富士の課題、市民の視点で 未来塾生、活動案を発表

 富士市は14日、市民活動の担い手の育成や発掘を目的とした「FUJI未来塾」8期生の公開プレゼンテーションを同市の市民活動センター「コミュニティf」で開いた。受講生12人が独自の発想を市職員や地元住民に伝えた。

地域の課題を解決する企画を発表する受講生=富士市のコミュニティf
地域の課題を解決する企画を発表する受講生=富士市のコミュニティf

 受講生は4チームに分かれ、4回の講座で課題や活動案を練ってきた。自動体外式除細動器(AED)の理解促進を主題に据えたチームは、市内の設置場所を地図アプリに落とし込み、宝探しゲームを通して市民に場所を知ってもらう企画を発表した。子どもがAEDを身近に感じられるほかに「まち散策で地元に愛着が湧くのではないか」と、効果を説明した。
 耕作放棄地増加の課題と向き合った2チームは、ドローンの国家試験の練習場に転換する案や、やる気のある担い手とのマッチング支援を挙げた。
 商店街の活性化を目指して20歳前後の若者たちの起業を応援をする提案もあった。

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