストラックアウトゲームのほか、観客に富士市をPRするためにご当地グルメを販売すると提案した。学生からは「大会前に企画を
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えいさ!地域一丸 みこし担ぎ練り歩き 富士「鷹岡まつり」
富士市鷹岡地区の鷹岡まつりが9日、同市入山瀬の県中央自動車学校で開かれた。地元の富士鷹勇会ら男女約100人がみこしを代わる代わる担いで地区に繰り出し、威勢の良い声が響いた。 一行は「えいさ」とかけ声を合わせ、同校から約2キロの道のりを練り歩いた。多くの地域住民がみこしと共に歩き、カメラを向けて祭りの雰囲気を楽しんだ。同校には過去最大規模となる出店約70店が並んだほか、地元高校生らが台風15号で被災した静岡市清水区の義援金を募った。 鷹岡まつりは富士市などと合併する前の旧鷹岡町時代、近隣市町に負けない大規模な祭典を目指して始まった。みこしは80年以上前に作られたとされる。
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全国の山伏 富士で祈祷 富嶽両界峯入修行に出発
宮崎県都城市の龍禅院を本部とする大和修験会は7日、富士市の鈴川海岸が起点の富士山峰入り修行「富嶽(ふがく)両界峯入修行」に出発した。全国から集まった山伏15人が同市の吉原商店街で加持祈祷(きとう)を授けて回った。 各宗派の僧侶や神職、高校生らの一行は、村山古道から富士山剣ケ峰を経て10日までに山梨県の精進湖に向かう。新型コロナウイルスのまん延やロシアのウクライナ侵攻を受け、道中で疫病退散や世界平和を祈願する。 鈴川海岸で水ごりをして身を清めた山伏は富士塚で祈祷した。厳かな鈴懸け姿で歩み、吉原商店街の約20店の店先で店主らの背中を錫杖(しゃくじょう)でさすり、商売繁盛を祈念した。 龍禅院
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富士市民作の写真や日本画 総合文化祭「秋祭」が開幕
第54回富士市総合文化祭の「秋祭」が6日、同市のロゼシアターで始まった。11月6日までの3日程で展示、郷土史、茶道の3部門に約20団体が登場する。 前期の展示部門は9日まで。雄大な霊峰を捉えた写真や草花が写実的に描かれた日本画、彩り豊かな生け花など約220点が並ぶ。来場者は市民の力作に顔を近づけて見入っている。 20~23日は陶芸や毛筆、11月3~6日は洋画や型染めを展示する。10月10日は、富士山の宝永噴火にまつわる講話と、茶会の見学会を開く。 例年は10月に開催していた総文祭をことしから春と秋に時期を分散した。
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水泳通じ積極的に交流 富士市、スイス連盟が覚書
富士市とスイス水泳連盟はこのほど、水泳を通じた交流に関する覚書を締結した。来年の世界水泳選手権(福岡)の事前合宿を同市で実施する事はすでに決定済みで、大会後も水泳関係者の派遣交流などを実施する。 スイス水泳チームは2021年の東京五輪・パラリンピックの事前合宿を同市で実施し、8種目で国内記録を更新する活躍を見せた。感染防止策で合宿中に市民との交流機会がなかったため、今後の来日時は積極的に交流事業の実現に向けて連携する。 市役所で調印式が開かれ、小長井義正市長とマルクス・バック競泳総監督が署名を交わした。バック監督は「私たちの調整を多くの人に支えてもらい、協力から友情に変わったと思う。スイ
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パパママに自由時間を 富士JC会員 児童預かり遊ぶ
富士青年会議所(JC)は2日、小学1~3年生を事務所で預かり、親に自由な時間を提供する企画「ママとパパにも日曜日を」を初めて実施した。 市内の親子7組が子どもを預け、静かになった自宅で過ごしたり、小さな兄弟を連れて散歩に出かけたりと、ゆったりとした時間を過ごした。預けられた児童は、JC会員とかくれんぼなどで遊んだ。初対面の子どもたちもすぐに打ち解け、迎えに来た親にうれしそうに報告した。 休日に関係なく活発に動き回る子どもたちの世話から開放して十分な休息を取ってもらおうと、日曜日に実施した。稲葉大輝理事長は「子育てを社会全体で支える機運が高まるきっかけになれば」と話した。 (富士支局・国
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東北の実家被災 富士宮の高野さん「恩返し」 台風被害、清水復興の力に
富士宮市の主婦高野ゆかさん(34)ら有志が、台風15号の影響による浸水や断水の被害を受ける静岡市清水区で無償の炊き出しを行っている。3日には被害が大きかった同区渋川で豚汁やおにぎりを150食提供した。高野さんは東日本大震災で宮城県山元町の実家が被災。「清水の人に助けてもらった恩返しがしたい」との一心で支援に奔走している。 9月29日から、車いっぱいに日用品などの物資を積み同区の友人宅周辺で配り回った。手料理が喜ばれ炊き出しを決意し、渋川北自治会に豚汁の提供を申し出た。 活動をインスタグラムで告知すると、友人らから食材の提供や調理の手伝いなど支援が集まった。炊き出し会場には豚汁やおにぎり
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2回目のエキキタテラスにぎわう 富士市、駅前の回遊性向上へ
富士市などによるJR富士駅周辺のにぎわい創出を目的とした社会実験事業「エキキタテラスvol.2」が2日、富士本町商店街の「軽トラ市」に併せて行われた。来場者の滞在時間や回遊性の向上への効果を調べる。 同事業は富士駅北口の再開発を契機に、歩いて楽しめるまちづくりを目指して初回を4月に実施した。2回目の今回は、地元の行事との親和性を高め、事業の認知を広める狙い。 本町通りは歩行者天国になり、キッチンカーなど約80店が並んだ。2カ所に人工芝を敷き、地元バンドによるライブや車道をカラーテープで彩るコーナーも展開した。人工芝の区画にはテントやハンモックを設置。多くの来場者が軽トラ市で購入した食事を
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ごみ削減啓発冊子 学校や図書館に 富士のNPOが寄贈
NPO法人富士市のごみを考える会はこのほど、資源の大切さを紹介する冊子「3R+ってなあに」を市立の小中高校と中央図書館に寄贈した。 冊子は同会が作成した。リユース、リデュース、リサイクル、リニューアルの意味をかわいらしい挿絵で解説した。地球温暖化の抑制や動物たちの生育環境保全などのためにごみの削減が必要だと訴え、分別やごみ拾いなど日常からできることを勧める。 市役所で会員らが小長井義正市長に冊子を手渡した。小川浩会長は「富士は県内の他の自治体と比べてリサイクル率が低い。子どもたちの意識向上につながれば」と話した。
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クラクションでSOS バス置き去り想定し訓練 富士のこども園
牧之原市で園児がバスに置き去りにされ死亡した事件を受け、富士市のたかおかこども園は29日、園児がバス車内から助けを呼ぶ訓練を実施した。力が弱くてクラクションを鳴らせない園児がいると分かり、年齢や体格に応じた対策の必要性を確認した。 園児187人のうち送迎バスを利用する35人が、車内に取り残された想定で、自分の座席から運転席まで移動しクラクションを鳴らした。運転席に立ち上がってハンドルに両手で体重を掛けるなど、園児それぞれが工夫しながら取り組んだ。 誰でも音を出せるように、運転席と助手席の間に防犯ブザーを新しく設置した。クラクションを鳴らせなかった園児はブザーの使い方の説明を受け、バスを利
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富士見高、台湾生徒と画面越し交流 趣味や流行の会話弾む
富士市の富士見高は26日、台湾の高校生とのオンライン交流を始めた。生徒たちは月に1度の頻度で対話を重ねて双方の理解を深め、国際感覚を養う。 県などの紹介で、台湾南部にある高雄市の「中山工商職業学校」とつながった。両国の生徒は、日本語と英語で会話に使う言語ごとに部屋を分け、会話を楽しむ。来年6月まで10回ほど実施する。 初回の同日は、富士見高2年生62人と中山工商校2、3年生72人が各五つほどのグループを作って画面に向かい、自己紹介した。趣味や自国の流行を説明し、学校での過ごし方などを聞き合った。 稲木萌華さん(16)は「台湾の生徒は日本のアニメや漫画がすごく好きだった。日本の歴史が詰ま
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富士市 床下浸水2棟や冠水 最大雨量52.5ミリ 台風15号
富士市は台風15号の接近の影響で23日夜から24日午前にかけて雨が強く降り、冠水や床下浸水の被害が発生した。 市防災危機管理課によると、雨が降り始めた22日午後2時50分から24日午前9時半までの約43時間の連続雨量が220ミリを超え、24日未明の時間最大雨量は52・5ミリと「非常に激しい雨」が降った。 被害は、田子浦、富士北の両地区の民家計2棟で床下浸水し、市道9路線9カ所が冠水と河川護岸が崩落したため通行止めとなった。立ち往生する車両もあったが、けが人はいなかった。 富士川地区と松野地区の数カ所で小規模な土砂崩れが発生した。同市中之郷の山林では土砂が用水路をふさぎ、泥水が付近の自動
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移住検討者が空き家リノベ 富士、未来のわが家想像
富士市は23日、空き家をリフォームする体験会を同市永田町の古民家で開いた。都内在住の家族3組が壁の塗装作業や建設会社との交流を通して、移住した場合の新居づくりに想像を膨らませた。 参加者は同市の第一建設が所有し改装中の古民家の壁を完成させる役を担った。塗料の密着性を高める下地材を壁に付け、白色の塗料を塗った。塗る面積に合わせてローラーとブラシを使い分け、むらのないように仕上げた。 同社社員は会場の古民家で改修した場所や期間を説明した。移住に空き家の活用を検討する男性(40)は「空き家の状態で改修費用がどのくらい変わるか知りたい」と話した。 市の空き家バンクには15件が表示されている。市
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富士の海産物堪能 田子の浦漁協でマルシェ
「田子の浦みなとマルシェ&朝市」(同実行委主催)が23日、富士市の田子の浦漁業協同組合で3年ぶりに開かれた。目玉だった生シラスの特別価格での販売は雨で出漁できず中止になったものの、釜揚げシラスや市内の飲食店のグルメを堪能する多くの来場者でにぎわった。 会場には飲食や雑貨の約10店のブースが並んだ。地元のロックバンドや吹奏楽団による演奏が繰り広げられる中、来場者は漁協食堂で定番の釜揚げしらす丼など地元の味に舌鼓を打った。 マグロの解体ショーでは、職人が威勢良くマグロを切り分ける様子をカメラに収めた。切り身はその場で競りにかけられ、場内は活気にあふれた。漁協によると、今季もシラス漁は不漁が続
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被害多発 車上ねらい、自衛を 富士市職員ら呼びかけ
富士市と富士防犯協会は19日、車上ねらい被害防止の啓発活動を同市の岩本山射撃場と同ゴルフ練習場で実施した。 市職員らは、市内で車上ねらい被害が多発している危機感をあおるチラシを利用客に配り歩いた。車を施錠していても窓ガラスを割って貴重品を盗まれる事案が相次いでいると説明し「車外から見える場所に荷物を置くと犯人に狙われる」と、自衛を呼びかけた。 市によると、近年は被害が県内自治体で最も多い。特に今年は7月までに60件発生していて、昨年一年間の53件をすでに上回っている。同市市民安全課の担当者は「集合住宅の駐車場で多数の車が被害に遭うケースが多い」と話した。
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災害時避難者受け入れ 富士市と時之栖富士が協定
