おでかけの記事一覧
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渋川つつじ 楽しんで 11日から祭り 浜松市浜名区
静岡県指定天然記念物の渋川つつじ約4000株が自生する浜松市浜名区引佐町の渋川つつじ公園周辺で11、12の両日、渋川つつじ祭り(奥浜名湖観光協会、渋川つつじを愛する会主催)が開かれる。同会によると、9日現在で2、3割程度が紅紫色の花を咲かせている。 祭りは両日とも午前10時から午後3時まで。マルシェや音楽演奏、ひょっとこ踊りなどが繰り広げられる。同会の山本健爾会長(83)は「花だけでなく、きれいな葉の緑色も楽しんでほしい」と話した。 渋川つつじは葉が3枚ずつ輪生し、花びらも3輪ずつ開花するのが特徴。木々は4~6メートルになる。9日には引佐北部みさと幼稚園の園児が公園を訪れ、地域の花に親し
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口をパクパク、餌おねだり イシガキフグ幼魚、愛くるしさ人気 伊豆・三津シーパラダイス
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスで、かわいらしい姿のイシガキフグの幼魚が来園者の人気を集めている。 イシガキフグは特別展示水槽で飼育し、26日まで紹介。石垣のような模様が特徴で全長15センチほど、体にトゲがある。成魚になると最大約70センチにまで成長する。人が水槽越しに近づくと、餌を求めておちょぼ口を動かしたり、泳ぎ回ったりして愛くるしさを振りまいている。
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ボランティア丹精のバラ見頃 湖西・新居文化公園で220株 40株から地道に増やし開花
湖西市新居町の新居文化公園内にあるバラ園で、約70種類、220株のバラが見頃を迎えた。活動開始から9年目を迎えた地元のボランティア団体「新居文化公園バラの会」が週1回の手入れを続け、年々株を増やしている。6月ごろまで赤や黄色、紫色など多彩な花を楽しむことができる。その後も品種ごとに12月ごろまで順に花を咲かせる見込みという。 同公園は1982年に旧新居町の町制90周年を記念し、磐田市出身の世界的造園家・中根金作(17~95年)が手がけて整備された。バラ園には当初約400株が植えられたが、2010年の湖西市との合併後に管理が滞り、草が生い茂って約40本まで減少した。同会は16年の発足から地道
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「バイバイまた来るね」静岡県内Uターンラッシュ GW最終日、新幹線など混雑
ゴールデンウイーク(GW)最終日の6日、静岡県内の交通機関は鉄道を中心にふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンで混雑した。東海道新幹線の自由席乗車率は午前から100%を超えた。夕方まで高い水準で推移し、新型コロナウイルス感染症が5類に移行する前の昨年のGWのピーク時に比べて最大で30ポイント前後上昇した。連休後半は快晴に恵まれたこともあり、人出の多さを実感したとの声が聞かれた。 JR静岡駅は、スーツケースや土産袋を手にした利用客や見送りの人たちで混雑した。東海道新幹線の改札付近は午後1時過ぎから人の波が途切れることなく続いた。JR東海静岡支社によると、上りの「ひかり」は午前10時台に1
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焼津巡り、徒歩で自転車で 「3時間マップ」刷新 名所や史跡4コース
焼津市観光協会は市内を自転車や徒歩で気軽に巡るモデルコースを載せた冊子「3時間マップ」を3年ぶりに刷新した。JR焼津駅を発着点に史跡巡り、海と山、小泉八雲ゆかりの地、港周辺の四つのコースを地図と写真で紹介している。 いずれも自転車で1時間以内、徒歩で1~3時間で回れるコース。自転車は駅周辺などで借りることができる。焼津温泉を楽しめる11施設も掲載した。 マップは1万部発行し、駅南口に事務所がある同協会や市役所、市内の観光ホテルなどに置く。協会のホームページからダウンロードも可能。問い合わせは同協会<電054(626)6266>へ。 (焼津支局・市川淳一朗)
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中根庭園と新居宿巡るツアー 19日開催 湖西市【浜名湖花博2024】
一般社団法人湖西・新居観光協会は19日、浜名湖花博2024の関連事業として、世界的造園家の中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が湖西市新居町で手がけた庭園と旧東海道新居宿のまちを巡るツアーを開催する。参加者を募集している。 午前10時に同市新居町の観光施設「海湖館」を船で出発し、水路を通り洲崎橋で上陸したのち、新居関所や寺道、宿場町の小路(しょうな)などを巡る約3キロのコース。小松楼まちづくり交流館で昼食を取り、新居文化公園、新居図書館の日本庭園などを巡った後、再び船で海湖館に戻り、午後2時ごろに解散する予定。「湖西市・新居中根庭園を研究する会」のメンバーがガイドを務め、新居宿の歴史
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25日に「飛竜まつり」 手筒花火や物産展 浜松市浜名区
浜松市浜名区中瀬の天竜川中瀬緑地で25日、「第34回遠州はまきた飛竜まつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。同区の浜北商工会の会員らが協賛企業に告知ポスターを配り、PRしている。 手筒花火や飛竜太鼓、凧(たこ)揚げが楽しめる。多彩な特産品が並ぶ「水の道物産展」は、昨年よりも多い33団体が出店する。問い合わせは浜名区役所まちづくり推進課<電053(585)1116>へ。
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迫力の流鏑馬 勇壮な姿、観客魅了 富士宮・浅間大社
富士宮市の富士山本宮浅間大社は6日まで、伝統の流鏑馬(やぶさめ)祭を実施している。ハイライトとなった5日の神事流鏑馬式では、駆ける馬上から射手が次々と矢を放ち、勇壮な姿で観衆を沸かせた。 鮮やかな装束をまとった小笠原流の射手が馬にまたがった。多くの観客の前で楼門前の馬場を次々に駆け抜け、約140メートルの走路途中2カ所に置かれた54センチ四方の的を目がけて矢を放った。2射目はつがえることさえ難しいとされるが、射手は揺れる馬上で静に弓を引いた。馬場の両側に陣取った大勢の観客がカメラを構え、的が射抜かれるたびに歓声を上げて拍手を送った。 同祭は1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、武運
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「完全復活」浜松まつり、盛況の3日間閉幕 人出245万3000人 子ども凧揚げも熱気
凧(たこ)揚げ合戦や御殿屋台引き回しを繰り広げた浜松まつりは「こどもの日」の5日、子ども凧揚げなど小中学生らが主役になる多彩な催しを行った。新型コロナ禍に伴う飲酒禁止制限などが撤廃され、5年ぶりの「完全開催」となった祭りは、浜松を高揚感で包み込んで閉幕した。 「浜松まつりの完全復活を感じる3日間だった」。中央区馬込町の青山良和組長(56)は興奮した様子で振り返った。同町は今年、御殿屋台を新調して臨んでいて、「活気を取り戻した祭りの歴史を、新しい屋台とともにつないでいきたい」と意気込んだ。 子ども凧揚げに参加した半田山の加藤天誠君(11)=積志小6年=は凧揚会に所属する祖父母と父を目標に挙
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浜名湖花博 来場50万人達成 愛知の山本さん一家に記念品
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者数が5日、50万人に到達した。実行委はガーデンパークで記念セレモニーを行い、節目の来場者になった愛知県豊川市の山本佑香さん(41)の家族に記念品を贈った。 中野祐介浜松市長、県経済産業部の山本東参事が農産物の詰め合わせなどを贈り、ガーデンパークのキャラクターも登場してセレモニーを盛り上げた。長男の恭輔君(5)ら家族5人で訪れた山本さんは「きれいに咲いている花をゆっくり見て回りたい」と話した。 中野市長はガーデンパーク会場の会期が同日で折り返しを迎えたことを踏まえ、「後半戦ス
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祭典組織「玉匣社」命名150年祝う 磐田・久保町自治会が式典
磐田市中泉地区の久保町自治会(山田哲会長)は5日、祭典組織「玉匣(ぎょくこう)社」の命名150年記念式典を同地区の府八幡宮で開いた。地元住民ら約150人が神事などを行い、節目を祝った。 1873(明治6)年に「祭神の御霊(みたま)が宿る匣(はこ)山車がある」との意味で命名した当時の神職大場重光さんへの謝意を込め、子孫の大場祐子さん(78)に感謝状と、玉匣にちなんだ記念品を贈った。地域の子どもたちは祭りばやしに合わせ手古舞を奉納した。 山田会長は「時代が変わっても祭りで培う仲間意識や連帯感はまちの発展に欠かせない。これからの150年もつないでいってほしい」とあいさつした。式典前後には地区内
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御前崎市特産茶「つゆひかり」カフェ 12日まで店舗巡ってスイーツ堪能
御前崎市茶業振興協議会は市特産の茶品種「つゆひかり」の認知度拡大を図るため、市内の飲食店や製茶業者を巡ってお茶やスイーツを堪能するイベント「つゆひかりカフェ」を5月12日まで開催している。 市内の10店舗が参加。丸尾記念館ではつゆひかりの抹茶を無料でサービスする。その他の各店ではつゆひかり茶と甘味のセットを200円で提供する。同市門屋の「まるよ茶屋本店」ではつゆひかりを使ったまんじゅうを用意。担当者は「茶と相性抜群。口の中でフワッと広がる甘みを楽しんで」と話した。 3店舗以上を回ってスタンプを集めると、つゆひかり商品の10%引き券がもらえるほか、抽選で豪華なプレゼントもある。問い合わせは
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おまちで演劇や身体芸術、表現無限大 静岡でフェスティバル開催
演劇やパフォーミングアーツ(身体芸術)を野外で楽しむフェスティバル「ストレンジシード静岡」が4日、静岡市葵区の駿府城公園と中心市街地で開幕した。6日までの3日間、毎日12組が各所で公演する。 公園内の芝生エリアや東御門前広場などに加え、今年は市街地の青葉シンボルロードも会場になった。初日は多くの親子連れや演劇ファンが来場し、爽やかな風の中で演目を楽しんだ。 2016年に始まった同フェスは、23年から静岡県や静岡市、文化・経済団体でつくる「ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会」が主催する。昨年は延べ約2万4千人を動員した。フェスティバルディレクターのウォーリー木下さんは「静岡が(町中で上演
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ウナギや魚、手でキャッチ 湖西・海湖館でつかみ取りイベント
大型連休を迎えた湖西市新居町の観光施設「海湖館」で、湖西・新居観光協会が開催するウナギや魚のつかみ取りイベントがにぎわっている。親子連れなどが挑戦し、捕まえた魚をその場でかば焼きなどに調理して味わった。連休中の営業は6日まで。 子どもの膝下程度の深さに水を張った池に浜名湖産の養殖ウナギや遠州灘の定置網漁で水揚げされたクロダイ、ボラなどを放し、参加者が素手で捕まえるイベント。子どもたちは、足元をすり抜けるウナギや魚の動きに歓声を上げて追いかけた。 浜松市中央区の渚園キャンプ場に家族で滞在中という御殿場小6年勝俣智仁君(11)と同4年裕太君(9)の兄弟は、ウナギつかみに初挑戦。2人は「ぬめぬ
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川の駅・伊豆ゲートウェイ函南「より愛される場所に」 開設5周年で記念式典
函南町の川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で4日、開設5周年を記念する式典が開かれ、関係者がより多くの人に親しまれる場所になる決意を新たにした。大型連休中は多彩なイベントを催し、多くの来場者でにぎわっている。 川の駅は町が整備し、2019年4月にオープン。平常時は水辺を利用したにぎわい拠点として活用し、出水時は水防活動の支援拠点となる。年間を通じてマルシェやイベントを開くほか、20年度にキャンプ利用も可能にした。周辺住民や観光客の認知度が上がり、23年度は最多の約20万人が来場。5年間の累計来場者数は60万人を突破した。 式典には周辺市町や施設関係者が出席した。指定管理者JM社長の大竹弘孝名
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富士の新茶PR 5日までフェア 富士川楽座
富士市特産の茶をPRする富士山新茶フェアが4日、同市の道の駅「富士川楽座」屋外ふれあい広場で始まった。5日まで。 同市の茶業関連団体でつくる富士のお茶振興推進協議会の主催。東名高速道路上り富士川サービスエリアに直結する広場にブースを設け、会員の茶農家が生産した新茶を販売している。茶娘が試飲を勧めているほか、茶缶や茶菓子が当たる抽選会も実施している。 5日は午前10時から午後3時まで。
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季節感じる多彩な花木販売 裾野、5日まで「みどりまつり」
裾野市観光協会は4日、花と緑に親しむイベント「みどりまつり」を市中央公園で始めた。花木や飲食販売などが行われ、多くの家族連れでにぎわった。5日まで。 花木販売ではガーベラやパンジー、ヒマワリなど季節の花、ミニトマトやハーブの苗などが並んだ。焼きそばやかき氷などの店舗も出店。来場者は木陰で飲食を楽しんだり、店主に花の特徴や苗の育て方を聞いたりしてまつりを満喫した。 5日の午前11時と午後2時に餅まきを行う予定。まつりとこどもの日に合わせ、同公園近くの黄瀬川周辺に約150匹のこいのぼりを掲げている。
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浜松まつり開幕 大凧、空高く 5年ぶりの「完全開催」 会場にぎわう【動画あり】
浜松まつりが3日、浜松市中央区の凧(たこ)揚げ会場で開幕し、子どもの成長を願う多数の大凧が澄んだ青空に舞い上がった。新型コロナに伴う飲酒禁止などの制限が撤廃され、5年ぶりの「完全開催」となった今年は172町が参加。夜は華やかな御殿屋台の引き回しが市中心部で行われた。祭りは5日まで。 3日午前10時、開会とともに、各町の凧印が描かれた凧が一斉に揚がり、威勢のよいラッパや太鼓の音が響き渡った。法被姿の町衆やカメラを手にした見物客が詰めかけ、会場は熱気に包まれた。 主催する組織委員会によると、初日の人出は昨年を3万4千人上回る79万1千人。凧揚げ会場に36万人、屋台引き回しにに22万人、関連
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GW後半 静岡県内高速道で散発的な渋滞 新幹線は午前中を中心に上下とも混雑【動画あり】
ゴールデンウイーク(GW)後半の4連休初日の3日、好天に恵まれた静岡県内の交通網は観光客や帰省客で混雑した。 JR東海静岡支社によると、東海道新幹線は午前中を中心に上下とも混み合った。静岡駅発着のひかりの自由席乗車率は下りで最大150%、上りで最大140%に達した。こだまも下りで100%、上りで80%となった。 高速道や一般道は事故や混雑の影響で渋滞が散発的に発生した。静岡県警交通管制センターによると、新東名高速道下り浜松サービスエリアー新城インターチェンジ(IC)間で最長8・5キロ、東名高速道下り御殿場ICー駒門パーキングエリア間で5キロ、熱海市の国道135号や浜松市中央区の国道1号で
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「乾杯!」ビール片手に浜焼き堪能 熱海で祭り開幕、5日まで
熱海市渚町の渚親水公園で3日、大型連休恒例の「第11回春のあたみビール祭り」が開幕した。爽やかな青空の下で新鮮な海の幸とビールを味わおうと、大勢の行楽客が繰り出している。5日まで。 ビール祭りの名物「浜焼き体験」では、アジの干物やイカ串、未利用魚のさつま揚げなど7種を味わえる海鮮プレートを販売。家族連れや若者グループが冷えた飲み物で乾杯した後、七輪を囲んで熱々の海の幸を堪能している。 開催時間は午前10時~午後4時(5日は午後3時まで)。地元飲食店が焼きそば、から揚げ、かき氷などを売り出す。フラダンスや音楽バンド、ご当地キャラ「あつお」「まめっこ」などのステージ公演もある。
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富士山望むこいのぼり 富士宮・潤井川 28匹が遊泳
富士宮市穂波町の潤井川左岸で3日、こいのぼり28匹が掲げられた。富士山を背に大小さまざまなこいのぼりが空を優雅に泳いでいる。5日まで。 こいのぼりの設置は地元の「穂波寄り合い処Qちゃん」と子供会「穂波ストロング」による4年目の取り組み。住民有志から募ったこいのぼりは模様も大きさも異なるが、潤井川のせせらぎを聞いているかのように悠々と揺らめいている。
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子の成長願い「たんごまつり」 浜松市浜名区・井伊谷宮 5日まで
浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮で3日、子どもの健やかな成長と立身出世を祈願する「たんごまつり」が始まった。五月人形やこいのぼりなどさまざまな装飾が境内の各所に施され、多くの親子連れが参拝に訪れている。5日まで。 表参道の階段に甲冑(かっちゅう)を身にまとった人形や兜(かぶと)、刀などが並ぶ。同町の長山剛士さんが牛乳パックで手作りした徳川家康、井伊直政などの甲冑も展示された。一部は身に付けて写真撮影が楽しめる。地元の細江凧(たこ)の会が制作した和凧も紹介している。 午前10時から午後3時まで。4日午前10時半からは鉄製甲冑の着装見学が行われる。五月人形を除き、展示は5月末まで。
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掘り出し物見つけて 島田で5日まで骨董祭
島田市地域交流センター歩歩路で3日、第34回歩歩路骨董(こっとう)祭(実行委、まちづくり島田主催)が始まった。5日まで。 地元の古物商らが古道具や掛け軸、懐かしの玩具などを出品した。金谷地区伝統の「志戸呂焼」も所狭しと並び、江戸時代中期の茶つぼなどが目を引く。戦前の郷土資料やリメークにも使える古布なども人気を集め、会場は掘り出し物を探す愛好家でにぎわった。
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刺し身にあら汁 カツオ三昧 焼津さかなセンター祭り 5日まで
焼津市八楠の焼津さかなセンターで3日、コロナ禍を挟んで5年ぶりの開催となる「春の焼津さかなセンター祭り」が始まった。5日まで。 「カツオフェア」と銘打って企画したカツオの刺し身やあら汁の無料配布には来場者が長蛇の列をつくった。カツオのわら焼き体験もにぎわい、わらを入れて立ち上がった炎に約30センチの切り身を当ててあぶる工程に触れた。施設内の店舗にも大勢の客が詰めかけ、食事や買い物を楽しんだ。 開催は午前9時~午後5時。5日には焼津水産高の生徒による模擬会社「魚国」が出店する。
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静岡食材 楽しんで魅力体験 親子でイベントにぎわう 5日まで 静岡市駿河区
食を生かした「ガストロノミーツーリズム」を発信する「しずおか食彩フェスティバル」(静岡県文化財団、静岡県主催)が3日、静岡市駿河区のグランシップなどで始まった。食材の魅力に触れる多彩なワークショップが企画され、家族連れでにぎわった。5日まで。 3日間で計10種のブースが出展する。サクラエビやシラスの加工販売「ヤママル」(清水区)は、干しサクラエビのふりかけづくり体験を実施。片瀬裕一専務(44)は親子連れに名産の魅力を紹介し、「サクラエビを身近に感じてほしい」と願った。県内産の新茶2種をすすり茶で味わうブースも人気を集めた。 食をテーマに、工作などを楽しむ「グランシップこどものくに」も開催
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地域に6年ぶり祭りの声 島田で神明宮大祭
島田市稲荷地区で3日、3年に一度の神明宮大祭が行われた。新型コロナ禍で前回は中止になったため、6年ぶりに屋台の練り歩きや踊りの披露などのにぎやかな声が地域に響いた。 神明宮を発着点に屋台が引き回され、地域の子どもらが屋台の上踊りや地踊りを披露した。餅まきも行い、多くの住民が見守った。稲荷町公会堂にはこいのぼりも飾られ、屋台が方向転換しながら到着すると華やかな雰囲気に包まれた。 壮年会会長で屋台運営委員長の安本由さん(65)は「町内を元気づけることにつながればうれしい。地域の祭りを将来に残していきたい」と話した。
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【写真特集】浜松まつり’24 祝い凧にあふれる笑顔
浜松っ子が血をたぎらせる「浜松まつり」が3日、開幕した。青空の下、浜松市中央区の凧(たこ)揚げ会場では開幕の合図とともに、参加各町の大凧が一斉に舞い上がった。子どもの誕生を町内で祝う「万歳」のかけ声やラッパの音が響き渡り、凧場に笑顔があふれた。 (浜松総局・山川侑哉、写真部・二神亨、久保田竜平)
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農閑期の田んぼで花畑開放 松崎
松崎町那賀の農閑期の田んぼに色とりどりの花を咲かせる「田んぼをつかった花畑」(実行委主催)が5日まで開放され、観光客や地元の住民が花摘みを楽しんでいる。花畑は町の事業を引き継いだ住民有志が2019年から開催する恒例行事で、花を刈る前に毎年開放している。 花畑には、黄色のツマシロヒナギクや青色のヤグルマソウなどの花々4種が咲いている。3日は親子連れや子どもたちが多く訪れ、花を摘んで写真撮影を満喫した。花は6日以降に刈り取る予定で、田植え期間を迎えるという。 実行委は次回のイベント開催のため、入場時に協力金を募っている。1組500円から。
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御前埼灯台・点灯150年 照らす竹明かり 5日までイベント
5月で点灯開始から150周年を迎えた御前崎市の御前埼灯台で3日夜、竹明かりで幻想的な雰囲気を演出する催しが始まった。夜の灯台を観光資源に生かす初の試み。5日まで。 市内の観光関係者らでつくる民間団体が企画した。情報発信拠点「御前崎渚の交番」から灯台につながる全長約150メートルの石段の両脇にLEDライトが入った竹筒約400個を並べた。 午後6時半ごろ、日が沈み周囲が薄暗くなると、暖色の明かりがきらめきを放ち、灯台と“光の共演”が実現した。灯台前広場では飲食販売の露店が並び、観光客らでにぎわった。 団体代表の川口正洋さんは「今後も地域一体で御前埼灯台を盛り上げてい
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やらまいかブランド ソラモで5日までマーケット 浜松市中央区
浜松商工会議所が認定した地元事業者の特産品「やらまいかブランド」を販売する「はままちフレッシュマーケット」が3日、浜松市中央区の市ギャラリーモール・ソラモで始まった。5日まで。 出店したのは洋菓子店Mokara(モカラ)の「カヌレ」、和Olive(オリーブ)園の「オリーブオイル」など4品。期間中は浜松まつりの御殿屋台や凧(たこ)を展示する。マーケットは午前11時~午後6時。
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色鮮やか バラ見頃 散策や写真撮影楽しむ 浜松市中央区
浜松市中央区花川町の私設バラ園「ばらの都苑」で色とりどりのバラの花が見頃を迎えている。2日には花の写真を撮ったり匂いを嗅いだりして散策を楽しむ来園者の姿が見られた。 2700平方メートルほどの敷地に、赤や黄色のバラ約300種1500株が植栽されている。開花時期は例年並みで、全体では現在四分咲き程度。品種によってはすでに満開を迎えている。バラに交じってピンク色のシャクヤクも咲き、彩りを添えている。 同園は今年が開園25周年。苑主の天野和幸さん(83)は「花を見て喜んでいる姿を見られるのが何よりも励みになる。体力が続く限り挑戦を続けたい」と話した。
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古本とアート 銭湯で楽しんで 沼津・吉田温泉 4日まで
2016年に閉業した銭湯「吉田温泉」(沼津市吉田町)で4日まで、展示や出店のイベント「アートと本と珈琲と」が開かれている。 建物を管理する兼子京子さんが企画した。閉業後そのままの館内に、県東部のアーティスト7人が手がけた油絵や木彫り、写真、びょうぶ絵など多ジャンルの作品を展示。古本やコーヒーの出店のほか、浴槽近くに設けたステージでは音楽ライブや落語が上演され、レトロな空間とアートの調和を楽しむことができる。 兼子さんは不定期にイベントを開催している。「コーヒーや古本販売は初めての企画。今後もまちづくりについて語れるコミュニティースペースとして活用したい」と話した。
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浜松まつりで交通規制 3~5日、浜松駅北口や凧揚げ会場付近
浜松まつり組織委員会などは祭り期間中の3~5日、市中心部と凧(たこ)揚げ会場で交通規制を実施する。 御殿屋台の引き回しや練りが繰り広げられるJR浜松駅北口の繁華街周辺では、午後5~9時に車両の進入を規制する。 凧揚げ会場に近い国道1号の南側は、午前9時~午後4時に規制をかける。同会場付近にマイカー駐車場は設置しない。同駅と、飯田公園の臨時駐車場を発着点とする有料シャトルバスを運行する。 交通規制に関する問い合わせはコールセンター〈電053(456)3871〉へ。
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跳ぶ!駆ける!ミニチュアホース 富士サファリパーク、ダービー企画リニューアル
裾野市の富士サファリパークは、アメリカン・ミニチュアホースによるレース「サファリダービー」をリニューアルした。以前からある通常のレースに障害物レースを加え、小さな馬がかわいらしく跳躍する姿が人気を集めている。大型連休の6日までは毎日開催する。 ダービーは、5頭が同時にスタートし、1周約160メートルのコースを疾走する。障害物レースではさらに高さ約30センチの障害物をコース内3カ所に設置し、飛び越える。1着の馬を予想し、当たると景品がもらえる投票券を販売。2日も多くの親子連れらが声援を送りながらレースを楽しんだ。 大型連休以降は、冬季を除く土・日曜日と祝日に実施する。 (東部総局・田中秀
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松坂屋静岡店の水族館 利用客が決める入館料制度、7日から正式採用
松坂屋静岡店(静岡市葵区)内の都市型水族館「スマートアクアリウム静岡」は2日、利用客が満足度に応じて支払う入館料を決める「ポストプライシング」制度を、繁忙期を除く平日料金として正式採用すると発表した。7日から。 個人客が対象。観賞後にアンケートに答えて任意の料金を支払う。支払額に応じてオリジナルグッズや招待券を受け取れる。土日祝日は大人(中学生以上)1400円で従来と同額。 同水族館は開業以降、平日の客数が振るわず、一部から価格設定に疑問の声が上がっていた。このため同制度を2月~3月末に試験導入し、期間中の平日客数が前年同期比約5倍に伸び、売り上げは約2・5倍になった。 利用客からの要
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華やかなクリンソウ見頃 磐田・敷地里山公園
磐田市敷地の敷地里山公園でクリンソウの花が見頃を迎え、園内を華やかに彩っている。公園を整備する鈴木隆典さんによると、5月上旬ごろまで楽しめる見込み。 クリンソウは、寒冷地に見られるサクラソウ科の多年草。茎を中心に数段に渡って輪状に花を咲かせる様子が、仏塔の頂点を飾る「九輪」に似ていることから名付けられた。約2万5000平方メートルの園内には約600株が植えられ、赤や白、ピンク、紫色の花々が咲き誇り、見事なグラデーションを演出している。 入園無料。園内では薄桃色のウツギも咲き始めている。鈴木さんは「ゴールデンウイークに家族連れでぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。 (磐田支局・崎山美穂)
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思い出のリンクに別れ 県内唯一、浜松の屋内スケート場6日まで 58年の歴史に幕
「たくさんの思い出をありがとう」-。6日に閉館して58年の歴史に幕を下ろす浜松スポーツセンター(浜松市中央区)のスケートリンクに大勢の地元住民らが足を運んでいる。県内唯一の屋内スケートリンクで、温暖な静岡にあって気軽にウインタースポーツを楽しめる施設として長年親しまれてきた。地元のスポーツチームの練習拠点として、オリンピアンも輩出した。大型連休を迎えて、思い出の施設との最後の別れを惜しんでいる。 連休後半前の2日、スケートを楽しむ家族連れやカップルらの姿が目立った。親に手を引かれながら恐る恐る氷上に足を踏み入れる子ども、悠々と滑走する常連客。リンク上には笑顔が広がった。 施設の職員による
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大型犬もドッグラン ぐりんぱにオープン 裾野市
7月に開園20周年を迎える富士山2合目の遊園地「ぐりんぱ」(裾野市須山)はこのほど、ドッグラン「わんダフル グリーンパーク」をオープンした。入園はこれまで体の高さ50センチ以下としていたが、大型犬を含む全ての種類を入園可能にした。 約3千平方メートルの敷地に小型犬用、中・大型犬用、全犬種用の三つのエリアを設けた。それぞれフェンスで囲まれ、リードなしで遊ばせることができる。水飲み場や足洗い用のシャワー、富士山を背にした写真撮影スポットも用意した。 運営する富士急行グループはペットと一緒に楽しめる施設づくりを進めている。担当者は「家族の一員の愛犬とたくさんの思い出をつくって」と話す。中型犬ま
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「三方原馬鈴薯」のコロッケ販売、PR JAとぴあ浜松【浜名湖花博2024】
JAとぴあ浜松の馬鈴薯(ばれいしょ)部会青年部はこのほど、浜松市特産の「三方原馬鈴薯」をPRしようと、浜名湖花博2024の浜名湖ガーデンパーク会場(同市中央区)で三方原馬鈴薯を使ったコロッケを販売した。 生産者が監修し、ほくほくした食感が特徴の「男爵いも」と本県産牛肉を素材に調理した。1個200円で、千個を用意。幅広い年代の来場者から好評を得た。 同部は市内小学校での食育講座や、イベントでのコロッケ販売ブース出店を通して発信を強化している。中村光太副部会長は「これからも認知度を高めるため、さまざまな活動を行っていきたい」と意気込んだ。
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狩野川に稚アユ放流 地元漁協 6月8日、釣り解禁へ
狩野川のアユ釣りが解禁される6月8日を前に、伊豆の国市の狩野川漁業協同組合は1、2の両日、伊豆、伊豆の国両市内の同川と支流に、稚アユ計約1500キロを放流した。 体長約10センチ、8~10グラムほどの稚アユを6地点で放流した。組合員がホースを使い次々放つと、稚アユは勢いよく泳ぎ回った。カワウによる食害を避けるため午後に放流した。 6月3、4の両日は伊豆の国市の神島橋付近、伊豆市の矢熊橋付近などで体長約15センチ、20~40グラムほどの人工海産成魚計1500キロも放流する。解禁後に川の状況を見ながら追加放流も検討するという。
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移り変わる光 色で表現【浜名湖花博2024 花が作る景色 ㊤浜名湖ガーデンパーク編】
浜松市中央区の2会場で開催中の「浜名湖花博2024」。2004年に開かれた花博の20周年を記念し、6月までの期間中、各会場に新設、再整備された庭や花壇が美しい姿を見せる。現場を訪ね、花が織りなす風景を専門家の視点で解説してもらった。今回は浜名湖ガーデンパーク編。(生活報道部・西條朋子) 園内の最奥に広がる「印象派庭園花美[はなび]の庭」は、04年の花博でフランスの印象派画家クロード・モネのジヴェルニーの自宅の庭を再現したのが始まり。閉幕後は都市公園に引き継がれ、刻々と変化する自然の躍動感を植物で表現してきた。長年管理責任者を務める佐原宏康さん(62)が案内してくれた。 花の庭 庭園内
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小さなテントウムシの奥深い世界 磐田・竜洋昆虫自然観察公園が企画展
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は5月26日まで、国内のテントウムシを紹介する企画展「テントウムシ展」を開いている。 職員が市内を中心に国内で捕獲した約20種を展示している。同公園の草むらなど身近に生息するナナホシテントウやナミテントウをはじめ、鮮やかな体色のキイロテントウ、体長1センチを超えるハラグロオオテントウといったさまざまな種類が並ぶ。冬眠だけでなく「夏眠」をする生態や名前の由来を説明する掲示物も設けた。担当職員の荒井克也さん(25)は「同じように見えても、観察するとさまざまな違いがある。奥深い世界を知ってほしい」と話している。 期間中はカメムシのミニ展示も同時開催している。
