行動制限明け、富士山に登山者続々 9合目「万年雪山荘」に臨時支局、取材拠点開設
静岡新聞社は1日、富士山臨時支局を富士宮口9合目に開設した。記者とカメラマン計4人が3日まで常駐し、世界文化遺産登録10周年を迎え、新型コロナウイルス禍の行動制限が明けた今夏の霊峰の様子を発信する。
拠点となる万年雪山荘は標高3460メートルに位置し、江戸時代から登山者を迎えてきたとされる。山小屋北側に見られる万年雪が名前の由来。臨時支局員は5合目から登り、6時間ほどで到着した。同日夕の到着と同時に大雨が降り始め、山小屋には登山者が続々と雨宿りに駆け込んできた。
行動制限が解除されて初めての登山シーズンとなり、万年雪山荘の予約は大半が埋まっている。特に外国人が例年より多いという。渡辺和将社長は「宿泊予約が埋まっているので急な受け入れは難しい。計画的な登山を」と呼びかける。
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