富士市と同市の時之栖富士は20日、災害時における支援協力に関する協定を締結した。災害発生時やその危険が高まった場合に、同社が経営する同市大淵の複合型スポーツ施設「エスプラットフジスパーク」を避難所として一時的に開放する。 協定により、同施設は近隣住民の避難を受け入れて食料などを提供し、大浴場などの入浴施設を開放するほか、避難者の車両約200台を受け入れる。資機材を保管し、駐車場を仮設住宅用地にするなど、復旧活動にも協力する。 締結式が市役所で開かれ、小長井義正市長と阿山恭弘社長が協定書を交わした。小長井市長は「風水害時の早期避難場所の充実や被災者の生活支援に協力が得られて大変心強い」と述
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家族の名前「笑い文字」に 敬老の日、来店客にはがきプレゼント 富士のタリーズがイベント
富士市のタリーズコーヒー富士市中央公園店は敬老の日の19日、字体に笑顔の絵を組み込んだ「笑い文字」ではがきに来店客の家族の名前を書いてプレゼントする無料イベントを同店で実施した。 一般社団法人「笑い文字普及協会」の特設ブースが店内の一画に設けられた。同協会の講師が注文された名前を筆ペンで丁寧に書き上げた。文字の口の部分の内側には笑顔のイラストが描かれ、点の部分は朱色のハートに置き換えられるなど、温かみのある作品が注文者に贈られた。 都内に住む母親の名前を依頼した富士市の萩田泰代さん(53)は「なかなか会いに行けないので、手紙をプレゼントに添えて送って喜ばせたい」と話した。
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母校に100号の富士山画寄贈 富士高100周年で画家太田さん
富士市岩淵の画家太田昭さん(86)は13日、母校の富士高がことしで創立100周年を迎えるのに合わせて、100号サイズの富士山画を同校に寄贈した。 寄贈した水彩画「満月緑富士」は、雄大な霊峰と手前に大小さまざまな富士山が並び、鳥の群れが満月に向かって飛び立つ様子を描いた大作。生徒がそれぞれの夢に向かって羽ばたき、富士山のように大きく育ってほしいとの願いが込められている。 太田さんは同校7回卒。創立100周年記念事業実行委の依頼を受け、寄贈にふさわしい作品を選んだ。 太田さんと実行委のメンバーが同校を訪ね、絵を贈った。太田さんは「母校に自分の作品を寄贈できて光栄。世界の富士山が最も似合う学
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記者コラム「清流」 半世紀たち変化の兆し
富士のご当地給食「サイダーかん」。寒天なのに炭酸の爽快感が口の中に広がる心地よさが子どもに人気だ。半世紀は親しまれているのに校外で見られない。理由が気になった。記憶から遠のいている市民も多く、もったいない。 開発した元学校栄養士によると、シュワシュワ感はすぐに抜けてしまう。作りたてを食べる給食ならではのメニューなのだと分かった。 食べられる機会を増やそうと、富士見高生3人がアレンジレシピの作成に取り組む。甘みの調節や炭酸を閉じ込める工夫に知恵を絞る。 生徒にはすでに地元飲食店からコラボ企画の話があり、“激レア”デザートが富士の学校を飛び出す日は近いかもしれない。
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水道基本料引き上げ妥当 13.01%、富士市審議会が答申書
富士市水道事業公共下水道事業経営審議会は13日、2023年度からの水道の基本料金引き上げや、基本水量制の廃止を妥当とする答申書を小長井義正市長に提出した。 水道料金の改定率は、料金を平均13・01%引き上げるのが望ましいとした。使用水量10立方メートルまでを基本料金に含ませている現行制度を廃止し、1立方メートルの使用につき11円を基本料金に加算する料金体系を示した。市によると、一般的な家庭(口径20ミリで20立方メートル使用)の場合、1カ月あたり360円ほど値上がりする見込み。 小滝勝昭会長は、23~26年度の収支予測で25年度以降に純損益が赤字になり「多額の企業債を借り入れなければなら
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中秋の名月に“かぐや姫” 富士でパレード、3年ぶり伝説再現
かぐや姫伝説発祥の地とされる富士市吉永地区恒例の「姫名の里まつり」(吉永地区まちづくり協議会主催)が10日、同市の比奈公園で3年ぶりに開かれた。かぐや姫らによるパレードなどを繰り広げ、地域に伝わる故事を再現した。 同地区には、かぐや姫が満月の夜に富士山頂に帰ったとの伝承があり、まつりを中秋の名月の時期に合わせて開催している。 姫役を第37代かぐや姫クイーンの山本怜奈さんが務め、翁(おきな)や媼(おうな)、国司役の住民らと一緒に公園内を練り歩いた。山本さんは男衆が担ぐ蓮台(れんだい)に乗って登場し、カメラを構える観客に笑顔で手を振った。 かぐや姫の幼少期を表現した舞や太鼓も地域住民がステ
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全国下水道コンクール 入選の2人に表彰伝達 富士市
「2021年度全国下水道いろいろコンクール」で入選した富士市内の小学生と高校生の表彰状伝達式が7日、市役所で開かれた。山田教文副市長が2人に表彰状を手渡した。 表彰を受けたのは、富士東小5年の坂上拓幹君(11)=絵画・ポスター=と富士高1年の千葉大聖さん(15)=作文、応募時富士中3年=。 坂上君は住宅街の水路に生息するコイやザリガニを色鮮やかに描き、環境保全の大切さを訴えた。「入賞にびっくりした」と笑顔で話した。 下水道に使用料金がかかる理由を調べ、施設の維持管理や運営に必要だとまとめた千葉さんは「汚水を浄化する過程でエネルギーを生み出す仕組みを調べてみたい」と述べた。
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電車内不審者にどう対応 岳鉄と富士署が訓練、課題洗い出し
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)と富士署は6日、緊急事態対応訓練を岳南江尾駅で実施した。走行中の車内で刃物を持った男が暴れた想定で、乗客の安全確保から男を制圧するまでの流れを確認し、課題を洗い出した。 訓練は駅に停車した2両編成の車内で実施した。先頭車両で運転中の乗務員は、後部車両で暴れる男がいると乗客から聞き、緊急停止した。乗客を前の扉から降りるよう誘導しながら無線で岳鉄の運転指令に状況を報告した。男に捕らえられた乗客を車内の資機材を使って引き離し、駆けつけた署員が男を取り押さえた。 高齢者や負傷者を安全に降車させる方法や、加害者との距離をとって時間を稼ぐ手段の確保などが課題に挙がった。
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こだわりほうじ茶PR 富士で初のフェア 販路拡大図る
富士市がブランド化を進めているほうじ茶を県外のバイヤーに紹介する「富士のほうじ茶ビジネスフェア」(同市主催)が7日、市内で始まった。8日まで、商談会や生産現場の視察を行う。 初日は商談会が同市のホワイトパレスで開かれ、富士のお茶振興推進協議会会員の10社が自社の製品を飲食、小売業界の関係者に売り込んだ。会員たちは試飲を勧めながら製造過程のこだわりや味わい深さをアピールした。バイヤーからは生産量や想定している顧客層に関する質問が相次いだ。 8日は茶畑と富士山の景勝地「大淵笹場」や高級ほうじ茶「凜茶」の焙煎(ばいせん)過程を回るツアーを開き、富士市の取り組みを紹介する。 同フェアは富士のほ
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伝わる発声、プロに学ぶ 富士市立高 SPAC朗読講座
静岡県舞台芸術センター(SPAC)による演劇ワークショップが7日、富士市立高で開かれた。総合探究科2年生の74人が古典文学「竹取物語」の朗読発表に向け、聴衆に伝わる発声方法をプロの俳優から学んだ。 SPACの俳優片岡佐知子さんとながいさやこさんが、生徒と一緒に台本を読み進めながら発音のアクセントを修正した。片岡さんは「滑舌を良くするには母音の発音が重要」と説明し、母音だけで文章を発声する訓練方法を伝えた。 生徒は、ホールの最後列まで届く大きな声量や聞き取りやすいスピードを意識して台本を読み上げた。 10月1日の学校開放日に、来場した中学生と保護者に向けて朗読を発表する。 (富士支局
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落花生の収穫「全集中」 富士の藤田幼稚園 年長児
富士市大淵の藤田幼稚園の年長園児44人が6日、地元特産で富士ブランド認定品の落花生「富士のらっかしょ」の収穫を体験した。 園児は畑に一列に並び、茎をつかんで実を土から引き抜いた。畑を管理するJAふじ伊豆富士地区洋菜部会の藤森守さん(70)の指導で、実が土に残らないように慎重に取り組んだ。園児は実を手に乗せて「大きい」「たくさん付いている」などと喜んだ。 収穫した落花生は水洗いして各家庭に持ち帰った。勝亦明子ちゃん(5)は「ゆでて食べるの楽しみ」と声を弾ませた。 (富士支局・国本啓志郎)
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海抜0から富士登頂 ジヤトコ(富士)社員、1年かけごみ拾い 3776メートル到達
富士市の自動車用変速機メーカー「ジヤトコ」は4日、海抜0メートルから富士山頂までの道のりを清掃する「富士山クリーンルート3776 2nd」の最終日の活動として、社員35人が富士山富士宮口5合目から山頂まで、ごみを拾いながら登った。約1年かけた企画は全42キロの行程を踏破し、社員は山頂で達成感に浸った。 富士市が設定する「富士山登山ルート3776」を5分割し、昨年10月、市内の鈴川海岸を起点に清掃を始めた。登山者が気持ちよく歩ける道にしようと、社員有志延べ約220人が参加してきた。 最終日は緑色の社名入りビブスを着た社員が午前6時半ごろ、最後の4キロにあたる富士宮口5合目からの登山を開始
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認知症への理解深めて 9月末まで展示や出張相談 富士市
富士市は「世界アルツハイマー月間」に合わせて9月末まで、認知症に関する理解を深めてもらうための展示や企画を展開している。 市役所2階と市民活動センター「コミュニティf」では、30日までパネル展を開催している。アルツハイマー型やレビー小体型など認知症の症状を紹介し、家族が当てはまるか考えるチェックリストも掲示している。 コミュニティfは期間中、認知症地域支援推進員による出張相談会や認知症カフェを開く。 中央図書館では、関連書籍の紹介コーナーが開設された。子ども向けに分かりやすく開設した本も並ぶ。 アルツハイマーデーの21日夜は、富士川サービスエリアにある観覧車をオレンジ色にライトアップ
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色鉛筆画教室生 自慢の1点出展 4日まで富士
富士、富士宮両市の色鉛筆画8教室の生徒でつくる「ふじのふもと色鉛筆アートの会」の教室合同展が4日まで、富士市立中央図書館で開かれている。生徒87人と講師がここ数年の中で自慢の1点を出展した。 人物や風景、料理など、それぞれが得意とする画風の作品90点が並ぶ。 寺尾智恵子さん(63)=同市伝法=の「平和の祈り」は、晴天のヒマワリ畑を描いた。手前と奥の花で細部の描き方が分けられ、風景に奥行きを感じられる。栗原恒治さん(82)=同市久沢=の「兵庫県篠山」は、日本家屋の住宅地を上空から見下ろす。屋根瓦一枚一枚の劣化具合などが忠実に再現されている。
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富士市一丸で詐欺防止 「疑う」「確認」「相談」呼び掛け 市立高など6機関・団体が動画制作
富士市と富士署、富士市立高など6機関・団体が特殊詐欺防止を啓発する動画2本を制作して29日、同署で発表会を開いた。市内で被害が増加する中、関係機関が一丸となって注意を呼び掛ける。市公式ユーチューブチャンネルや市内家電量販店で動画を放映する。 1本目は富士市立高サッカー部とJ3アスルクラロ沼津の選手が約1分の動画に登場。プレーしながら「疑う」「確認」「相談」のキーワードを呼び掛ける。 2本目は市の悪質電話対策機器購入費補助金制度を取り上げ、同校生徒会の高校生が祖母を申請窓口に連れて行く様子を約2分間の芝居にまとめた。離れて暮らす祖父母に「お金の話は疑って」などと電話で語る場面も収録した。