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「唯一無二のフジの演出」 花博・夜間ライトアップを浜松市長視察
浜松市の中野祐介市長は28日夜、「浜名湖花博2024」が開催中のはままつフラワーパーク(中央区)を訪れ、夜間ライトアップされた「虹のフジのトンネル」などを視察した。同施設を設計した同園の塚本こなみ園長の説明を受けながらトンネル内をゆっくりと歩き、見頃のフジに囲まれ、甘い香りが漂う幻想的な世界を楽しんだ。 施設は全長約50メートル。藤棚の側面にもフジを配置し、フジに包まれる感覚を味わえる空間に仕立てた。3色のフジがグラデーションのように連なり、トンネル外から見ると、「虹」のように表現されている。夜間はライトでフジが優美に照らされ、「インスタ映え」するスポットになっている。 塚本園長は「遊び
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組み立てたくなる? 静岡・久能山東照宮で「プラモデル風御朱印」頒布
徳川家康をまつる久能山東照宮(静岡市駿河区)は5月5日の「模型の日」に合わせ、プラモデルの部品群「ランナー」をモチーフにした御朱印(初穂料千円)を頒布している。 家康の愛刀「ソハヤノツルキ」や徳川家の家紋「三つ葉葵」をプラモデルの部品風の切り絵に仕上げ、台紙にはめ込んだ。 権禰宜(ごんねぎ)の海野貴嗣さんは「城や神社を造るため家康公が全国から集めた優秀な職人が駿府に居着いたことが、模型産業発祥のきっかけになった。御朱印を通して歴史を知ってもらえれば」とPRした。 数量限定で、頒布の期間は3~4カ月間を見込んでいる。1人5枚まで。
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超人パワーで商店街に活気を! キン肉マンミュージアムin沼津オープン
人気漫画「キン肉マン」の全国初となる常設施設「キン肉マンミュージアムin沼津」が29日、沼津市中心部の沼津仲見世商店街に正式オープンした。全国から訪れたファンが、一時代を築いた作品の世界に浸った。 午前10時の開館の2時間前、整理券配布時には約130人が並ぶ人気ぶり。ミュージアム館長でプロレスラーのミノワマンZさんが、ファンと握手して出迎えた。館内には、キン肉マンやテリーマンをはじめ人気キャラクターの等身大フィギュア11体などが展示され、来館者はポーズを取って記念撮影した。 午前5時半から並んだ札幌市の会社員永嶋孝光さん(48)は「原画が間近で見られて良かった」と喜んだ。親子で訪れた伊豆
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30日から新茶フェア 荒茶風緑茶など販売 JA大井川藤枝工場
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場は30日から5月31日まで、新茶フェアを行う。1日からは目玉商品の袋詰め荒茶風新茶セットを通信販売する。 荒茶風新茶は工場小売店舗で1袋320グラムを税込み1000円、通販は1袋350グラムで3セット3564円、6セット6804円、12セット1万3284円(いずれも送料と代引き手数料込み)で取り扱う。初摘み新茶や200個限定の新茶と茶ようかんの詰め合わせなどをそろえたほか、5月中旬からは藤枝親茶(しんちゃ)も発送を開始する。 鈴木良則工場長は「味と香りが乗った良いお茶ができた」と話す。問い合わせは工場<電0800(200)5511>へ。
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特定小型原付のルール学ぶ 浜松中央署など 学生らに講習
浜松中央署などはこのほど、電動キックボードなど特定小型原動機付自転車の乗車ルール講習会を浜松市中央区の県自動車学校浜松校で開いた。静岡大浜松キャンパスの大学生ら約30人が参加し、座学や乗車体験などで学びを深めた。 担当者が最高速度20キロ以下で、車体の大きさや出力の上限が定められた特定小型原付の区分を紹介。16歳以上なら運転免許なしで運転できると解説した。参加者はヘルメットを着用した上で電動キックボードの乗車体験に臨み、操作性などを確かめた。 運転を体験した同大情報学部2年の加藤姫奈さん(19)は「予想以上にスピード感があった。道路で乗る機会があれば、気を付けて走行したい」と話した。
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「キン肉マンミュージアム」きょう開館 沼津のリングに稲妻走る セレモニーに作者・ゆでたまごさん
人気漫画「キン肉マン」の全国初の常設施設「キン肉マンミュージアムin沼津」が29日、沼津市大手町の沼津仲見世商店街で開業した。28日には現地でセレモニーが開かれ、2人組の作者「ゆでたまご」の嶋田隆司さんは「ファンの発信基地になってほしい。開館を機に、商店街がにぎわうようになるとうれしい」と期待した。 嶋田さんが友人のオーナーから打診され、開館が実現した。嶋田さんは「キン肉マンランドを作るのは(主人公のキン肉)スグルの夢だった。若い世代や海外のファンも来てほしい」とあいさつした。1階のグッズ販売コーナーとフリースペースは入場無料。有料の2階に複製原画45枚(撮影不可)や等身大フィギュア11体
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秋川雅史さんの歌声、フラワーパークに響く 音楽家・鈴木さん(浜松出身)とコンサート
「浜名湖花博2024」が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で28日、テノール歌手秋川雅史さんと同市出身の音楽家鈴木豊乃さんによるコンサート(実行委員会主催)が開かれた。 2人は花で彩られた大温室クリスタルパレスの特設会場に登場した。秋川さんは鈴木さんのピアノ伴奏で「オーソレミオ」や「千の風になって」など7曲を披露。迫力に満ちた歌声で、温室内の聴衆と屋外のモニター前に集まった来園者を魅了した。 最後に同園の塚本こなみ園長が作詞して鈴木さんが作曲した新曲「花みどりのうた」を初披露し、会場から大きな拍手が湧き起こった。
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個性あふれるネコちゃん見に来てニャ~ 写真展、静岡市で5月6日まで
全国で活動するネコ写真家8人によるグループ展「ネコの写真展」が28日、静岡市葵区呉服町の「ギャラリー青い麦」で始まった。5月6日まで。 静岡県や大分県、東京都などで活動する写真家たちが、レンゲ畑や線路脇、港や離島などさまざまな場所で暮らすネコのありのままの表情を収めた約80点を展示した。離島に暮らすネコの様子を360度見渡せるVR体験も用意している。 都内を中心に活動する主催者の利根川キヨシさん(57)=同市清水区=が、地元の人にも作品を楽しんでもらいたいという思いから企画し、今年で3回目を迎えた。利根川さんは「個性豊かな力作がそろっている」と来場を呼びかけた。 期間中、葵区呉服町や
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子の成長願い つるし飾り3000個 伊豆の国・おおとり荘
端午の節句を前に、伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」で、男児の成長を願うつるし飾りが展示されている。宿泊客以外にも公開されている。 こいのぼりをはじめ金太郎やかぶと、熊といった動物などの多彩な縁起物の作品を天井からつるし、来館者を楽しませている。地元の大仁女性の会と天城しゃくなげの会の手作りで、約3千個が並ぶ。大仁女性の会の海瀬俊子会長は「連休前から多くの方に見ていただき、併せて伊豆長岡の観光も楽しんでほしい」と話した。 一般公開は正午から午後3時まで。5月6日まで飲み物と温泉まんじゅうのサービスもしている。展示は同31日まで。
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サイクルスポーツセンターで餅・菓子まき 29日にもイベント
伊豆市大野の日本サイクルスポーツセンター(CSC)で28日、餅まき・菓子まき大会が開かれた。29日まで開催されるゴールデンウイーク前のイベント「サイクルカーニバル」の催しで、静岡県内外から多くの来場者が詰めかけた。 子ども、大人の部に分かれ、CSC職員が用意された紅白餅約4500個と菓子2千個をまいた。CSCのオリジナルキャラクターをあしらったマスクも投げた。レストラン棟の2階から下の広場に向かってまき、来場者たちは一斉に手を伸ばした。 29日午後2時から、縦回転ブランコ「サイクルスインガー」で回転数を競うぐるぐるチャンピオンシップが行われる。参加無料。
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狩野川沿い泳ぐ♪こいのぼり 5月5日まで、イベントも
沼津市と清水町の狩野川河川敷2カ所で28日、こいのぼりの展示が始まった。ともに「こどもの日」の5月5日まで空を泳ぐ。 同市の狩野川左岸河川敷では「こいのぼりフェスティバル」(実行委など主催)が開幕した。市中心部のあゆみ橋から御成橋の間に約120匹が揚がった。市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」や干物柄のこいのぼりも人気を集め、家族連れでにぎわった。4、5日は親子向けイベントを開く。 同町徳倉の狩野川ふれあい広場で開かれた「鯉のぼりフェスタ」(町主催)では、親子13組がこいのぼり約200匹を掲げた。町スポーツ協会によるスポーツ体験ブースが設けられ、子どもたちが汗を流した。
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GW初日で行楽地にぎわい 静岡県内にも人の波 コロナ明け実感、節約志向の観光客も
ゴールデンウイーク(GW)が始まった27日、静岡県内は雨や曇りの空模様となったが、行楽地や交通機関は県内外からの家族連れなどでにぎわいを見せた。新型コロナウイルスの5類移行からほぼ1年がたち、新幹線や飛行機の利用状況は復調を示すものの、初日はGWの日並びや天候の影響もあってか出足がいまひとつの施設も。記録的な円安や物価高を踏まえて節約志向の観光客も目立ち、旅行先選びも分散化している。 沼津市の沼津港は昼前後を中心に混雑し、飲食店や物販店が並ぶ通りは人の流れが絶えなかった。駐車場には首都圏や中京圏ナンバーの車両が並んだ。名古屋市から訪れた公務員梶原英彦さん(50)は「昨年は人混みを避けていた
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針金、刺しゅうで動植物表現 アイデア競う合同作品展 静岡・駿府博物館
針金アーティストMASASHI(マサシ)さんと、立体刺しゅう作家PieniSieni(ピエニシエニ)さんの合同作品展「素材にいのちを吹き込む―針金とフェルトの世界」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が27日、静岡市駿河区の同館で開幕した。身近な素材の特徴を引き出して動植物の姿を表現する2人が、技巧とアイデアを競っている。 色とりどりの針金を使ったマサシさんの大小の人形約280点と、フェルトと刺しゅう糸で本物と見まごうばかりの草花やキノコ、昆虫などを制作するピエニシエニさんの代表作約80点がそろった。 博物館での展覧会は初というピエニシエニさんは「モチーフをよく観察し、表現方法を試行
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里山舞台に演劇披露 「ふじのくに⇄せかい演劇祭」静岡市で開幕 5月6日まで上演
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」が27日、静岡市内で始まった。5月6日まで、国内外の5作品を上演する。 同市駿河区の舞台芸術公園で開幕を飾ったのは、昔話「かちかち山」が題材の回遊型演劇「かちかち山の台所」。約50人の観客は三つのグループに分かれ、同公園がある平沢地区を散策しながら、寺や畑などで繰り広げられるパフォーマンスを鑑賞した。 長女(6)と参加した岡田真里さん(42)=同区=は「壮大な内容にびっくりした。住んでいる場所の近くにこんなに自然豊かな所があったのだと気付くこともできた」と話した。 期間中の5月3~6日には葵区の駿府城公園でSPAC
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「謎解き」「散策」親子で楽しく自然体験 浜松市引佐で28日まで
浜松市浜名区引佐町の市かわな野外活動センターは27日、施設の散策や工作活動などを展開する「かわなオープンデー」を同センターで実施した。多くの親子連れが訪れ、自然体験を満喫した。28日にも午前10時から午後4時まで行う。 クイズに答えながら施設内を巡る「謎解きラリー」や、所員の案内で森林に関する学びを深める「かわな自然散策」などが行われた。クラフト体験では、子どもと保護者が協力しながら小刀で竹を削り、太さの異なる2本を組み合わせて笛を制作した。 参加費300円。自然散策とクラフト体験は午前10時半から、午後1時半からの2回行う。問い合わせは同センター<電053(544)0219>へ。
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クラフト作家、静岡市に集結 多彩な手作り品、29日まで展示販売
静岡県内外のクラフト作家らが集まる「静岡アートフェスティバル」が27日、静岡市葵区の葵スクエアで始まった。約40ブースが軒を連ね、洋服や木工品など多彩な手作り作品を展示、販売している。29日まで。 鹿児島県の種子島に陶房を構える陶芸家木下裕一さん(63)はうわぐすりを使わず高温で焼成する「焼き締め」の技法を用いて、皿やコップの色味などにこだわったという。同市清水区のアクセサリー作家太田有紀さん(26)が、サクラ貝やシーグラスなどで制作したピアスやイヤリングも来場者の関心を集めている。 主催する浜松市の文化団体「ヴァン・ヴィジョン」の村木恵子代表(76)は「個性あふれる作品ばかり。じっくり
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沼津最大の園芸市開幕 生花や苗木、28日まで展示販売
沼津市最大の園芸市、みどりまつり(市緑化推進実行委員会主催)が27日、同市のキラメッセぬまづで始まった。来場者が花と緑に親しんだ。28日まで。 市内外の生花店など31団体が生花や苗木、盆栽などを展示販売した。飲食を含めた出展者数は過去最多の61。フラワーアレンジメントなどの体験教室もあり老若男女が楽しんだ。 28日は午前10時~午後3時。正午から珍しい花のオークションを行う。
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カラオケで熱海のまちを活性化 GP大会開幕 29日まで
歌の力で熱海のまちを活気づけるイベント「熱海カラオケグランプリ」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、熱海市渚町の熱海親水公園で始まった。熱海代表を含む全国各地の計100人が自慢の歌声で競い合い、親睦を深める。29日まで。 大会には千人超の応募があり、予選会や推薦を経て熱海代表34人と全国代表66人が本選の出場権を得た。28日まで準決勝、29日に決勝を行う。小学生やホテル支配人、漁師、飲食店員、シニア向けマンションの80代利用者など幅広い分野の個性派がそろい、ポップスや演歌、アニメ曲などで美声を響かせる。 同市伊豆山に2023年10月、音楽拠点「123ミュージック」を設立
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ニジマス「捕ったど~」 天竜川沿い、29日まで子ども向け釣りイベント
天竜川漁業協同組合(浜松市天竜区)が27日、催し「子ども釣り広場」を浜松市浜名区の浜北大橋下を流れる天竜川沿いで始めた。18歳以下の子どもが無料でニジマス釣りを楽しめる。29日まで。 子どもたちは用意した生き餌やルアー、仕掛け付きの釣りざおで釣りを楽しんだ。体長25センチを超えるニジマスを釣り上げた聖隷クリストファー小(同市中央区)3年の井口タ緒さんは「川での釣りは初めてだったけど、たくさん釣れて良かった」と声を弾ませた。 漁協が釣りに親しんでもらうために例年企画し、28日までにニジマス計300キロを放流する予定。事前予約不要。19歳以上の家族や知人が付き添い、釣り上げた後の作業などを手
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地元産の新茶がずらり 来場者でにぎわう 掛川・とうもんの里
掛川市山崎の農村文化発信施設「とうもんの里総合案内所」で27日、恒例のとうもん新茶まつりが始まった。地元産の新茶の試飲サービスや農産物販売を展開し、大勢の来場者でにぎわった。28日まで。 掛川と袋井の両市から各種の新茶が届いた。施設を運営するNPO法人とうもんの会のメンバーは、ホットプレートを使った製茶を実演した。山下みさお理事長は「天候不順で新茶がそろうか心配だったが、間に合って良かった。田園の風景を守っていきたい」と話した。 雨の影響で、茶娘衣装の着付けと茶摘み体験は28日に延期した。
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ふじのくに⇄せかい演劇祭、27日開幕 安部公房代表戯曲など通し稽古 静岡市でSPAC
国内外の舞台芸術作品を紹介する静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」が27日に開幕するのを前に、26日、各作品の通し稽古が静岡市駿河区の舞台芸術公園などで行われた。 SPACと鳥取市を拠点にする劇団「鳥の劇場」の共同作「友達」の出演者やスタッフは同公園内の野外劇場で、実際の開演時間に合わせて最終確認をした。同作は今年生誕100年の作家安部公房の代表戯曲で、「鳥の劇場」の中島諒人芸術監督が演出した。中島芸術監督は「人間が生きるためには集団が必要な一方で自由を求めるという葛藤は、現代社会に通じる。二つの劇団の素晴らしい俳優の個性を引き出せるよう心がけた」と話し
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「あわしまマリンパーク」7月再開へ 前経営者から体制刷新 今村新社長が会見
2月に閉館した沼津市の離島・淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」運営会社の新社長に就任した放送作家今村クニト氏(54)が26日、市内で記者会見を開き、早ければ7月に再オープンする意向を明らかにした。同館のオーナー会社が保有する全株式を取得したことも公表。施設の所有権や負債に関する問題解決を急ぎ、有志による支援団体を新設して営業再開にこぎ着ける考えを示した。 今村氏側によると、同館のオーナー会社だった「オーロラ」側が保有していた全株式は、関係会社を通じて今村氏に譲渡する契約を今月12日に締結。オーロラの竹原虎太郎氏が運営会社「淡島マリンパーク」の代表取締役を辞任し、今村氏が代表取締役に就
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熱川温泉にこいのぼり 5月6日まで 東伊豆町
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は26日、伊豆急行伊豆熱川駅近くにこいのぼりを設置した。大型連休期間中の観光客を楽しませようと10年以上前から続く温泉街の恒例行事。5月6日まで設ける。 駅前の河川の上に長さ50メートルほどのロープ2本を渡し、約50匹が春風にはためく。こいのぼりはこれまでに地元や近隣の住民から提供を受けた品々。設置初日から早速、散策していた観光客らが春らしい風景に足を止めていた。 周辺では、台湾の観光地・九份(きゅうふん)を模して現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設する取り組みも実施している。
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ツツジが見頃 ピンクや白の花の波 熱海・姫の沢公園でまつり、150匹のこいのぼりも
熱海市伊豆山の姫の沢公園で5月6日まで、大型連休に合わせたイベント「つつじ・こいのぼりまつり」(姫の沢公園パートナーズ主催)が開かれている。 高低差50メートルの斜面を中心に植栽されている6万株のツツジのうち、5~6割程度が見ごろを迎えた。ピンク、紫、白など色鮮やかに咲き誇り、来園者を楽しませている。5月6日の「こどもの日」を祝うために掲出された150匹のこいのぼりも観賞できる。 5月3~5日は熱海で活動する音楽バンドや太鼓保存会、ダンス教室などがステージ発表を行い、同3日には伊豆箱根鉄道のミニ電車の乗車体験を催す。 問い合わせは同パートナーズ<電0557(83)5301>へ。
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島田の夏の風物詩「大井川大花火大会」 今年は8月1日開催
島田市観光協会は26日、島田の夏の風物詩「第37回大井川大花火大会」を8月1日に開催すると発表した。大井川の両岸からスターマインなど約1万発の花火を打ち上げる。 例年8月10日に実施しているが、天候不順で延期することも多かったため、日程を早めた。時間も例年より15分早めて午後7時から打ち上げを開始する。予備日は8月10日。 会場は県道島田岡部線大井川橋-JR東海道本線大井川鉄橋間の河川敷。河川敷内に出店エリアを設ける。ホームページなどで出店者を募る予定。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
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光る技術 アルミのバラ 薄く複雑な花びら再現 5月2日からガーデンパーク会場で展示【浜名湖花博2024】
浜松市中央区で開催中の「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場に5月2日から、コンピューター断層撮影(CT)や金属3Dプリンターで造形した「アルミのバラ」がお目見えする。薄くて複雑な花びらの形状を金属で再現し、「ものづくりのまち」の高い技術を広く発信する。 アルミのバラは長さ約20センチ、重さ45グラムで花びらの大きさは約8センチ。同市浜名区の静岡県浜松工業技術支援センター内デジタルものづくりセンターが製作した。 製作方法は、実物のバラをエックス線CT装置で撮影し、70%ほどの大きさに縮小してデータ化。アルミの粉末を厚さ60ミクロン(1ミクロンは千分の1ミリ)で敷き、3Dプリンタ
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春スキーへ準備万端 27日オープン 静岡市葵区・リバウェル井川
静岡市葵区の市営スキー場「リバウェル井川」は26日、27日から開始する春スキー営業に向け施設の整備作業を行った。5月26日までの土、日、祝日に営業する。入場無料。 作業には、同施設を管理する「リバウェル井川運営組合」(大代竜彦組合長)の組合員10人ほどが参加。全長約200メートル、幅約16メートルのゲレンデに敷かれたスノーマットを整備し、レンタルスキーを点検した。大代組合長は「山々の新緑も美しく風も気持ち良い季節。ぜひ、遊びに来てほしい」と来場を呼びかけた。問い合わせは同スキー場<電054(260)2316>へ。
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27日からでサイクルカーニバル レースや餅まき 伊豆・CSC
伊豆市大野の日本サイクルスポーツセンター(CSC)は27~29日、ゴールデンウイーク前のイベント「サイクルカーニバル」を開催する。 27日はおもしろ自転車レース、28日は餅約4500個、菓子2千個を用意した餅まき・菓子まき大会、29日は縦回転ブランコで回転数を競うぐるぐるチャンピオンシップを行う。いずれも参加無料。問い合わせはCSC<電0558(79)0001>へ。
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バラ1100品種6000株 「絵画の風景」 河津バガテル公園 28日から「まつり」
1100品種6千株が植栽された河津町のバラ園「河津バガテル公園」で28日、「春バラまつり」が開幕する。園内約3万平方メートルに植えられた多彩なバラの数々が期間中、来訪者を出迎える。6月30日まで。 左右対称の幾何学模様が印象的なフランス式庭園では、早咲き品種の一部が既に花を咲かせた。小ぶりでかれんな「オールドブラッシュ」や、赤色と黄色が混じり合った鮮烈な色合いが目を引く「つるチャールストン」などが彩る。同園によると、生育状況は例年より若干早く、大型連休明けごろに全体的な見頃を迎えそう。 職員の柏崎亨さん(53)は「絵画のような風景を是非楽しんでほしい」と来訪を呼びかけている。 園内のシ
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富士山麓にピンクのじゅうたん シバザクラ見頃、桜と共演も 山梨・富士本栖湖リゾート
「富士芝桜まつり」開催中の富士本栖湖リゾート(山梨県富士河口湖町)でシバザクラが見頃を迎え、ピンクのじゅうたんが富士山麓を彩っている。寒さの影響で開花が遅れていた桜との共演が、訪れた人たちを喜ばせている。 約1万5千平方メートルに7品種約50万株が咲く。今年のテーマ「息をのむ、ピンク。」に合わせ、ピンクの品種を増やした。ピークが異なる複数の品種を集めたエリアも設け、長く楽しめるようにした。 3月以降の気温が低く、例年に比べゆっくり開花。大型連休の後半に満開になる見込み。桜との共演は大型連休前半まで楽しめそう。 富士山と池を組み合わせた構図で写真撮影する来園者が多いという。絵本の世界を思
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中央区の蔵泉院 29日に「まつり」 浜松市
浜松市中央区西ケ崎の蔵泉院は29日午前10時から午後3時まで、地域交流イベント「こくうぞうまつり」を開く。新型コロナ禍の影響で5年ぶりの開催。 地域の子どもたちに日本文化に触れてもらおうと、紙芝居や日本舞踊、着物試着などのレトロ感あふれるイベントを開催する。 10台ほどのキッチンカーや駄菓子屋も出店し、来場者に楽しんでもらう。
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メンダコもなか 飲み物に“ぷかり” 沼津港の新土産発売
深海生物が題材のスイーツを販売するしーらかんすCafe(沼津市千本港町)はこのほど、沼津港の新土産「メンダコぷかりん」を発売した。ココア、抹茶ラテ、コーンスープ味の3種の粉末が入ったメンダコ型もなかを、飲み物に浮かべて楽しめる。 きっかけは2022年に発売した「めんだこプリンアラモード」のヒット。ひれが揺れる様子のかわいらしさからSNSで話題を呼んだが、量産化が難しかった。より手軽に入手しやすいメンダコのお土産として開発した。 「ぷかりん」は、浮かべて飲むとメンダコが顔に近づくのが特徴。矢島伸浩社長(61)は「展示でなかなか見られないメンダコを、身近に感じてほしい」と話している。1個55
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沼津観光しながら「ふるさと納税」 飲食やレジャーが返礼品に、サービス料に応じてその場で寄付 全国初の取り組み
沼津市は25日、現地寄付型ふるさと納税システム「ふるさとGO」の運用を開始した。返礼品は地元ならではの飲食やレジャーなど現地で受けるサービス。チケット型でなく、その場のサービス料に応じて寄付額を算出するのは全国初という。同市のふるさと納税の寄付額は近年急増し、今回の新たな取り組みで充実を図る。 システムを取り入れる店は沼津港を中心とした八つの飲食店。一大観光地と連携することで、広くサービスをPRする。 導入初日の25日、沼津港内のすし屋「すし処 古川」には、システムを開発、運営する「マイウェイ」や事業に協力する関係者ら約15人が集まった。店舗にある専用QRコードを読み込み、サイトに飲食代
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夜空に輝く“紫のシャワー” はままつフラワーパークで藤棚ライトアップ
浜名湖花博2024(実行委員会主催)を開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で25日、藤棚のライトアップが始まった。咲き誇るフジの花が春の夜空に美しく浮かび上がり、来場者を魅了している。 満開となったノダナガフジの棚は長さ約80メートルで、白色の発光ダイオード(LED)で優美に照らし出される。シロフジと八重藤の藤棚も見頃を迎え、甘い香りを漂わせている。初日は来場者がゆっくりと花の下を歩いたり、写真を撮影したりして、幻想的な花の世界を楽しむ姿が見られた。 夜間開園は5月5日まで行われ、藤棚のライトアップは見頃が終わり次第終了する。平日は午後8時、土日祝は午後8時半まで。
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「なんじゃもんじゃ」満開 静岡・城北公園 純白の希少種美しく【動画あり】
静岡市葵区の城北公園で25日、環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されている希少種「ヒトツバタゴ」の花が満開を迎えた。雨上がりの青空の下、細長い純白の花をたくさん咲かせ、散歩に訪れた人たちを喜ばせている。 別名「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるモクセイ科の落葉樹で、国内では長崎県の対馬や岐阜、長野両県の木曽川流域、愛知県に自生。同公園には90本ほどが植樹されている。 変わった別名の由来は、江戸時代に水戸黄門で知られる水戸藩主の徳川光圀が訪れた千葉の神社で「この木は何か」と地元住民に尋ねたところ、うまく聞き取れなかった住民が「なんじゃもんじゃ」と返答したのが始まりという。
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ホソバシャクナゲ見頃 浜松市天竜区佐久間町・吉沢地区
浜松市天竜区佐久間町の吉沢地区で、県指定天然記念物「ホソバシャクナゲ」が見頃を迎えている。色鮮やかな薄紅色の花びらが特徴で、5月初旬ごろまで満開の状態を楽しめる。 同地区は、同町浦川の中心部から車で約30分の山あいにある。ホソバシャクナゲはツツジ科で、日光の当たる岩場に自生する。遠州石楠花(エンシュウシャクナゲ)とも呼ばれ、天竜川流域の山間部から愛知県東部にかけて自生する。
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うなぎいも×クチナシで特製コロッケ 浜名湖花博で販売 常葉大生が地元商店と開発・タネづくり
浜松市浜名区の常葉大経営学部の学生でつくる「地域貢献サークルCocoa(ココア)」と奥浜名湖商工会(同区)、魚兼商店(同区三ケ日町)が連携し、浜松ブランドのサツマイモ「うなぎいも」とクチナシの実を使用したクリームコロッケを開発した。同市で開催中の「浜名湖花博2024」のガーデンパーク会場で、28日と5月26日に販売する。 学生がメニューを提案し同商工会の仲介で同商店の山内章代表が試作。うなぎいものペーストとホワイトソースを1対2で混ぜ合わせる分量を決めた。花博を意識してホワイトソースにクチナシの実を入れ、黄色くする工夫も施した。 このほど、同商店で学生6人と山内代表らがタネづくりに取り組
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貴重な「瓊花」見頃 長泉 全国に9カ所のみ
長泉町の井上靖文学館の庭で、日本の9カ所にしか存在しないとされる瓊花(けいか)が見頃を迎えている。鑑真を題材にした井上の著作「天平の甍(いらか)」にちなんで植えられ、白くかわいらしい花が来場者を魅了している。 瓊花は鑑真ゆかりの中国・揚州市の市花。鑑真が上陸した佐賀県の県立森林公園の瓊花が親株で、同館に2013年に植樹された。毎年4月下旬から5月上旬ごろ、10日間ほどしか咲かない。同館は「この機会にぜひ見に来て」と呼びかける。 開花に合わせて「瓊花まつり」を29日まで開き、来館者に絵本作家えがしらみちこさん(三島市)が絵を手がけたオリジナルのしおりをプレゼントする。
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沼津・狩野川花火大会 今年は7月27、28日
「第77回沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会は24日、今年の催事を7月27と28の両日に開くことを決めた。灯籠流しは26日。実行委は来年1月に迎える沼津商工会議所創立100周年に向け、官民で節目を祝いたいとした。 沼津市の同商議所で会合を開き、実行委員長の紅野正裕会頭は「本年度(来年1月)は商議所が誕生して100周年。昨年100周年を迎え、今年は新たな一歩となる市とともに盛り上げたい」と呼びかけた。名誉実行委員長の頼重秀一市長も応じた。 催事は同市中心街の狩野川沿いなどで実施する。昨年は4年ぶりに通常開催となり、2日間で約35万人が来場した。
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⚽清水エスパルス さまざまな「オレ」楽しんで 5月3日にイベント
