路線バス利用を若者にPR 富士見、吉原高生提案 沿線の魅力チラシに

 富士市の中心市街地を運行する路線バス「ひまわりバス」の利活用促進策を考えている富士見、吉原の両高校の生徒は11日、40歳以下の世代が魅力を感じるような知名度向上策を市などに提案した。

子育て世代を狙った宣伝を提案する生徒=富士市役所
子育て世代を狙った宣伝を提案する生徒=富士市役所

 市役所で活動報告会が開かれ、両校の生徒は、若年層に沿線の魅力を紹介し乗客の大半を高齢者が占める現状を抜け出すよう求めた。具体策として、富士見高生はバス停近くの飲食店をチラシにまとめた。QRコードで店舗紹介動画を見られる。吉原高生はバスで行ける自然豊かな公園の写真を路線図に組み込んだ。
 バスを運行する富士急静岡バスの後藤正貴業務部係長は「乗客に配れる。効果がありそう」と受け止めた。
 バスは富士駅循環と吉原中央駅循環の2路線。商店街と公共施設、病院を結び、市街地住民の移動手段を担う。しかし、両路線とも利用者の減少が続く。市は打開策を見いだそうと、初めて高校生をプロモーターに指名していた。

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