菜の花迷路出現 富士市大淵 園児がゴール目指して挑戦

 富士市大淵の約3千平方メートルの遊休農地に菜の花迷路が現れ、富士宮市の杉田幼稚園の年長、年中児47人が1日、迷路の攻略に挑んだ。

菜の花畑に出現した迷路を楽しむ園児=富士市大淵
菜の花畑に出現した迷路を楽しむ園児=富士市大淵

 園児は高さ2メートルほどの菜の花の壁を見上げて出口の方角を確認し、2人一組で手をつないで進路を決めながら進んだ。最短5分足らずで出口を見つけると「ゴールだ」と勢いよく走り抜けた。迷路の中で立ち止まり、黄色く咲いた花をじっくりと観察する園児もいた。菅谷芽生ちゃん(5)は「いっぱい咲いていてきれいだった」と喜んだ。
 迷路は遊休農地を管理する住民団体「次郎長ネットワーククラブ」が整備した。遊休農地活用策として2017年からヒマワリ畑を作っていて、緑肥作りを目的に今季から菜の花栽培を始めた。約3万株が順調に育ち「地元の子どもたちに見せたい」という意見から、4月28日に急きょ通路部分を刈り取った。
 2日は富士市の藤田幼稚園児が迷路に挑戦する。

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