J2清水は5月3日に静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で行う栃木戦(午後2時キックオフ)で、「OLÈ FES(オレフェス)」と題した初のイベントを開催する。 チームカラーのオレンジや、応援のかけ声などさまざまな「オレ」を楽しむ企画。漫才コンクール「M-1グランプリ」の昨年大会で準優勝したお笑いコンビ「ヤーレンズ」が来場し、トークイベントで盛り上げる。チームの荷物を運ぶ用具車の展示なども行う。
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神田かいわい 知の殿堂や聖堂、厳かに【ぷらっとTOKYO】
江戸幕府が開いた学問の府や異国情緒あふれる教会。今も大学が多く立ち並ぶ東京・神田かいわいには英知を求めた多くの人々が集まってきた。歴史ある街を歩いた。 JR御茶ノ水駅聖橋口から北へ徒歩2分、神田川のほとりに国の史跡「湯島聖堂」がある。1690年、5代将軍徳川綱吉が官学の府としたのが始まり。その後、規模が拡大され「昌平坂学問所」となった。 見事な筆跡で「入徳門」と記された額が掲げられた木造門をくぐると、自然に背筋が伸びる。その先にある「大成殿」は間口約20メートルの堂々とした入り母屋造り。孔子像が祭られているという。建物の脇には所狭しと合格祈願の絵馬が奉納してあった。 少々賢くなった気持
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多様な朝のお勤めに参加を 行き先選択【非日常の宿坊旅へ④】
宿坊に泊まる意義は、人によって捉え方が違いますが、私は朝のお勤めにあると感じています。お寺や神社では早朝に法要や祈願が行われており、宿坊に宿泊すると参列できます。 座禅や写経などの体験も魅力的ですが、これらは宿泊者向けに用意されたプログラム。一方、お勤めは、宿泊者の有無にかかわらず毎日行われています。大抵は自由参加で、場所によっては朝の5時ごろに起きる必要がありますが、せっかくなら早起きして体験することをお勧めします。 宿坊を泊まり歩くと、朝のお勤めも多様であることが分かります。まず規模で言えば、善光寺(長野)、久遠寺(山梨)、永平寺(福井)、智積院(京都)のような大寺院では、数十人から
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福島・五色沼 噴火が生んだ不思議な青【光もとめて④完】
記者が福島県で勤務していた約20年前、ニュース番組冒頭に映る同県北塩原村の観光地「五色沼[ごしきぬま]」にいつも目を引かれた。青、緑と言い切れない不思議な色をまた見たくなり、裏磐梯を目指した。 東北新幹線を郡山駅で降り、車で1時間ほど。まずは湖沼群・五色沼が誕生した歴史を学ぼうと、磐梯山噴火記念館の佐藤公[ひろし]館長を訪ねた。 磐梯山は1888年、水蒸気噴火し、岩なだれなどで477人が犠牲となった。山体が崩れて川をせき止め、その結果湖沼ができた。 荒れ地となった一帯に緑が戻った背景を、佐藤さんは「自然の修復力に、人の手による植林が加わったため」と説明する。実業家の遠藤十次郎は、林学博
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GW(ゴールデンウイーク)は家族でアスレチックへ【しずおかアウトドアファン】
間もなくゴールデンウイーク(GW)が始まる。コロナ禍が明け、今年は家族や仲間同士で行楽に出かける人もさらに増えそうだ。静岡県内には、幅広い世代が体を使って楽しめる野外のアスレチック施設が各地にある。大型連休に遊びに行きたくなる魅力的な施設を紹介する。(生活報道部・草茅出) ロープ伝い空中散歩 熱海 熱海市の熱海港から定期船で約30分。相模灘に浮かぶ初島には複合リゾート施設「PICA[ピカ]初島」や新鮮な海の幸を味わえる食堂街、宿泊施設があり、年間を通じて多くの観光客でにぎわう。 PICA初島内のアスレチック「SARUTOBI[サルトビ]」は、地上からの高さ6メートルの場所にロープや木製
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「修善寺時之栖」誕生 「伊豆温泉村」を改装 サウナや古民家ヴィラ新設
伊豆市の複合施設「伊豆温泉村」が23日までに「修善寺時之栖」に名称変更し、リニューアルオープンした。地元住民に親しまれている温泉「百笑の湯」に加え、アウトドアサウナや古民家を改修した宿泊施設などを新設した。楽しみ方が選べる複合リゾート施設と位置付けて外国人を含む観光客を呼び込む。 運営する時之栖(御殿場市)の庄司政史社長は御殿場高原時之栖(同市)に次ぐ集客規模の施設にしたい考え。観光拠点として地域活性化の一助になるよう願って新名称を決めた。隣接する大仁金山跡は現在、利用していないが「将来的には遊べる場所にしたい」と構想を語る。 アウトドアサウナ「クルタ」は、まきストーブや電気ストーブを備
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伊豆市・フィッシングパークTOI 大破から「復活」 昨年強風と高波被害 26日営業再開
伊豆市の土肥湾上の釣り堀「フィッシングパークTOI(土肥)」が、昨年1月の強風と高波で壊れた施設の復旧工事を終え、23日に同所で竣工(しゅんこう)式を開いた。26日から営業を再開する。 伊豆漁協関係者らが玉串奉奠(ほうてん)などを行った。釣り堀を管理する同漁協土肥支所の鈴木雅俊運営委員長は「大型連休もあるので、多くの方に釣りを身近に感じてほしい」と話し、「伊豆市に海は土肥地区にしかない。観光客にも来てもらい、伊豆を盛り上げたい」と期待を寄せた。 施設の修復には県、市から補助金を得たほか、クラウドファンディング、漁協組合員からも資金を募った。総事業費は約2300万円という。 約10メート
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6月新エリア「ファンタジースプリングス」開業 TDS 新ホテル公開
東京ディズニーシー(TDS、千葉県浦安市)で6月6日に開業する新エリア「ファンタジースプリングス」に併設されるホテルが23日、報道陣に公開された。客室棟は地上9階建ての二つで、計475室。さまざまな場所にディズニー映画の世界観が表現されている。 運営会社ミリアルリゾートホテルズによると、2棟のうちの一つ「ファンタジーシャトー」は419室。客室や廊下の内装に、アニメ映画「塔の上のラプンツェル」や「バンビ」のキャラクターや草花があしらわれている。宿泊料金は時期や予約状況で変動するが、1室6万6千円から。 もう一方の「グランドシャトー」では、最上級の滞在を満喫してもらうことを目指した。「ファン
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日本平ロープウェイ GW土日祝 運行延長 静岡市
静岡鉄道(静岡市葵区)は27日から、日本平と久能山を結ぶ日本平ロープウェイの運行時間を従来比で1時間延長し、午前9時10分から午後6時までとする。大型連休中の需要増加に対応する。5月6日までの土日祝日のみ。 5月5日は小学6年生まで利用無料(団体客は除く)。大型連休中はロープウエーの駐車場付近や展望台で、路上ライブアーティストが出演する野外ライブも開催する。
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浜名湖ウナギつかんで味わおう かば焼き作り体験 27日から湖西・新居観光協会
一般社団法人湖西・新居観光協会は27日から、湖西市新居町の観光施設「海湖館」で浜名湖産の養殖ウナギのつかみ取りとかば焼き体験を開始する。大型連休のほか7~9月の休日や夏休み期間に実施する。 ウナギを池に放流し、手づかみで捕まえてかば焼き作りを体験する企画。定置網漁で水揚げされた魚をつかむ体験とシラスの釜揚げ体験も行う。昨年は延べ約4500人が参加した。初日の27日午前10時~午後4時には、浜名湖花博2024に合わせた「海の見えるマルシェ」も開く。特産品販売ブースやキッチンカーが並ぶほか、フラワーアレンジメントやアウトドアの体験も行う。小雨決行。 うなぎつかみ・かば焼き体験は午前10時半~
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園児が「熊野の長藤」見物 磐田・行興寺
磐田市豊田地区の保育園、こども園児が23日、国の天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」がある地元の行興寺(同市池田)で、見頃を迎えているフジの花を見物した。 豊田北、豊田西保育園、子育てセンターとみがおかの園児計約130人がそれぞれ訪れた。長藤は花房が1メートル以上に伸び、ほぼ満開。子どもたちは〝藤色のトンネル〟になった藤棚の下を歩き、かれんな花が連なったフジを見上げたり、境内に漂う甘い香りを楽しんだりした。 行興寺によると、5月初旬ごろまで花を楽しめるという。
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【TRY!ANGLE】「浜名湖花博2024」開幕1カ月 花のリレーに笑顔咲く【動画あり】
満開のソメイヨシノとチューリップの共演、“青いじゅうたん”が広がるネモフィラ畑-。「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)のはままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)は23日、開幕から1カ月を迎えた。 スタート時につぼみだった桜は4月上旬に満開を迎え、同園が「世界一美しい」と称する華やかな庭園が来場者を魅了した。6日には浜名湖ガーデンパーク会場(同区)もオープンし、約1600種の花々に包まれる「花美の庭」や、先端技術を駆使したデジタルアート「イマーシブミュージアム浜名湖」が人気を集めている。 桜が散ると、両会場でフジやバラの花が徐々に開花
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ビアガーデンで一足先に「夏」の乾杯! 静岡駅ビル屋上、今年もオープン
静岡市葵区のJR静岡駅ビル「パルシェ」屋上で23日から、ビアガーデン「アオイ ザ バンケット」が始まる。10種類以上のビールの飲み比べや、豊富な素材のビュッフェを用意する。9月29日まで。 今年は昨年より50席増の最大約380席を用意し、規模を拡大した。品ぞろえを強化したバーベキューやビュッフェを食べ放題で、ビールをはじめとした酒類やソフトドリンクなどを飲み放題で楽しめる。営業時間は午後5~10時で、期間中は5月7~9日を除き無休。 22日に行われたプレオープンのイベントでは、関係者らがさまざまな銘柄のビールで乾杯。一足先に夏の夜の雰囲気を堪能した。 パルシェを運営する静岡ターミナル開
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浜名湖花博、1カ月で来場30万人 河合さん夫妻「見頃のフジを楽しみに」
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者数が22日、30万人に到達した。実行委はフラワーパークでセレモニーを開き、愛知県田原市の河合正明さん(74)、保世さん(71)夫妻に記念品を贈った。 フラワーパークの塚本こなみ園長らが、花束や農産物の詰め合わせをプレゼントした。節目に立ち会った河合さん夫妻は「見頃を迎えているフジの花を見るのが楽しみ」と語った。 3月23日に開幕した花博は4月7日に来場者10万人を達成し、ガーデンパーク会場もオープンして9日後の15日(開幕24日目)には20万人を突破した。2会場になってから
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静岡駅と山犬段登山口、送迎タクシー往復 川根本町が5月の土日祝
川根本町は5月、蕎麦粒(そばつぶ)山や高塚山などへの登山拠点となる山犬段登山口駐車場への送迎タクシーの運行を行う。同月中の土日祝日に、静岡駅―山犬段登山口を往復する。 送迎タクシーは予約制で川根本町役場やウッドハウスおろくぼ、大札山肩登山口にも停車する。相乗り制で最大8人まで乗車可能。料金は片道6500円で往復は1万2千円。川根本町役場と山犬段登山口の往復便もあり、片道3千円で往復は5千円。同町の担当者は「山に詳しい地元住民も保安官として同乗するので、山にまつわる小話も楽しめる」と魅力を話す。 山犬段登山口への林道は2019年に発生した大規模なのり面の崩落によって通行止めになっている。
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「ダイヤモンド富士」観賞お勧めスポットは 御殿場市がガイドマップ作製
富士山の山頂部分に太陽が沈む「ダイヤモンド富士」が御殿場市で4~8月に楽しめる。同市は天体観望愛好家らでつくる「御殿場星の会」と協力して22日までに、お勧めのスポットと各地点で観賞できる日時を紹介するガイドマップを作製した。 ガイドマップには、標高千メートルから夕焼けに染まる市街地とダイヤモンド富士を眺めることができる乙女峠や、電車との共演が期待できるパレット御殿場など14スポットを掲載した。春から梅雨入り前までが観賞に最も適しているといい、市の担当者は「2分間程度の幻想的で神秘的な光景。心に残してほしい」と話す。 直近では24日午後5時35分ごろ、同市中丸の市・小山町広域行政組合衛生セ
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愛犬と触れ合い 飼い主同士交流 御前崎でイベント 露店も並ぶ
愛犬と触れ合いながら買い物やグルメを楽しむイベント「シーサイドピクニック」(御前崎市商工会主催)が20、21の両日、同市のマリンパーク御前崎で開かれた。 会場の芝生広場には30メートル四方のドッグランが2面用意され、来場者は連れてきた犬を囲いの中に放った。犬たちは縦横無尽に走り回り、他の犬と戯れた。飼い主同士も犬の名前や年齢を教え合うなど交流を深めた。 飲食店やペット用品を販売する露店も並び、多くの来場者が海風を感じながら愛犬とともに充実した時間を過ごした。
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「心が安らぐ」中根庭園 枯れ山水の魅力満喫 新緑眺め、茶も楽しむ 湖西で鑑賞会【浜名湖花博2024】
湖西・新居観光協会は21日、浜名湖花博2024の関連イベントとして、「昭和の小堀遠州」と呼ばれた世界的造園家中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が手がけた枯れ山水庭園の鑑賞会を、湖西市新居町の老人福祉センターで開いた。来場者は、浜名川の歴史などを基に設計された庭園の魅力を学んだ。 湖西市新居・中根庭園を研究する会の吉元洋美会長がガイドを務め、センターの近くを流れる浜名川の歴史を踏まえた庭のデザインや、石組みの工夫による空間づくりなどの魅力を解説した。来場者は四方を窓に囲まれた中庭をさまざまな角度から見ながら、新緑が芽吹いた庭園を鑑賞した。 ロビーには茶席も設けられ、来場者はゆったり
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リラックマづくし電車発進! 岳鉄が6月末までコラボ 特別な駅看板、乗車券も
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は20日、人気キャラクター「リラックマ」で装飾した特別車両「リラックマコラボ電車」の運行を始めた。6月30日まで、リラックマをあしらったヘッドマークを付けた車両が富士市内を駆け抜けるほか、駅構内でも愛くるしいリラックマグッズが乗客を迎え入れる。 岳鉄の親会社である富士急行とリラックマのコラボレーション企画の一環。岳鉄では7000形1両編成の電車にリラックマと富士山がデザインされたヘッドマークを装着した。車内は中づり広告で彩られている。運行は1日あたり最大30本の予定。 出発式が吉原駅で行われ、地元幼稚園児による「出発進行」の合図で電車が動き出した。川田衣織ち
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大鉄が5月ツアー 台風被災区間、歩いて知って 運行再開へ現状と課題説明
大井川鉄道(本社・島田市)は5月11日と18日、2022年9月の台風15号で被災した大井川本線の運休区間を歩いて見学する日帰りツアーを開催する。静岡県を中心にした大鉄の在り方検討会で、早期の運行再開を目指す方針で一致したことを受け、不通区間の現状や全線再開の課題を広く知ってもらおうと企画した。 ツアーでは鉄道部の社員が案内しながら、土砂流入など被害が大きかった下泉―田野口間3・6キロの線路上を歩く。会社には「土砂を撤去すれば運行再開できるのでは」といった声も届くが、トンネルの修繕や鉄道敷地外にある土砂発生場所の工事など再開には根本的な対策が求められている状況を解説する。 不通により稼働し
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霊峰背に熱狂乱舞! よさこい「あっぱれ富士」に900人出演
富士市内に春の到来を告げるよさこい祭り「あっぱれ富士」が20日、同市の富士総合運動公園などで開幕した。21日までの2日間で総勢約900人が富士山を背に熱のこもった演舞を繰り広げる。 県内外から42チームの老若男女が集結した。出演者は色とデザインを細部までこだわったオリジナルの衣装を身にまとい、鳴子を響かせながら躍動感あふれるパフォーマンスを披露した。チームの垣根を越えた「総踊り」では、迫力のある演舞で観客を熱狂の渦に巻き込んだ。 後藤啓輔実行委員長(30)は「世界一美しい富士山の麓で踊れる喜びを全員が感じている」と話した。 和太鼓演奏やダンスなども行われ、会場を盛り上げた。
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早咲きのバラ見頃 伊東のガーデンカフェ
伊東市八幡野のローズガーデンカフェ「マリンゾロ」で早咲きのバラが見頃を迎え、間もなく満開になる。中国で発見された品種「リージャンロードクライマー」がピンク色の花を咲かせ、園内を彩っている。 約1千平方メートルのガーデンには約80種、300株以上のバラが植わる。現在は白や黄色のモッコウバラも咲き、遅咲きの品種を含めると順次、6月にかけて楽しめる見込み。 自家製のハーブティーなどを味わいながら観賞できる。マネジャーの赤佐明美さんは「満開になると、上から見下ろした時にバラのじゅうたんのようになる」と話した。 開園は午前10時~午後5時。問い合わせはマリンゾロ〈電0557(54)3155〉へ。
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藤枝で「藤まつり」開幕 蓮華寺池公園、紫色の花鮮やか 5月5日まで
藤枝市最大のイベント「第41回藤まつり」(実行委員会主催)が20日、同市の蓮華寺池公園で開幕した。まつり限定の藤アイスの販売や物産展、フジの展示、ステージショー、飲食ブースの出店など多彩な催しが繰り広げられる。5月5日まで。 公園内では20種250本以上のフジが咲く。現在は見頃を迎え、池周りの園路にある藤棚や鉢植えで鮮やかな紫色の花を咲かせている。見頃は1週間ほど続く。まつり初日から大勢の来園者が散策し、フジを眺めたり写真撮影したりして楽しんでいた。30日までは夜間ライトアップも実施中。 最終日の5月5日は、仮面ライダーガッチャードのキャラクターショーなどを予定している。
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浜名湖SAから船遊び 内浦湾ぐるっと一周 今季の遊覧船運航開始
浜松市浜名区三ケ日町の東名高速道浜名湖サービスエリア(SA)を発着点とする遊覧船「『海の湖』船(チャカ)めぐり」の今季の運航が20日、始まった。乗船者は爽やかな潮風を感じながら、風光明媚(めいび)な浜名湖の景色を湖上から満喫した。 浜名湖かんざんじ温泉観光協会を主体としたNPO法人浜名湖観光地域づくり協議会(同市中央区)の取り組みで、運航は12年目。舘山寺温泉のある内浦湾を一周し、東名高速道の浜名湖橋をくぐる約20分のコースを巡航する。地元漁師が操船しながら、浜名湖の漁業や周辺の施設、地形などについて解説する。 運航開始前には関係者による安全祈願祭が行われ、同協議会の金原貴理事長が「安全
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中東遠でゆる~く自転車旅 「ガイドライド」掛川からスタート 景色や銘菓楽しみながら
地元ガイドと一緒に自転車の旅を楽しむ「ゆるゆる遠州ガイドライド」(実行委主催)が20日、掛川市を中心とする中東遠地域で始まった。21日まで。 掛川市役所をスタート・ゴールとする全6コースを設定した。森町まで足を延ばして天竜浜名湖鉄道に自転車ごと乗って戻るコースは、高低差が比較的小さく初・中級者向け。参加者は途中で小国神社を参詣したり地元銘菓を味わったりしながら、約40キロのサイクリングを楽しんだ。 初日は計約80人が参加した。静岡市葵区の会社員藤原明日香さん(24)は「自転車に乗るのは久しぶりだが、慣れてきたら街並みも楽しめた。地元の人があいさつを返してくれてほっこりしました」と話した。
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「花の画家」堀文子回顧展 三島・佐野美術館で開幕 「幻の花ブルーポピー」など60点紹介
「花の画家」と呼ばれた日本画家堀文子(1918~2019年)の回顧展「没後5年 いのちの鼓動を描くー日本画家・堀文子」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が20日、三島市の同美術館で開幕した。6月9日まで。 展示は堀の生涯を「生きる力を描く」「花に心よせて」「いのちへの眼差し(まなざし)」の3章で構成し、代表作「幻の花ブルーポピー」など日本画約60点を飾っている。 堀は世界中を旅しながらさまざまな動植物の生命の形を描いた。飽くなき探究心で世界を巡り、82歳の時には本物のブルーポピーを見ようとヒマラヤに登り、代表作を描き上げた。 生前に残した数々の言葉も作品とともに飾り、堀の生き
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道の駅で伊豆名産料理 楽しんで 「伊東マリンタウン」 22日新店舗開店
水産加工業が主業の伊豆中(伊東市宇佐美)は22日、同市湯川の道の駅「伊東マリンタウン」に新たにすし店をグランドオープンする。伊豆名産のキンメダイや旬の魚を生かし、すしや天ぷら、煮付けなどを提供する。 店名は「海と寿司と揚げ 伊豆まるす」。伊東魚市場での仲買人としての屋号が円の中に「す」の字が入るため、「まるす」と名付けた。キンメダイの干物を使った棒ずしのほか、にぎりずしや煮付けの定食、海鮮丼などがそろう。 席数は80席。テラス席では海を眼前に、ペットと一緒に食事を楽しむことができる。鈴木亮社長は「来訪者に伊東をもっと感じてもらいたい」と話した。テイクアウト商品などの拡充も予定する。
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静岡空港発着便のGW予約状況 FDA53・2%、ANA61%
フジドリームエアラインズ(FDA)と全日本空輸(ANA)静岡支店は19日、大型連休期間中(4月27日~5月6日)の静岡空港発着便予約状況を発表した。FDAの予約率は前年比14・6㌽減の53・2%、ANAの予約率は同17・9㌽増の61・0%だった。 FDAの予約数は同19・7%減の6664人。6路線のうち予約率が最も高かったのは鹿児島線(58・4%)で札幌・丘珠線(57・6%)、札幌・新千歳線(55・3%)と続いた。予約率のピークは静岡発が5月3日、静岡着が5月6日となっている。担当者は「日の並びから連休をまとまって取れる人が少なく、予約率が昨年より低下した」と述べた。 札幌・新千歳と那覇
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浜名区の庚申寺で27、28日にマルシェ 飲食や物販20店舗出店
浜松市浜名区宮口の庚申(こうしん)寺は27、28の両日、市内の飲食店や物販が集まるイベント「庚申寺マルシェ」を境内で開く。同寺の仲山裕紀住職(38)は「宮口のにぎわいや、寺への関心が広がるきっかけにしたい」と期待する。 ギョーザ、焼き鳥、デザートなどさまざまな飲食物が楽しめるほか、アクセサリーの販売や占いなど多彩な約20店舗が集まる。 若者離れが進む寺のPRや地域のにぎわいづくりにつなげようと昨年からイベントを始めた。「花の舞酒造」(同区)など地元企業と協力して運営している。 時間は午前10時~午後2時。駐車場は同寺駐車場とJAとぴあ浜松麁玉支店に設ける。5月以降もイベントを開催する予
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5月、地元住民企画の松崎観光ツアー 自然、歴史に親しむコース
松崎町の住民有志が5月11、18の両日、町内の歴史や文化に親しむ観光ツアーの企画に向け、モニターツアーを初開催する。見頃を迎える花々や自然を楽しむ3~5時間の山登りコースを体験、参加後にアンケートに回答してもらう。 町や静岡大などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の一環で、ツーリズムの推進に取り組むチームが史跡や古道を巡るコースを考案。今回は中心を担う渡辺攻[すすむ]さん(81)らが、高通山のヤマツツジや長九郎山のアマギシャクナゲを満喫するコースを案内する。 集合は両日とも午前9時半で、11日は雲見ふれあい広場、18日は富貴野山宝蔵院駐車場から出発する。中学生以上
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小ぶりな盆栽にツツジやカエデ 愛好家が展示 21日まで浜松市浜名区
静岡県西部の盆栽愛好家による作品展「秋葉路小品盆栽連合展」(実行委主催)が19日、浜松市浜名区のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターで始まった。21日まで。 20~90代の愛好家18人が小ぶりな盆栽を中心に一人1席ずつを出品した。ツツジやカエデなどの風情ある作品が会場を彩る。 実行委の市川博昭事務局長は「手のひらサイズの作品から大自然を感じてほしい」と話した。
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静岡県警、山岳遭難防止へ啓発強化 地図や防寒着、照明、計画書提出「十分準備を」
静岡県警は大型連休中(27日~5月6日)の山岳遭難を防ごうと、南アルプスを中心に登山者への啓発活動を強化している。春山は汗ばむほどの陽気の後、天候の急変で気温が真冬並みに下がる場合があり、2千メートル以上など標高が高くなれば積雪や凍結で冬山装備も必要になる。山岳遭難救助隊員が実地訓練を重ねて発生に備えると同時に、SNSなどを通じて「十分な装備品の携行を」と呼びかける。 昨年の連休中の県内事故は5件(重軽傷者計3人)。前年同期比で大きな増減はなかったが、今年は新型コロナウイルスの5類移行も影響し、南アを中心に登山者の増加は予想される。 県警は、地図やアプリの活用▽レインウエアや防寒着の携行
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富士山5合目への県道3ルート 26日に冬季閉鎖解除
静岡県は18日、富士山5合目に通じる県道3ルートの冬季閉鎖(全面通行止め)を26日午前11時に解除すると発表した。除雪作業が完了する見通しが立ったため。 対象は富士宮口の富士山スカイライン(全長13キロ)、御殿場口の富士公園太郎坊線(同1・7キロ)、須走口のふじあざみライン(同11・5キロ)。富士山スカイラインは夜間に路面が凍結する恐れがあるため、当面は午後5時から翌日午前8時まで通行止めにする。 3ルートとも5合目より上の登山道は積雪で危険なため冬季閉鎖を継続する。
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豊かな春「穀雨」 ボタン、色鮮やかに 袋井・可睡斎【動画あり】
19日は二十四節気の「穀雨」。春の雨が農作物に潤いを与え、芽を出させる頃とされる。気象庁によると19日の県内の天気は、比較的大気が安定して回復傾向。広い範囲で晴れる見込み。 袋井市久能の可睡斎では、「ぼたんまつり」が行われている。ボタンはこの時期に咲き、「牡丹華(ぼたんはなさく)」という穀雨の季節を表す言葉がある。同寺敷地内の約1万平方メートルに約150種1500株が植えられている「ぼたん苑」では、色とりどりのボタンが見頃を迎えている。森町から娘と訪れた大橋義弘さん(95)は「ここ数年毎年来ているが、やっぱり癒やされるね」と目を細めた。
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伊豆長岡複合施設の柱、コストコ再販店が先行開業 カフェ、スポーツバルも集約
伊豆の国市長岡に会員制大型スーパー「コストコ」の再販店を柱にした新たな複合施設が5月、オープンする。地元中学生向けのカフェやスポーツバルなどの飲食店も集約。近くの伊豆長岡温泉からの観光客周遊も見込み、関係者は「活性化の核に」と期待する。 新施設の名称は「S PARK(エスパーク)」。敷地面積約2500平方メートルで、全5店舗が入る。コストコ再販店「LIFE MART(ライフマート)」は静岡県東部では最大規模とされ、4月18日に先行オープンする。年会費なしでコストコの人気商品が購入できるほか、約400平方メートルの店舗内に日用雑貨や飲食料品千品をそろえる。電化製品の受注も受け付ける。 地元
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レトロブーム続く昭和の魅力 各地の博物館が紹介 藤枝では特別展
昭和レトロブームが続く中、昭和30年代前後の日用品を収集し、当時の生活風景を再現、展示している各地の博物館が人気を集めている。現代人を引き付ける昭和の魅力とは? 藤枝…人形で日常生き生きと 藤枝市の蓮華寺池公園内にある市郷土博物館では、人形作家の石井美千子さん(1953~2023年、福井市出身)の特別展「昭和のこどもたち展」を開催中。昭和30年代の子どもたちの日常が分かる桐塑[とうそ]人形とジオラマは味のある表情と懐かしい情景が評判だ。 昨年亡くなった石井さんの初の遺作展。めんこ、チャンバラ、紙芝居といった遊びや、赤ん坊を背負う母親など親子の愛情がテーマの力作約40点が
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「安倍川花火」 今年は7月20日開催
静岡市の夏の風物詩「安倍川花火大会」の大会本部は17日までに、今年の大会を7月20日に開催すると発表した。午後7時半から9時まで、1万~1万5千発の花火を打ち上げる。 打ち上げ場所は安西橋下流の4カ所に設置し、6~10号玉、特大スターマインが夜空を彩る。河川敷などには約150店の露店が並ぶ予定。荒天の場合の予備日は設けない。 大会当日は本通などの周辺道路を歩行者専用に規制する。静岡県庁近くからシャトルバスを運行する。 昨年は東京ディズニーリゾート開園40周年を記念したドローンショーも同時開催し、約55万人が来場した。
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風に揺れる「長藤」 見頃は今週末 牧之原・東光寺、吉田・林泉寺
牧之原市と吉田町にある長藤の名所で開花が進み、頭上を覆う紫の花々が訪れた人を魅了している。見頃は今週末ごろになりそう。 牧之原市静波の東光寺では、長さ約1メートルの花房が垂れ下がる。来場者は花の甘いにおいを嗅いだり、写真を撮ったりして楽しんでいる。東光寺から譲り受けたという吉田町片岡の林泉寺の長藤も開花し、約400平方メートルの藤棚の下で鑑賞できる。
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企業・団体 盛り上げ一役 ガーデンパーク会場に週替わり出展【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開かれている浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場では期間中、静岡県内の企業・団体が週替わりでブースを出展するウイークリーイベントが開かれている。21日までは「浜名湖」をテーマに、関連する三つの企業・団体が体験イベントや商品の販売などを行っている。 「ドウマン」の名で知られる浜名湖特産のノコギリガザミの養殖事業化を目指すエフ・シー・シー(浜名区)は、ドウマンや養殖の仕組みなどを紹介するパネルを展示。養殖でのみ入手可能な脱皮直後の「ソフトシェルクラブ」の販売を見据え、同種の海外産のソフトシェルクラブを使い、地元ハンバーガーシ
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山口・周防大島 陽光注ぐ瀬戸内のハワイ【光もとめて③】
瀬戸内海に浮かぶ山口県・周防大島は、一年を通じて温暖な気候に恵まれ、「瀬戸内のハワイ」との呼び名もある。さんさんと降り注ぐ陽光を浴びようと島を訪ねた。 有人、無人の島々からなる周防大島町。岩国錦帯橋空港(山口県岩国市)から車で南へ約1時間、全長1020メートルの大島大橋を渡って本島へ渡る。橋の上からは小ぶりな島々や行き交う船が見える。穏やかな瀬戸内海らしい風景だ。 まずは美しい景色を拝むべく標高約619メートルの嵩山[だけさん]に登る。山頂の駐車場から遊歩道を歩くとすぐに展望テラスに着いた。島の東南方向を眺めると、大小の島々が浮かぶ瀬戸内海の「多島美」の絶景が広がる。空と海、木々が織りな
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江戸川橋周辺 印刷の街 高台には教会【ぷらっとTOKYO】
印刷会社、製本所が点在する東京メトロ有楽町線の江戸川橋駅(文京区)周辺。高台へ向かうと、東京におけるカトリック信仰の歴史に触れることができる。 駅から「印刷博物館」へ向かった。徳川家康が鋳造を命じた銅製活字で、国の重要文化財「駿河版銅活字」など、印刷技術の発展を語る上で重要な資料を展示する。 印刷工房では、近代主流だった活版印刷の技術を体験できる。活字を組み、印刷機にセット。レバーを引き、インキをのばしてからカードに印字する。凹凸が独特の質感を生みだす。 博物館を後にし、目白通りを西へ進み、駅名の由来となった「江戸川橋」を渡った。神田川に架かる橋は交通の要衝で、往来が激しい。 出来た