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通学路の岳鉄駅舎美化 吉原工高野球部に実行章 小さな親切運動
「小さな親切」運動静岡県本部は26日、富士市の岳南電車(通称・岳鉄)の駅舎を自主的に清掃している同市の吉原工高野球部に実行章を贈った。 同校近くに岳鉄比奈駅があり、多くの生徒が通学に利用している。野球部は地域に日頃の感謝を示そうと2021年2月から月に1度、練習時間を各駅の掃除に充てる。駅舎天井のクモの巣を脚立に上って払うなど駅員らが日常業務では手が届かない場所の美化に汗を流している。 贈呈式が同校で開かれ、同本部吉原北地区支部の堤信幸支部長が前副主将の3年池原笙太さん(18)に実行章を手渡した。池原さんは「1学年上の先輩が始めた活動が評価されてうれしい。後輩にはたくさんの人に応援される
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富士ブランド5品追加 商議所で認定式、計145品目に
富士商工会議所は26日、富士ブランド認定品の認定式を同商議所で行った。新たに5社の5品目が加わり、認定品は計125社145品目になった。 認定品はブランドマークを付けて販売することができ、商議所が作成するリーフレットへの掲載やイベントでの販売など、販路拡大への支援が受けられる。 新たに認定されたのは、富士山型カッター「はさみカッター君」(フジル)、石けん「Mt.Fuji」(富士山ドリームビレッジ)の製品2品と、「富士茶ミルクジャム」(ジャム工房Woody)、「うちっちのコオロギサブレ」(オールコセイ)、クラフトビール「FUJISPARK B.B.」(時之栖富士)の食品3品。 牧田一郎会
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詐欺被害未然防止 JA大渕支店遠藤さん 富士署から感謝状
富士署は24日、詐欺被害を未然に防いだとしてJAふじ伊豆大渕支店の職員遠藤萌歌さん(20)に署長感謝状を贈った。 遠藤さんは7月29日、窓口で「市から介護保険料の還付金が戻る」と話す60代の女性に対応した。ATMの前で電話する指示を受けているなどと聞き出して詐欺を疑い、上司に相談して同署に通報した。 贈呈式が同署で開かれ、井出清市署長が遠藤さんに感謝状を手渡した。遠藤さんは入組2年目で被害を防ぎ、「詐欺の手口に関する情報を職場で共有していたので、落ち着いて対応できた」と振り返った。
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富士の魅力、英語で発表 吉原高国際科2年 外国人講師と散策も
富士市の吉原高国際科2年生は24日、3日間実施したイングリッシュキャンプのまとめとして同校で、富士の魅力を英語で発表し合った。 生徒21人は4グループに分かれ、初日は外国人講師と一緒に市内を英語のみ使って散策した。最終日の同日は、散策中に講師が見せた反応を参考に富士の魅力を10分間のプレゼンにまとめ、教師らの前で発表した。 各グループは、田子の浦みなと公園から望む富士山と工場の眺望や、岩本山公園の夜桜を例に、日本らしい景観や文化を体験できると説明した。寸劇を交えて聴衆の興味をひくグループもあった。 2年生の夏休みを利用した恒例のオーストラリア語学研修が3月に延期になり、同キャンプは渡豪
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伝法児童クラブ 災害への備え学ぶ 富士で防災教室
富士市の伝法児童クラブは23日、防災教室を同クラブで開き、1~4年生の児童63人が地震や水害、火災の備えに理解を深めた。 児童はアニメを見て、各災害が発生する仕組みや避難の仕方などを考え、最後にクイズに答えて知識の定着を図った。大雨が降った場合、小さな河川ほど氾濫の危険が高く、大きな河川は決壊すると広範囲に被害が出ることなどを学んだ。 伝法小4年の佐野叶葉さん(9)は「天気予報を見て大雨が降ると分かったら早めに避難の準備をしたい」と話した。講師に招かれた市防災危機管理課の職員は「自分で身を守れるようになって」と呼び掛けた。
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富士市 スケボー練習場開放、本格施設導入を検討 立地や設計、需要把握を【解説・主張しずおか】
富士市郊外にある富士川体育館の駐車場兼ヘリポートが7月末から、無料のスケートボード練習場として一般開放されている。一時的な練習場で、市は将来的な競技人口の拡大を見据え、別の場所に本格的な練習環境の整備を検討していく。市民が利用しやすい公設施設に向け、利用の実態をつかみ、早期に筋道を固めることが必要だ。 東京五輪での日本人選手の活躍などでスケートボード人気が加速し、富士市は伸び伸びと滑れる専用空間が必要と判断した。路面の舗装が良好で滑走用に転用しやすい空間として、富士川体育館北側の約2500平方メートルの駐車場を一時的に活用している。 練習場の開放から約半月、小学生から40代の大人まで幅広
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華麗な刀剣 美人画共演 富士・駿府大御所刀工館
富士市元町の刀剣美術館「駿府大御所刀工館」と、併設の「三木翠山と美人画館」で9月24日まで、特別展「THE BEAUTIES 刀剣+美人画」が開かれている。安土桃山時代前後に作られた豪壮華麗な刀剣類25点と、近代美人画21点が並ぶ。 徳川家康に仕え、関ケ原の合戦の直前に家康から太刀を千本受注し完遂したとされる刀工「伊賀守金道」らがこしらえた脇指は、大きな切先が特徴。波模様のような華麗な刃文が来場者の目を引いている。 美人画館には、中国京劇の名女形「梅蘭芳」を描いた掛け軸「杜麗娘図」などが展示されている。吉田知己館長によると、同作品の一般公開は66年ぶりという。 開館は木-日曜。入場料は
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富士のほうじ茶 名古屋でPR 23日まで販売会
富士のお茶振興推進協議会は23日まで、富士市の茶農家が開発した最高級ほうじ茶「凜(りん)茶」の特別販売を名古屋市のジェイアール名古屋高島屋で開いている。 同店地下2階に特設コーナーを設け、凜茶の茶葉や水出し専用のティーバッグなどを販売している。初日の17日は同協議会会長の小長井義正富士市長が、凜茶の味わい深さを来店客にPRした。 店内にあるカフェなど4店舗では水出し凜茶を無料で提供している。 富士市は昨年6月に「市ほうじ茶宣言」を発表し、主に首都圏にほうじ茶を発信してきた。同協議会事務局によると、名古屋市での販売会は初めて。事務局担当者は「(名古屋市には)東海地区の最大市場として大きな
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カフェ店内で作品展示を 富士のタリーズ、スペースを無料提供
富士市のタリーズコーヒー富士市中央公園店が、店内ギャラリーに展示するアート作品を募集している。出品者はプロ、アマチュアを問わない。 1人につき2カ月を上限にスペースを無料で提供する。終了後は次の希望者の作品と入れ替える。店内壁面の棚に収まる大きさなら作品の分野は自由。 同店は市民の文化教室に店内を貸し出すなど、幅広い層の創造活動を支援している。地域貢献活動としてギャラリーの公募型展示の導入を決定した。 希望者は同店の運営会社「ニュータウンビルサービス」に電話かFAX、メールで申し込み、展示日程などを調整する。問い合わせは同社<電0545(61)4208>へ。
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富士の中学生が林業体験 間伐や木工、切ったり触れたり
富士市の中学生が林業を体験する「アイ アム フォレスター」(富士市主催)が18日、同市大淵の市有林と市立丸火青少年の家で開かれ、中学生8人が間伐や木工に汗を流した。 生徒は2人1組で樹齢十数年のヒノキを切った。木を倒したい方向に「受け口」と呼ばれる三角形の切り込みをのこぎりで入れ、反対側では刃を幹と垂直に切り進めた。 講師のNPO法人ホールアース研究所(富士宮市)の職員は「木の成長を止めないように森の密度を下げる」と間伐を解説した。木を切り倒した場所に日光が差し込み、参加者は木を間引く意義を実感した。 枝木からスプーンの柄を切り出す工作にも挑戦し、木材のぬくもりに触れた。 深刻な林業
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知ってる? 北斎描いた富士市 市役所で3作品紹介
江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の作品「富嶽(ふがく)三十六景」のうち、富士市内の風景を描いたとみられる3作品を紹介する展示「知っていますか?北斎が描いたまち 富士市」が29日まで、富士市役所2階ロビーで開かれている。 全46点で構成する富嶽三十六景の一部作品と、北斎の生涯をまとめた年譜などが掲示されている。 市内の景色といわれる3作品は会場の一角にまとめた。「駿州片倉茶園ノ不二」は法蔵寺、「駿州大野新田」は浮島ケ原自然公園、「東海道江尻田子の浦略図」はふじのくに田子の浦みなと公園と、各作品の下に、題材と思われる場所の現在の様子を記した文章が添えられている。
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シュワッと爽快、サイダーかん 富士の学校給食で愛され50年 高校生が改良挑戦
富士市の学校給食で半世紀にわたり愛され続けている、サイダーを寒天で固めた冷たいデザート「サイダーかん」に富士らしさを新たに加えようと、同市の富士見高コミュニティ研究会が改良に挑んでいる。地元産の果物を使った試作品を作り、元栄養士でサイダーかん開発者の紺野祐子さん(84)からアドバイスを受けた。生徒たちは「富士の青春の味を広く発信したい」と、レシピの研究を重ねる。 サイダーかんは、口に入れると炭酸の爽快感が広がる子どもたちに人気の逸品。市教育委員会によると、1960年代後半、吉原一中の栄養士だった紺野さんが給食で提供した事をきっかけに市内各校に広まった。 地域貢献活動を展開する同研究会の生
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美の技術発揮 華やかショー 富士の専門学生
富士市松岡のタカヤマアドバンスビューティー専門学校は12日、学生約60人によるファッションショー「TAKAYAMAビューティーライブコレクション」を市交流プラザで開いた。 学生が授業で学んだ技術を発揮する毎年の恒例イベント。美容科の2年生がヘアメークを担当し、「デニム」や「フェアリー」など4つのテーマに合わせた服やヘアスタイルを独自のセンスで選んだ。舞台上でモデルのメークを仕上げるパフォーマンスを繰り広げた。 華やかな髪型と衣装に身を包んだモデルのエステティック科の学生はホール内を堂々と歩き、会場に集まった地元の高校生や保護者らを魅了した。
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高校生「林業」学ぶ 伐採や加工現場、富士でバスツアー
高校生が林業を学ぶバスツアー「森の仕事見学会」(富士市主催)が10日、富士市内で開かれ、市内在住の高校生と保護者計6人が伐採や加工の現場を回った。生徒らは、スギやヒノキが伐採されてから角材などに成形されるまでの過程を追った。市山間部の市有林ではチェーンソーで木を切り倒す様子を見学した。 県森林組合連合会富士事業所の原木市場も訪ねた。参加者は運び込まれた丸太の直径や長さを測って選別する仕事や、1カ月で約3千トンの取引がある事を学んだ。高野誉照所長は「ヒノキの人気が高い中国や韓国に輸出している。木材市場は成長の可能性が大きい」と、将来の展望を解説した。 同ツアーは林業の就業者を増やそうと、こ
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語学交流の内容共有 富士市民と中国嘉興市の学生 オンラインで報告会
富士市は6日、友好都市提携を結んでいる中国浙江省嘉興市と「日本語学習交流報告会」をオンラインで開催した。 嘉興市の大学「嘉興学院」で日本語を専攻する学生と、富士市国際交流ラウンジ(FILS)のボランティアの計12人が、2人一組で対話した内容を共有した。 学生とボランティアは、両市の交流事業の一環で7月に計5回、両国の文化をオンラインで紹介し合った。 学生の陳高雅さんは「オノマトペ(擬音語)など、教科書に載っていない日本の文化を学べた。日本語の間違いを優しく指摘してくれてうれしかった」と謝意を述べた。ボランティアの小泉隆與さんは「これからも連絡を取り合い、仲を深めたい」と話した。 (富
