プロリーグダンサー KAI→さん 「活躍し魅力広める」 地元富士宮市長に意気込み
ダンスのプロリーグ「Dリーグ」で活躍する富士宮市出身のダンサー「KAI→」(本名・山田海士朗)さん(23)が21日、市役所に須藤秀忠市長を訪ね、「プロとしての責任を胸に、ダンスの魅力を広めていきたい」と意欲を語った。
発足3年を迎えたDリーグは、12チームが8人編成による約2分間の演技で審査員と視聴者の採点を競う。KAI→さんが所属する「サイバーエージェント レジット」は個々の優れた技能を生かし、昨年10月から今年4月にかけて行われた2022-23シーズンで初優勝を飾り、上位チームによるチャンピオンシップで準優勝になった。
昨季まで下位だったチームが上昇した理由についてKAI→さんは「仲間の個性をようやく理解し合えて演技に一体感が生まれた」と振り返った。
チームは主に都内で活動していて、地方のファンと交流する機会づくりを企画しているという。KAI→さんは「自分が大舞台に立ち続けることで、地元の子どもたちがダンスの楽しさを知るきっかけになれたらうれしい」と話した。須藤市長は「市内でダンスを親しむ子どもが増えている。憧れの存在でいてほしい」と激励した。