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旅の目的明確にし 行き先選択【非日常の宿坊旅へ③】
「一番お薦めの宿坊はどこですか?」-これは私が100回以上は聞かれた質問です。ですが興味は人それぞれ。まず宿坊に行く目的をはっきりさせ、やりたいことを実現できそうな行き先を選ぶことが大切です。 宿坊には大まかに3種類あります。一つは、和歌山の高野山や東京の御岳山など、大きな寺社の周りに造られた「宿坊街」です。中心の寺社に属する宿坊が集まるエリアで、江戸時代やそれ以前から続くところも多く、戦国武将にゆかりがあったり、文化財に指定される寺宝が伝わっていたりと、歴史や美術ファンにも人気があります。 二つ目は、規模の大きな寺社に建てられた宿泊施設。例えば、全国の所属寺院を統括するさまざまな宗派の
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【動画】稚アユ 上流目指し次々ジャンプ! 静岡市清水区・興津川
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稚アユ 上流目指し次々ジャンプ! 静岡市清水区・興津川【動画あり】
静岡市清水区の興津川の承元寺えん堤で15日、稚アユが上流に向かって泳ぐ遡上(そじょう)が見られた。例年よりまだ数は少ないが、小さな集団を形成し上流を目指している。 初夏を思わせる陽気の中、集まってきた稚アユの魚影が川面に映る。水温が上がり始めた午後3時ごろ、急流に向かって次々とジャンプし、きらきらと輝いた。一昨年の台風15号で被害を受けた魚道は整備中のため急流が多く、少し流れが緩やかな場所を選んで懸命にさかのぼっていた。 興津川漁協によると、3月16日に下流の興津大橋付近で遡上を初確認した。同漁協の前沢元次組合長は「台風の影響から少しずつ川の環境も戻ってきている。今後も自然の回復力を見守
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色鮮やかなシャクナゲが見頃 伊豆市・天城グリーンガーデン
伊豆市湯ケ島の天城グリーンガーデンでメインのシャクナゲが見頃を迎え、来園者を楽しませている。 オープンした1985年に、約500種類のシャクナゲ約1万3千本を植栽。5月末にかけてさまざまな種類が咲き、大型連休には地元の自生種「天城シャクナゲ」も眺めることができる見込み。16日は「タイヨウ」など多彩な種類が咲き誇る光景が見られた。 開園は午前8時半から午後4時半。入場無料。
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「静岡ホビーショー」5月8~12日に開催 国内最大級、模型メーカーの見本市
静岡模型教材協同組合は16日までに、国内最大級の模型メーカーの見本市「静岡ホビーショー」を5月8~12日に開催すると理事会で決めた。田宮俊作理事長は「他の展示会にはない新製品がそろい、上級者だけでなく初心者も楽しめるイベントになる。海外需要が高まる中、模型市場のさらなる拡大の契機にしたい」としている。 8、9の両日は業者向けで、東日本と西日本で来場日を分けて混雑を緩和する。国内メーカーなど約100社が新製品を展示し、国内外のバイヤーと商談を重ねる。 10日は県内の小中高生約3600人を招く。模型作りを通じ、ものづくりの魅力を体験する。中高生は個人での参加も可能。 11、12の両日(午前
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「わらびこまつり」食べ歩きや卓球満喫 静岡・葵区の藁科都市山村交流センター
静岡市葵区大原の藁科都市山村交流センターわらびこで14日、地域交流イベント「わらびこまつり」(中藁科地区自治会連合会、藁科交流センター運営委員会主催)が開かれた。 10年以上前から毎年春秋に開催される恒例行事。焼きたて豚バラ肉の弁当や手作り豚汁の販売、地元のベーカリー、菓子店など11業者がブースを構え、家族連れが買い物と食べ歩きを楽しんだ。 プロ卓球Tリーグ「静岡ジェード」の森薗政崇監督兼選手(29)による卓球教室もあり、県内外から約60人が参加した。末広中1年の真野陽生さん(13)は「腕の振り方を教わった。卓球部なので、このようなイベントがあってうれしい」と喜んだ。
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「匠宿」25周年セレモニー 藤枝の八木さん親子に記念品「子どもと楽しめる」 静岡・駿河区
静岡市は16日、同市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠(たくみ)宿」で、前身の「駿府匠宿」開館から25周年を記念したセレモニーを開いた。 この日最初の来館者となった藤枝市の八木聖乃さん(36)、彩音ちゃん(3)親子に、駿河竹千筋細工の手提げかごが贈られた。八木さんは普段から工芸体験やカフェの利用で訪れているといい、「おしゃれで、開かれていて、子どもと一緒に楽しめる」と話した。 「駿府匠宿」は地場産業のPRを目的に1999年に開館。2021年に建築設計業「創造舎」が指定管理者となり、「駿府の工房 匠宿」としてリニューアルした。染め物や竹細工、木工指物、陶芸などの体験ができるほか、地元
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中根金作の庭園鑑賞会 湖西市老人福祉センターで21日【浜名湖花博2024】
湖西市新居町の市老人福祉センターで21日午前10時~午後4時、「昭和の小堀遠州」と呼ばれた世界的造園家中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が手がけた枯れ山水庭園の鑑賞会が開かれる。 浜名湖花博2024の関連イベントとして湖西・新居観光協会が主催する。会場では市新居・中根庭園を研究する会が30分間程度のガイド説明を随時行う。庭園を鑑賞しながら楽しめるお茶会も同時に行い、来場者のうち先着30人に浜名橋をイメージした上生菓子を提供する。 鑑賞会は入場無料。お茶会は午前10時半~午後3時で1席400円。問い合わせは観光協会<電053(596)9255>へ。
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ピアノとバイオリンのコラボ 21日に浜松・中央区でコンサート
NPO法人夢プロジェクト・浜松は21日午後1時半から、チャリティー演奏会「夢コンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中央区の市福祉交流センターで開く。 同市出身のジャズピアニスト中嶋美弥さんらで編成するピアノトリオ「Dear Blues(ディアブルース)」と、同市出身のバイオリニスト洸斗さんが共演し、「情熱大陸」など約10曲を披露する。 入場料2000円。問い合わせは事務局<電053(454)3600>へ。
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神野選手とランニング交流会 はままつフルーツパークで20日、先着100人
浜松いわた信用金庫は20日午後1時半~2時半、青学大時代に箱根駅伝で活躍したプロランナー神野大地選手を招いたランニング交流会を浜松市浜名区のはままつフルーツパーク時之栖人工芝サッカー場で開く。定員は100人程度(当日先着順)。 神野選手は質疑に答える形で講演した後、参加者とともにランニングする。スポンサー契約を結ぶ同信金がスポーツを通じた地域貢献活動の一環で企画した。 受け付けは午後1時からで、希望者は運動ができる服装、タオル、飲み物などを持参する。参加費は無料だが、施設入園料が必要。 荒天中止。問い合わせは、はままつフルーツパーク時之栖<電053(428)5211>へ。
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藤枝市西益津地区・田中城 家康ゆかり、円い城と円い街並み【わたしの街から】
藤枝市田中にある徳川家康ゆかりの田中城。家康がタカ狩りのために晩年に訪れたほか、タイの天ぷらを食べて腹痛と食あたりを起こした土地とされる。江戸時代後期、田中藩主・本多家の庭園であった下屋敷は城の南東にあたり、築山、泉水、茶室が設けられ、四季の草花や月見の名所で知られていた。市が庭園跡を史跡公園に整備し、本丸櫓(やぐら)を含むゆかりの建築物を移築、復元。城にあった建物の実物が現在まで残る歴史的価値の高い文化財として公開している。4月上旬は下屋敷の横を流れる六間川沿いで桜が見頃を迎え、地元住民に親しまれている。 堀や馬出曲輪・・・史跡点在 田中城は約500年前、豪族・一色氏が今川
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黄緑の桜!?「御衣黄」見頃 沼津・沼川沿いで住民癒やす
沼津市原の沼川沿いで、黄緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見頃を迎えた。 かわいらしい花びらが特徴。沼川15号橋付近を中心に5本ほどが植えられている。ソメイヨシノの花びらが散る様子と重なり、近隣住民を楽しませている。 14日に訪れた近所に住む写真愛好家斉藤勝章さん(76)は「普通の桜とは違った癒やしの花だ」と話し、撮影を楽しんだ。
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25年大河「べらぼう」 牧之原でドラマ展開催へ 観光振興向け官民協議会
江戸時代の相良藩(牧之原市)藩主の田沼意次(1719~88年)が登場する2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」の放送期間に合わせ、同市相良の市史料館で大河ドラマ展が開催されることが15日、決まった。市や経済・観光に関する団体などでつくる官民組織が田沼家ゆかりの同市大江の平田寺で初の総会を開き、事業計画に盛り込んだ。 官民組織は、市大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会。ドラマ放送を市の観光振興や歴史文化のPRにつなげる狙いで企画した。 同展ではドラマで使用された衣装、小道具などを紹介する。物産販売スペースも設ける。開催に合わせて市は、田沼意次ゆかりの史跡などを紹介するパネ
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園児のこいのぼりもスイスイ 小山・金時公園と町役場前 5月の「金太郎春まつり」盛り上げ
小山町で5月3日に開かれる「富士山金太郎春まつり」に合わせ、まつり実行委員会は会場となる金時公園と町役場前の鮎沢川に約100匹のこいのぼりを掲示している。同7日まで。 金時公園では、地元のするがおやまこども園、すがぬまこども園の園児たちが色を塗った小さなこいのぼり32匹と、地元企業が寄付した大きなこいのぼりが春風を受けて優雅に空を泳いでいる。11日に両園の年長児がロープに結びつける作業などを手伝った。 鮎沢川では、両岸の間約50メートルに飾られたこいのぼり44匹の影が巨大な魚のように水面に映し出され、来庁者らを楽しませている。 (御殿場支局・塩谷将広)
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【動画】熱海海上花火大会 2024年度初回
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熱海海上花火大会 温泉街の夜空に3000発 2024年度初回【動画あり】
熱海市の熱海湾で13日夜、2024年度初回の熱海海上花火大会(市ホテル旅館協同組合連合会主催)が開かれた。約3千発の花火が夜空を彩り、大勢の観光客を楽しませた。 熱海港の防波堤から約20分間、色鮮やかなスターマインや名物の「大空中ナイアガラ」などが打ち上げられた。三方を山に囲まれたすり鉢状の地形の温泉街に花火の音が響き渡った。 熱海海上花火大会は四季を通じて開かれ、24年度はこのほか12月までに計10回の開催を予定している。 日程は次の通り(いずれも午後8時20分から)。 春季 5月2日▽夏季 7月26日、8月5、8、18、23日▽秋季 9月16日、10月19日、11月4日▽冬季
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「田貫湖富岳テラス」完成 富士山眺望、開放的に
環境省は、富士宮市の田貫湖畔の展望デッキを改修し、「田貫湖富岳テラス」として13日に供用を開始した。富士山の眺望を向上させたほか、雑木を伐採して開放感ある空間にした。 デッキの老朽化に伴う改修工事で、テラスの高さを30センチ下げた。山体と湖面に映る逆さ富士の画角がバランス良くなったという。木製だった手すりを細い鋼製に切り替え、視界を妨げる人工物を減らした。床板には地域ブランド材「富士ヒノキ」を用いた。 雑木を伐採した周囲は芝に変え、隣接する休暇村富士からの通路も緩やかなスロープを設けた。キッチンカーが出店可能な区画も備わり、環境省は利用者の滞在時間延長を見込む。 お披露目式では、関係者
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海守る「浜の観音さん」 大曼陀羅ご開帳 沼津・長谷寺で春の祭典
海の安全などを守る「浜の観音さん」で知られる沼津市千本緑町の長谷寺(遠山元浩住職)で13日、恒例の春の祭典が始まった。今年で393年目となる「観音大曼陀羅(まんだら)」の開帳が行われた。14日まで。 大曼陀羅は縦30メートル、横13メートルの帆布に、本尊の十一面福聚自在天観世音菩薩(ぼさつ)を写した。晴天の下、参拝者は境内の見物台から観音菩薩の表情を眺めて手を合わせた。 祭典は航海の安全祈願や海難供養のため、1631(寛永8)年に松平康重が曼陀羅を寄進したことが始まりとされる。現在の大曼陀羅は1987(昭和62)年、地元出身の日本画家志賀旦山が手がけたという。
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浜松ジビエの魅力発信 21日、天竜区でフェス 食品や製品販売
浜松市内でジビエ(野生鳥獣肉)を扱う事業者などでつくる「天竜ジビエプロジェクト」(金沢真生子代表)は21日午前10時~午後3時、「天竜ジビエフェス」を浜松市天竜区二俣町の「森のマルシェきころ」で開く。県内中山間地で捕れる獣類の地域資源としての魅力を、消費者に発信する。 フェスには飲食や皮革製品販売など約20事業者が参加する。出店者はシカ1頭の半身を調理して各部位を販売したり、シカの革を用いた雑貨を紹介したりする。里山の自然やシカ肉の調理法を学ぶセミナーもあり、有害鳥獣の捕獲に取り組むNPO法人ルーツジャパン(同市中央区)の岡本浩明代表らが講演する。 中山間地ではイノシシやシカによる食害が
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トキワマンサク 春の陽光に輝く 湖西・神座の群生地
湖西市神座に群生する県天然記念物「トキワマンサク」の花が満開を迎えた。黄白色の小さな花が広がる景色を楽しもうと、花見客が訪れている。周辺整備を行う「トキワマンサク里づくり推進会」によると、見頃は1週間程度。 国内の群生地は同市のほか三重県の伊勢神宮と熊本県荒尾市のみで確認され、湖西市は分布の北限にあたる。糸状の花が集まって咲き、満開となった木は日光を受け輝いて見える。同推進会は「今が一番きれいに見える時期。花が好きな方は早めに見に来てほしい」と話している。 (湖西支局・杉崎素子)
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春を彩るミツバツツジ 富士宮市猪之頭 かれんな紅紫の花見頃
富士宮市猪之頭の古民家に咲く県指定天然記念物「猪之頭ミツバツツジ」の紅紫色の花が見頃を迎えている。古民家を管理する佐野友和さん(44)によると、14日あたりに満開になり、1週間ほど楽しめる見込み。 樹齢600年超で国内最大級だが、2022年の台風で根元が腐敗し、ピーク時の2割ほどしか花が咲かなくなった。弱る木の代わりに地域の有志で植えた庭の新木30本には多くの花が開き、来訪者の目を楽しませている。 花の評判が広まり、外国人の旅行団体が富士山観光の一環で訪れている。佐野さんは「猪之頭に注目してくれてうれしい。多くの人を呼ぶイベントを開催してみたい」と意欲を見せる。
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ブラジルの食文化や音楽 花博で堪能 ステージや屋台
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が開かれている浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場で13日、ブラジル文化を楽しむイベント「フェスタ・ド・ブラジル」が開かれた。ステージでは静岡県内外のブラジル人ら10団体が跳躍器具によるパフォーマンスや音楽ライブなどを披露した。 キッチンカーや雑貨ブース計約25店も並び、薄い生地でひき肉などの具材を包んだブラジルの伝統料理「パステル」が人気を集めた。大勢の来場者が詰めかけ、ブラジルの食文化や音楽に触れた。在浜松ブラジル総領事館のガルシア・アウデーモ総領事や浜松市の山名裕副市長らによるブラジルの国花「イペー」の植樹も行った。
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富士山と桜、絶景が見頃 山梨・新倉山浅間公園
富士山と朱塗りの五重塔、満開の桜を1枚の写真に収めることができる山梨県富士吉田市の絶景スポット「新倉山浅間公園」で、約650本のソメイヨシノが見頃を迎えている。公園では21日まで「桜まつり」を開催している。 快晴に恵まれた13日、真正面にそびえ立つ雄大な富士山と眼下に広がる桜並木を一目見ようと、多くの観光客でにぎわった。展望デッキは混雑対策のため入れ替え制とし、1時間半待ちとなる盛況ぶりだった。 神奈川県平塚市から夫婦で訪れた女性は「富士山の雪の白と五重塔の赤、桜のピンクの三つのコントラストが素晴らしい」と感激していた。
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GW新幹線予約 上り5月6日、下り3日ピーク JR東海
JR東海は12日、ゴールデンウイーク期間(26日~5月6日)の東海道新幹線の予約状況を発表した。上りのピークは6日、下りは3日の見通しとなっている。 487万席の予約可能席に対し、4月11日現在、139万席の予約が入っている。2023年度比で123%、新型コロナウイルス禍前の18年度との比較では117%。静岡駅を発着する「ひかり」は下りで5月3日午前に混雑がみられる。上りは一部を除いて席に余裕がある。同社は混雑日を避けた利用や早めの予約を呼びかけている。
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伊豆の特産「ワサビ」文化継承へ 市が観光施設オープン 世界農業遺産の歴史など発信
伊豆市の特産品ワサビの文化継承に向け、市が同市原保に整備した観光拠点施設「わさびの郷イズワサビジターセンター」が12日、オープンした。世界農業遺産に認定されている伊豆のワサビの歴史や生産の現場について情報発信する。市農林水産課は「市内の観光拠点だけでなく、旅館などで味わった伊豆産ワサビに興味を持った人にも訪れてほしい」とアピールする。 ワサビの伝統的な栽培方式「畳石式」をパネルと映像で伝えるほか、「畳石式」を開発した平井熊太郎の胸像を展示。ワサビ田のドローン映像、VR(仮想現実)を活用したワサビ田ツアーなども用意した。すしや刺し身に欠かせない「ツンとした辛みが特徴」の本ワサビの健康効果につ
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白くかれんなドウダンツツジが見頃 島田・千葉山の「どうだん原」
島田市の千葉山ハイキングコース沿いにある「どうだん原」でドウダンツツジが見頃を迎えている。白くかれんな花がハイキング客を楽しませている。 同市千葉の「スカイペンションどうだん」から15分ほど下った場所に約8千本が群生している。スズランに似た小さな釣り鐘状の花が一帯に広がる。12日時点で約七分咲き。この日は天気にも恵まれ、ハイキング客が風に揺れる花や鳥のさえずり、展望台からの景色を堪能した。 同ペンションによると、今年の開花は例年並みで、来週末ごろまで見頃が続く見通し。秋には紅葉も楽しめるという。
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平安時代から愛される春の花 ヤマブキ見頃 浜松・万葉の森公園
浜松市浜名区の万葉の森公園で一重咲きのヤマブキが見頃を迎えた。開花のピークは1週間ほど続くとみられ、山吹色の花びらが訪れた人を魅了する。 公園専門員の小田英孝さんによると、ヤマブキはバラ科の植物で、平安時代から日本人に長く愛されてきた。小田さんは「日本人にとってなじみ深いヤマブキの花を見に来てほしい」と話した。 (浜松総局・大沢諒)
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“青いじゅうたん”ネモフィラ見頃 花博・浜名湖ガーデンパーク
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)開催中の浜名湖ガーデンパーク(浜松市中央区)で、約3000平方メートルのネモフィラ畑が見頃を迎えている。一面に“青いじゅうたん”が広がる美しい光景が来園者を魅了する。 ネモフィラは北米原産のムラサキ科の一年草。直径2センチほどのかわいらしい花をつける。同園によると、見頃の時期は例年並みで今週末には満開となる見込み。暖かな気候となった11日は、訪れた家族連れが記念写真を撮ったり、花畑の中をゆっくりと散策したりして楽しむ姿が見られた。 ネモフィラは15日以降、ヒマワリを中心とした花に植え替え始めることか
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ワオキツネザル赤ちゃん愛らしく 伊東・シャボテン公園、続々誕生 母親にしがみつき
伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で2月中旬から3月上旬にかけて、ワオキツネザルの赤ちゃんが続々と生まれた。すくすくと成長し、母親や仲間の体にぴったりとしがみつく愛くるしい姿を見せている。 ボートで渡る池の中の島では、出産と子育て経験が豊富な群れのボス「レイシー」(12歳)が双子を生んだ。娘の「バオシー」(5歳)も1匹を生むなど雌雄の計4匹が誕生した。今後さらに子どもが増える可能性があるという。ボートでのツアーに参加すれば、間近に様子を観察することができる。 ワオキツネザルはマダガスカル島南部に分布し、雌が優位の群れをつくる。長い尾に連なる黒と白の帯が輪状に見え、「輪尾(ワオ)」の名がつ
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「高山の一本桜」青空に映える 静岡市葵区で見頃【動画あり】
静岡市葵区の高山(標高717メートル)で11日、「高山の一本桜」と呼ばれるヤマザクラの花が見頃を迎えた。富士山や安倍奥の山々、静岡平野を一望する山頂で白い花と赤い新芽が春の青空に映える光景が見られ、花見に訪れたハイカーを喜ばせている。 推定樹齢100年。木々が少なく広場のようになった山頂で、扇状に大きく枝を広げた堂々とした立ち姿が高山の〝シンボルツリー〟として親しまれている。 同山や周辺森林の保全活動をしている「高山・市民の森管理組合」によると、花が咲き始めたのは先月中旬で、ここ数日で一気に見頃を迎えた。花は来週まで楽しめそうという。
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囲碁の名場面、報道写真で振り返る 日本棋院100周年で展示 21日まで
日本棋院創立100周年を記念した報道写真展(日本棋院、新聞囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が11日、浜松市中央区のプレスタワー1階ロビーで始まった。21日まで。 1924年から100年にわたる囲碁の名場面を振り返った写真パネル20点が並ぶ。77年に初代棋聖に輝いた故藤沢秀行名誉棋聖や、仲邑菫三段(韓国棋院に移籍)が2023年の女流棋聖戦で史上最年少で初タイトルを獲得した様子などが、囲碁ファンらを楽しませている。
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京都・細見美術館の名品、静岡市美術館に次々 13日開幕の収蔵品展向け作業
日本美術史を総覧するコレクションとして知られる細見美術館(京都市)の収蔵品を紹介する「京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術」(静岡市、静岡新聞社・静岡放送など主催、セキスイハイム東海特別協賛)が13日、同市葵区の市美術館で開幕する。11日、作品の展示作業が行われた。 細見美術館の収蔵品は、昭和の実業家細見良(初代古香庵)に始まる細見家3代が80年近くをかけて収集し、国内外から高い評価を得ている。同展では、重要文化財8件をはじめ、現代でも人気を博す琳派や伊藤若冲、平安・鎌倉時代の仏教・神道美術、江戸時代の風俗画など104件を展示する。 2代目細見実による琳派コレクションは
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ワサビ生育環境、疑似体験 「見る工場」を刷新 静岡・田丸屋本店
ワサビ食品製造販売の田丸屋本店(静岡市葵区)は11日、同社の歴史やわさび漬けの製造工程などを紹介する「見る工場」(同市駿河区)を新装オープンした。ワサビの生育環境を疑似体験できる空間を新設するなど、体験型機能を充実させた。 ワサビ田の映像を壁や床に投影して現地の環境を再現した部屋のほか、青や緑のペンダントライトがともる中でワサビ田の水のせせらぎ音が流れる空間など、産地の雰囲気を五感で楽しめる施設に進化させた。 工場の見学用通路と、ワサビの辛味成分を含んだ空気を全身に浴びる「辛み体験室」も引き続き利用できる。望月啓行社長は「ワサビが育つ美しい環境がいかに貴重であるかを知ってほしい」と述べた
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絶景!桜と富士山 裾野「パノラマロード」「梅の里」
裾野市の市道「パノラマロード」で、桜が見頃を迎えた。富士山に向かって伸びる山麓の道路沿い2.3キロにわたり、170本余りの桜並木が続き、市街地より一足遅い春の訪れを告げている。 中間地点の「梅の里」(同市須山)周辺は駐車場や広場が整備され、華やかな花見の名所として知られる。菜の花と遅咲きの梅が開花し、雨が上がった10日は富士山も姿を現した。 (東部総局・杉山諭)
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春の花、海と競演 伊東のガーデン、リナリア、ムルチコーレなど見頃
伊東市富戸のニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンで、リナリアやムルチコーレなど春を彩る花々が見頃を迎えている。青い海を背景に多彩な花が咲き誇り、競演を楽しむことができる。 入り口付近に白や紫などさまざまな色合いのリナリアが約800株植わり、来園者を迎える。キク科のムルチコーレは約3000株。黄色の花と眼前に望む海のコントラストが美しい景観を作り出している。好天に恵まれた10日、園内に点在するフォトスポットでは多くの行楽客が記念撮影に興じていた。 ほかにもルピナスやビオラなどが咲き、見頃の花はいずれも5月中旬ごろまで楽しめる見込み。今後はバラもシーズンを迎える。 (伊東支局・
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シャクナゲ 晴れ間に咲き誇る 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でシャクナゲが見頃となり、来園者に春の訪れを告げている。 同園では、「しゃくなげの森」を中心に、約150種類、約2千本のシャクナゲを植栽している。広報担当者によると、例年より1、2週間早い開花で、5月中旬にかけて順に花を咲かせる見込み。 10日はミニュアチュア・ピンクやアカボシなどの品種を堪能する来園者が見られた。 (東部総局・田中秀樹)
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北海道小樽市 繊細な光の絵画 間近に【光もとめて②】
色鮮やかなガラスで聖書の教えや幾何学模様を描いたステンドグラス。英国の教会に飾られていた数々の作品を展示するのが、北海道小樽市の「ステンドグラス美術館」だ。人々が祈りをささげた光の絵画を見ようと、北の商都へ向かった。 石狩湾に面し、港湾都市として発展した小樽市。札幌から海沿いを走るJR函館線で小樽駅に着くと、真っ白な銀世界が広がっていた。訪れたのは2月下旬。寒空を飛び交うカモメの鳴き声を聞きながら、駅から歩くこと10分、小樽運河のすぐそばに美術館はある。 「通常は、高い位置にあることが多いステンドグラスを間近に、目線の高さで見られるのは美術館ならではです」と話すのは、学芸員の金沢聡美さん
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1000年以上の歴史、明治に激減非日常の宿坊旅へ【非日常の宿坊旅へ②】
今回は、宿坊の歴史をご紹介したいと思います。 宿坊の原形は、平安時代に生まれていたと言われます。熊野詣での中心地・熊野(現在の三重・和歌山県など)では、907年に宇多法皇が初めて訪れた後、多くの上皇が続き、三つの神社の総称である熊野三山の社僧が開いた宿が誕生しました。 平安後期の公卿、藤原宗忠が記した「中右記」には、こうした宿に泊まった記録が残されています。この時期には伊勢でも同様の宿が作られ、やがて京都の石清水八幡宮や滋賀の日吉大社などへと広がっていきました。 江戸時代に入ると、戦がなくなり世の中が安定。参勤交代で街道や宿場町が整備されました。庶民も旅行に出られるようになり、宿坊は大
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豪徳寺 猫が招く井伊家菩提寺【ぷらっとTOKYO】
東京都世田谷区の豪徳寺は、彦根藩主、井伊家の江戸における菩提[ぼだい]寺。桜田門外の変で暗殺された大老、井伊直弼ら、歴代藩主の墓が並ぶ古刹[こさつ]は、招き猫発祥の地として多くの観光客でにぎわっている。 2代藩主の直孝はタカ狩りの帰り道、猫に手招きされて小さな寺に立ち寄った。雷雨になったが、猫のおかげで難を逃れ、和尚との話も楽しめたことに感動。荒れていた寺の再興に尽力したと伝えられている。 豪徳寺の招き猫は小判を持たず右手を上げているのが特徴で、社務所で置物を購入できる。招き猫の奉納所は絶好のフォトスポットで、大小の猫が隙間なく並んでいる様子に圧倒される。 近年は訪日客にも人気で、境内
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トーマス号6月8日から出発!新金谷-川根温泉笹間渡 大井川鉄道
大井川鉄道(本社・島田市)は9日、6月8日~12月25日に蒸気機関車(SL)「きかんしゃトーマス号」を運行すると発表した。区間は大井川本線の新金谷ー川根温泉笹間渡間に拡大する。 2022年9月の台風15号被害による一部区間運休で、23年は新金谷―家山間の運転だった。川根温泉笹間渡までの延伸再開に伴い、およそ2年ぶりにトーマス号が大井川本流を通過する。 往復乗車に加え、ツアー客の利用を想定した復路の家山駅での降車、家山―新金谷間の乗車の3パターンを用意した。車内アナウンスも一新した。期間中の週末を中心に運行する。 バスのバーティーの乗車を組み込んだツアーなども用意している。井川線ではきか
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女性起業家の取り組み発信 14日、静岡市葵区でイベント
女性起業家や女性事業承継者の取り組みを発信するイベント「食楽遊ワンダーピクニックinオクシズ」(しずおかFF実行委員会主催)が14日午前10時から午後4時まで、静岡市葵区平野の体験交流施設「こぐまプレイス」で開かれる。 飲食店や雑貨店、ワークショップが楽しめる約25ブースが出店するほか、音楽ライブも行う。午前10時20分からは「静岡に移住した人&オクシズで暮らす人」、同11時20分からは「ビジネスと家庭の両立、どうしてる?」をテーマにした座談会をそれぞれ開く。 入場無料。詳細は同イベントウェブサイト<https://uruoicareer.studio.site/wonderpicnic
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みどりまつり 花や苗販売 5月11日 清水町で開催
花や苗の販売などを行う柿田川みどりまつり(実行委主催)が5月11日午前10時から、清水町総合運動公園で開かれる。今月10日からワークショップの参加を受け付ける。 ワークショップは苔玉づくりや多肉植物の鉢植え、ツリークライミング体験がある。参加希望は町ホームページから電子申請する。数量限定で、グラジオラスの球根や肥料も無料配布する。町内外のパン屋が出店する「パンまつり」も同時開催する。 問い合わせは町都市計画課<電055(981)8224>へ。
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藤枝・蓮華寺池公園でフジ開花 市が宣言 20日からまつり開催
藤枝市は8日、同市の蓮華寺池公園でフジの開花を宣言した。昨年より3日遅い。日本樹木医会静岡県支部長の大石春夫さん(75)によると、見頃は藤まつりが始まる20日ごろに迎える見込み。池の南西にあるフジ棚の標本木の前で大石さんら関係者が開花を確認し、北村正平市長が宣言した。 フジの開花宣言は、市が2021年に独自の基準を設けた。標本木で5輪以上の花が咲いた房を5本確認できたタイミングで宣言している。公園には20種250本のフジが植えられ、見頃の時期には鮮やかな紫色や甘い香りを楽しむ来園者でにぎわう。 藤まつりは20日~5月5日に開催。フジの展示や物産展、ステージイベント、飲食の出店などが行われ
