“夫婦市”児童 富士宮―近江八幡 親睦深める 訪問団と宿泊交流

 夫婦(めおと)都市提携を結ぶ富士宮市と滋賀県近江八幡市の児童交歓会が24日、富士宮市で始まった。両市の代表児童計44人は26日まで2泊3日を共に過ごし、富士山トレッキングなどを通して親睦を深める。

横断幕を掲げて訪問団を出迎える富士宮市の児童(左)=同市の県立朝霧野外活動センター
横断幕を掲げて訪問団を出迎える富士宮市の児童(左)=同市の県立朝霧野外活動センター

 富士宮市内21校の代表児童と関係者が県立朝霧野外活動センターで近江八幡市の訪問団を出迎えた。「ようこそ」との横断幕を掲げ、バスから降りてくる一行を歓迎した。猪之頭小児童による地域伝統の「陣馬の滝太鼓」の勇壮な音で交流開始を祝った。
 初日はオリエンテーリングで打ち解け、世界遺産登録10周年を迎えた富士山について一緒に学んだ。25日は富士山5合目周辺を散策するほか、琵琶湖からくんできた水を霊峰に注ぐ。ご当地グルメ「富士宮やきそば」の調理も一緒に体験する。山宮小6年の植松平蔵君(12)は「富士宮の良いところをたくさん知ってほしい」と意気込み、訪問団の北浦慎之助君(11)は「富士宮の友達と最高の思い出を作りたい」と話した。
 開会式では富士宮ライオンズクラブが両市の児童にオリジナルデザインの手ぬぐいを贈った。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

 

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