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消火器で的当て 楽しく防災学習 富士でイベント
親子で楽しく防災を学ぶ「夏の防災まつり」が6日、富士市の静岡ガスエネリアショールームで始まった。7日まで防災グッズ作り講座やクイズ大会、マルシェなど多彩な催しを楽しめる。 初日は、親子が水消火器の的当てゲームや、煙を充満させたテントの中で火災時の視界を体験した。子どもたちは消火器の使い方を教わり、約3メートル先の的に向けて水を発射した。 ポリ袋からレインコートを作るコーナーも人気を集めた。参加者は、顔を出せるように袋をハサミで切り開き、その場で着心地を確かめた。
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大輪の花火彩り ふじかわ夏まつり 富士
富士市の富士川河川敷憩いの広場で6日夜、「ふじかわ夏まつり」(実行委主催)が3年ぶりに開かれた。 浴衣姿の家族らが、富士川の河川敷から打ち上げられた1500発の大輪に見入った。会場には出店が10店並び、来場者は食事を楽しみながら、夜空を彩る花火を満喫した。 感染防止のため、地元住民による恒例の総踊り大会や景品が当たる抽選会の実施は見送るなど、規模を縮小した。
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地域活性化活動、ボランティア 悩みを共有 富士で交流会
富士市はこのほど、地域活性化に取り組む市民が思いを語り合うワークショップを市交流プラザで開いた。市民活動やボランティアに興味がある30人が、取り組みを実行中か着手前の段階で抱えている悩みを共有し、解決策を探った。 参加者は5人ほどの班に分かれて、自身や所属する団体の課題を模造紙に書き出した。班長以外のメンバーを一度入れ替え、模造紙に書き残された他者の課題の解決方法を話し合った。「自分の熱意に賛同する仲間がいるか不安」との書き込みに対しては、「SNSなどで目標を宣言して行動を発信し、応援してくれるファンをつくろう」などと意見が出た。 講師に招かれた法政大大学院の石山恒貴教授は、社会的な立場
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戦後の出来事イラストに 元美術教諭・富士の松本さん
富士市の元美術教諭松本哲司さん(72)がこのほど、世の中の出来事を年ごとにまとめた自身のイラスト画集「想 あの日あの時」を富士市に寄贈した。市内の小中学校に2冊ずつ配布される。 画集は、原爆が投下された1945年から、東京五輪が開かれた2021年までを1年1ページずつ、松本さんが調べた中で印象に残っていた複数の事象を描いた。流行したファッションや活躍したスポーツ選手など、幅広い分野を網羅している。 松本さんは画集を自費で千部印刷した。掲載イラストの著作権などに配慮し、非売として、高齢者施設などに贈っている。 市役所で贈呈式が開かれ、松本さんは「児童生徒が、生まれる前の出来事に興味を持っ
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富士リトルシニア全国出場 強豪相手に「一戦必勝」 教育長訪問
15日から都内で開かれる中学硬式野球の全国大会「ジャイアンツカップ」に出場する富士リトルシニアの代表選手が4日、富士市役所に森田嘉幸教育長を訪ね、「優勝目指して一戦必勝」と健闘を誓った。 チームは、連打が出る打線と機動力を絡めた攻撃が持ち味。7月2日の東海地区B代表決定戦で愛知豊橋ボーイズを10対7で下し、出場権を得た。初回に3点先制した直後に3点本塁打で追いつかれるも、最後まで勝ち越しは許さず打ち勝った。 15日の初戦は2018年に大会を制した大淀ボーイズ(大阪府)と当たる。 主将の小林和生君(富士宮三中3年)は「強豪相手で思い通りにいかないと思うけれど、先制点を取って流れをつかみた
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猛暑の中45社57人 静岡県道4路線を清掃 富士建設業協会
富士建設業協会は3日、「道路ふれあい月間」に合わせ、富士、富士宮両市の静岡県道で清掃活動を展開した。 富士市の県道富士裾野線、富士富士宮由比線、富士宮市の富士富士宮線、清水富士宮線の計4路線、5カ所に分かれてごみを拾った。同協会に加盟する45社57人が猛暑の中、清掃に汗を流し、全体で計約120キロのごみを回収した。 富士富士宮線では、15社18人が道路脇の茂みに落ちている空き缶や食品の包装などを撤去した。
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高齢者 スマホ操作理解へ 富士見高生が教え方学ぶ
高齢者にスマートフォンの使い方を教えるなど地域活性化に取り組む富士市の富士見高コミュニティ研究会は2日、デジタル機器に不慣れな人を支援する県の「ふじのくにデジタルサポーター」育成講習会を受講した。 生徒はアプリのインストール方法や通話、通信アプリの機能など基本操作を確認した上で、高齢者が理解できる教え方を学んだ。「アカウント」を「会員証」と言い換えて高齢者にも用語を分かりやすく例えるなどの工夫を教わった。 講師は「IDやパスワードを忘れる高齢者が多い。書き留めるなど対策を伝えて」と生徒に呼び掛けた。 同研究会は昨夏から、地元の富士本町商店街のイベントに「お助け隊」として参加し、高齢者の
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小中高生 21日発表会 三味線奏者・東音佐藤さくら子さん講座
富士市出身の三味線奏者・東音佐藤さくら子さん(33)の「三味線寺子屋」に参加している小中高生が、21日の発表会に向けて腕を磨いている。4日は同市交流プラザで発表曲の稽古に励んだ。 文化庁の伝統文化親子事業に採択されている講座。受講生の初心者10人が、7月下旬から毎週2時間ほどの練習に臨んでいる。 この日は佐藤さん作曲の長唄童謡で発表曲の「いろはにほへと」に初めて挑戦した。受講生は激しく移り変わる音階に苦戦しながらも、何度も弾いてばちさばきを体で覚えた。富士二小4年の長谷川優さんは「(観客に)すごいと思ってもらえるように練習を頑張る」と話した。 発表会は市交流センター多目的ホールで午後
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全国大会前に「模擬裁判」対戦 浜松北高生と富士見高
「高校生模擬裁判選手権」の全国大会に出場する富士見高(富士市)と浜松北高(浜松市中区)の生徒が2日、壮行対戦をオンラインで実施し、大会に向けて互いの課題を確認した。 題材は、男性会社員が元交際相手の女性を脅迫した罪に問われているという架空の刑事裁判。富士見高が弁護側、浜松北高が検察側に立ち、証人尋問と被告人質問に臨んだ。 両校の生徒は、当事者らの関係性や脅迫文書の作成に他人が関与できた可能性など、論点を整理しながら主張を戦わせた。回答を誘導する恣意(しい)的な質問にならないよう、的確な証言の引き出し方に努めた。富士見高2年の川嶋沙和さん(16)は「(大会常連の)浜松北高の強みを分析し吸収
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ハンドベルの授業活用探る 富士の小学校音楽教諭ら
富士市内全27小学校の音楽科主任教諭が対象の研修会が1日、同市の岩松小で開かれ、ハンドベルを活用した授業の可能性を探った。 新型コロナウイルス感染防止のため、合唱やリコーダーを使った授業に慎重になっている中、各校は児童が合奏できる機会の作り方を模索している。選択肢の一つとして、呼気が不要なハンドベルが挙がっている。 参加者は5人グループに分かれて童謡「ふるさと」などの演奏を体験した。1人が3音ほど担当し、歌詞に合わせて割り振られた音程のベルを鳴らした。楽譜が読めない児童にも挑戦しやすい利点が共有された。 教諭たちは「音楽の授業が苦手な児童も楽しめそう」などと感想を言い合った。講師に招か
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ほうじ茶商品大集合 富士でマルシェにぎわう
富士のお茶振興推進協議会は31日、「富士のほうじ茶ブランドマルシェ」を市役所東側の芝生広場で開いた。冷たいほうじ茶やスイーツなどを求める来場者でにぎわった。 ほうじ茶を取り入れた商品を扱う市内外の20店が並んだ。来場者は強い日差しの下、ほうじ茶シロップを使ったソイラテやかき氷で涼んだ。茶を生地に練り込んだパンやプリンなどスイーツのほか、茶葉と一緒に油揚げを煮たいなり寿司などの料理も人気を集めた。 家族で訪れた同市の山村愛美さん(33)は日頃からほうじ茶を飲んでいると言い「苦みと香ばしさが特徴のほうじ茶を、お菓子に混ぜても合う事が新しい発見になった」と話した。 同市は本年度、品質の維持な
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昔の人の知恵「すごい」 富士山かぐや姫ミュージアムで体験型催し
富士市の富士山かぐや姫ミュージアムはこのほど、夏休み企画「たんけん!はくぶつかん!」を同館の外部収蔵庫で開いた。100年以上前に使われていた農具が公開され、家族連れが当時の暮らしに触れた。 子どもらが足踏み式の脱穀機と唐箕(とうみ)を使って、麦の脱穀をしたり、ソバの実ともみ殻を分けたりした。風の力で殻を飛ばす唐箕の仕組みを教わった元吉原小4年の杉山大誠君(9)は「昔の人の知恵はすごい」と驚いた。 市内の遺跡で出土した土器や石器を砂から掘り出す「H-1(ほるワン)グランプリ」も人気を集めた。挑戦者は古代の暮らしぶりに想像を膨らませながら、発掘を楽しんだ。
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小学生テニス 日本一へ意気込み 富士の松村君、三木君
都内で3~6日に開かれる「第一生命全国小学生テニス選手権大会」男子シングルスに出場する富士市の須津小6年松村侑君(11)=あおやま庭球塾=と岩松北小6年三木慶至君(11)=ワタナベテニスカレッジ=が1日、市役所に森田嘉幸教育長を訪ね、「優勝を目指す」と抱負を語った。 2人は6月に三重県で開かれた東海予選で出場権を獲得した。松村君は粘り強いラリーから相手の隙を突く強烈なスマッシュがさえ、優勝した。三木君は正確なサーブを武器に3位に入った。 松村君は「第1シードで臨むからには、誰にも負けられない」と意気込み、三木君は「最後まで自分のテニスを貫く」と誓った。 森田教育長は「努力を積み重ねてつ
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記者コラム「清流」 話せるつながり
悩み事を相談したいとき、誰に話すべきかという第1段階で立ち止まることがある。悩みのタネに近すぎず、かつ、性格や環境を理解してくれる人は、そう多くないからだ。 富士市は、子どもの自殺を減らそうと、中学生向けにSOSの出し方講座を開いている。悩みを抱え込まないように、信頼に値する大人の見極め方を教える。話を最後まで聞き親身に考えてくれる人を選ぶよう伝えている。 そもそも、子どもの人間関係は学校や習い事に限られ、大人との出会いが少ない。ある生徒は「つらくなる前に信頼できる大人を探したい」と話した。講座に加え、人間関係を広げる機会も必要だ。 かく言う県外出身の記者は周囲と「取材」を通して知り合
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コンサート 出演権獲得へ小中生熱唱 富士
11月5日に富士市のロゼシアターで開かれる「みんなのうたコンサート」の出演権をかけた審査会「集まれFuji歌うまキッズ!」が30日、同市のラ・ホール富士で開かれた。 1次の動画審査を通過した市内の小中学生24人が、ステージ上で課題曲を熱唱した。伸びやかな歌声に軽快なダンスを織り交ぜるなど、日頃の練習の成果を発揮した。音程や表現力に優れた2人が審査を通過し、コンサートの舞台に立つ。
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スケボー伸び伸びと 富士川体育館北側 富士市が練習場無料開放