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静岡で桜満開 気象台が発表
静岡地方気象台は8日、静岡市駿河区の気象台敷地内の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。平年より6日遅く、昨年より10日遅かった。 同気象台によると、今年は2月下旬から3月にかけて肌寒い日が続いたため、開花は平年に比べて6日遅い3月30日になった。その後、同市駿河区では31日に最高気温27・1度の夏日を観測。一時的に気温が上昇したが、4月3日から5日に雨が降り気温が下がって開花が足踏みし、開花から9日目での満開となった。 同市葵区の駿府城公園では8日、曇天でやや肌寒い中、親子連れや散歩に訪れた来園者が見頃を迎えた桜とともに写真を撮ったり、桜並木を散策したりして春を満喫する姿が見られ
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花のイラスト彩ったピアノ、花博に 自由に演奏OK 浜名湖ガーデンパーク
河合楽器製作所は「浜名湖花博2024」が開催されている浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で、花のイラストを施したラッピングピアノを展示している。ストリートピアノとして自由に演奏できる。 ラッピングピアノは6日、会場内花織り畑エリアの天望デッキに設置した。1953年頃に製造されたアップライトピアノ「No.301」で、状態は良好という。イラストは浜松聴覚特別支援学校幼稚部、小学部、中学部の児童・生徒50人が描いた花をちりばめた。 ピアノは常設だが、天候不良時はカバーを掛けるため演奏はできない。 ガーデンパーク会場が閉幕する6月2日以降、はままつフラワーパーク会場(同区)に移設する予定
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昭和30年代の子ども 遊び表現 人形とジオラマ展示 藤枝市郷土博物館
藤枝市郷土博物館で6月9日まで、特別展「昭和のこどもたち展」が開かれている。市制施行70周年にちなみ、昭和30年代の子どもの日常と遊びの世界を人形作家石井美千子さん(1953~2023年)が手がけた桐塑(とうそ)人形とジオラマで再現している。 幼い頃に亡くした石井さんの母親の愛情を表現した様子や、戦後の貧しい時代を生き抜いた女性の行商の場面などを捉えている。「紙芝居」と題した大作は、街頭で自転車の荷台に載せた紙芝居を楽しむ子どもらを再現した。秘密基地を作って遊んでいる子どもたちを題材にした力作もあり、来場者は懐かしんで鑑賞した。 特別展は昨年10月に病死した石井さんの初の遺作展となった。
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2会場楽しんで 中野市長がPR【浜名湖花博2024】
浜松市の中野祐介市長は8日の定例記者会見で、開幕から半月が経過した「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)について「桜の開花が遅れたが、いよいよ満開を迎えた。これから切れ目なく次々と花が咲き誇る二つの会場を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。 浜名湖ガーデンパーク会場が6日に開幕し、3月23日から開催しているはままつフラワーパーク会場は7日で来場者10万人を突破した。中野市長は「1回と言わず、何度も足を運んでもらうと、そのたびに新しい感動がある」と花博の楽しみ方を紹介。「地元や全国の人に浜松の魅力の一つ、花緑を体感してほしい。これから全国にPRしていきたい」と述べ
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湖西の手筒花火40本 豪快に夜桜照らす 梅田保存会
湖西市の梅田手筒保存会(坪井洋司会長)は6日夜、同市の梅田公園で手筒花火を披露するイベントを開いた。遠州新居式と三河式の豪快な花火約40本が、公園に咲いた満開の夜桜を照らした。 夜桜と手筒花火の競演を地域住民に楽しんでもらおうと、長年実施している恒例行事。そろいの赤い衣装を着た会員25人が集まり、花火の締めくくりに勢いよく底が抜ける三河式と、手筒を抱えて軽やかに踊る遠州新居式の2種類を次々に披露した。地域住民は夜桜のライトアップと共に地域の春の風物詩を満喫した。
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【静岡まつり最終日】大盛況の城下町 花見行列に宍戸開さん/花魁道中あでやかに
静岡市中心部で多彩な催しが繰り広げられた第68回静岡まつり(実行委主催)は、最終日の7日も大勢の来場者が各会場を行き交った。 花見行列で大御所役を務めたのは俳優宍戸開さん。駿府城公園内の大演舞場での出発式で宍戸さんは、テレビ番組で徳川家康役を何度も務めてきたことに触れ「これまでは(若い時代の)戦うシーンが多かった。大御所時代の役は新鮮」と喜びを語った。「いざ出発」と高らかに花見の始まりを宣言し、沿道の観客の声援に笑顔で応えながら街中を回った。 美しく着飾った太夫が同公園内を練り歩く「花魁(おいらん)道中」では、花魁役の女性が三枚歯の高げたでゆっくりと進み、あでやかな姿で観客を魅了した。
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好天の日曜、春色共演 はままつフラワーパーク、桜など満開【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、ソメイヨシノとチューリップが満開を迎えている。同園が「世界一美しい」とPRする花の共演が園内を春色に染め、連日多くの来園者でにぎわっている。 園内にはソメイヨシノを中心に八重桜など計1300本の桜と、色とりどりのチューリップ約50万球が植えられている。好天に恵まれた7日、来園者が咲き誇る花々を背景に記念写真を撮ったり、桜の木の下でお弁当を食べたりして花見を楽しむ姿が見られた。 同園によると開花時期は例年並みで、ソメイヨシノはあと5日ほど見頃が続きそうという。 (浜松総
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静岡まつり閉幕 夜空に手筒花火、幻想的フィナーレ
徳川家康の大御所時代の城下町を再現する第68回静岡まつり(実行委員会主催)が7日、閉幕した。静岡市葵区の駿府城公園では地元の煙火保存会による手筒花火が夜空を彩り、華やかなうたげに幕を閉じた。 家康が約400年前の駿府城で、日本で初めて花火を見たという故事にならった「大御所観覧手筒花火」では、市内外の煙火保存会3団体が共演し、3日間の祭典のフィナーレを飾った。大小さまざまな花火が次々と披露され、観客から歓声が上がった。白やオレンジの火花が夜桜を照らし、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。 最終日も大御所花見行列や夜桜乱舞などが展開され、3日間の来場者数は推計96万人(主催者調べ)だった。 (政
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フラワーパーク会場、来場者10万人に 浜松市の渡辺さん家族「サクラ眺めてお弁当を」【浜名湖花博2024】
浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)のはままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)の来場者が7日午前、10万人を突破した。実行委は同所で記念セレモニーを開き、10万人目の来場者となった同区の渡辺嘉弘さん(65)、息子の大晃さん(34)、孫の晄都ちゃん(3)ら3世代家族5人に記念品を贈った。 県の山本東経済産業部参事やフラワーパークの塚本こなみ園長らが、渡辺さん家族に花束や花博公式グッズ、農産物の詰め合わせを手渡した。大晃さんは「節目に立ち会えてとてもうれしい。満開のサクラを眺めながら家族で弁当を食べるのが楽しみ」と笑みを浮かべた。 フラワーパーク会場は3月23日に
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店内彩る児童の黒板アート 5月6日まで 富士宮市内13店で掲示
富士宮市内の児童13人が制作した黒板アートの展示が6日、市内の商店街などの13店舗で始まった。それぞれの児童が好きな物をスペースいっぱいに描いたほほ笑ましい作品が5月6日まで、店内を彩っている。 富士宮人づくり講座に参加した児童13人が、富士山麓の牧歌的な風景や虹、車などを描いた。東小6年の白鳥心華さん(11)は漬物店「増田屋本店」の外観に富士山、田子の浦港で乗った帆船を収めた。富士宮東高芸術コースの生徒から配色などを教わり、店内の雰囲気にアクセントを付ける作品に仕上がった。 児童たちが自ら各店を訪ね展示した。大宮小5年の野原采紗さん(10)はクリームソーダのアイスがシロクマの形をした作
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静岡のご当地Vチューバー集結! トークや音楽披露でファンと交流
静岡のご当地バーチャルユーチューバー(Vチューバー)によるファン交流イベント「アザリー」が7日、静岡市葵区のユピテル静岡研究所で開かれた。約70人が集まり、うちわやペンライトを振りながら大画面を通したやりとりを楽しんだ。 ITソフト開発「ユピテルプラス」の「バーチャル広報社員」として活動する「葵わさび」と静岡新聞社・静岡放送公認の「木乃華(このはな)サクヤ」のほか、浜松市を拠点とする「調月音葉(つかつきおとは)」がゲスト出演。普段、動画投稿サイトなどで共演している3人が、トークやゲームを繰り広げたり、最新の音楽やミュージックビデオを披露したりした。 イベントは昨年に続き2回目。会場には出
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桜の下で読書のひととき 富士宮で古本市
桜が見頃を迎えた富士宮市の富士山本宮浅間大社境内にある神田川ふれあい広場で7日、古本市で購入した本を屋外で楽しむイベントが開かれた。来場者は好みの本を探し、満開の桜の木の下で優雅な読書のひとときを過ごした。 市内で昨年から随時開催している一箱古本市「ふじのみや西町ブックストリート」の常連出店者ら29人が小説から絵本まで多様な書籍を並べた。 富士山と清流・神田川をめでる企画「ふじさん神田川テラス」の第1弾。今後は食や音楽をテーマに川沿いで開催する。主催するNPO法人まちづくりトップランナーふじのみや本舗の渡辺孝秀代表は「霊峰と清流に親しむ機会を定期的に提供したい」と話した。 浅間大社によ
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静岡まつり大御所役・宍戸さんが桜を記念植樹 2025年にも開花
静岡まつりの大御所花見行列で7日に大御所役を務めた俳優の宍戸開さんらが同日、静岡市葵区の駿府城公園で桜の記念植樹を行った。 華やかな時代衣装を身に着けて徳川家康役となった宍戸さんは「晴天の中、このような大役を担えて光栄。10年、20年、30年と時間をかけて立派な木に成長してほしい」とあいさつした。濃いピンク色が特徴的な品種「神代曙(じんだいあけぼの)」の苗木に、宍戸さんがスコップで土をかけると、観客から拍手が沸いた。御台所役の古川怜さんも同席した。 同市は、2015年の徳川家康の没後400年を契機に駿府城公園一帯を桜の名所にしようと植樹活動を進めている。今回植樹した桜の木は来年春から花を
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景勝地で花見満喫 西伊豆「黄金崎さくらまつり」
西伊豆町の景勝地、黄金崎の風景や花見を楽しむ「第41回黄金崎さくらまつり」(実行委主催)が7日、同町宇久須の黄金崎公園で開かれた。地元の住民や観光客が桜並木を散策したり、地場産品の買い物や飲食を楽しんだりして春の陽気を満喫した。 約1200人が来場した。会場には地元の事業者らのブースが並び、農産物やご当地グルメ「海賊焼」などを販売した。ジオガイドによる周辺の案内や、子どもたちのダンスパフォーマンスもあった。
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しだれ桜や芝桜、抹茶とともに満喫 富士宮・万野原新田で茶会
富士宮市万野原新田の「万野希望区ワクワク広場」で7日、初めての茶会が開かれた。しだれ桜や芝桜、しだれ花桃が満開になり、地域住民が春の花々を観賞した。 広場の一画に野だて席を設けた。頭上をかれんな花が覆い、来場者は春の陽気の中で抹茶を味わった。家族4人で訪れた末高実穂さん(40)は「この時期で大好きな場所。本格的な茶会に出席したような気持ち」と笑顔で話した。 同所は10年ほど前まで草木が茂り、ごみの不法投棄が住民間で問題になっていた。度重なる不審火もあって有志が伐採と植樹に汗を流した。毎年改良を重ね、今年は竹細工なども加わった。
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【静岡まつり2日目】登城行列や夜桜乱舞 春の城下町に活気 夜は光のドローンショー
第68回静岡まつりは2日目の6日、静岡市中心街で徳川家康にちなんだ多彩な催しが展開された。汗ばむ陽気の中、春の城下町は活気にあふれた。 仮装をして駿府城公園を目指す駿府登城行列=静岡市葵区 仮装をして駿府城公園を目指す駿府登城行列=静岡市葵区 時代衣装を身にまとい駿府城公園を目指す駿府登城行列 町衆が行列を組み、大御所への献上品を持って駿府城公園を目指す「登城行列」では、武士や農民の時代衣装を身に着けた市民が駿河区の森下公園から葵区の駿府城公園までの道のりをにぎやかな太鼓などの音とともに練り歩いた。 集まった来場
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東伊豆町熱川に台湾・九份!? 提灯800個灯す 被災地思い黙とうも
東伊豆町の熱川地区で6日夜、台湾の観光地・九份(きゅうふん)を模して現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設するプロジェクトの点灯式が行われた。来場者は「大きな地震のあった台湾に元の生活が訪れますように」と明かりに願いを込めた。 熱川温泉旅館組合の主催。台湾観光庁や台湾観光協会の協力を得て、提灯800個の明かりがともる。点灯式では台湾へ黙とうをささげた。伊豆熱川駅周辺では台湾料理の店が出て、中華獅子舞の舞も披露された。 九份は映画「千と千尋の神隠し」の世界観とイメージが重なる場所として広く知られる。すり鉢状の地形と広さが熱川と似通っていて、2023年に町関係者が観光PR目的で現地を訪問
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浜名湖花博、ガーデンパーク会場もオープン 100万株の花々彩る
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)が6日、オープンした。先に始まったはままつフラワーパーク(同区)との2会場で、浜名湖周辺エリアを舞台とした「花と緑の祭典」が本格的に幕を開けた。 2004年のしずおか国際園芸博覧会(浜名湖花博)の20周年記念イベント。初日は春の陽気に誘われて、全国から訪れた人々が開園1時間以上前から行列をつくった。開会式典で関係者がテープカットを行うと、家族連れ、カップルなどが一斉に入場して庭園の散策や写真撮影を楽しんだ。 ガーデンパークは11の花壇、庭園を一新。国際ガーデニングショーで高い評価を
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浜名湖花博PR大使、當間ローズさん ガーデンパークに作品出展「花の美しさ、優しさ感じて」
浜名湖花博PR大使で歌手、モデルの當間ローズさん(30)=湖西市出身=が6日オープンした「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)を訪れ、「花の美しさや優しさを感じて」と呼びかけた。 華道家としても活動する當間さん。交流サイト(SNS)などで花博のPRに取り組むほか、ガーデンパーク会場で本県産花きを紹介する「しずおかの花展示」に作品を出展し、フラワーガーデンコンテストで審査員も務める。 當間さんは「すてきな花々が一堂に集まるイベントで、思わずため息の出るような空間が広がっている。県内外から大勢の人に来てもらいたい」とアピールした。 (浜松総局・仲瀬駿介)
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劇団四季キャッツ静岡公演 静岡まつり来場者にPR
劇団四季は7日まで開催している静岡まつりに合わせて静岡市葵区の駿府城公園内に特設ブースを設け、7月17日開幕のミュージカル「キャッツ」静岡ロングラン公演(市、静岡商工会議所、市文化振興財団、劇団四季、静岡新聞社・静岡放送主催、県共催)をPRしている。 6日は、スタッフがミュージカルを紹介するちらしやネコの形をしたうちわを配布。10年半ぶりとなる静岡公演への来場を呼びかけた。ブース内の大型パネルの前で、ネコのポーズをするなどして記念写真に納まる家族連れやミュージカルのファンでにぎわった。 チケットの会員先行予約は7日から、一般販売は14日から。問い合わせは劇団四季静岡オフィス<電0570(
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戦後パリの風景画ずらり 長泉・ビュフェ美術館で特別展
ベルナール・ビュフェ美術館(長泉町)別館企画展示室で6日、フランスの画家ベルナール・ビュフェ(1928~99年)が過ごした第2次世界大戦後のパリをテーマにした特別展「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」が始まった。11月24日まで。 ビュフェが若き画家として注目を集めた40~60年代のパリの文化を中心に取り上げた。ビュフェのほか、ユトリロ、ヴラマンクが描いたパリの風景画を展示。会場には当時の雰囲気を演出するジャズが流れ、同時期に活躍した文化人の写真や映画ポスター、雑誌など計52点が並ぶ。雨宮千嘉学芸員は「ビュフェが時代の寵児(ちょうじ)となった当時のパリのムードを感じて」と呼びかけた。
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豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」 御前崎に初寄港
御前崎市の御前崎港に6日、乗客約2700人を乗せた英国の豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」(約11万5875トン)が初寄港した。地元関係者らが太鼓の演奏で入港を出迎え、乗客らは下船後、御前埼灯台をはじめバスツアーで市外の観光地を巡った。 歓迎セレモニーで御前崎港客船誘致協議会長の柳沢重夫御前崎市長が「日本文化に触れながら思い出を作ってほしい」とあいさつ。船長に花束が贈られた。港には観光商工関係者らがブースを出店し、地元の特産品をアピールした。 同市の海鮮なぶら市場などでは、関連イベントを開催した。バスツアーは日本平(静岡市清水区)やふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)などを訪れた。
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樹齢170年超、咲き誇る一本桜 浜松・水窪小旧大野分校跡地
浜松市天竜区水窪町大野地区の水窪小旧大野分校跡地に立つ一本桜が満開を迎え、来訪者を楽しませている。6日は地域住民による花見の会が行われた。 樹齢170年を超えるとされる樹木の高さは約15メートル、幹周りは約4.2メートルとしっかり根を張っている。地元の大野自治会が定期的に樹木医に依頼して樹勢回復作業をしてもらったり、添え木をしたりして維持している。 旧大野分校跡地は、JR飯田線水窪駅から約15キロの標高650メートル地点にある。山々や傾斜地に広がる茶畑が織りなす光景の中で存在感を発揮する、桜の美しさを体験できる。開花のピーク時期はほぼ例年並みで、今週いっぱいが見頃という。
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「富士と桜」の日本画30点 浜松・平野美術館 6月2日まで
浜松市中央区元浜町の平野美術館で6日、日本画の展覧会「富士と桜」が始まった。富士山と桜をテーマに県内外の日本画家が制作した約30点が並ぶ。6月2日まで。長泉町在住の木村圭吾さんの「月下の宴」は縦2・4メートル、横1・4メートルの大作。月明かりに照らされた富士山の神々しさと裾野で幻想的に広がる桜を表現した。浜松市在住の栗原幸彦さんが明け方の富士山を描いた作品や、竹内栖鳳(1864~1942年)が大胆な省略技法で表現した絵画にも注目が集まる。 5月3~5日と月曜(祝日の場合は翌火曜)休館。入館料は大人500円など。問い合わせは平野美術館<電053(474)0811>へ。
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浜名湖花博へは舟でもどうぞ 水上交通の運航開始 弁天島、浜名港、海湖館など発着
「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)が開幕した6日、同区の弁天島や湖西市新居町の浜名港、海湖館などを結ぶ水上交通の運航も始まった。航路は全5種類。6月2日までの会期中、地元の遊船組合などが運航を担う。関係者は舟運を通じた浜名湖の魅力発信や、周辺地域の活性化を期待する。 浜名港や海湖館の発着便は、花博に向け整備した桟橋とガーデンパークを25~30分かけてつなぐ。湖上からカキやノリの養殖棚を眺められるクルージングで、時間が合えば新幹線や電車が湖を通過する様子も見られる。利用状況に合わせ30分間隔をめどに運航する。浜名港には大型の無料駐車場もあり、会場周辺の混雑を避け
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和傘の下、楽々花見 スマホで運転、新モビリティー 花博・浜名湖ガーデンパーク
「浜名湖花博2024」が開幕した浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で6日、トヨタ自動車が手がける傘をテーマにした新モビリティー「アンブレラ」の乗車体験会が開かれた。7日まで。 2人分の座席が和傘の下に設置された乗り物で、手元のスマートフォンを傾けて直感的に運転できる。 乗車体験は南主園路の臥竜の松付近で実施され、親子連れらが桜などの花々を眺めながら運転を楽しむ姿が見られた。 同市のPRを担当する「やらまいか大使」でSNSクリエーターのなな茶さんは「子どもやお年寄りも気軽に乗れる。ぜひ体験してほしい」と話した。 体験時間は午前10時~午後1時と同2~5時。乗車は無料。
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春を彩る「しだれ桜の並木道」 川根本町徳山で見ごろ
川根本町徳山の約200本のしだれ桜が見ごろを迎え、訪れた観光客の目を楽しませている。 徳山コミュニティ防災センターから徳山神社までの約300メートルの桜並木など、地区内の約10カ所で花見を楽しむことができる。横浜市から訪れた会社員花村雄高さん(45)は「しだれ桜の並木は珍しいので見応えがある」と話した。森博士区長(67)は「来週まで見ごろが続きそう。徳山の自然や人の良さを知ってもらいたい」と期待を寄せた。
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静岡まつりに「大御所ISSA」 花見行列、駿府の春盛り上げ
静岡市に春の訪れを告げる第68回静岡まつり(実行委員会主催)は2日目の6日、徳川家康の駿府での花見を再現する「大御所花見行列」などを繰り広げた。街中の桜は見頃を迎え、多くの来場者でにぎわった。 ▶関連記事「登城行列や夜桜乱舞 春の城下町に活気 夜は光のドローンショー」 葵区の駿府城公園で行われた「拝謁(はいえつ)の儀」で、大御所役のISSAさんが登場すると観客からは大きな拍手が湧き起こった。城下町民にふんした市民から献上品を受け取ったISSAさんは「余は満足じゃ。皆の者、ついて参れ。いざ出陣」と宣言し、花見に出発。沿道の観客からの声援に笑顔で手を振って応えた。 市中心街の各会場には屋台
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静岡まつり開幕 雨の中の前夜祭、歌やダンスで盛り上げ
徳川家康の大御所時代の城下町を再現する「第68回静岡まつり」(実行委員会主催)が5日、静岡市葵区の駿府城公園を主会場に開幕した。初日の前夜まつり「家臣団結成の儀」では、市内のダンスチームやバンドがパフォーマンスを披露し、うたげを盛り上げた。 オープニングセレモニーで、久保田隆実行委員長が「桜はまだ満開ではなく、静岡まつりまで待ってくれた。ゆっくり楽しんでいって」と来場者に呼びかけ、祭りが開幕。冷たい雨が降る中、市内のグループ6組が熱い演奏や演舞で来場者を楽しませた。 前夜まつりは静岡青年会議所(JC)が企画、運営した。予定していたドローンショーは雨のため延期し、6日午後8時から行うことに
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「掛川観光のきっかけに」 御城印と天守閣入場券をセット販売 新幹線ネット予約会員対象
掛川市の掛川観光協会とJR掛川駅が、掛川城と新幹線をあしらった御城印と天守閣入場券などのセットを発売した。駅利用者が掛川を観光するきっかけを作ろうと、若手駅員が発案した。インターネット予約の「スマートEX」か「エクスプレス予約」の会員を対象に、2025年3月末まで500セット限定で販売する。 御城印は、掛川城と木造駅舎が印刷された2枚組。鉄道ファンに人気がある新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」も取り入れた。掛川城天守閣などの入場券、15日に駅北口に開店した緑茶カフェのどら焼きと茶の引換券のセットで用意する。 企画した同駅係員小田裕也さんは「コンサートが目的で利用する人も多い。城やお茶
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夜桜ライトアップ 2年ぶり開催 静岡・梅ケ島のコンヤの里
静岡市葵区梅ケ島のコンヤの里さくら園で5日夜、夜桜ライトアップが始まった。見頃を迎えた花々が、漆黒の夜空に白く浮かぶ光景が観光客を喜ばせた。 春季の集客に向けて、梅ケ島コンヤ温泉観光組合が2年ぶりに開催。ソメイヨシノやしだれ桜など7種約200本が植栽された園内各所に20基の発光ダイオード(LED)照明を設置した。 夜桜ライトアップは、7日までの午後6時半から同9時。入場無料。期間中は各日先着20組に梅ケ島コンヤ温泉オリジナル入浴剤「コンヤの湯」をプレゼントする。
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熱川照らす台湾提灯 「被災地支援に関心を」 東伊豆温泉街、観光地の九份再現
東伊豆町の温泉街、熱川地区で台湾の観光地を模した景観づくりが進んでいる。地形に共通性があり、世界的にも知られる九份(きゅうふん)を模し、現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設した。6日からの本格的な点灯開始を前に台湾で大きな地震が発生し、関係者は「来訪者に現地の支援に関心を持ってもらうきっかけにしたい」と願いを込める。 1日夜の伊豆急行伊豆熱川駅前。関係者が提灯の点灯状況を最終確認していた。「赤い光が幻想的でしょう。日本にいながら台湾の雰囲気が味わえる」と語るのは、熱川温泉旅館組合の池田亮馬さん(33)。地区内に約800個の明かりをともす。地域一帯で海外の特定地域に着想を得た町おこしは
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浜名湖花博 「五感で園内満喫を」 浜名湖ガーデンパーク/谷口充所長
6日にオープンする浜名湖ガーデンパーク会場の谷口充所長(60)は、季節の草花とデジタルアートといった先端技術との融合など新たな試みを見どころに挙げ、「五感で園内を満喫してほしい」と思いを語った。 ―園内の見どころは。 「世界で活躍する庭園デザイナー石原和幸氏監修の記念庭園『汽水園』や、バラと多様な植物のコラボが織りなす『新感性ローズガーデン×R(コラボローズ)』など新たに11の花壇、庭園を整備した。『花美の庭』はチューリップ、フジ、バラなど約1600種の花々に包まれ、まるで絵画の中にいるような世界観が体感できる。広大な花織り畑は春にネモフィラ、初夏にはヒマワリが一面に咲きそろ
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浜名湖花博ガーデンパーク会場、6日オープン 印象派庭園やデジタルアート見どころ
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)が6日にオープンする。報道陣向けの内覧会が4日、同会場で開かれ、著名デザイナーが新たに監修した庭園や最新のデジタル技術を駆使したアトラクションを公開した。 広さ56万平方メートルの園内は、花博に合わせて11の庭園を一新。春はネモフィラやチューリップ、初夏はヒマワリ、バラなど、季節の移ろいとともに多彩な花を観賞でき、1600種の花々に囲まれた印象派庭園「花美の庭」では、絵画の中にいるような美しく調和した植物の魅力を堪能できる。 先端技術を活用したアトラクションも見どころで、没入体験型
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島田・伊太和里の湯 大井川鉄道と西東石油の指定管理に 食事メニューも刷新
島田市伊太の田代の郷温泉「伊太和里の湯」は4日、西東石油と大井川鉄道で構成する共同事業体「田代の郷共同運営コンソーシアム」を指定管理者とする営業を開始した。 オープニングイベントで西東石油の西村康正社長が「市民に喜んでもらえる施設を目指す」とあいさつし、大鉄の鈴木肇社長は「地元に根ざした企業として地域の役に立ちたい」と述べた。長唄三味線と日本舞踊の披露もあった。 同温泉は地元利用が中心の日帰り温浴施設。大鉄が指定管理する川根温泉ホテルやグループ企業の飲食サービスのノウハウを生かし、食事どころ「くつろぎ」で新メニューを提供する。田代の郷温泉、川根温泉ホテル、川根温泉ふれあいの泉の3施設共通
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個性光る「駿河蒔絵」ずらり 駿府楽市で展示即売会 静岡市
静岡蒔絵(まきえ)組合は10日まで、約180年の歴史を持ち県郷土工芸品に指定される「駿河蒔絵」の展示即売会をJR静岡駅構内のアスティ静岡西館「駿府楽市」で開いている。組合に所属する県中部の蒔絵師7人が手がけた小箱やアクセサリーなど約200点を紹介している。 蒔絵は漆器の表面に漆などで絵を描き、上から金や銀の金属粉をまいて装飾する技法。色とりどりのコスモスが描かれたアクセサリー入れや、桜、チョウがデザインされた髪留め、金粉で鶴を表現した華やかな盆などが並ぶ。 出品者の杉浦暁子さん(42)=静岡市葵区=は「職人の個性が光る多彩な作品の数々を楽しんでもらいたい」と魅力を語った。
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あの作品のロケ地は…! 浜松市が紹介マップ作成 「ゴジラ-1・0」など70カ所
浜松市は市内で撮影された映画やドラマなどの作品とロケ地を紹介する「はままつロケ地マップ2024」を作成した。遠州灘や浜名湖で撮影し、米アカデミー賞を受賞した映画「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」など最新作を盛り込み、厳選したロケ地70カ所を紹介している。浜松の魅力を発信し、聖地巡礼などの観光振興にもつなげる。 マップはA4判6ページで3万部作成した。ドラマ「VIVANT」や公開中の映画「変な家」が撮影された青谷鍾乳洞、映画「次元大介」をはじめ多くの作品に使われる中田島砂丘、同市がモデル地のアニメ「夢見る男子は現実主義者」に登場するアクト通りなどを取り上げた。ウナギや浜松ギョーザなどのグルメ
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春の風物詩「静岡まつり」5日開幕 駿府城下町を再現 6、7日に市中心部交通規制
徳川家康の大御所時代の城下町を再現する静岡市の春の風物詩「第68回静岡まつり」(実行委員会主催)が5~7日、市中心街で開かれる。5日の前夜祭を皮切りに、メイン行事の「大御所花見行列」や市民参加の総踊り「夜桜乱舞」など多彩な催しを繰り広げる。 花見行列は6日午後2時15分と7日午後3時15分に葵区の駿府城公園東御門を出発し、市街を練り歩く。6日は音楽グループ「DA PUMP」のISSAさん、7日は俳優宍戸開さんがそれぞれ大御所役を務める。雨天で中止となった場合は、市役所静岡庁舎で大御所のお披露目会を行う。 葵区の御幸通りが主会場となる夜桜乱舞は、6日は午後5時~7時50分、7日は午後2時2
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でかっ! 図書館に実寸ホッキョクグマ 静岡で企画展、日本平動物園と連携
静岡市葵区の市立中央図書館は23日まで、子どもの読書活動を推進するため、動物の標本や関連書籍の紹介コーナーを館内出入り口付近に設けている。23日の「子ども読書の日」に合わせ駿河区の日本平動物園と連携して企画した。 約40年前に同園で初めて展示されたレッサーパンダ「安安(アンアン)」の剝製や、オオアリクイの骨などを展示。雄のホッキョクグマ「ロッシー」の実寸大パネルも来館した親子連れの人気を集めている。動物の生態を紹介する図鑑や絵本も合わせて並べた。 27日には小学生以上を対象に「動物園の楽しみ方」がテーマの講座を同園職員が開く。申し込みは5日から、同館ホームページなどで受け付ける。 (社
