子ども医療費無料化検討 富士宮市長「24年度から」

 富士宮市の須藤秀忠市長は10日、市議会2月定例会で、高校3年生年代までの医療費を2024年度から無料化する方向で検討していると明らかにした。植松健一氏(至誠)の一般質問に答えた。
 同市の18歳年代以下は通院時、月4回目まで最大500円を自己負担している。無料化されると、初回から自己負担なく通院できる。
 市は無料化した場合にかかる医療費を約1億3千万円と見込み、財源や仕組みを研究している段階という。
 無料化は少子化対策の一環。市によると、市内の日本人出生者数は22年が665人で、10年前の約6割に減少した。市は原因に子育てに対する経済的負担感などを挙げる。23年度は、0~18歳の子ども一人につき1万円を独自に給付する。
 一般質問にはこのほか、佐野和也(育成)、斎藤和文(公明会)、深沢竜介(無会派)、辻村岳瑠(育成)の各氏も登壇した。

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