富士市は31日、同市木島の富士川体育館北側の駐車場兼ヘリポートを無料のスケートボード練習場として一般開放した。初日は市内外の愛好家や小中学生が訪れ、スケートボードとインラインスケート専用の広い会場で伸び伸びと楽しんだ。 練習場は約2500平方メートルの平面で設置物はないが、利用者が平均台や傾斜台などを持ち寄って技の練習ができる環境をつくった。大人から子どもまで練度さまざまな利用者が、場所を譲り合いながら滑った。市内で練習会を企画している鈴木友啓さん(30)らが、初心者の児童らに基本的な滑り方や安全に配慮する注意事項を教える姿も見られた。 普段は母親の職場の敷地で練習しているという富士宮市
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夏まつり前に会場きれいに 富士川地区まちづくり協議会
富士市の富士川地区まちづくり協議会は30日、地元の富士川河川敷憩いの広場で「クリーン作戦」を展開した。 8月6日に開かれる「ふじかわ夏まつり」を前に、地域住民や市職員ら78人が広場のごみを拾った。同所で練習中の少年野球チームなども清掃を手伝った。強い日差しの下、野球場やサッカー場脇の通路で、植え込みに隠れた空き缶や枯れ枝などをごみ袋10袋分集めた。 同協議会の丹羽三郎会長は「きれいな会場で夏まつりを気持ちよく開催できるように機運を高めていきたい」と話した。
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食品添加物の役割 親子一緒に学ぶ 富士で教室
富士市の吉永まちづくりセンターで29日、夏休み親子消費者教室が開かれ、小学4~6年生の親子17人が食品添加物とは何かを学び、無添加ソーセージ作りを楽しんだ。 講師の栄養士は、市販のソーセージのパッケージ裏に記載されている原材料表示を解説した。食感を良くするリン酸や変色を抑える亜硝酸ナトリウム、酸化を防ぐビタミンCなど、各成分の役割を紹介した。 ソーセージ作りでは、味付けした挽肉を棒状に成形してゆで上げた。栄養士は「無添加は市販に比べて、時間が立つと固くなりやすい」と説明した。 大淵一小5年の渡辺優菜さん(10)は「売っている食品が長持ちする理由が分かった」と話した。
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富士市生活安全推進協 初会合、犯罪情勢など共有
富士市生活安全推進協議会は28日、本年度初会合を市役所で開き、市内の犯罪情勢や防犯施策の近況などを共有した。 2021年の市内の刑法犯認知件数は979件(前年比135件減)と、最も多かった02年の約5分の1まで減少している。覚醒剤取締法違反の検挙は22人と県内最多だった。 事務局は本年度も引き続き、悪質電話対策機器の購入費助成事業の周知啓発活動などを実施すると報告した。 小長井義正市長は新任委員に委嘱状を交付し、「万引など身近な犯罪は減っていない。皆さんには防犯分野の推進役として協力をお願いする」と述べた。
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東泉院の“お宝” 学芸員が解説 富士山かぐや姫ミュージアム
富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで開催中の夏のテーマ展「東泉院 お宝大発見!」のギャラリートークがこのほど、同館で開かれた。かつて同市今泉にあった東泉院に所蔵されていた掛け軸や古文書を学芸員が解説した。 東泉院は戦国時代から明治初頭まで同市今泉にあった。富知六所浅間神社など5社が「下方五社」と呼ばれ、別当寺に位置付けられていた。 9月25日まで開催されている特別展では、後水尾天皇の息子青蓮院尊證の風景画「三日月刈穂鶉図」や、鎌倉時代後期に描かれたとされる絹本「釈迦三尊十六善神図」など約80点が並ぶ。 ギャラリートークで、同館学芸員の佐野あき沙さんは「東泉院はきれいな庭園があり、公家が
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園内の昆虫、観察しよう 富士山こどもの国で夏休み特別イベント
富士市の富士山こどもの国は8月29日まで、夏休み特別イベント「昆虫観察の森」を開催している。フェンスで囲まれた特設エリアに、園内に生息する生物を集め、バッタやトンボ、チョウなどと触れ合える。週末には昆虫観察会が開かれ、親子連れが生き物を探して歩いた。 観察会では、市民団体「富士自然観察の会」の小泉隆嗣副会長の案内でトンボやカエルなどさまざまな生物を捕獲し、体の構造を観察した。 小泉さんはコバネイナゴを「羽が小さくて飛べない代わりに、脚力が発達してジャンプ力がすごい」と解説した。静岡市の清水有度二小1年の伊藤はるた君(6)は「夏休みに昆虫をいっぱい捕まえたい」と話した。 会場では、カブト
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五輪パラ事前合宿 2カ国の様子公開 富士でパネル展
富士市の市交流プラザで10月2日まで、東京五輪パラリンピック開催1周年の記念パネル展が開かれている。事前合宿を同市で行ったスイスとラトビアの選手や都市の写真を掲示している。 両国の合宿は新型コロナウイルス感染防止のため、非公開で行われた。練習に汗を流す選手の姿や宿舎でリラックスした笑顔など、来日中に市民が見られなかった姿を収めた写真が並ぶ。 選手のサイン入りユニホームや水泳キャップも展示され、来場者の目を引いている。
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縄跳び2部門 全国総合1位 富士「E-Jump Star☆」
4月に都内で開かれた縄跳びの全国大会「IJRU ALL JAPAN2022」のジュニア年代2部門で総合1位を獲得した富士市の「E-Jump Star☆」が27日、市役所で小長井義正市長に喜びを報告した。 「E-Jump Fuji」メンバーの市内の小中学生6人の同チームが参戦した。 大会は、4人が30秒間で跳んだ合計数を数える「スピードリレー」や、2人で曲に合わせてアクロバット技を披露する「ペアフリースタイル」など4種目で競った。同チームは「ジュニア男女混合部門」では、全種目で1位となり、性別不問の「ジュニア部門」では3種目で1位となり、総合1位となった。 チームは秋に映像審査方式で開か
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司書の仕事いっぱい 富士の図書館、児童が体験
富士市立中央図書館で27日、小学4~6年生が司書の仕事に触れる「としょかん体験講座」が開かれ、小学生5人が司書の仕事の大変さを体験した。 参加した児童は職員と一緒に業務に取り組んだ。カウンターに座って貸し出す本のバーコードを読み取り、利用者に返却期限を伝えて手渡した。 お薦め本コーナーの作成体験では、「夏」をテーマに館内の面白そうな本を探し、海や星座について書かれた約10冊を選んだ。 本の劣化を防ぐフィルムコーティングにも挑戦した。児童は家から持参したお気に入りの一冊に丁寧にフィルムを貼った。田子浦小6年の遠藤芽依さん(12)は「私たちが見ていないところでたくさんの仕事をしていることに
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中国でのビジネス展開探る 富士商議所などの会員、現地担当者と交流
富士市などはこのほど、友好都市提携を結んでいる中国浙江省嘉興市と経済交流会をオンラインで開いた。富士貿易協議会と富士商工会議所の会員20人が嘉興市の経済技術開発区の説明を聞き、同市でのビジネス展開の可能性を検討した。 両市は1989年の提携以降、経済団体が視察団を派遣したり、富士市が高校生のホームステイを受け入れたり、交流を深めてきた。 嘉興市の担当者は上海から車で1時間の距離に位置し、製品の輸出がしやすい好立地をアピールした。市内の高等教育機関から毎年2万人の人材を輩出できる人的資源の充実や、開発区には賃貸できる工場があることなどの利点を紹介した。 富士市の参加者は、嘉興市ですでに活
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薄ピンク色鮮やか カノコユリ見頃 富士の福島さん宅
富士市柚木の写真愛好家福島好巳さん(85)方の庭で、カノコユリが見頃を迎えている。約100輪の華やかな花が近隣住民の目を楽しませている。 カノコユリは、薄ピンク色の花びらに赤色の斑点で鮮やかな鹿(か)の子模様が付いていることが名前の由来。主に九州や四国に自生する。 福島さんが約20年前に球根を植えて大事に育ててきた。長年、見守る中で、ことしは最も多くの花が咲いたという。まだつぼみの株も多く、見頃は8月中旬まで続きそう。 福島さんは「来年はここまで咲くか分からない。多くの人に見に来てほしい」と話した。希望者から連絡があれば庭を開放する。問い合わせは福島さん<電090(1099)0925>
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富士まつり 帰ってきた夏の風物詩 花火や舞台発表満喫
富士市の夏の風物詩となっている「富士まつり」(実行委主催)が24日、同市の中央公園やロゼシアターで3年ぶりに開かれた。ステージ発表や露店、打ち上げ花火など多彩な催しが繰り広げられ、かぐや姫コンテストも開催された。多くの市民が3年ぶりの開催を喜んで会場に詰めかけた。 富士まつりは新型コロナの感染拡大で2020年、21年は中止した。新型コロナウイルス感染対策として、恒例の市民総踊りの実施を見送るなど規模を縮小した。 ステージでは、地元のチアダンス団体「C-STAR」らが出演し、力強いパフォーマンスを披露した。露店計70店が公園内の「かぐや姫横丁」やロゼシアター前に立ち並び、家族連れや浴衣姿の
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市民の読書環境充実へ 市長と教育委員ら意見交換 富士
富士市はこのほど、本年度第1回総合教育会議を市立中央図書館で開き、市長と教育長、教育委員が「市民の読書環境の充実」をテーマに意見交換した。 市立図書館の貸し出し数などの変化や移動図書館サービスの概況を共有したほか、6月15日に開始した「ふじ電子図書館」の利用状況が報告され、各課題を協議した。 電子図書館について委員からは、好きな場所で閲覧できる利便性やサイトの使いやすさが好評だった。一方で、「10~30代の利用が想像より少ない」と指摘や、「アクセスしやすいように、広報ふじにQRコードを掲載してはどうか」と提案もあった。図書館の利用者増加策では、カフェや多目的スペースの併設など、読書環境の
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富士マリンプール 3年ぶりの営業、歓声戻る 1500人涼楽しむ
夏晴れに恵まれた23日、3年ぶりの営業再開後、初めての週末を迎えた富士市田中新田の富士マリンプールは、夏休みに入ったばかりの中高生や家族連れでにぎわい、子どもたちの歓声が戻った。 真夏の日差しの中、約1500人の来場者が涼を満喫した。流水プールの水面にはたくさんの浮輪が浮かび、ウオータースライダーは順番待ちの行列ができた。 友人と5人で来場した沼津金岡中3年の大竹愛里加さんは「夏休み初日は夏らしい事をしたかった。思い切り泳げて気持ちいい」と、友人と水を掛け合って笑顔を見せた。 同プールは感染症対策のため、1日3千人の入場制限を設定している。入場券の事前購入制を採用しているが、定員に空き
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3位以上へ切磋琢磨 富士市チーム練習開始【市町対抗駅伝】
12月の県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向けて富士市チーム実行委員会は23日、本年度初の合同練習を同市の富士総合運動公園陸上競技場で実施した。 気温や大会直後の選手の疲労を考慮して、代表候補の小中学生46人が軽めのジョギングなどで汗を流した。選手たちは上級生のフォームを観察しながら走った。 同チームは前回大会で順位を一つ落として4位だった。顔合わせのミーティングで福良勝己監督は「3位以上を目指す。大会まで切磋琢磨(せっさたくま)して」とあいさつした。 本番までに合同練習を毎月1回の計4回行う。9月の代表選考会や各自の大会記録を参考に、10月に登録選