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静岡空港、出雲便再開 森町・小国神社でPR「島根に来てニャ」
富士山静岡空港利用促進協議会はこのほど、島根県の出雲大社と縁が深い森町の小国神社で、1月9日から運休していた静岡―出雲便の運航再開を記念したPRイベント(同神社共催、静岡県・島根県など協力)を開いた。 静岡県のイメージキャラクター「ふじっぴー」と、島根県の観光キャラクター「しまねっこ」が同神社に来訪。「FDA(フジドリームエアラインズ)で島根に来てニャ」と書かれた横断幕を持って参道を練り歩き参拝した。 出雲大社と小国神社はともに大国主命(おおくにぬしのみこと)が祭神。明治時代に小国神社が焼失した際は、出雲大社の図面を基に再建された歴史があるなど、縁が深いという。
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三鷹駅周辺 独歩や太宰らに出合う【ぷらっとTOKYO】
JR中央線の三鷹駅(東京都三鷹市)周辺を歩くと、幾つもの文学碑に出合う。北口の交番脇にある国木田独歩の詩碑から順に見て歩いた。 独歩は小説「武蔵野」で知られる明治の文学者。碑には、彼の詩句「山林に自由存す」が、白樺派の作家武者小路実篤の書によって彫られ、独歩の次男で彫刻家の佐土哲二さんによる肖像レリーフもはめ込まれている。 南口の中央通りを進んでいくと、三鷹市ゆかりの文学者を記念する四つの碑が目に留まった。詩人三木露風が作詞した童謡から名づけられた「赤とんぼの碑」のモチーフは少女と幼い子。 地球儀をかたどる実篤の像には、戯曲の題名「人間萬歳」が記されている。山本有三の碑は少年2人の像を
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「びっくり箱」みたいな面白さ【非日常の宿坊旅へ①】
お寺や神社の宿泊施設「宿坊」。僧侶や参拝者だけでなく観光客も泊まれる場所ですが、皆さんはどのようなイメージがあるでしょうか。 一昔前は宗教施設に泊まることを警戒する人や、「敷居が高そう」「夜中に幽霊が出ないか」と心配する人もいました。しかし最近は理解が深まり、寺社が持つ清浄さや座禅・写経といった修行体験、精進料理のおいしさ、仏像や絵画、建築、庭園の美しさなど、さまざまな要素に引かれて泊まる人が増えています。 私は、大学時代に初めて宿泊してから25年、泊まり歩きをしながら、宿坊の研究や情報発信を続けています。これまで、日本各地や海外の施設など100軒以上の宿坊に泊まっていますが、その魅力は
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熱海海上花火、13日に本年度初回
四季を通じた開催で知られる熱海市での熱海海上花火大会が、本年度も13日から12月までに計11回開かれる。 各回とも熱海港の防波堤などから打ち上げ、市中心街から観覧できる。色とりどりのスターマイン、フィナーレの「大空中ナイアガラ」など約3000~5000発が夜空を彩り、三方を山に囲まれたすり鉢状の地形の温泉街に音が響き渡る。 熱海温泉ホテル旅館協同組合や市観光協会が主催する。日程は次の通り。 春=4月13日、5月2日▽夏=7月26日、8月5、8、18、23日▽秋=9月16日、10月19日、11月4日▽冬=12月8日
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清水港のイルカに赤ちゃん! 専門家「人工的環境で繁殖はレア」【動画あり】
2020年6月から清水港内にすみ着いているミナミバンドウイルカの群れに、繁殖が確認されたことが2日までに分かった。体長1メートル弱の赤ちゃんイルカ1頭は生後1カ月以内とみられ、大人のイルカ5頭に寄り添われながら遊覧船の近くまで寄ってくる様子が観察できる。専門家は「人工的な環境で繁殖が行われたレアケース」と指摘する。 富士山清水港クルーズによると、最初に確認できたのは3月31日午前の「イルカウオッチングクルーズツアー」。1日4回の定期便以外の特別便で乗客80人が乗っていた。2回目は4月2日午後の定期便。いずれも目撃した同社営業部の鈴木佳奈子さん(24)は「いつにも増して皆で固まって泳いでいた
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春の陽気満喫 松崎・那賀川の桜並木が見頃 ライトアップも
松崎町の中心部を流れる那賀川沿いの桜並木が2日までに、見頃を迎えた。河口から大沢地区の周辺まで約6キロにわたってソメイヨシノ約1200本が咲き誇り、地元住民や観光客が春の雰囲気を満喫している。 町によると、開花は例年より1週間ほど遅く、同日時点で七分咲き。多くの観光客が花見に訪れ、淡いピンク色の花をカメラに収めようとシャッターを切っていた。桜は6日ごろまで楽しめる見通しで、付近で行われている「田んぼをつかった花畑」も満喫できる。 町は夜桜を楽しんでもらおうと、開花時期に合わせライトアップも実施している。点灯時間は午後6時半~9時。
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三島・遺伝研で桜見頃 6日に一般公開
約200種300本の桜が植えられている三島市谷田の国立遺伝学研究所で2日までに、ソメイヨシノや遺伝的に近い品種の桜が見頃を迎えた。6日の一般公開では、さまざまな花が楽しめそうだ。 研究所の桜は1950年ごろ、植物遺伝学者の竹中要博士が各地から収集したのが由来。施設の東側ではソメイヨシノの両親に当たるオオシマザクラの白い花とエドヒガンのピンク色の花が共演している。形質がソメイヨシノと差異のない伊豆吉野や濃いピンク色が特徴の陽光も満開に近い。研究所前の遺伝坂の桜も咲き誇り、桜のトンネルを演出している。 一般公開では研究所の取り組みを紹介するパネル展を開催し、DNAの模型を作るワークショップや
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島田・川根の「桜トンネル」ほぼ満開 7日まで「まつり」
島田市観光協会主催の「かわね桜まつり」が7日まで、同市川根町家山地区などで開かれている。周辺のソメイヨシノが見頃を迎え、花見客でにぎわっている。 2日時点で道路両脇に桜が並ぶ「桜トンネル」はほぼ満開で、「緑地公園」は五~六分咲き。花見客はカメラやスマートフォンで撮影したり、散策を楽しんだりしている。大井川鉄道の蒸気機関車(SL)と桜の共演を撮影する人の姿も見られた。 期間中は出店もあり、川根茶の試飲や販売などが行われている。景品が当たるデジタルスタンプラリーも開催している。
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パノラマロードに「黄色いじゅうたん」 裾野で菜の花と霊峰共演
富士山の景勝地として知られる裾野市のパノラマロード(市道)で、菜の花が見頃を迎えた。沿道に「黄色いじゅうたん」が広がり、雪化粧した霊峰との共演を楽しむことができる。 近隣事業所の従業員や市民有志らが昨年10月、約4800平方メートルに種をまいた。市によると、例年より1週間ほど開花は早いという。170本余りの桜並木も花が咲き始め、標高約460メートルの富士山麓に春の訪れを告げている。
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浜名湖望む境内 「ミヤマツツジ」満開 湖西市の正太寺
湖西市入出の正太寺で、浜名湖を望む境内に植えられたミヤマツツジが満開となった。山の斜面に濃いピンクや紫色の花が広がり、開花が始まったサクラとの競演も楽しめる。見ごろは4月上旬中の見込み。 同寺のミヤマツツジは、昭和初期に四国八十八カ所霊場を模してつくられた宇津山公園八十八カ所霊場の経路に沿い植えられた。今年は3月中旬ごろから花を付け始めたという。入場には、整備費用に充てるため入山料(大人1人500円以上)が必要。 6日からは缶バッジラリー 合わせて湖西市は6日から6月2日まで、浜名湖花博2024にちなみ同寺を含めた市内の花の名所を巡ってもらう「春の花めぐり in Kosai 缶バッジ
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しだれ桜、境内華やかに 静岡・久能山東照宮で満開
静岡市駿河区根古屋の久能山東照宮で2日までに、しだれ桜が満開となった。参拝者は頭上から降り注ぐように咲く白や淡いピンク色の花を見上げて楽しんでいる。 しだれ桜は国宝に指定されている社殿と、社務所の前に1本ずつ植えられていて、社殿前が白、社務所前が淡いピンク色の花を咲かせている。東照宮によると、今年は3月中旬に咲き始め、4月7日ぐらいまでは楽しめそうという。
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ハナモモ200本 鮮やか春の彩り 浜松・ばらの都苑
浜松市中央区花川町の私設バラ園「ばらの都苑」で約200本のハナモモが見頃を迎えている。赤や白、ピンクの花々が鮮やかに咲き誇り、近隣住民らを喜ばせている。 ハナモモは苑主の天野和幸さん(83)が15年ほど前から栽培を始めた。来園者は長さ50メートルほどの花のトンネルをくぐったり、高さ約2メートルの手作りの橋から木々を見渡したりして、春の彩りを楽しんでいる。天野さんは「暖かくなってきて一気に開花が進んだ。中旬ごろまで見頃が続きそうなので、多くの人に見てもらいたい」と話している。
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御殿場市印野地区で探検!霊峰の“胎内” 御胎内清宏園、噴火が生んだ神秘の洞窟【わたしの街から】
雄大な富士山の麓に位置する御殿場市印野地区。過去の噴火の影響が色濃く残る溶岩地帯の変化に富んだ地形と富士山麓の豊かな自然が調和する。富士山学習の絶好の場である地区の魅力を一度に感じることができるのが、国指定天然記念物の洞窟「印野の溶岩隧道[ずいどう]」がある富士山御胎内清宏園だ。洞窟は「御胎内」との通称で親しまれ、子宝のパワースポットとしても人気が高い。 御胎内の呼称は「U」の字形の洞窟の形と溶岩が冷え固まった岩肌の様子が、人間の体内に似ていることに由来する。洞窟内に胎内神社の前殿、本殿、奥殿に当たる石祠[せきし]があり、祭神として富士山の守り神で安産、子宝の神でもある木花開耶姫命[このは
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茶畑に輝く一本桜 島田「牛代の水目桜」満開【動画あり】
島田市川根町家山の一本桜「牛代(うしんしろ)の水目桜(みずめざくら)」が満開となり、山あいの茶畑の中で風に揺れる薄紅色の花が訪れた人や写真愛好家を魅了している。 牛代の水目桜は樹高約20㍍、幹回り約4・2㍍。推定樹齢300年を超えるエドヒガンで、市の天然記念物に指定されている。 1日朝は山から顔を出した太陽の日差しが降り注ぎ、スポットライトのように桜を浮かび上がらせた。管理する山下潔さん(72)によると、あと1週間ほど楽しめそうという。 (写真部・小糸恵介)
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桜並木とダム共演 浜松・龍山で見頃、今週末ピーク
浜松市天竜区龍山町の秋葉ダム沿いで、桜が見頃を迎えている。同市龍山支所によると、今週末ごろまでがピークという。 「千本桜」と呼ばれるソメイヨシノの桜並木がダム沿いに連なる。桜や天竜川、同ダムの景色を見ようと、平日の1日も多くの行楽客が足を運んだ。ツーリング客や家族連れのほか、ダムの放流に合わせて訪れる人も見られた。 今年は例年よりも1週間程度遅く見頃を迎えた。同支所によると、近年に比べて3月が冷え込んだ影響で開花が遅れた。ダム沿いでは毎年3月下旬、桜の開花に合わせて開催する「天竜区秋葉ダムさくらマラソン大会」がある。
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国内最大級!ウオータースクリーン×大噴水 フラワーパークの夜彩る 浜名湖花博
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、ライトアップされた噴水と水に投影された映像が夜間の園内を華やかに彩る国内最大級の「ウオータースクリーン大噴水ショー」が人気を集めている。 ウオータースクリーンは高さ約15メートル、横約35メートル。噴き上げられた半円状の水に鮮やかな映像を映し出す。主人公の球体が魚や亀などの生き物に助けられながら成長する物語を投影する。ショーは約10分で、ピンクや青にライトアップされた迫力満点の噴水の演出も楽しめる。 期間は4月6日までと、4月25日から5月5日まで。午後6時半から30分ごとに
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スイーツの花〝満開〟 有名シェフ監修、バラ表現 はままつフラワーパークのレストラン「花の散歩道」
はままつフラワーパークのレストラン「花の散歩道」では、有名シェフが監修した花博限定スイーツ「エンジェルローズ~天使のバラ」を販売している。バラを表現した華やかなデザートで、10年ぶりの“花の祭典”の盛り上げに一役買っている。 満開の花びらのような見た目で、パイにスポンジケーキやブルーベリー、バナナなどを敷き詰め、その上にソフトクリームやイチゴを飾ってキイチゴのソースを添えた。浜松産の紅ほっぺや園内で採れた蜂蜜など、地元食材をふんだんに使用。誰もが食べやすいように優しい味付けに仕上げた。 監修はホテル「ザ浜名湖」で総料理長や総支配人などを歴任した長門慶次さん(70)
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東海道線の車窓からも見える! 菜の花見頃 湖西の花畑
湖西市の前向地区の耕作放棄地を活用して整備された「前向花畑」で、菜の花が見頃を迎えている。東海道線鷲津―新所原間の車窓からも見える場所で、4月上旬中は楽しめる見込み。 花畑を整備するNPO法人ハピネス湖西が、1000平方メートルに菜の花を植えた。今年は品種を変更したことや3月の寒さの影響で、例年に比べ開花が遅めだったという。花畑の周囲には紫色のオオアラセイトウや黄色のパンジーも咲き、色の違いを楽しめる。地域住民やNPOのメンバーが作った空色のベンチも設置され、写真撮影に訪れた人が一息つきながら春の景色を堪能している。
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山盛りの生シラス堪能 富士「漁協食堂」 今季営業開始
富士市の田子の浦港で1日、「漁協食堂」の今季の営業が始まった。地元住民をはじめ県内外の客が開店前から行列を作り、山盛りの生シラスなどを堪能した。12月28日までの予定。 国の地理的表示(GI)保護制度に登録された「田子の浦しらす」を漁港の吹き抜けで提供する人気施設。新型コロナ禍が明けた昨季は前年比8千人増となる約7万1千人が訪れたが、不漁の影響で12月の営業終了を1週間ほど早めた。漁協によると、今季は3月21日の初漁以降の水揚げは安定しているという。 初日は生シラスの丼や、しょうゆだれに漬け込んだシラスと卵の黄身を乗せた「赤富士丼」を買い求める客が多く見られた。仕入れの状況によって通常の
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戸田の深海魚を展示販売 4月14日、沼津でまつり
沼津市の戸田観光協会は14日、地域資源の深海魚をPRする「深海魚まつり」を同市戸田の戸田漁協直売所周辺で開く。 午前10時から底引き網漁で漁獲されたタカアシガニやトロボッチ(メヒカリ)といった深海生物を展示し、10時45分から即売する。 祭り参加は要予約で、定員200人。同協会ホームページから申し込む。問い合わせは同協会<電0558(94)3115>へ。
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富士スピードウェイ彩る8000発の花火 疾走スーパーカーと競演 小山町
花火イベント「富士山花火vsスピードウェイ」(静岡新聞社・静岡放送後援)が30日夜、小山町の富士スピードウェイ(FSW)で行われた。光の大輪とサーキットを疾走する車両の競演が来場者を魅了した。 富士山眼前の国際サーキット上空を約8千発が彩った。ホームストレートを走るスーパーカーを追いかけるように、順番に打ち上げる仕掛けでスタートした。電飾がぎらぎらと輝くトラック「デコトラ」も登場。上空の花火、眼下の夜景と共に、幻想的な世界を演出した。 伝統文化を継承する団体や花火業者などでつくる実行委員会が2022年に続き開催。FSW周辺の開発を担う富士モータースポーツフォレストが支援した。 (東部総局
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浜名湖花博開幕1週間 初夏の日差し、にぎわう週末 チューリップが園内彩る
はままつフラワーパーク(浜松市中央区)で始まった「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)は30日、開幕から1週間を迎えた。雨模様の天候が続いた中で初めて青空が広がった週末、多くの来場者でにぎわった。 気温が上昇し、初夏を思わせる日差しに包まれた園内は、彩り豊かなチューリップが見頃となっている。この日は、多くの家族連れや外国人観光客が訪れ、花々を鑑賞した。レジャーシートを広げて弁当を食べたり、半袖の子どもたちが芝生の上を元気よく走り回ったりする姿も見られた。 会場ではソメイヨシノの開花時期に合わせて4月6日まで、夜間開園を実施中。ライトアップされた幻想的な光景を楽しめ
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〝海の道〟出現 西伊豆で「トンボロ」渡り初め
西伊豆町仁科の瀬浜海岸で30日、干潮時に陸と沖合の島が地続きになる「トンボロ現象」の始まりを告げる「堂ケ島トンボロ開き」(実行委主催)が開催された。日中にトンボロ現象が発生する時期に合わせた恒例行事。潮位が下がり〝海の道〟が現れると、観光客200人以上が楽しんだ。 トンボロは潮位の減少で現れる砂州で海岸と島がつながる現象。実行委が午後0時半ごろにイベント開始を宣言し、参加者は地元ガイドの案内で三四郎島を目指し約200メートルを歩いた。ナマコやヤドカリなどの生き物の観察も行った。 海岸の清掃活動やかつお節などの地元名産品を贈るイベントも行われた。町によると、現象が昼間に見られるのは9月ごろ
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春の訪れ告げる桜まつり 藤枝・金比羅山
藤枝市に春の訪れを告げる恒例の金比羅山・瀬戸川桜まつり(市観光協会主催)のメインイベントが30日、同市の志太河川敷公園で始まった。31日まで。 東海地区最大級の長さとされ、瀬戸川沿いに約2キロ連なるソメイヨシノの桜トンネルは全体的に開花が遅れている。金比羅山の一部では一~二分咲き。市観光交流政策課によると、4月3日前後に見頃を迎える見通し。観光客らは桜が咲き始めた金比羅山や周辺を散策し、まつりを満喫した。 藤枝太鼓の演奏や園児のダンスなどのステージ発表はイベントを盛り上げ、出店やミニ新幹線の乗車体験なども人気を集めた。
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旬のサクラエビ求め行列 春漁解禁後初の週末 静岡・由比港漁協
駿河湾産サクラエビの春漁解禁から初の週末を迎えた30日、静岡市清水区の由比港漁協の食堂「浜のかきあげや」には、サクラエビを味わおうと県内外から多くの人が訪れた。 午前7時半ごろから整理券を求めて待機する客の姿が見られ、同10時ごろには店前に長い行列ができた。来店客はどんぶりやかき揚げを注文し、係留された漁船を横目に見ながら旬のサクラエビに舌鼓を打った。 東京から家族で訪れた会社員野口夏輝さん(23)は「かき揚げのエビにありがちな口の中の違和感がなく、これがサクラエビなんだと思った」と満足げ。同店の出羽義昌さんは「今年は身が大きめで、初漁の漁獲量も出足としてはいい感じだった。出漁できる天候
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春到来告げる「姫様道中」 優雅な行列、観客を魅了 浜松・細江
浜松市浜名区細江町で30日、春の風物詩「第71回姫様道中」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。きらびやかな衣装の姫様を中心にした総勢約70人の道中行列が見物客を魅了し、奥浜名湖に春の到来を告げた。 行列は気賀関所を出発し、桜が咲き始めた都田川堤防沿いを優雅に練り歩いた。姫様役の名倉由香さん(23)=同町=は歓声に柔らかな笑みで応え、大役を無事に終えると「小さい子どもが手を振ってくれた。将来、姫様になりたいと思ってもらえたかな」と頬を緩めた。 江戸時代に東海道の脇街道「姫街道」を通行した公家や大名の娘の行列を再現した時代絵巻。第71回は運営側の人員不足で存続が一時危ぶまれた
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春の訪れ 陽気に誘われ食やステージ満喫 静岡市葵区
静岡市葵区の足久保河川緑地で30日、足久保桜まつり(同実行委主催)が開かれた。99本の桜の木が並ぶ安倍川の土手沿いで、春の陽気の中、地元住民らが屋台での販売やステージイベントを楽しんだ。 足久保地区のコミュニティーカフェ「まつぼっくり」の有志などが出店し、手芸品やパンなどを販売した。ステージでは「足久保太鼓」の勇壮な演奏が披露され、会場を盛り上げた。 まつりを毎年楽しみにしているという同区の船越ふみ代さん(74)は「桜はまだつぼみだったが、春の訪れを感じられた」と喜んだ。同会の志村渡会長(74)は「人々が交流を深めることが地域活性化のきっかけになれば」と話した。
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祭り 一足先に“満開” 姫様道中 踊り華麗 奴勇壮に 浜松市浜名区
浜松市浜名区細江町で30日に開かれた「第71回姫様道中」では、奥浜名湖田園空間博物館駐車場に設けられたお祭り広場で、男衆の勇壮な奴(やっこ)踊りや女性陣の華麗な手踊りが繰り広げられた。姫様役の名倉由香さん(23)=同町=ら道中行列のメンバーが、豪華絢爛(けんらん)な衣装で細江町の春を彩った。 女性陣は、細江音頭と細江小唄に合わせて上品な踊りを披露した。上﨟(じょうろう)役の河村たまきさん(21)=中央区=は「桜が満開ではなかった分、私たちが花になれればと思って踊った」、小堺麻衣さん(18)=同区=は「たくさんの人に写真を撮ってもらい、笑顔で楽しめた」とそれぞれ話した。奴を務めた男性らは、勇
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江川英龍が焼いたパン再現 14日、伊豆の国市でフェスタ 食や雑貨販売、引き馬体験も
「江川邸パンフェスタ」(江川文庫主催)が4月14日午前10時半から、伊豆の国市韮山韮山の江川邸で開かれる。江川英龍が焼いたパンを再現し、主屋のかまどで焼く。出来上がったパンは販売する。 クレープや唐揚げのキッチンカー、手作りのアクセサリーや伝統民芸品などの店が約40店並ぶ。伊豆の国うま広場による引き馬体験などもある。 問い合わせは江川邸<電055(940)2200>へ。
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桜の名所巡る「さくらウオーキング」 つぼみの成長観察 磐田市
桜を生かした磐田市中心部の活性化に取り組む市民団体「いわた回遊の道さくら会議」(清水宏悦会長)は30日、市内の桜の名所を巡るイベント「さくらウオーキング」を開いた。市内外の約200人が参加し、つぼみの成長を観察しながら暖かな陽気を楽しんだ。 今之浦公園を出発し、ひょうたん池や城之崎城公園などを巡る約4・5キロと、今ノ浦川沿いを散策する約2キロのコースを用意した。沿道の木々まだ開花していなかったものの、参加者はソメイヨシノやしだれ桜などを眺めたり、膨らんだつぼみを間近に見たりしながら春の訪れを感じた。 近所の友人らと参加した杉浦とし子さん(72)=同市鳥之瀬=は「運動にもなって楽しかった。
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「春の蒲原」をビールラベルに 清水西高×地元醸造所が制作 御殿山さくらまつりで数量限定販売
静岡市清水区の清水西高2年生の4人と同区蒲原のクラフトビール醸造所「ホースヘッドラブズ」がこのほど、同社の商品「蒲原エール」のオリジナルラベルを共同制作した。30日から始まるかんばら御殿山さくらまつりでお披露目し、数量限定で発売する。 同校の課題解決型学習の一環。同社が提示したテーマ「蒲原と春」に沿って、生徒が案を持ち寄り、商品ラベルを完成させた。ラベルは桜が咲く春の蒲原を訪れた旅人を描いたアニメ調のデザイン。原案を作った木村心柚さんは「親と酒屋に行くこともあるが、アニメ調のデザインは珍しいと思う。東海道五十三次に描かれた場所なので歴史にも思いをはせた」と説明し、「のどかな雰囲気と風を感じ
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御殿場4カ所で桜主役のイベント 30日からまつり
御殿場市内の桜の名所4カ所を会場に30、31の両日、桜まつり(実行委主催)が開かれる。メイン会場となる秩父宮記念公園では29日、公園前を通る御東原循環線の1キロ以上にわたるソメイヨシノの桜並木や園内のシダレザクラのライトアップが始まった。 同園と東山観音堂、富士山樹空の森、御殿場高原時之栖でイベントを繰り広げる。秩父宮記念公園では、ガイドが園周辺の花々の解説や写真映えするスポットの紹介などを行う桜ミニツアーや着物の着付け体験、茶会など盛りだくさん。東山・二の岡路観光協議会によるスタンプラリーも企画される。富士山樹空の森では日没後、夜桜の中を滑空するアトラクション「ジップライン」も催される。
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掛川・クラフト雑貨市 21店舗出店 30日まで
掛川市掛川の市指定文化財「竹の丸」で29日、クラフト雑貨市「とわのいろ」が始まった。市内外の21店舗が出店し、革小物や水引細工などの雑貨を販売している。30日まで。 掛川城木造天守復元30周年記念事業のスタートアップイベント「掛川城満開まつり」(29~31日)の一環。30日には掛川城に映像を投影するプロジェクションマッピングやステンドグラス美術館のナイトミュージアム、31日には三の丸広場で飲食雑貨市マルシェなどを開催し、城下のにぎわいを演出する。 市は記念事業を11月上旬までの約7カ月間と設定している。10月にはメインの記念式典や和装パレードなどを開く。
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浜名区引佐でさくら祭り 31日、16事業者出店 浜松市
浜松市浜名区引佐町奥山地区の活性化を目指す地域団体「みやまの鐘プロジェクト」(仲田伸吾代表)と奥浜名湖観光協会は31日、同町の奥山公園ポケットパークでさくら祭りを開く。 祭りは、地元の「奥山桜を愛する会」が長年主催していたが、コロナ禍で途絶え、昨年から同団体が復活させた。地元の菓子店や婦人会、市内のハンドメードショップなど16事業者が出店する。同公園周辺では、午後6~9時に桜のライトアップも行っている。 問い合わせは仲田代表<電090(9176)2859>へ。
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山梨・身延山久遠寺 樹齢400年超のしだれ桜 圧巻の光景
山梨県身延町の身延山久遠寺でしだれ桜が見頃を迎えた。28日時点で境内に咲き誇るのは三~七分咲き。寺周辺の参道では三分咲きから満開となり、全国的に開花が遅れる中、多くの観光客らが春の訪れを楽しんでいる。 境内のしだれ桜は樹齢400年超。桜の花が滝のように流れ落ちるダイナミックな光景が特徴だ。ソメイヨシノや紅しだれ桜なども順に咲き、4月中旬まで楽しめる見込み。 富士急グループの身延登山鉄道が運営するロープウエーからも、桜色に染まった町並みが姿を見せた。身延登山鉄道の鷹取健二社長は「上から見下ろす景色は圧巻。地域全体で盛り上げたい。ぜひ足を運んでほしい」と話した。 (東部総局・田中秀樹)
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三津シーパラダイス “出張”します 30日、川の駅・伊豆城山 伊豆の国に
伊豆・三津シーパラダイス(沼津市)の移動水族館が30日午前10時から、伊豆の国市神島の川の駅・伊豆城山(狩野川神島公園)で展示される。ミノカサゴ、オオセ、アミメウツボなど10種類以上の駿河湾の生き物を見ることができる。キッチンカーの出店やVR(仮想現実)体験もある。 問い合わせは同公園指定管理者のJM<電0558(99)9766>へ。
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本興寺花まつり 茶会など催し 30日と31日 湖西市商工会
湖西市商工会は30、31の両日、桜の名所として知られる同市鷲津の本興寺境内で「本興寺花まつり」を開く。屋台の出店や茶会、靴飛ばし大会などの催しを行う。 開催時間は30日午前10時~午後8時と31日午前10時~午後4時。本興寺の門前に商工会員の飲食店や商店が、花見にちなんだ特別メニューを含む菓子や総菜を販売する6~7店の屋台を出す。30日は開催時間を前年から2時間ほど延長し、夜には桜のライトアップを試行する。 31日は屋台に加え、午前10時からお花見茶会を開催する。先着100人で一服300円。午前11時~11時半には本興寺公園で靴飛ばし大会を実施する。午後1時~2時半には湖西高三味線部と吹
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“華々しい”水中の生き物集合 浜松・ウォット 花博ちなみ企画展
浜松市中央区の浜名湖体験学習施設「ウォット」は5月19日まで、花や植物に由来する名前の生き物を集めた春の企画展「お花見展 海の中も桜花爛漫(らんまん)」を開いている。 市内で開幕した「浜名湖花博2024」に合わせて企画した。キンギョハナダイ、ユリウツボなど約30種の生き物を展示。造花が設置された水槽内を、ハナミノカサゴやサクラダイといった華やかな魚たちが泳ぎ、春の雰囲気を演出している。解説板を読んで問題に答えるキーワードラリーも実施し、魚にまつわる知識も学ぶことができる。 飼育員の松本向生さんは「水中にも花のように鮮やかな生き物たちががいることを知ってほしい」と話している。
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中日本高速管内 GW渋滞ピーク予測 上り5月3~5日 下り3、4日
中日本高速道路は27日、ゴールデンウイーク期間(4月26日~5月6日)の高速道路の渋滞予測を発表した。上下ともに前年より渋滞発生回数が増加する見込み。ピークは上りが3~5日、下りが3、4の両日と予想した。 同社によると、10キロ以上の渋滞は上下計171回(前年比67回増)、うち30キロ以上は上下計9回(同3回増)となっている。昨年は荒天のため、高速道路の利用が少なかったという。静岡県内区間が関係する渋滞は東名高速道で上下計6回、東富士五湖道路の下りで1回を見込んでいる。
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三島田町駅に副駅名 「電気を届け 暮らしをサポートする 東配工」 伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道は27日、本県などで電柱や電線などの工事を手がける東配工(東京都)と駿豆線三島田町駅(三島市)の副駅名権スポンサー契約を結び、駅名標の除幕式を行った。副駅名は「電気を届け 暮らしをサポートする 東配工」となった。 駅名標には副駅名と同社のロゴが掲載される。同社は同市三ツ谷新田に営業所を構える。松丸晃社長は、本社がJR田町駅の最寄りにあることに触れ、「特別な縁を感じた。伊豆箱根鉄道と連携してインフラ維持の一翼を担い、地域の発展に努めたい」とあいさつした。 契約は2年間で、費用は年間55万円。副駅名権のスポンサー契約は11駅目となった。
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沼津御用邸記念公園の木橋かけ替え 静岡県産ヒノキ使用、水神餅振る舞う
沼津御用邸記念公園(沼津市)の西付属邸と旧本邸エリアを結ぶ木橋が27日、かけ替えられ、渡り初めが行われた。 木橋は老朽化が進んでいたため、市が昨年8月から工事を進めていた。幅3メートル、全長25メートルで、静岡県産材のヒノキが使われている。建設費は約3千万円。 最初に渡った来園者の秋山知一さん(67)=埼玉県加須市=は「立派な橋で公園の雰囲気にマッチしている」と話した。 完成を記念して先着20人に、2021年に同公園で開かれた将棋の棋聖戦第3局の際、藤井聡太棋聖に提供されたおやつ「水神餅」が振る舞われた。
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地域住民と交流 30日「さくら祭り」 静岡市葵区藁科地区
静岡市葵区藁科地区の住民でつくる「藁科有志の会」(小林正明代表)は30日午前10時から、「つなぐ藁科さくら祭り2024」を同区の藁科中などで開く。 同校の横を流れる水見色川沿いに植えられた桜並木を眺めながら地域住民と交流するイベント。当日は、ボランティアで参加する同校の生徒と川沿いで清掃活動を行ったり、同校の芝生グラウンドでバランスボールなどのレクリエーションを楽しんだりもできる。会場には、地区の農産物などを販売するブースも並ぶ。 26日時点で桜はまだ開花していないが、小林代表は「今後、気温が高くなりそうなので当日までには開花をするのでは」と期待する。雨天の場合は31日に延期。問い合わせ
