人馬一体、4年ぶり勇壮に流鏑馬 富士宮・浅間大社

 富士宮市の富士山本宮浅間大社は6日までの3日間、伝統の流鏑馬(やぶさめ)祭を4年ぶりに通常開催している。ハイライトとなった5日の神事流鏑馬式では、駆ける馬上から射手が次々と矢を放ち、人馬一体の妙技で観衆を沸かせた。

馬上から的を射抜く射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
馬上から的を射抜く射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
観衆の前で弓を引く射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
観衆の前で弓を引く射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
馬上から的を射抜く射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
観衆の前で弓を引く射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社

 狩り衣装をまとった小笠原流の射手たちが馬にまたがり、楼門前の馬場を次々に駆け抜けた。途中2カ所の約50センチ四方の的をめがけて矢を放った。4年ぶりの神事を見ようと集まった多くの観客が馬場の両脇を埋め尽くし、カメラを構えた。的が射抜かれる度に「おぉー」と歓声を上げ、拍手を送った。
 同祭は1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際に武運長久と天下太平を祈って流鏑馬を同大社に奉納した故事にちなむ。約100人が鎌倉時代の武者の装いで市内を練り歩く「練行」など、新型コロナウイルスまん延の影響で昨年まで中止していた行事も再開した。

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