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線の強弱で表現 水墨画力作並ぶ 富士で29日まで
国際水墨画協会の「第39回国際水墨画展」が23日、富士市の道の駅「富士川楽座」で始まった。29日まで。 会員と、同協会の田中日菜理事長が講師を務めるSBS学苑水墨画教室の受講生計29人の濃淡を生かした39点が並ぶ。 野崎垂穂さんの「赤目滝」は、無数の細い線で勢いよく流れ落ちる水を表現した。ネコ2匹がバッタをじっと見つめる様子を描いた藤原萠月さんの「子猫」は、ネコの目を濃い線で描き、獲物を狙う視線の力強さを際立たせている。 同協会の近藤佑果理事(60)は「線の強弱にこだわった会員の力作を見てほしい」と話した。
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思いやり、どう育む 教師ら福祉教育議論 富士市社協が連絡会
富士市社会福祉協議会はこのほど、福祉教育担当者連絡会を市フィランセを拠点にオンライン方式で開いた。市内の小中学校の教諭ら20人が、障害者への理解や思いやりの心を育む福祉教育の指導方法を考えた。 2021年度に同市社協と協力して5年生の総合学習を実施した鷹岡小の三宅朗教諭が活動内容を報告した。手話や点字などを本で調べたほか、社協の協力で視覚障害のある地域住民に生活の楽しさやつらさを聞く出前講座などを展開した。児童の感想を本紙の投書欄「ひろば 10代」に投稿した。 三宅教諭は「講話や調べ学習で児童は視野を広げた。体験をもっと取り入れても良かった」と振り返った。講師に招かれた静岡福祉大の渡辺英
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子育て悩み気軽に相談 富士のタリーズ、新米ママ交流企画
富士市のタリーズコーヒー富士市中央公園店で20日、子育て世代の交流企画「新米ママの応援団~朝育じょいふる~」が始まった。毎月1回、未就園児と母親が集まり、コーヒーを飲みながら子育ての悩みを相談できる。 同市厚原のピアノ教室「じょいふるピアノハウス」が主催する。教室の講師らが“先輩ママ”として、子育ての経験を伝える。 初回は0歳児と、1歳児の親子計2組が、手遊び歌を通してスキンシップの取り方を学んだ。子どもは母親の膝の上で手を振るなどして、笑顔でリズムに乗った。 参加者が動き回る子どもの落ち着かせ方を相談すると、行動を頭ごなしに否定せずに優しい口調で説明すると効果
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河川の草刈りに汗 富士建設業協会
富士建設業協会は20日、河川愛護月間に合わせた奉仕活動として、富士、富士宮両市の3河川4カ所で草刈りを展開した。 河川周辺の美化を目的に1982年から実施している。同協会に加盟する56社68人が炎天下の中、県管理の潤井川、血流川、芝川の各所で除草作業に汗を流した。 富士市中央公園近くを流れる潤井川では、34社40人が両岸約250メートルの範囲に広がり、背丈以上に伸びた草を草刈り機で刈り取った。
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書評合戦 31日まで出場者、観客募集 富士市立中央図書館
書評合戦「ビブリオバトル2022」(同実行委主催)が8月13日、富士市立中央図書館で開かれる。7月31日まで、出場者や観戦者を募集している。 小学4~6年生、中高生、一般の3部門がある。各部門に5人ずつが出場し、お薦めの本の内容や魅力を3~5分間で紹介する。観戦者は各部門16人の入れ替え制。最も読みたくなった発表に投票する。募集の対象は同市内在住、在勤、在学者。応募多数の場合は抽選する。 申し込み、問い合わせは同図書館<電0545(51)4946>へ。
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富士市の宿泊料助成「ふじさんぽキャンペーン」 延期の可能性も
富士市は14日、市内の宿泊施設の料金を助成する本年度の「ふじさんぽキャンペーン」の宿泊施設向けの事業説明会を市消防防災庁舎で開いた。全国で感染者が急増する中、市担当者は、現在8月からを予定する実施時期の先送りや延期、対象者の居住区域を制限する可能性があることを説明した。 キャンペーンはコロナ禍で打撃を受けた市内の観光業の回復が目的で、2020年度も実施した。旅行サイト「じゃらんnet」(8月19日~11月15日)か「楽天トラベル」(8月25日~11月13日)を通じて予約すると、宿泊料金に応じて最大1万円分のクーポンが支給されるほか、特産品などの特典もある。本年度の第2弾は11月中旬から来年
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ユニバーサル就労支援職員1人増 富士市
富士市ユニバーサル就労推進協議会の本年度初会合が14日、市役所で開かれ、同市フィランセ内にあるユニバーサル就労支援センターの就労支援担当職員を本年度から1人増員したことなどが報告された。 同市は働きづらさを抱えた人の特性に応じた就労を推進し、同センターで各種生活相談や伴走型の就労支援をしている。 事務局によると、増員した職員を含む就労支援担当者7人が市民や市内企業に活動を周知するとともに、テレワーク業務などの開拓に力を入れている。 市内の受け入れ協力企業は21年度末時点で187社。目標値(240社)を下回る。事務局は「新型コロナウイルスのまん延で企業訪問や説明会を自粛した」と理由を説明
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労災事故ゼロへ 関係者決意新た 富士で大会
建設業労働災害防止協会県支部富士分会はこのほど、労働災害防止大会を富士市のロゼシアターで開き、富士、富士宮両市の建設業47社が労災事故ゼロに向けて決意を新たにした。 安全施工サイクルの徹底や安全衛生教育の推進が掲げられた「安全の誓い」が読み上げられ、参加者は職場の安全意識を高めた。 井上有之分会長は「労働者の職場環境に最大限配慮した労災防止活動の充実を図る」とあいさつした。 富士労働基準監督署の担当者は、昨年管内で発生した建設業の事故種別は墜落・転落が19件で最多だったと説明した。
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静岡人インタビュー「この人」 山田武司さん 出演者が70歳以上の高齢者演劇を開催
静岡県東部の70歳以上の高齢者でつくる演劇集団「まだ2(まだまだ)チャレンジャー」の座長を務める。2018年に解散した「チャレンジャー」で一緒に活動した元団員たちに声を掛けて再結集した。6月中旬に富士市の富士川ふれあいホールで初公演を成功させた。78歳。 -演劇を始めたきっかけは。 「64歳まで演劇とは無縁だった。08年にチャレンジャーの結成を知人から聞き、新しいことに挑戦してみようと参加した。昔から人とお話することが好きで、舞台の上から観客を楽しませたいと思った」 -なぜ再結集したのか。 「10周年の節目にチャレンジャーを解散することを座長から告げられ、突然のことで心残りがあった。
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記者コラム「清流」 障害者家族の声が必要
地元から離れた特別支援学校に通う子どもは地域と接点が少ない場合がある。ある保護者は、息子が近所から冷ややかな目で見られ地域で浮いていると嘆く。 富士市で知的障害者の保護者向けに開かれた講演会で、東日本大震災時の避難所で障害に周囲の理解を得られず退出を求められた事例が紹介された。障害者が最寄りの場所で過ごさざるをえないケースは多い。講師は、保護者が地域の訓練に積極的に参加して協力を求めてと呼び掛けた。 この保護者は「息子のために私が勇気を出さなきゃ」と覚悟を決めた。覚悟しなくていいかもしれない。知的障害者への配慮は防災訓練で参加者からよく出る悩みだ。地域も障害者家族の声が聞きたいはず。温か
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「障害児も普通学級に」インクルーシブ教育議論 富士の市民団体
障害の有無にかかわらず地域の学校で学べる「インクルーシブ教育」の普及を目指す富士市の市民団体「インクルーシブ教育を推進する会」は3日、ワークショップを同市の市交流プラザで開いた。参加者約20人が障害児を育てる家族と日本の教育現場の課題を探った。 同会の代表で、知的障害のある息子2人を育てている小川昌夫さんは、小学校で普通学級を希望したが特別支援学校へ転校を勧められた経験を紹介した。小川さんは「誰もが自分に合った配慮を受けて学べる社会にしたい」と訴えた。 参加した女性は議論の中で、インクルーシブ教育の普及が進まない原因に、障害に対する教職員らの知識不足があるとの考えを発表した。障害に理解を
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平和願い折り紙でヒマワリ 富士・代通寺
富士市大淵の代通寺は2日、ウクライナ国花のヒマワリを折り紙で作るワークショップを同寺で開いた。9日も開催する。 参加者は黄色の折り紙4枚をヒマワリの花びらの形に折り、直径約15センチの花を作った。1人で10輪以上作る参加者もいた。境内で見頃を迎えたハスの花を観賞に来た参拝者も制作に協力した。 制作した100輪のヒマワリを縦横約2メートルの青色のパネルの下半分に貼り、同国旗の色彩の作品に仕上げる。 同寺ではウクライナの難民支援の募金も実施している。 橋爪一能住職は「制作を通して皆さんと平和への祈りを共有したい」と話した。
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身近な犯罪気をつけて 地図に発生件数記す 富士エレガンス製作
富士署地域安全協議会女性部「富士エレガンス」はこのほど、2021年度に富士市内で発生した犯罪をまとめた「身近な犯罪マップ」を作製した。マップは市内26地区のまちづくりセンターや交番などに掲示する。 地図は市内17カ所の交番・駐在所の担当エリアごとに自転車盗、侵入盗、車上狙いなどの発生件数を一覧にまとめた。西富士交番管内で報告された空き巣被害は8件と、他地域と比べて突出して多いことなどを示した。 製作は25年目。ことしは部員38人が62枚を手作りした。高井孝江部長は「まずは地元で起こっている犯罪の傾向を知ってほしい。対策を考えるきっかけになれば」と話した。
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この夏はマイうちわ 富士、親子が制作体験
富士市のふじ・紙のアートミュージアムは26日、ワークショップ「うちわを作ろう!」を同所で開いた。市内の親子19人が本格的な夏を前に、オリジナルうちわ作りを楽しんだ。 参加者は画用紙に動物や自動車など好きな絵を描き、うちわの持ち手になる部分を含めて絵を切り取り、ラミネート加工した。絵の輪郭ごとに形が異なるうちわが完成し、子どもたちはあおいで出来栄えを確かめた。 クマの形のうちわを作った田子浦小2年の高橋玲渚さん(8)は「かわいいし、持ちやすく作れた。最近暑いから、これで涼しくしたい」と話した。
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脱炭素生活目指せ 富士市「ゼロカーボンチャレンジ」キックオフ
富士市は25日、脱炭素に向けた市民の取り組みを促す事業「ゼロカーボンチャレンジ」のキックオフイベントを同市のイオンタウン富士南で開いた。26日まで、来場者が挑戦したい事を壁に掲示している。 同市は2050年までに二酸化炭素(CO2)実質排出ゼロの達成を目指し、21年4月に「市ゼロカーボンシティ宣言」をした。 ゼロカーボンチャレンジは環境に配慮した活動を募集し、実践する市民に抽選で省エネ家電をプレゼントする企画などを展開する。初日の式典で小長井義正市長は「皆さんが気軽に楽しく脱炭素に取り組めるように応援する」と応援を宣言し、企画をPRした。 イオンタウン富士南には、挑戦したい事を付箋に書
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笑顔でジャンプ! 富士・天間幼稚園 チアダンス教室