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東海鉄道OB会 展示SLを清掃 沼津の高沢公園
旧国鉄とJRの退職者でつくる「東海鉄道OB会沼津支部」(小林真一郎支部長)はこのほど、沼津市高沢町の高沢公園で展示保存されている蒸気機関車(SL)のD52形136号機を清掃した。 同支部は年に3回清掃し、今回はメンバー18人が参加した。車体の汚れを高圧洗浄機で落としたり、周辺の落ち葉を拾い集めたりした。小林支部長は「SLは地域の拠点。街中で桜をまとめて見られる場所なので、花見の時期の前にきれいにした」と話した。
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シャボテン公園など3施設が入園無料 伊東 15~19日
伊豆シャボテン動物公園グループは4月15~19日の5日間、同公園など伊東市内の3施設を入園無料とする。2023年度の年間来園者数200万人達成を記念したキャンペーンとして企画した。 入園無料となるのは伊豆シャボテン動物公園と伊豆ぐらんぱる公園、ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン。駐車料金や園内のレストラン、アトラクション、動物のおやつなどは有料。期間中はシャボテン公園でサボテンの花が最盛期を迎える見通し。 同グループの原点のシャボテン公園は1959年に開園。その他の施設を含めた全体の来園者数は23年度に初めて、200万人に到達した。
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沼津港入客164万3000人 2023年度、コロナ禍前と同水準
沼津市の一大観光地、沼津港の2023年度の推計入り込み客数(飲食や買い物目的の客が対象)が164万3千人とコロナ禍前とほぼ同水準にあることが、27日までの市の調査で明らかになった。過去最多の165万7千人を記録した18年度の前回調査より微減となったが、回復傾向がみられる。市が同日の定例記者会見で発表した。 昨年11月の休日と平日の計4日間、沼津港エリア(千本港町)で交通量や観光と路線バス、駐車場の利用状況などを調査し、年間の入り込み客数の推計値を算出した。通年推計の調査のため、イベント史上最高の12万5千人が来場した「Sea級グルメ全国大会」(23年10月開催)の数値は対象外とした。 市
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浜松地域遺産に82件 市教委が認定
浜松市は26日、地域に親しまれた歴史や文化、自然などの地域資源を顕彰する「浜松地域遺産」として、市教委が2023年度に9分類82件を認定したと発表した。 分類別(計15分類)では史跡が41件と最多で、有形民俗文化財が16件、美術工芸品が15件と続いた。主な認定文化財は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が休憩したという中央区大人見町の「腰掛岩」(伝承地)、三方原合戦の際に武田信玄の隊列が三方ケ原から刑部方面に下った道筋の一つである浜名区細江町の「祝田(ほうだ)坂」(史跡)など。同町の春の風物詩「姫様道中」で歌われる「細江小唄」は記憶遺産として2件目の認定となった。 制度を導入した16年度か
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都田総合公園でお花見マルシェ 30、31日 浜松市
浜松市浜名区都田地区の事業者でつくり、地域活性化を目指す「一般社団法人MIYAKODA」は30、31の両日午前10時から午後3時まで、同区新都田の都田総合公園でお花見マルシェを開く。雨天中止。 テーマはピクニック。同法人に加盟する飲食店や市内のキッチンカーなど、計13事業者が出店する。家族連れ向けの企画として、両日ともに先着100組にシャボン玉のおもちゃをプレゼントする。問い合わせは同法人<電053(428)2049>へ。
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ガーデンパークに記念庭園 世界的デザイナー監修「静岡」の景色表現 浜名湖花博
浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開かれる浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場で、世界的庭園デザイナーの石原和幸さん(66)が監修した記念庭園「汽水園」が完成した。26日、石原さんが現地で最終確認した。同会場は4月6日にオープンする。 「静岡」をコンセプトとし、富士山の湧水と浜名湖の眺望という本県を象徴する景色を広さ約117平方メートルの庭園に表現した。庭園中央の道は豊かな自然と文化的な面をつなぐ、人々が行き交う道を表した。クロマツやサルスベリなどの樹木は浜松産を使用し、他の庭園で使われなくなった石材を再利用した。 汽水園は花博の舞台・浜名湖から着想を得て
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自然の中で「ととのう」 テントサウナ、浜松・天竜区で人気 “熱波師”登場、楽しさ満載【しずおかアウトドアファン】
ここ数年、人気が高まっているサウナ。浴場や専門の施設だけでなく、屋外での入り方も広まり、愛好者の裾野拡大に一役買っている。今回特集するのは、自然の中で楽しむテントサウナ。極上の「ととのう」体験とはいかに―。 (生活報道部・草茅出) 「サウナに入り熱くなった状態で冷たい川に入ると、体がぎゅっと引き締まるようで気持ちいい。定期的に通っています」。浜松市天竜区の山あいを流れる阿多古川のそばにある「サウナ天竜」を訪れた磐田市の八木雅子さん(40)は笑顔を見せた。 サウナ天竜は、バーベキューなどを楽しめる観光駐車場「TAKI駐車場」(天竜区上野)の一角にテントサウナを4基設置している。まきス
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樹齢100年のしだれ桜開花 ライトアップで幻想的に 三島・佐野美術館
三島市中田町の佐野美術館の回遊式庭園で、樹齢約100年のしだれ桜が咲き始めた。25日からライトアップの演出が始まり、幻想的な光景を演出している。 庭園に隣接する食事処「松韻」によると、25日時点で三分咲き。月末にかけて見頃を迎えそうという。淡いピンク色の花が、国登録有形文化財の日本家屋「隆泉苑」や灯籠などと相まり、美しい景観を演出している。 庭園は無料開放されている。店内からはしだれ桜を眺めながら食事も楽しめ、写真撮影する愛好家も例年多く訪れる。
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夜の花手水 ライトアップで幻想光景 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」は4月7日まで、花手水(ちょうず)のライトアップを行っている。幻想的な光景が来場者を楽しませている。 園内の温室内に四角形や円形などの鉢15個を用意した。菜の花やシャクナゲ、カンヒザクラ、バラ、ダリアなど10種類以上の花を水に浮かべた。イルミネーションや水中のライトに照らされ、花びらが色鮮やかに浮かび上がる。 担当者は「園内で見られる花を中心にデザインした。昼とは違った夜の花を楽しんでほしい」と話した。
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御前崎と森のお茶 地元出身ボートレーサーが発信 浜名湖ボートで4月イベント
ボートレーサーとして活躍する御前崎市出身の長嶋万記選手(42)と森町出身の森下愛梨選手(27)が、地元産のお茶を包装したチャリティーグッズを新たに製作した。以前から被災地支援などの慈善活動に取り組んできた両選手が、地元のお茶の魅力を発信して地域貢献をしようとグッズ化が実現した。4月6日、湖西市新居町のボートレース浜名湖で6年ぶりに開くチャリティーイベントで販売を開始する。 静岡茶の生産量減少や若者のお茶離れを危惧する茶販売業「静岡やすま園」(湖西市駅南)の安間達哉代表=森町出身=が、同郷の森下選手にお茶の魅力発信を相談したのがきっかけ。長嶋選手が2009年から取り組むチャリティープロジェク
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アウトドア愛用品、修理や譲り合い 浜松でフリマ、愛好家交流盛んに 31日
浜松市中央区の渚園キャンプ場で31日午前10時~午後3時、アウトドア用品の交換や修理を行うイベント「Re:pair(リペア)」が開かれる。静岡県西部のNPO法人やコーヒー店の有志など、アウトドア愛好家でつくる実行委員会が企画し、2回目の開催。 アウトドアブームの中で、愛着のある道具を修理したり譲り合ったりして長く使ってもらおうと、昨年から始まった。フリーマーケット(フリマ)ブースの午前10時~正午は、参加者同士が道具の使い方や思い出を紹介し合うコミュニケーションの時間。正午~午後3時は出店者と来場者が直接交渉で売買を行う。専門店としてアウトドアブランド「パタゴニア」のリペアトラックや部品ご
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無人ミニ図書館オープン 静岡・草薙総合運動場内 スポーツや健康関連本など 交流の場に
静岡市駿河区の草薙総合運動場内にこのほど、無人の図書館「みにとしょ」が開館した。蔵書はスポーツや健康に関する本を中心に約260冊。地域住民や施設利用者の憩いと交流の場として機能することが期待される。 同運動場の指定管理者の東京ドーム・東急コミュニティー・静鉄共同事業体が試合観戦や運動教室などスポーツ利用だけでなく、地域に根付く公園として気軽に利用できるよう草薙球場の外野スタンド下に設置した。常駐スタッフはいないため、利用者が「貸し出しノート」に本のタイトルや日付を記入して借りる。本の寄贈も随時受け付ける。運動や医療に関する書籍や絵本、児童書などが対象という。 静鉄プロパティマネジメントの
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日本一、118段のひな飾り 下田・天神神社で4月7日まで
国指定重要文化財の大日如来坐像をまつる下田市蓮台寺の天神神社で24日、日本一の段数をうたう118段のひな飾りの展示が始まった。伊豆地域一丸で盛り上げようと、東伊豆町の素盞鳴(すさのお)神社のひな飾りと同数にしている。4月7日まで。 鳥居から境内に続く階段に約400体の華やかなひな飾りが並んでいる。初日は地域住民と地元の下田高の生徒がひな人形を飾り付け、観光客らを出迎えた。期間中は生徒らが交代で毎日置き直すという。展示は午前9時半から午後3時半まで。雨天中止。 神社が建立する蓮台寺地区では「しだれ桃の里まつり」(実行委主催)が7日まで開催され、地域全体で約450本のシダレモモが楽しめる。市
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伊豆の海藻題材、空間アート幻想的 リゾナーレ熱海で展示
熱海市のホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」で5月31日まで、伊豆の海藻を題材にした宿泊客向けの空間アートの装飾展示が行われている。 ホテル最上階の「ソラノビーチ ブックス&カフェ」に伊豆の海藻を用いたモビールやハーバリウムを設置した。「海の生き物のゆりかご」と呼ばれる藻場を再現した特別席もある。約400種の海藻が生息するとされる伊豆の魅力を伝える催しで、今年で5回目。海藻を使った「海の花ゼリー」を提供するほか、「海の花フレームブーケ」の制作体験も用意する。
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スマホで園内の“宝”探せ はままつフラワーパークなど【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、6月16日までの会期限定で周遊型アトラクション「XR宝探し 秘密の扉~はままつフラワーパークの宝を探し出せ!」が行われている。スマートフォンを使って拡張現実(AR)内のチェックポイントを探し出す、最先端技術を活用した宝探しゲーム。達成者には限定グッズをプレゼントする。 自然とテクノロジーの融合をテーマに掲げた今回の花博に合わせて企画した。ゲームは奪われた同園の宝を取り戻すとのストーリーで、AR対応のスマホで専用アプリをインストールすれば、誰でも参加できる。 ゲート前の看板をス
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木下杢太郎、人柄にじむ新資料並ぶ 伊東の記念館で特別展
伊東市湯川の市立木下杢太郎(もくたろう)記念館は、同市出身の医学者で文学や美術の分野でも活躍した木下杢太郎(本名・太田正雄、1885~1945年)にまつわる新発見の資料を集めた特別展を開いている。多忙な中で家族らに宛てた絵はがきなどが並び、人物像の一端を垣間見ることができる。5月12日まで。 新資料はタイとフィリピン、旧満州(中国東北部)、札幌のそれぞれの出張先に出向いた際、当時自宅のあった仙台市の妻と子ども、おいの家族らに宛てた絵はがきと書簡の20点余り。太田家から寄贈を受けた。 絵はがきに記された文章からは、幼い次男には分かりやすく丁寧に書くなど字体や内容に配慮した様子がうかがえる。
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ガーデンパークもおもてなし準備着々 浜名湖花博会場4月6日オープン ボランティアが研修
浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区村櫛町)が4月6日にオープンするのを前に24日、同会場でボランティア研修会が始まった。会場案内や園芸作業に携わる県内外の約360人が25日まで、4回に分かれて来場者を迎える心得などを学ぶ。 初回の研修には約110人が参加。ボランティア番号が書かれた入場証を着用して活動することや誠意を持った対応を心がけることなどの説明を受けた後、担当者の案内で救護所など各施設を巡った。 湖西市の柏原正仁さん(73)は地元のシルバー人材センターに登録して剪定(せんてい)の仕事をしていることもあり、ボランティ
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山頂に竹明かり、幻想的に 伊豆パノラマパーク夜間営業
伊豆の国市の葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」は31日まで、夕日や夜桜を楽しんでもらおうと、営業時間を午後8時まで延長する。山頂の「碧(あお)テラス」ではライトアップのほか、今年は竹明かりが設置され、幻想的な雰囲気に包まれている。 竹明かりは、荒廃竹林問題を解決するため活動する有志の団体「アカリノワ」(静岡市葵区)とSBSプロモーションが、県内の放任竹林で伐採した竹を使って制作した。緩和曲線を用いたデザインで、葛城神社に向かう橋が架かる池に四つ並んでいる。 テラスでは駿河湾に沈む夕日や夜景、富士山を眺めることができる。同神社前にあるソメイヨシノはライトアップされ、水
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浜名湖花博2024が開幕 花と緑の祭典86日間 テーマは「人・自然・テクノロジー」
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が23日、浜松市中央区のはままつフラワーパーク会場で開幕した。04年開催の「しずおか国際園芸博覧会」(浜名湖花博)の20周年を記念したイベント。近隣の浜名湖ガーデンパーク会場(同区)は4月6日に開幕する。6月上中旬まで、環浜名湖エリアを舞台に〝花と緑の祭典〟を繰り広げ、期間中は両会場で95万人の来場を見込む。 ▶【浜名湖花博】写真特集・開幕初日から笑顔"満開" ▶【浜名湖花博】写真特集・開幕初日から笑顔"満開" テーマは「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナデジタル
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お風呂の歴史体感 藤枝・大旅籠柏屋に新施設 4月2日から公開
藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋の風呂場を改築して、風呂の歴史に関する展示や五右衛門風呂で足湯を体験できる新しい施設が完成した。4月2日から公開する。 施設名は「お風呂の歴史体験棟」。柏屋歴史資料館内にある。以前の浴室棟は大正末期から昭和初期ごろに建てられ、老朽化で公開していなかったが、館内の展示内容の幅を広げるために改修した。 世界と日本の風呂の歴史や江戸時代の旅と風呂、五右衛門風呂などについて説明したパネルとジオラマが設置されている。 足湯は土、日曜と祝日に限り利用可能。午前10時~午後4時。4月中は市の公式LINEでの予約が必要になる。入館料300円。中学生以下無料。
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静岡・梅ケ島「黄金の湯」リニューアル 開放的な浴場、"オクシズ"の自然眺望
静岡市葵区の市営梅ケ島新田温泉「黄金の湯」が23日、リニューアルオープンした。周囲の自然景観が楽しめる開放的な浴場を新たに設け、老若男女が過ごしやすいよう段差を極力減らすなど館内を一新した。関係者は、梅ケ島地区の活性化を担う観光拠点としての発展に期待を込めた。 1999年の開業以来、多くの住民や観光客に親しまれてきた同施設のリニューアルを記念し、難波喬司市長や地元関係者がテープカットをして祝った。梅ケ島学区自治会連合会の小泉住雄会長(67)は「コロナ禍で来客数は落ち込んだ。リニューアルを機に地域で連携して梅ケ島を盛り上げていきたい」と述べた。 新設した浴場は、露天風呂に続く扉と窓がガラ
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ハート形♡花壇、4月見頃 浜名湖ガーデンパーク会場【浜名湖花博】
浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)に23日、かわいらしい花壇が完成した。天竜浜名湖鉄道沿線の花の植栽活動「花のリレー・プロジェクト」に取り組むメンバーが県産のマーガレットをハート形に植えた。同会場が開幕する4月6日前後に見頃を迎えそうという。 マーガレットの花言葉「恋占い」にちなみ、テーマは「天使の恋占い」。約50人がスコップで土を掘り、白、黄、赤の3色777株を植えた。ハートの外側から中心に白、黄、赤の順になるように配置した。作業を指揮した伊藤文俊さん(66)は「作品を見た人が穏やかな気持ちになってもらえたら」と期待し
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道の駅「朝霧高原」新装 全天候型、物販スペース拡大 富士宮
富士宮市根原の道の駅「朝霧高原」のリニューアル工事が完了し、地場産品の販売エリアなどを全天候型に拡充した。23日には記念イベントが開かれ、隣接するあさぎりフードパークとともに多くの来場者が買い物を楽しんでいる。 再整備で物販スペースの面積が約20%拡大した。屋外にあった地元野菜の陳列棚が屋内に収容され、土産物エリアと一緒に買い物を楽しめるようになった。 食堂のテラス席には壁と屋根を設けたほか、屋内に大きな窓を備えて富士山の眺望を確保。気温を問わず食事ができるようになり、総座席数は26席増えた。老朽化した床も一新され、明るい雰囲気が戻った。 イベントではみぞれが降る寒さの中、地元野菜の
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【浜名湖花博】開幕初日にぎわう 「春景色」求め、静岡県内外から来場者
浜松市中央区のはままつフラワーパークで23日開幕した「浜名湖花博2024」。あいにくの雨のスタートとなったが、県内にとどまらず首都圏や中京圏などから団体客が20組以上訪れ、初日から注目の高さがうかがわれた。実行委員会浜松市部会の担当者は「まずは無事に開幕できた。ここからさらに盛り上げる」と意気込む。 ▶【浜名湖花博】写真特集・開幕初日から笑顔"満開" 午前9時の開場前からゲート前には入場を待つ行列ができた。アルバイトの安藤一二三さん(71)=同市中央区=は「オープニングを楽しみにして来た。(花博を)地域の活性化につなげてほしい」と話し、開門と同時に足早に入場した。 横
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【浜名湖花博】写真特集・開幕初日から笑顔"満開"
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が23日、浜松市中央区のはままつフラワーパークで開幕した。雨の初日となったが、家族連れなど多くの来場者でにぎわった。(写真は浜松総局・山川侑哉) 列を作って「浜名湖花博2024」の開幕を待つ人たち=23日午前9時ごろ、浜松市中央区のはままつフラワーパーク 大温室に設置されたランのアーチをくぐる来園者=23日午前、浜松市中央区のはままつフラワーパーク 雨の中、傘を差して花を楽しむ家族連れ=23日午後、浜松市中央区のはままつフラワーパーク 傘を差して色と
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浜名湖パルパルに迷路型アトラクション 開業65周年記念
浜松市中央区の遊園地「浜名湖パルパル」でこのほど、迷路型の新アトラクション「カード迷路 ぐるり森 大冒険」がオープンした。 パルパル開業65周年を記念し、センターハウス1階に設けた屋内施設。「ハムスタン」というツールを持って迷路を進みながらポイントを集め、手に入れたオリジナルカードでバトルに挑戦する。バトルに勝つと、オリジナルグッズをもらえる。 料金は入園料とは別に1人1回500円(3歳から有料)。小学生から1人で利用できる。
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伊豆・土肥金山 ソメイヨシノをライトアップ 24日と30、31日
伊豆市土肥の観光施設「土肥金山」は24、30、31の各日、敷地内に植わるソメイヨシノをライトアップする。時間は午後6~8時半。入場無料で、最終入場は午後8時。 問い合わせは同施設<電0558(98)0800>へ。
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「浜名湖花博2024」きょう開幕 特別庭園や大噴水ショー楽しんで はままつフラワーパーク
2004年に開かれた「しずおか国際園芸博覧会(浜名湖花博)」の20周年記念イベント「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が23日、浜松市中央区のはままつフラワーパークで開幕する。実行委は22日、関係者向けの内覧会を同会場で開き、新たに整備した庭園やアトラクションなどを一足早く公開した。 見どころは人気ガーデンデザイナーが手がけた特別庭園。同園で多数の庭園整備に関わった吉谷桂子さん監修の「フラワーフォレスト」は、しだれ桜を基調に、頭上から足元まで自然に包まれた没入感が特徴。見頃の時期が異なる宿根草や球根類を多用したサステナブルガーデン「はなのはら」は、浜松市出身
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藤枝・びく石に新キャンプ場 27日開業 露天風呂付きコテージも
藤枝市瀬戸谷地区のびく石ふれあい広場を有効活用し、官民連携で整備した宿泊・滞在拠点施設「びく石山 静かな夜のキャンプ場」が27日、オープンする。22日は竣工(しゅんこう)式が行われ、関係者約100人が中山間地域の活性化に向けた新たな施設の完成を祝った。 敷地面積は9820平方メートル。キッチンやトイレ、シャワーを完備した最大5人の宿泊が可能なコテージを全5棟建てた。うち3棟にはプライベートデッキに露天風呂を設置。計26のテントサイトと、夜空を楽しめる貴重品保管用倉庫のコンテナ付きサイトも設備した。管理棟は登山客や地元住民らの公共公益利用スペースとして開放し、地場産品の販売と観光PRのブース
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紅白「寿永の桜」見頃 島田・久円寺
島田市川根町笹間上の久円寺で市指定天然記念物のシダレザクラ「寿永の桜」が見頃を迎え、観光客の目を楽しませている。 平安時代末期、富士川の戦いに敗れて落人になった平清久が同寺を開いた際に、桜を庭に植えたとの言い伝えがある。鮮やかなピンクと白っぽい色の花を咲かせるため、紅白の旗を掲げた源平合戦にちなんで「源平桜」とも呼ばれる。 木の高さは約7.5メートル。見頃は3月いっぱいで、夜間はライトアップを行う。 (島田支局・白鳥壱暉)
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桜だより ソメイヨシノの開花状況まとめ(3月22日、静岡県内)
(22日、静岡県さくらの会発表 ※随時掲載します) table { border-collapse: collapse; width: 100%; } th, td { padding: 10px; text-align: left; border-bottom: 1px solid #ddd; } th { background-color: #FFF0F5; }
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迫力満点!標的追うチーター 23日から観察ツアー 富士サファリパーク
裾野市の富士サファリパークで23日から、チーターの走る姿を間近で見ることができるイベント「チーターラン・プラス」が始まる。冬の寒さが和らぎ、チーターの動きが活発になるこの時期に合わせて毎年行っている。 チーターが走るのはサファリゾーンに設置された直線約100メートルのコース。ひもでつながれたターゲットを猛スピードで追いかける姿は迫力があり、来園者はジャングルバスに乗りながらその様子を堪能できる。 広報担当の藤野真希さんは「体の使い方に注目。めったに見ることができない走る姿を楽しんでほしい」と話す。ゴールデンウイーク期間を除く土日限定で、5月末までの予定。
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かれんなカタクリ 23日から公開 島田・牧之原公園
島田市金谷富士見町の牧之原公園で、カタクリが咲き始めた。23日から31日まで一般公開する。 約2100平方メートルの自生地に約1万株が群生する。開園中は下向きに咲く紅紫色のかれんな花を遊歩道から見学することができる。22日は一般公開に先立ち、内覧会が開かれた。長年保護活動に取り組む「島田市金谷野の花の会」(大久保昌彦会長)のメンバーや市職員が咲き具合などを確認した。 カタクリは山地や丘陵に自生するユリ科の多年草。発芽から6~7年かけて成長し、成熟後に初めて花を付ける。公園内の東側斜面に広がる自生地は市の天然記念物に指定されている。 大久保会長(86)は「市職員や仲間と保護を続け、今年も
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ニンニン!忍者みたいに走り抜け ボートレース浜名湖 31日までイベント
湖西市新居町のボートレース浜名湖で31日まで、春休みの子ども向けイベント「ニンジャマックス」が開かれている。足場やネットなどで障害物を設けたコースを走り抜けてタイムを競う種目で、子どもたちが果敢に挑戦している。 園児と小学生向けで難易度が異なるコースで、参加者は手裏剣を的に当て、網の上や高さ3メートルほどの壁を乗り越えたり、斜めになった足場を通り抜けたりして記録を競った。掛川市立第二小3年秋山晴都君(9)は「手裏剣を的に当てるのが難しくて時間がかかった。でもコースは怖くない」と笑顔を見せた。会場では、レーザーガンで首から提げた的を撃ち合う「シューティングマックス」も実施している。 対象は
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生命賛美、新時代の花博23日開幕 はままつフラワーパーク/塚本こなみ園長インタビュー
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が23日、浜松市中央区で開幕する。主会場ははままつフラワーパーク(23日~6月16日)と浜名湖ガーデンパーク(4月6日~6月2日)で、計95万人の来場者を目標に掲げる。開幕を控えたはままつフラワーパーク会場の見どころや魅力を塚本こなみ園長(74)に聞いた。 -会場のテーマは。 「『デジタルとリアルの美しさ』。サクラやフジ、アジサイなど季節ごとに変化するリアルの花はもちろん、最新デジタル技術を使って花の魅力を発信する。パーク中心の噴水池ではプロジェクションマッピングの国内最大級の大噴水ショーを行う。幅約40メートルの水滴のスクリ
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生産者の願い 「花のある暮らし」浸透へ【彩りをつなぐ 浜名湖花博2024㊦】
「浜名湖花博2024」の開催地・浜松市は日本一のガーベラ生産量を誇る。「花を飾る楽しさを伝えたい。その中にガーベラがあればうれしいよね」。会場の一つ、はままつフラワーパーク(同市中央区)にほど近い庄内地区でガーベラ栽培に取り組む鈴木誠さん(65)は明るい笑顔で花博に寄せる期待を口にした。 フラワーパーク会場では、4月18日の「ガーベラの日」を前に13日、花のボランティア活動などで活躍する俳優志穂美悦子さんが浜松開誠館高(中央区)の生徒らと共に花生けパフォーマンスを披露する。生ける花は鈴木さんたち11人の生産者でつくるJAとぴあ浜松の生産部会「浜松PCガーベラ」の400~500本。生産者たち
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春告げる「チューリップまつり」23日開幕 静岡県営吉田公園
吉田町の静岡県営吉田公園で23日から、春の訪れを告げる恒例イベント「チューリップまつり」が開幕する。31日まで、色とりどりのチューリップが来場者を出迎える。 園内には60品種、7万本のチューリップが植えられている。同公園を管理するNPO法人しずかちゃんによると、現在開花しているのは全体の3割程度で、イベント後半に見頃を迎える見込みという。 期間中、休日には楽器演奏やダンスのステージイベントが繰り広げられるほか、地元店舗などが地場産品を販売する。雨天時はステージイベントなどを中止する場合がある。 イベント協力金として、大人1人につき100円を徴収する(高校生以下は無料)。
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御殿場 イチゴ狩り人気 開園3年目、年間2・2万人来園 開放感と清潔感/土で靴汚れない/団体別にレーン
御殿場市神山の観光農園「アグリモンスタースペシャル」(村松明子代表)のイチゴ狩りが人気を集めている。開放的で清潔感のある環境が好評で、開園3年目の2023年シーズンは2万2千人超が訪れた。 3月中旬の週末、首都圏や県内から家族連れやグループが次々と訪れ、真っ赤な実をほおばった。予約サイトの口コミを参考に初めて訪れた手島麻理子さん(38)=神奈川県茅ケ崎市=は「とてもきれいで子どもも安心できる」と喜んだ。ハウスの地面はシートで覆われ、来園者は靴にカバーをして入るため、土などで汚れる心配はない。グループごとにレーンが割り振られ、他のグループとの接触が少なく、休憩用のベンチも備える。 開園する
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24日のグルメイベント中止 悪天候予想で 浜松市天竜区
浜松市天竜区佐久間町の天竜区観光協会佐久間支部は21日、同町で24日に開催を予定していたイベント「北遠美味C級ぐるめ」の中止を決めた。週末は悪天候が予想されるため、会場を屋外に設けていたことから中止の判断とした。
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春感じるチューリップ 23日、浜松の遊休農地で祭り
浜松市浜名区の遊休農地で、チューリップの花が見頃を迎えている。農地を管理する麁玉(あらたま)水利組合UH農地保全会は23日、同所で「チューリップ祭り」を開く。 チューリップ畑は約1500平方メートルで、天竜浜名湖鉄道宮口駅から南に約700メートルに位置する。赤やピンクなど色とりどりの6種約9千球のチューリップが鮮やかな花を咲かせている。村松康行会長(74)は「毎年地域の方に楽しみにしてもらっている。花を見て春を感じてほしい」と話している。 祭りでは地元の農産物の無料配布などを予定している。問い合わせは村松会長<電090(7028)6785>へ。 (浜松総局・山川侑哉)
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中根金作の庭園 周遊ツアー体験 湖西 商店主ら、来訪者に情報発信へ【浜名湖花博2024】
湖西市新居町の商店主らがこのほど、磐田市出身の世界的造園家中根金作(1917~95年)が旧新居町で手がけた公園や庭園を巡る周遊ツアーを体験した。浜名湖花博2024の関連事業として4~6月にツアーが実施されるのを前に、地元の商店から地域住民や来訪者への情報発信につなげようと、休みの店が多い日に参加を呼びかけ、約10人が街を巡った。 湖西市新居・中根庭園を研究する会の吉元洋美会長がガイドを務め、JR新居町駅から駅前公園、新居文化公園、浜名川緑道など約4キロを歩くツアーを実施した。吉元会長は「昭和の小堀遠州」と呼ばれた中根による新居図書館の日本庭園や市老人福祉センターの枯れ山水庭園をはじめ、街角
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記念ヘッドマークで盛り上げ 天浜線天竜二俣駅、出発式 浜松市