富士市の天間幼稚園の年長園児が24日、同市のチアダンス団体「C-STARスタジオ」のコーチからチアダンスを教わった。 園児は両手にポンポンを持ち、手をV字に上げる「ハイブイ」などの基本動作を身に付けた。 曲に合わせたダンスにも挑戦。体を大きく使ってポンポンを振り、「ピョン、ピョン、ハイ!」と声をそろえ、勢いよくジャンプした。コーチから笑顔を続ける大切さも教わった。 園児はダンスを練習して10月の運動会で保護者らに披露する。高橋咲良ちゃん(5)は「みんなで踊ると楽しい。もっと上手になりたい」と話した。 チアダンスは、芸術家や音楽家を派遣する市の「こどもアートプロジェクト」の一環で実施し
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梅雨仕様にベンチ装飾 富士・伝法まちセン 季節の変化楽しんで
富士市の伝法地区まちづくり協議会が梅雨の時期に合わせ、地元の伝法まちづくりセンター駐車場のベンチを飾り付けて利用者を迎えている。29日~7月1日には手作りの梅ジャムなどの販売会も開く。 ベンチ近くに設置したアーチやカリンの植木に、水滴や傘、てるてる坊主などの飾りをつるした。風で揺れてきらきらと反射する様子が利用者の目を楽しませている。 まちづくり協議会は昨秋、センターの利用者が会話を楽しめるようにと木製ベンチを用意した。ハロウィーンやクリスマスなど季節の行事に合わせ、ベンチを装飾している。 販売会は協議会員や地元有志がセンター内で収穫した梅で作ったジャムの瓶詰めなどを販売するほか、地元
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花火、楽しく安全に 富士市消防が教室
富士市消防本部はこのほど、花火教室を同市の伝法保育園で開き、園児に花火の安全な遊び方を伝えた。 中央消防署の消防士ら4人が花火を人に向けない、水を入れたバケツを事前に用意するなどの注意点を指導し、「ルールを破ると火事につながる」と危険を伝えた。 園児約160人は手持ち花火を使って点火から消火までの流れを実践した。楽しんだ花火はきちんとバケツに入れ、火が消えたことを確認した。 花火教室は7月中旬までに市内の小学校や幼稚園、保育園、認定こども園計65カ所で開催する。
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古紙ではがき作り 再利用の大切さ学ぶ 富士・岩松小
古紙再生促進センター静岡地区委員会の出前授業が20日、富士市の岩松小で開かれ、4年生が古紙を使って手すきのはがき作りに挑戦した。 紙のリサイクルを啓発する事業の一環。児童は不要になったA4コピー紙を水と一緒にミキサーでかき混ぜてほぐし、型に流し込んだ。布に挟んで押しつけて水分を絞った。はがきは1日乾燥させて出来上がる。 会員企業の社員は紙を捨てる際の分別方法を説明し、古紙再生への協力を呼び掛けた。 小林紬さん(10)は「これから紙は他のごみと分けて捨てるようにする」と話した。 同委員会は本年度、市内の小学校計11校で出前授業を実施する。
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まだまだ演じたい 平均73歳、8人再結集 富士で4年ぶり公演
静岡県東部の高齢者でつくる演劇集団「まだ2(まだまだ)チャレンジャー」の初公演が18日、富士市の富士川ふれあいホールで始まった。平均年齢73歳の8人が4年ぶりに結集し、はつらつとした演技で観客を引き込んだ。19日まで。 8人は富士、富士宮の両市で活動していた高齢者演劇集団「チャレンジャー」の元メンバー。結成10年の2018年に解散したが、「まだまだ挑戦し続けたい」との熱意が高まり、新たな演劇集団を発足した。 初公演の題材は、蓬莱竜太作の戯曲「まほろば」を選んだ。跡継ぎの男子に恵まれない田舎の旧家を舞台に、10~70代の4世代の女性6人が家系を絶やさないために知恵を出し合う物語。 初日の
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かまどでご飯 昔の生活を親子で体験 富士市の旧稲垣家住宅
富士市の広見公園内の県指定有形文化財「旧稲垣家住宅」で18日、昔の生活を体験する講座「かまど飯を食べよう」が開かれ、市内の親子5組がかまどで炊飯を体験した。 参加者は古民家内のかまどで火をおこし、竹筒で空気を送って火加減をこまめに調節した。子どもは煙と熱を我慢して懸命に息を吹き込んだ。 家族で縁側やいろりを囲み、炊きたてのご飯を味わった。同市の三井彩楽さん(5)と志弥君(3)のきょうだいは「炊くのが大変だったからすごくおいしい」と白米をほおばり、おかわりを求めた。 富士山かぐや姫ミュージアムの職員は、夏は涼しく冬は暖かいかやぶき屋根の構造を説明した。
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記者コラム「清流」 高校生が思う地元の課題
「映画館を作ってほしい」。富士市立高の生徒と市議の懇談の場で、口をそろえて願った生徒たちに驚いた。遊びたい盛りの10代にとって“重要課題”なのだろう。 周りの3市にはあるのに、2010年に最後の1館が閉館し、富士市は映画館のないまちになった。移動手段が限られる世代には若干さびしい空白地帯だ。 週末にはカラオケやボウリング場で高校生をよく見かけ、遊び場が全くないまちとは思わない。ただ、人口規模の割に娯楽施設が少なく、休日はつい市外に出てしまう。 映画に限らず「地元が楽しかったら遠出しないのに」というのが若者の正直な声。10代も市の長年の課題であるにぎわいの回復に注
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富士で民間の定住推進組織 移住者、活躍するまちへ【湧水】
コロナ禍で地方の暮らしに目を向ける人が増え、移住定住促進施策は地方の自治体間で競争の様相を呈してきた。富士市では市の移住定住推進事業と連動して、仕事を通して移住者と地域の接点づくりを進める移住者らの組織が発足した。行政の促進策と、新天地での生活を充実させる民間の取り組みがかみ合い、移住者増加につながることを期待したい。 富士市は、富士山と駿河湾を望む恵まれた自然環境と首都圏まで新幹線で約1時間でアクセスできる好立地にある。移住費用の軽減を図る市補助制度などを利用した県外からの移住者は2021年度が162人と、市町別でここ数年、上位に入る。 市は補助制度のほかにも、暮らしの想像を膨らませて
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くるり、逆上がり ぼくにもできた!! 富士で親子運動教室
運動に苦手意識がある小学生対象の「親子スポーツ教室」(富士市主催)が10日夜、市立体育館で始まった。市内の児童26人が上達する喜びを味わった。 教室は11月中旬までに全6回実施し、縄跳び、鉄棒、ボール投げ、跳び箱の4種目を体験して運動の基本動作を身に付ける。 初回は、4班に分かれて2種目に挑戦した。鉄棒では、逆上がりをするため、マット上で前転と後転をして体を回転させる動きに慣れてから、鉄棒で練習した。市のスポーツ推進委員から「足を上に蹴り上げる感じ」などと助言を受け、すぐに上達する児童もいた。 補助器具無しで逆上がりができるようになった大淵一小2年の望月朱音さん(7)は「学校で友だちに
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吉原祇園祭3年ぶり復活 山車行き交い、富士に熱気
富士市吉原の東海道吉原宿に初夏の到来を告げる「吉原祇園祭」が11日、吉原商店街周辺で始まった。感染症対策で規模を縮小したが、「東海一の祇園」と称される伝統行事が3年ぶりに復活し、熱気に包まれた。12日まで。 初日は同地区内6神社の氏子らが、19台の山車を吉原本町通り約1キロと周辺を引き回した。全国でも珍しい吉原独特の「吉原ひな壇型」や江戸型など個性豊かな山車が雨の中を行き交い、すれ違うたびに太鼓やおはやしの調子が上がって勇壮な音が会場に響いた。 本町1丁目の山車を先導した窪田寛之さん(39)は「3年ぶりでも仲間が集まってくれて久しぶりに会えた人もいる。できて良かった」と感慨深げに話した。
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将来の仕事、何に 富士で子どもたち、大工や動画制作体験
子ども向けの職業体験イベント「きっずわーく」が5日、富士市のコワーキングスペース「ワークス富士」で開かれた。小学生以下の子どもたちがさまざまな業種の仕事に触れ、働く楽しさを味わった。 昔から子どもに人気が高い美容師や花屋のほか、動画クリエーターなど、県内の10業種の企業・個人がブースを構えた。大工のブースでは、木造家屋の骨組みを組み上げる工程に挑戦した。子どもたちは現役の大工から手ほどきを受け、先端部分などが凹凸に加工された木材を金づちを使ってはめ合わせた。 富士市水戸島の池田結喜君(5)は「きれいに家ができて楽しかった。大工さんが格好良かった」と笑った。大工の中野匡人さん(36)は「な
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キックバイク、元気いっぱい 富士で未就学児向け教室
未就学児を対象にしたキックバイク教室が4日、富士市の中央公園駐車場で開かれた。市内外の子ども30人が元気いっぱいにコースを走り抜けた。 幼少期から自転車に慣れる機会をつくろうと初めて開催された。 キックバイクはペダルのない自転車型の遊具。勢いよく進むための地面の蹴り方を教わった子どもたちは、橋やS字クランクのあるコースに挑戦した。ヘルメットをかぶる、ブレーキをかけて止まるなど安全運転のルールも学んだ。 主催した日本マウンテンバイク協会公認インストラクターの大塚譲さん(37)=同市=は「市内では小学4年生以下が対象の自転車教室は少ない。小さい頃から運転する楽しさを味わえば苦手意識が軽減さ
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高度な測量技術体験 児童が「歩測」挑戦 富士川二小
静岡県測量設計業協会などでつくる「測量の日(6月3日)中部地区連絡協議会」の地図教室が1日、富士市の富士川二小で開かれた。4年生が地図作成に使われる高度な測量技術に触れた。 児童は江戸時代に伊能忠敬が歩いて日本地図を作成した歴史を教わり、歩幅で距離を測る「歩測」に挑戦した。自分の歩幅の平均値を測り、十数メートル先の目印までに要した歩数から距離を計算した。測量機器と比較して歩幅の正確さを競った。 機器と50センチの誤差が出た木原妃彩さん(9)は「速く正確に測れる今の技術の高さはすごい」と感心した。 国土地理院中部地方測量部の担当者は同校周辺の地図を使って、地図記号の意味を説明した。
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富士市立高生 市議と「法案」議論 模擬議会本会議へ主張磨く
富士市立高総合探究科3年生が30日、7月中旬に実施する模擬議会本会議での討論に向け、身の回りの問題を解決するために考えた「法案」を市議と意見交換した。 生徒は独自に考案した「学校施設防犯カメラ設置法案」や「同性結婚法案」など六つの法案を、賛成する与党と反対する野党の立場から考えている。意見交換では法案別に与野党に分かれ、市議に助言を求めた。 教室などに防犯カメラを設置して保護者などへの配信を求める与党側はいじめや体罰などの抑止効果を訴える戦術を明かした。市議は野党側の指摘に備え、映像流出の防止策も伝えるべきと提案した。 野党側は監視によって活動の自由が奪われるなど権利侵害を主張して廃案
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青空の下、音楽堪能 地元歌手ら軽快に披露 富士・比奈公園でフェス
富士市の比奈公園で28日、音楽などを楽しむ「青空フェスティバル」が開かれた。 市立高吹奏楽部や同市出身のシンガー・ソングライター結花乃さんら4組が、青空の下で軽快な演奏や歌を披露した。地元飲食店のブースもあり、来場者は食事しながら手拍子するなど思い思いに音楽を堪能した。 新型コロナウイルスの影響で中止した恒例行事「吉永ふれあいコンサート」の代替企画。会場を屋外に変更して3年ぶりに開催した。 高橋正文実行委員長は「地域の伝統を守りたい一心で実施方法を模索した。開放的な空間で来場者に楽しんでもらえた」と話した。
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平和の祈り、音に込め 富士でウクライナ支援演奏会
富士市の女性ネットワーク・富士は29日、「ウクライナ支援チャリティーコンサート」を同市のロゼシアターで開いた。ウクライナ出身で同国の民俗楽器「バンドゥーラ」奏者カテリーナさん(36)らが出演し、平和への祈りを音に込めた。 澄んだ音色と歌声で「翼をください」や同国民謡など計5曲を披露したカテリーナさんは「母国ではロシア軍によって日常が一瞬で奪われた。ウクライナ人は家族を守るために頑張っている」と語った。 3月に首都キーウから来日したカテリーナさんの母マリアさん(68)も国歌を歌った。マリアさんは「私たちの国は誰にも渡さない」と力を込めて聴衆に支援を訴えた。富士市内で避難生活を送る親子2人も
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稲作、虫の影響は 富士川二小5年 田植え前に農薬効果学ぶ
富士市の富士川二小で26日、同市中之郷に拠点を持つ農薬製造・販売業「クミアイ化学」の出前教室が行われた。本年度の稲作体験に向け、5年生が稲に付く害虫の特徴や農薬の効果を学んだ。 児童は虫の繁殖の影響で病気がまん延したり、雑草の成長で稲が栄養不足になったりと、管理不足で品質や収穫量に大きな影響があることを学習した。稲の葉や穂を食べてしまうイネミズゾウムシやワタアブラムシを虫眼鏡で観察した。 同社社員は農薬の効果を説明し、「ここ10年間で世界の人口が8億人増えた。食糧確保のためには農薬を適切に使って生産の効率を上げる必要がある」と話した。 5年生は総合的な学習の一環で、6月上旬に学校近くの
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デフサッカーに挑戦! 聴覚障害の子ども、楽しさ体感 富士
富士市立高でこのほど、「デフサッカー教室」が開かれ、聴覚障害のある未就園児から中学生までの約20人が人工芝グラウンドでボールを蹴る楽しさを味わった。 同教室は聴覚障害のある子どもが体を動かせる場を提供するため、昨年度から同校や静岡FIDサッカー連盟などが協力して始めた。本年度は3月までに計10回ほど開催する。 子どもたちはボールを投げたり弾ませたりと、ボールに慣れることから始め、パスやドリブルなど基本的な動きに挑戦した。得点数を競うミニゲームでは、力いっぱいゴールに蹴り込んだ。富士宮市立大宮小2年の岡村碧大君(7)は「ゴールを決められて楽しかった」と笑顔で話した。 富士市立高のサッカー
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人工芝で鬼ごっこ 生徒と園児が交流 富士市立高グラウンド活用
富士市立高の人工芝グラウンドを活用したイベント「人工芝で遊ぼう」がこのほど、同校で開かれた。生徒と未就学の子どもがグラウンドを伸び伸びと走り回り、一緒に汗を流した。 スポーツ探究科3年生40人が班に分かれ、ひな保育園の園児や地元の未就園児のリクエストで鬼ごっこや尻尾とりを企画した。園児が鬼役の生徒から夢中で逃げ回り、笑顔があふれた。ボール遊びではサッカー部員らが蹴り方を教えた。 同園の勝亦姫菜さん(5)は「(人工芝で)転んでも痛くなかった。お兄さんたちは足が速くてすごい」と笑顔を見せた。サッカー部の森翔大さん(17)は「園児が無邪気に楽しんでくれて良かった」と話した。
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手作り粉末茶「いい匂い」 富士山こどもの国でお茶フェスタ
富士市の富士山こどもの国で21日、茶の魅力を紹介する「お茶フェスタ」が始まった。来園者が茶の飲み比べクイズや粉末緑茶作りを体験して茶に親しんだ。22日まで。 粉末茶作りのコーナーでは、石臼を使って煎茶を加工した。子どもたちは石臼をひき、粉になって出てきた茶を見て「中でどうなったの」と不思議がった。出来上がった粉末茶をその場で味わった。沼津市から家族で来た長尾駿希君(5)は「苦かったけれどいい匂いだった」と話した。 茶葉の天ぷらも試食でき、親子が飲むだけでは感じられない茶の食感や味わいに触れた。 22日は、市内外の茶業者によるほうじ茶のラテアート体験や茶葉の詰め放題も開催する。一部は有料
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記者コラム「清流」 情熱という財産
富士市松野地区の史跡を住民が案内するツアーに誘われた。郷土史愛好会に素人が1人交じって話が理解できるか不安だったが、ガイド本と解説看板に助けられた。 本と看板は、松野の風習や魅力を絵札に込めた「松野歴史かるた」の力をより引き出す狙いで住民有志が作った。 かるたの完成から7年がたち、存在は市外に広まりつつある。まち歩きの参考になり、知識が深まると好評だ。 成果物の完成から後続の策を怠ると世間から忘れ去られてしまう。かるたを土台に活動を広げるノウハウは市内の地域活性化の手本だ。 住民は今も紙芝居などの新企画を練る。「魅力満載の松野をもっと広めたい」と語るメンバーの情熱はもう地域の財産だ。
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日米対抗「全力尽くす」 フットゴルフ代表の川添さん(富士)
フットゴルフの日本代表に初選出され、国際大会に参戦する富士市の川添祐介さん(44)が16日、市役所を訪ねて「勝利に全力を尽くす」と小長井義正市長に意気込みを語った。 フットゴルフはゴルフのルールでサッカーボールを蹴る競技。川添さんは2021~22年のジャパンツアーで4位に入り、米国フロリダ州で26日に開催される日米対抗戦「パシフィックトロフィー2022」の代表に選出された。 同大会は、両国から14人ずつが出場するチーム戦。川添さんは2人一組のペアで交互に打ち合う種目に出場する。 長年、サッカーに取り組み、現在はフットサルの指導者をしている川添さんは、仲間から刺激を受けて19年にフットゴ
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田植え 列そろえ丁寧に 富士二小「成長見守りたい」
富士市の富士二小の5年生が16日、同校の南側にある水田で田植えを体験した。社会科と総合学習の一環として、秋の収穫まで稲の生育状況を観察する。 同校では毎年、笹山富雄さん(72)が所有する水田を借りて米作りに挑戦している。 この日は、JAふじ伊豆富士地区青年部富士支部のメンバーが指導した。児童は転ばないように声を掛け合いながら泥の中を進み、列をそろえて「ひとめぼれ」の苗を植えていった。 収穫した米は調理実習で味わう。石井希君(10)は「たくさん実るように願って成長を見守りたい」と話した。 (富士支局・国本啓志郎)
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記者コラム「清流」 感謝込めた最後の落書き
小中一貫校への移行で解体を控える富士市の富士川二小の校舎は現在、盛大な落書きで埋め尽くされている。 校舎との別れに、児童が許可を得ていた。壁や床に描いたのは仲間と遊んだ日々の思い出。大人から指示されたわけでもなく、率先して「ありがとう」「学校大好き」と記した。教室いっぱいの絵と言葉が「普通の日々が楽しかった」という子どもたちの充実した学校生活を物語っている。 普段は教員に叱られる落書き。最初で最後のお絵描きを堪能する笑顔は一段と輝いて見えた。 住民との交流を大切にした同校。地元に残る歴代の卒業生の名前が各所に刻まれていた。4月から新校舎に移る。真っさらな教室も、地域と共にたくさんの思い
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記者コラム「清流」 和装を続ける意志
世間から正月気分が抜けた1月中旬、和風小物のチャリティー展ではかま姿の1人の若い男性が目に留まった。りんとした所作から、展示会のためにめかし込んだようには見えない。時代と逆行した姿が気に掛かり、理由を尋ねてみた。 富士宮市の佐野翔平さんは外出時は常に和装をしている。和服の着方を知らない同世代の多さに日本文化衰退へ危機感を抱き、脱サラして伝統工芸品の販売業を始めた。自分をモデルに着物の魅力を伝えている。どんな場面でも和装を貫くという。 「着物を着ると自然と気が引き締まる」との言葉は、落ち着きあるたたずまいも影響して説得力があった。気の緩みを正すために、和服の力を借りてみようか。
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記者コラム「清流」 6人制ソフトの可能性
富士市内で開かれた中学生のソフトボール大会。「全員内野に」「外野はレフトに任せる」。選手が少なく、野手の守備位置が頻繁に変わる不思議な光景だったが、どうやら人数は足りていたようだ。 出場校のうち2校は部員が9人未満で、現行ルールでは大会に単独で出場できない。「少人数でも戦える舞台を」と富士市協会が6人制で開催する初の試みだった。 投手有利のカウントから始めるなど攻守の公平性を保つ工夫が施され、試合は締まった展開に。大胆な守備シフトが的中する快感は9人制にはない魅力だ。「9人いなくてもソフトができる」という発想が、競技人口減の中でもソフトを楽しみ続けられる有効打になるかもしれない。
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富士市、被害情報集約システム導入検討 災害対応迅速化へ熟慮を【湧水】
富士市は災害発生時に被害状況をいち早く把握するため、複数台の小型無人機「ドローン」を同時に使用するシステムの導入を検討している。現場からの中継映像を災害対策本部で即座に分析でき、本部での情報処理の労力削減や指示の迅速化が期待される。だが、システムの肝となる通信が停止した場合への備えが欠かせない。 同市は災害用にドローンを持たず、民間2団体の機体が出動する態勢を構築する。市の要請を受けた操縦者が災害現場に接近してドローンを飛ばし、撮影された空撮映像を市職員が災害状況の把握や救助活動に必要な情報分析に役立てる。 現在の運用では、映像は搭載した記録媒体に保存され、映像を見るにはドローンを回収し
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記者コラム「清流」 無関心からの一歩目
衆院選の期間中、富士市内で行われていた街頭演説にほぼ毎日出掛けた。候補者の声に耳を傾ける若者の姿はわずかで、聴衆に同世代がおらず場違い感を味わった。 候補者からは若者を考えた主張はあまり聞けなかった。選挙は政治家人生をかけた大勝負。票数が伸びる世代に絞って支持を訴えるのは当然だ。 期日前投票所で取材中、制服姿の女子高校生が一票を投じた。彼女の学校では政治の話題はタブーとの雰囲気があるが、「せっかくの権利は使わないと」と、ニュースを見て世の中の仕組みを勉強したという。 「政治は若者のことを考えていない」との不満をよく聞く。未来を考える政治へと変えるには、若い世代が無関心から抜け出さねばな
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記者コラム「清流」 泣き声許す演奏会
弦楽器の優雅な音色に包まれたコンサートホールに子どもの泣き声が何度も響いた。なのに誰も不快感を示さなかった。 富士市で開かれた「1時間の小さな演奏会」には未就学児の親子のみ招待されたからだ。跳ねて良し叫んで良し。落ち着かない子どもに配慮したルールだった。公共の場で他人に迷惑を掛けたくない保護者は安心して参加できたのではないか。 泣き止む気配がなく、子どもを抱えて退席しようとした母親がいた。いたたまれなくなったのだろう。すかさず奏者が一言「大丈夫」。聴衆もうなずいて受け入れた。 小さな子どもに本物の音楽を届ける思いで開かれた演奏会。音につられて体を動かす純粋な反応が、荘厳なホールに笑顔を
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記者コラム「清流」 快適な道は油断禁物
9月中旬に開通した富士市の本市場大渕線の伝法工区。西富士道路南側の交通渋滞緩和が期待される。 しかし、開通から1週間で区間中ほどの信号がない交差点で車両2台が接触し、横転する事故が発生した。 東西の生活道路と本線が交差する場所で、住宅が死角になる。生活道路側に一時停止順守を訴える看板が設置された。近隣住民は「速い車が多くて怖い。開通前から懸念していた」と、利用者の安全運転を求めている。 開通当日に走行した際、きれいに舗装された直線道路は気持ちが良かった。もし加速していたら交差点に進入する車に対応できただろうか。快適な道ほど気が緩みがちで事故の危険が高まる。油断してはならない。