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は21日、浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の23日開幕を前に、記念ヘッドマーク付き車両の出発式を同区二俣町の天竜二俣駅で行った。 ヘッドマークは水色を基調に、花博公式ロゴや花のイラストがあしらわれている。会場のはままつフラワーパーク(同市中央区)と浜名湖ガーデンパーク(同区)それぞれのマスコットキャラクター「ふらまる」、「のたね」が松井宜正社長や実行委員会関係者らと車両を見送った。 同社は花博の期間中、入場チケットの半券を持参して同駅構内の転車台などを見学する「洗って回って 列車でGO」に参加した場合、オリジナル缶バッジをプレゼ
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認知度不足 巻き返し期す 目標来場者95万人【彩りをつなぐ 浜名湖花博2024㊥】
「本当に来てもらおうと思っているのか。PRが足りていない」。1月上旬、「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)の開催を切望してきた浜松市経済界の1人は前売り入場券の販売状況を聴き、政財界の集まりで語気を強めた。 23年9月の前売り券発売から4カ月たった同年12月末時点の販売枚数は約4万枚。実行委が販売目標に設定している38万枚の1割強にとどまっていた。 新型コロナウイルス感染症の5類移行と大河ドラマの放送が重なり、観光客でにぎわった23年の浜松市。コロナ禍で落ち込んだ経済を花博効果でさらに活発にしようと期待した経済界は危機感を抱き1月以降、財界の仲間に見どころを紹介
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地元新鮮野菜「無人決済でどうぞ」 JAしみず、球場近くに直売所⚾ハヤテ効果にも期待
JAしみずは4月上旬、静岡市清水区庵原町に、地元産の野菜などを無人決済で購入できる店舗「ムジンキラリ」を3年間の期間限定で開設する。人件費を浮かせ、農家の販売拠点増を図る取り組みで、今後は空き店舗も多いJR清水駅前の商店街などへの出店も模索する。 過去に同JAの販売店舗があり、現在は一部を茶工場などに利用している鉄骨造りの建物の1階部分約30平方メートルに新店舗を置く。同JAによると、農家個人が無人販売を行う例はあったが、JAが無人決済店舗を設けるのは県内初。同区北脇でカフェスタイルの四季菜ジェラート&カフェきらりも手がける同JAアグリプロモーション部の森一真部長(50)が発案した。 同
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人間そっくりのかかし登場 テーマは「懐かしの昭和」 松崎・田んぼの花畑
松崎町那賀の農閑期の田んぼに花を咲かせる「田んぼをつかった花畑」に20日、人間そっくりの「リアルかかし」がお目見えした。住民有志が2015年から続けている名物企画で、今年は「懐かしの昭和」がテーマ。独特なポーズと豊かな表情を浮かべるかかし44体が、観光客を楽しませている。 企画したのは、地元の住民でつくる「松崎かかしクラブ」(稲葉里き江代表)。16人が2月から1カ月半ほどかけて手作りした。かかしは、木材やワイヤで骨組みを形成して新聞紙などで肉付け。古着や靴を着用させて仕上げた。 街頭テレビでプロレスを見て盛り上がる観衆や、紙芝居の前に集まる子どもたちを表現したり、メンコ遊びやアイスキャン
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「る・く・る」開館20周年 科学の楽しさ「体験」で学ぶ 企画展もスタート
静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るは20日、開館20周年の記念式典を同館で開いた。これまでの歩みを振り返る企画展のオープニングイベントも併せて行い、関係者や市民ら約120人が節目を祝うとともに、施設のさらなる発展を願った。 清水昭博館長は「開館から20年間、体験型の科学館として『なぜ』から『分かった』につながる科学の楽しさを提供してきた」と振り返った。難波喬司市長は「来館をきっかけに科学に興味を持ってもらい、科学者を目指す子どもたちが増えれば」と期待を込めた。式典では、難波市長と市民2人による振り子を使った記念実験も行われた。 小学5、6年時に同館の通年科学教室に通い、4月から中学生にな
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ちいさな世界へ ミニチュア作品の展覧会 浜松市中央区
「Mozu」の名で日常風景のミニチュア作品などを手がける水越清貴さん(25)=東京都=の展覧会「Mozu ミニチュア展 ようこそ、ちいさな世界へ」が19日、浜松市中央区の遠鉄百貨店で始まった。電灯のスイッチやコンセントなどの周りに作品があり、身近に「こびと」が生活しているような世界を楽しめる。4月2日まで。 学校の教室や牛丼店、住居を表現したミニチュアなど約60点を出展した。新作も多く、「こびとのお風呂」は、タイル1枚分の大きさの中に風呂場を再現。巨大な接着剤や消しゴムなどのモニュメントを置き、来場者が小さくなったような体験ができるフォトスポットも用意した。水越さんは「ミニチュアは生で見る
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24日、湯ノ島温泉で春まつり 地元野菜や手打ちそば販売 ステージで演舞も 静岡市葵区
静岡市葵区の市営湯ノ島温泉浴場は24日午前9時半から、「春まつり」を開く。 野外の特設会場で地元の野菜や加工品を並べるほか、地区で在来種のソバを栽培する「100年そばの会」が手打ちそばを販売する。休憩広間に設けるステージでは、同区大川地区出身のミュージシャン佐藤慎哉さんのライブや地元フラダンスサークルなどによるショーも開かれる。 問い合わせは同浴場<電054(291)2177>へ。
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「花歴書」植物の魅力愉快に キャラクター、「自己PR」考案 西遠女子学園高生 紹介板手描きで準備【浜名湖花博2024】
西遠女子学園高(浜松市中央区)の自然科学部の部員が「浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)」の23日の開幕に向け、植物紹介板「花歴書」の準備を進めている。はままつフラワーパーク会場の15種ほどの花や木のキャラクターを考案し、ユーモアたっぷりに魅力を発信する。 部員はキャラクターのイラストを手描きで創作し、「自己PR」や「住所」などをまとめている。花の形に特徴のあるカンヒザクラは「下向きで鐘のような形で咲き、濃い紫紅色の花弁をつけるのじゃ」と紹介。乾燥地が原産のリュウケツジュの住所欄には「水はあまりいらないんだが、乾くのもよくねぇんだよな」などと記した。 部員の中川
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ゴマフアザラシの赤ちゃん誕生 母親に甘える姿人気 伊豆・三津シーパラダイス
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスで17日、ゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。自然界の海を表現した園内の「自然飼育場」で、かわいらしい姿を見せている。 生まれたゴマフアザラシは雌で、体重7・7キロ、体長は87センチ。生後2~3週間は、成獣とは違った白いもふもふとした毛が残る。母親「ピース」に寄り添ったり、乳を飲んだりして甘える様子が人気を集めている。 18日には飼育員の吉田芹夏さんらが、へその緒の状態を確認し、体の消毒作業などに取り組んだ。吉田さんは「仲間が増えてとてもうれしい。ここでは、大きくなっていく様子や授乳シーンを自然界に近い状態で観察できる」と話した。
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ムフロンの赤ちゃん9頭誕生 よちよち歩きかわいらしく 裾野・富士サファリパーク
裾野市の富士サファリパークでヒツジの仲間「ムフロン」の出産が相次いだ。よちよちと歩く赤ちゃん9頭が、新たに群れに加わり来場者を和ませている。 7~15日にかけて、雄5頭と雌4頭が誕生した。赤ちゃんは成獣と比べて岩などに溶け込みやすい体色。母親の後を追いかけたり、寄り添ったりするかわいらしい姿を見せている。 広報担当の藤野真希さんは「小さいながらもたくましい姿をぜひ見て楽しんでほしい」と話した。
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ラブライブ!ラッピングバス運行開始 清水町とコラボ、車内にもイラスト 東海バス
人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」と清水町のコラボ企画による書き下ろしイラストを使ったラッピングバスの運行が18日、始まった。初日は同町のサントムーン柿田川やJR三島駅などを回り、アニメの登場人物と合わせて施した町内の名所入りイラストでPRした。 イラストでは、柿田川公園入り口の写真を背景に主人公のグループ「Aqours(アクア)」のメンバーが笑顔で集合。バス外観のほか、車内の降車ボタンや手すり周辺にもあしらった。 東海バスが運行する。3月中は路線を固定せず、4月からは同公園周辺のエリアを走る路線で運行を予定している。 関義弘町長らが沼津市の大平車庫でラッピングバスを見学。関町
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岳鉄の〝顔〟 高校生が考案 富士の魅力マークに 4月7日まで特別車両運行
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は17日、高校生のデザインによるヘッドマークを取り付けた特別車両の出発式を同市の岳南江尾駅で開いた。4月7日まで運行する。 岳鉄に親しみを持ってもらうために高校生からデザインを募集し、2点を採用した。団体部門の富士見高美術部のデザインは、かぐや姫を思わせる竹を前面に描いた。中心メンバーの田中琥珀さん(1年)は「車両が迫ってくるかっこいい構図を意識した。いつまでもこんな姿を見せてほしい」と話した。 個人部門で選ばれた富士高の佐野日真莉さん(1年)は、東名高速道路上り富士川サービスエリアの観覧車や、製紙工場の情景などを描き込み「富士の好きなところを詰め込んだ。見
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新品種の桜に名前をつけて 浜松市中央区・はままつフラワーパーク
浜松市中央区のはままつフラワーパークは2022年に園内で見つかった新品種の桜の名前を募集している。メインエントランス外側の建物わきにある早咲きの桜で、「浜名湖花博2024」の開催を記念して名前の公募を決めた。応募は31日まで。 桜は22年春に職員が発見した。同園は、鳥などが運んだ種が育ったと推測する。園内の桜と特徴が異なり、品種を調べた結果、日本花の会から新品種と認定された。ソメイヨシノより10日ほど早く開花し、直径約4センチの大きなピンクの花を咲かせる。カンヒザクラやオオシマザクラ系統の雑種とみられる。 現在二分咲き程度で、美しい花が来園者を迎えている。園内に応募用紙と応募箱が設置され
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アニメ「ヒロアカ」とコラボ 静岡鉄道がラッピング電車運行 出発式に山下大輝さん
静岡鉄道は17日、人気テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」のキャラクターがデザインされたラッピングトレインの出発式を静岡市葵区の同社運転運輸営業所で開いた。主人公緑谷出久役の声優山下大輝さん(34)=浜松市出身=が参加し、静岡県内外から来場した約200人と運行を祝った。 主要キャラクターをそれぞれ配した7種類の電車を6月16日まで運行する。式では緑谷出久のラッピング車両がお披露目され、車両の中から山下さんが登場。「中づり広告も全てアニメ仕様で壮観。作品愛を感じるデザインを楽しんで」と話した。来場者は実際に乗車し、一日駅長に任命された山下さんの合図で出発した貸し切り運行を楽しんだ。 期間
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俳句揮毫の竹短冊 桜並木に200本飾り付け 松崎・大沢地区
松崎町大沢地区の那賀川沿いの桜並木に17日、春や松崎を題材にした俳句が揮毫(きごう)された竹短冊約200本がお目見えした。「大沢温泉桜祭り竹短冊つるし」と題して1946年から続く地区の行事で、今回で79回目。住民約40人が早朝に集まり、つぼみの膨らみ始めた枝に竹短冊を飾り付けた。 川沿いの桜並木約1キロにわたって5月上旬まで設置され、3月下旬に見頃を迎える桜との共演を楽しめる。全国の78人から304点が寄せられ、入賞作などが飾られている。 最高賞の松崎町長賞に選ばれた伊東市の野口清美さんの「スキップのどの子も春の風になる」や、地元の子どもたちの「風なびき川も桜に染まってる」などの句を見る
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浜岡原子力館でイベント 家族連れでにぎわう
中部電力浜岡原発を紹介する施設「浜岡原子力館」(御前崎市佐倉)で17日、春の親子向けイベントが開かれ、朝から多くの家族連れでにぎわった。 屋外では汽車を模した乗り物の乗車体験やアトラクションが人気を集め、手を振りながら楽しむ子どもや記念撮影する保護者らの姿が目立った。なぶら御前太鼓の迫力ある演奏も繰り広げられ、来場者を魅了した。館内でも簡易的なインテリア工作やクイズラリーなど多彩な企画を設けた。
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山あいのまち マグロ解体ショーにぎわう 浜松市水窪でイベント、長野からの客も
浜松市天竜区水窪町の「スーパーまきうち」は17日、マグロのすしや海鮮丼を中心に販売するイベント「まぐろ祭り」を開いた。店舗前でマグロの解体ショーを披露するなど、常連から県外客までさまざまな客が山あいのにぎわいを楽しんだ。 解体ショーでは、店長の牧内基さんが豪快な手さばきでマグロの大きな体に包丁を入れていった。解体の合間に部位の解説を織り交ぜ、関心を集めた。来場者はスマートフォンで巧みな手さばきやマグロを撮影していた。 まぐろ祭りは数年前から毎年実施し、天竜区に限らず長野県など幅広い地域の客が集まる。
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浜松らしさ“満開”弁当 女優、田中道子さんが表紙デザイン 浜名湖花博開幕の23日から期間限定販売
浜松市中央区で23日開幕する「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)に向けて商品開発した「はままつ浜名湖 花べんとう」が16日、会場の一つのはままつフラワーパークでお披露目された。同市出身の女優田中道子さん(34)がパッケージのデザインを担当。「浜松らしさが詰まった唯一無二の弁当」とPRした。 浜松の食材をふんだんに使った期間限定の弁当。浜松のブランド豚をうなぎのたれで味付けした「遠州夢の夢ポークごはん」と、浜名湖地域の郷土料理で、うなぎとごぼうの混ぜご飯「ぼくめし」をメインにした2種類がある。地元の弁当製造販売「自笑亭」が販売する。 地産地消の推進を目的に同
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タミヤファン集まれ! ラジコンやミニ四駆など製品200点一堂 御前崎で「春のホビーパーク」
模型メーカーのタミヤ(静岡市駿河区)の製品を一堂に集めた展覧会「タミヤ春のホビーパーク」が16日、御前崎市門屋の静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアで始まった。幅広い車種のラジコンカーやカスタムが楽しめるミニ四駆など約200点をそろえた。4月7日まで。 1月のドイツ国際玩具見本市に出展し、日本では発売されていない新作も見どころの一つ。海外の大型トレーラーのラジコンカーや戦車、戦艦の模型など多彩な作品が並び、静岡県内外から訪れたファンをとりこにしている。 高さ5センチほどの人形を話題のスポーツ選手や芸能人などに改造した「人形改造コンテスト」の優秀作品や、戦場を表現した大型作品
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ショウジョウバカマ開花 静岡市葵区・ダイラボウ山頂付近
静岡市葵区富厚里のダイラボウ(561メートル)山頂付近でこのほど、山野草「ショウジョウバカマ」の花が次々と咲き始め、訪れたハイカーらを喜ばせている。 ショウジョウバカマは、北海道から九州までの山野や渓谷などのやや湿った場所で育つ常緑性多年草。花が中国の古典に登場する架空の動物「猩々(しょうじょう)」の赤い顔色に似ていることや、放射状に生えている葉を和服のはかまに見立てたことから名付けられたという。 シカなどの食害を防ぐためのネットに囲まれた自生地では、株の中心から10から15センチほどの花茎を伸ばし、先端に小房状で淡紅色の花を多数付けるショウジョウバカマが所々で見られ、薄暗い森林を鮮やか
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伊豆シャボテン動物公園グループ 年間来園200万人初達成
伊豆シャボテン動物公園グループは2023年度の1年間の来園者数が初めて200万人に到達し、16日、伊東市富戸の同公園でセレモニーが開かれた。1959年に同公園(旧伊豆シャボテン公園)が開園して以来、施設数や事業エリアを拡大し、コロナ禍からの回復基調も後押しして大台を達成した。 同グループは中核のシャボテン公園のほか、近隣の伊豆ぐらんぱる公園や伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーとなどを運営する。21年秋から屋内型ふれあい動物園「アニタッチ」を静岡県内外に展開し、23年度は合わせて約40万人を集める見通し。今季で9回目となるぐらんぱる公園のイルミネーションイベントも好評を得る。 200万人目の来園
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新エリア「魔女の谷」完成 ジブリパーク全面開業 愛知・長久手
ジブリパーク(愛知県長久手市)で16日、スタジオジブリの映画「魔女の宅急便」や「ハウルの動く城」をイメージした新エリア「魔女の谷」がオープンした。県とジブリの構想発表から約7年、計画していた全5エリアがそろった。宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が米アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞し注目を集める中での全面開業となった。 「魔女の谷」では、パーク初の乗り物アトラクションを設け、映画で描かれた欧風の街並みを再現した。開園式典では、宮崎監督の長男で企画責任者を務めた映画監督の吾朗氏が「長く愛していただけたら、との思いでいっぱい。映画は作り終えると観客に委ねるが、施設は造ってからがスター
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【情報市場】いよいよ開幕! 浜名湖花博2024
2004年開催の「浜名湖花博」の20周年を記念し、浜名湖ガーデンパークとはままつフラワーパークの2会場で「浜名湖花博2024」が開催されます。 両会場には、著名なデザイナーが監修した新たな庭園が誕生し、チューリップやネモフィラ、バラ、マーガレットなど多種多様な花々が会場を彩ります。また、東海地方初開催となる印象派の絵画の世界に没入できる「体験型デジタルアートミュージアム」や、360度の映像で美しい花緑に囲まれた気分を体感できる特設シアターなど、最新のデジタルアトラクションもお楽しみいただけます。 詳細はホームページをご覧ください。 【開催期間】 ▽浜名湖ガーデンパーク会場 4月6日~
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カブのカスタム車120台集結 「浜松カブミーティング」 17日まで
ホンダのバイク「カブ」の愛好会「浜松カブMTG(ミーティング)」は16日、浜松市中央区の雄踏総合公園でイベントを開いた。全国各地から約120台が集まり、カスタム車を披露した。17日まで。 カラフルなペイントや目を引く荷台など、こだわりのカブが勢ぞろいした。沖縄・久米島の高校を今月卒業し、船を乗り継ぎながらカブで熱海市の実家に戻る途中に立ち寄った峯田龍さん(18)は「カブは燃費がいいので、楽に来ることができた」と話し、こだわりの細いフレームや黒く塗装したボディー、久米島町ナンバーのカブで注目を集めた。 イベントを主催した浜松市中央区の飲食業八木健一さん(51)は「カブの魅力をもっと知っても
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春の花、呉服町通り彩る 静岡市でイベント ステージや植物販売
静岡市葵区の静岡呉服町名店街が、呉服町通りを春の花で彩る「はなはな呉服町」を開催している。16日はシンボルイベントが開かれ、ワークショップなどでにぎわった。20日まで。 今年のテーマは「スプリング オレンジ」。31カ所の街路灯に、市内の生花店が製作したアレンジメント作品が飾り付けられ、最終日まで人気投票を行っている。札ノ辻交差点には、オレンジ色や黄色のビオラで花畑を表現したステージを設け、三味線演奏などが行われた。季節の花でブーケを作るワークショップや、多肉植物の販売もあった。 シンボルイベントは17日も開かれ、フローリストが作った花束をその場で大切な人に贈ることができる企画や吹奏楽の演
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自由な動物の姿 間近に 東伊豆・アニマルキングダム 南半球イメージの新施設
東伊豆町の動物園「伊豆アニマルキングダム」で15日、新施設「アニマルパラダイス360」がグランドオープンした。施設内では動物が自由に動き、来場者が中に入って楽しめる。 新施設は金網に囲まれ、高さ約10メートル、約1150平方メートルの広さ。ネズミの仲間のマーラやカピバラ、フラミンゴなど約10種類の動物や鳥が動き回る。アリクイが綱渡りを披露したり、来場者が餌を掲げるとオカメインコなどが集まったりして、にぎやかな光景が広がっている。 同日行われたテープカットには宮崎靖志社長らが出席し、オープン初日を見守った。宮崎社長は「新しい動物園のあり方を求めている。南半球をイメージした施設。ぜひ楽しん
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桜見ながらはしご酒 4月イベント開催 川根本町
桜を見ながら飲食や音楽を楽しめるイベント「千頭夜桜はしご酒」が4月6日、川根本町の大井川鉄道千頭駅周辺で行われる。 同駅前を盛り上げようと地域住民らでつくる「千頭駅前を考える会」が企画した。参加者は、3千円で3枚のチケットを購入し、チケット1枚につき同駅周辺の飲食店でフードとドリンクのサービスを受けられる。それぞれの店舗で用意されたメニューから選んで注文する。 午後3時から同9時まで。地元有志の演奏会や、同町で使える買い物券が当たる抽せん会も開催するほか、お花見用のレジャーシートも貸し出す。
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函南ならではの名産品へ 「あみにょん焼き」箱物土産発売 20日から
函南町の観光協会や商工会でつくる町農泊推進協議会(西村悟代表)はこのほど、同町の道の駅伊豆ゲートウェイ函南で人気の焼き菓子「あみにょん焼き」の箱物土産を開発した。同町を象徴する名産品を目指し、道の駅など町内の観光施設で20日から販売する。 2022年12月発売のあみにょん焼きは、町特産の丹那牛乳のバター製造過程で廃棄される「バターミルク」を生地に使用し、かんなみ仏の里美術館に所蔵される阿弥陀(あみだ)如来坐像をモチーフにした菓子。土日祝日に人間の煩悩にかけた一日108個限定という販売戦略が奏功し、23年は約1万2千個を販売する人気商品となった。 ミルク感たっぷりのプレーン味と、香ばしさが
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ゾウさんもエサどうぞ 富士サファリパーク、体験ツアー対象に
富士サファリパーク(裾野市)で行っている来園者による動物への「エサあげ体験ツアー」の対象動物にこのほど、アジアゾウが加わった。ライオン、クマ、ラクダに、迫力あるアジアゾウを追加し、付加価値を高めて来園者を楽しませる。 ツアーでは来園者は施設内を周遊する「スーパージャングルバス」に乗り、目の前にまで寄ってくるクマや、バスの天井に登ってくるライオンにエサをあげられることで好評を博していた。14日も多くの来場者が乗車し、棒に刺したサツマイモやバナナなどをアジアゾウへ差し出すと、アジアゾウはバスに近づきゆっくりと鼻を伸ばして器用にエサを巻き取った。 広報担当の満仲慈深さんは「間近に迫り、ゾウの鼻
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大井川鉄道合格駅に祝福の桜 地元有志が設置 島田
島田市竹下の大井川鉄道合格駅(旧五和駅)の活性化を目指す地元有志の「チームおもしろ五和駅」は14日、受験生らの合格を祝福する造花の桜を同駅に飾り付けた。 合格地蔵尊が置かれている同駅は毎年数多くの受験生らが合格祈願に訪れている。志望校合格などの報告で再度訪れる人々を祝おうと企画した。地元有志約10人が造花の桜を駅舎入り口や合格地蔵尊の前に飾った。同駅には合格の祈願や報告を記すことができるノートやコルクボードも設置されている。 長年同駅の清掃活動などに取り組んでいる鈴木紀美子さん(81)は「東京大に合格したと都内から男の子がちょうど報告に来てくれた。とてもうれしい」と笑顔を見せた。
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認定農業者 自慢の作物販売 15日まで「春の市」 静岡市葵区
農業経営の改善計画について静岡市から認定を受けた「認定農業者」が農産物や加工品を販売する「春の市」(市認定農業者協会主催)が14日、同市葵区の青葉イベント広場で始まった。15日まで。 11組の認定農業者がブースを構え、ミカンの品種ごとの特徴やタケノコのお薦めの調理法などを紹介しながら、自慢の農産物を販売した。2店舗以上で買い物をすると参加できる空くじなしの抽せん会があり、人気を集めた。同協会の杉山浩一会長(72)は「市内で生産されている素晴らしい農産物の数々を知ってもらう機会になったらうれしい」と期待を寄せた。 15日は午前9時半から午後2時まで。先着100人限定の抽せん会も行う。
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六仙の里でさくら祭り 31日 伊豆市
六仙の里さくら祭り(実行委員会主催)が31日午前10時から、伊豆市城の六仙の里公園で開かれる。パエリアや焼きそばの販売、甘酒の無料配布がある。会場で食事も楽しめる。 問い合わせは市観光協会中伊豆支部<電0558(83)2636>へ。
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浄蓮の滝 御瀧印発売 来遊記念に 伊豆市
伊豆市観光協会天城支部は、同市湯ケ島の名瀑(めいばく)浄蓮の滝を訪れた記念品にと、「御瀧印(ごたきいん)」を作製した。 御瀧印ははがき大で、新緑がまぶしい初夏の滝を水彩画で表現した。迫力ある筆遣いで「天城山 浄蓮の滝」の文字を載せた。滝近くの喫茶「あまぎ」店主の山崎多美枝さんが背景を描き、筆文字を温泉旅館「白壁」の女将(おかみ)鈴木裕香さんが担当した。 1枚税込み350円。同支部、喫茶あまぎ、浄蓮の滝観光センター、しぶき亭の4カ所で販売する。 問い合わせは同支部<電0558(85)1056>へ。
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文豪が愛した黄色い花、今年も しゃくし菜見頃 静岡・中勘助文学記念館
静岡市葵区新間の中勘助文学記念館で、しゃくし菜の花が咲き始めた。来館者は戦時中に同所で静養していた文豪が眺めた風景と同じ、黄色い花が春風に揺れる景色を楽しんでいる。 しゃくし菜はアブラナ科の一年草。同館の敷地内にある「杓子庵(しゃくしあん)」の名の由来となった植物で、現在も庵前の畑で大切に育てられている。同庵には小説「銀の匙(さじ)」の著作で有名な中勘助(1885~1965年)が43年から静養と疎開を兼ねて滞在していた。 同記念館によると、しゃくし菜は今月いっぱいは楽しめそうだという。 (写真部・宮崎隆男)
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プラネタリウム刷新 星の明るさや色リアルに 焼津・ディスカバリーパーク
ディスカバリーパーク焼津天文科学館(焼津市田尻)のプラネタリウムが14年ぶりに全面リニューアルし、20日から投影を始める。1997年に導入した光学式とデジタル式の機器を制御できる統合型に改良を施し、星の明るさや色の再現度、映像データの精度を高めることで、臨場感のある映像を通じた宇宙空間を堪能できる。 新プラネタリウムの名称は「ジェミニスター4ヤイヅ」。光源をハロゲンからLEDに切り替え、スクリーンに星を映すレンズを7から30に増やすことで、従来機よりも星の明るさや色を本物に近づけることができたという。さらに、最新システムを取り入れることで、惑星の動きや背景の地形といった細かい部分が表現で
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三熊野神社大祭PR 掛川観光協会、静岡 新聞放送会館訪問
掛川観光協会大須賀支部(内藤澄夫会長)の役員5人が12日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、掛川市横須賀地区で4月5~7日に開催される三熊野神社大祭をPRした。 同大祭では地区の13町がそれぞれ自慢の「祢里(ねり)」と呼ばれる山車を引き回し、同地区に伝わる県無形文化財「三社祭礼囃子(ばやし)」のリズムに合わせて地区内を練り歩く。6日の奉納祭と最終日の千秋楽では、全町の祢里が境内に集まる。両日の様子はユーチューブでライブ配信する。 法被姿で訪れた役員は大祭の魅力を紹介した。同支部の山下浩章理事は「地元を離れた人たちも祭りのために帰ってきてくれて、町がにぎやかになる。遠州の春を祭りで楽
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広がる春景色 ハナモモ50本見頃、顔出す「気根」 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で早春ならではの光景が広がり始めた。新緑が生い茂る前の時期に見どころとなり水中などから生える「気根(きこん)」や、約50本のハナモモが見頃を迎えている。 気根は落葉針葉樹の「ラクウショウ」で、施設内のフェアリーガーデンで見られる。人の指のような形をしながら上へと100本以上が顔を出し、長いもので50センチほど。小川の水中から突き出ているのもある。同施設の野田一成さんによると、根が水に浸って呼吸ができなくなり酸素不足を補うために上へと成長し、少しずつ伸びるという。 ハナモモはピンクや真っ白な花を咲かせ、今月下旬まで楽しめそう。施設から委託を受け園芸部門を担当
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花壇に彩り 花博へ出迎え準備着々 浜名湖ガーデンパーク、ネパール庭園も
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は10日、「浜名湖花博2024」に向けて、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークで国際庭園エリアのネパール庭園や県民参加型の花壇「浜名湖フラワーパレット」の整備を行った。関係者や花壇愛好家らが庭園を確認し、花壇を彩って来場者を迎える準備を進めた。 パレットに見立て配色 藤田さんデザイン 愛好家ら植栽 「浜名湖フラワーパレット」はメインゲートからの入場者が最初に目にする花壇。応募した愛好家ら約80人が参加し、多彩な色合いの花壇を完成させた。 フラワーパレットは30カ所に連なる直径2メートルと3メートルの円形花壇「ツリーサークル」などで構成する。「喜び」「
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身体表現の楽しさ感じて パフォーマー松島さん(沼津)がワークショップ 10日も静岡市葵区で
静岡市葵区の「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」で9日、国内外で活躍するパフォーマー松島誠さん(60)=沼津市=による身体表現のワークショップ(実行委員会主催)が開かれた。同会場の一般参加型アート企画「ヒロバあそび!」の一環。 参加者約10人が松島さんの緩急自在の手や足の動作に倣いながら、思い思いに体を動かした。「相手の動きから何かを感じ取って、コミュニケーションしよう」という松島さんの呼びかけに応え、身体表現の楽しさを満喫した。 10日も午前10時半と午後2時に実施する。1回約30分で参加無料。希望者は直接「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」へ。問い合わせは同会場<電054(294)710
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“黄色のカーペット”スイセン8万本、春風にそよぐ 中央区・はままつフラワーパーク
浜松市中央区のはままつフラワーパークで、約8万本のスイセンが咲き始め、鮮やかな黄色の花が来園者の目を楽しませている。 同園西側の梅園の斜面をカーペットのようにスイセンが彩る。来園者を乗せたフラワートレインも斜面沿いを走り、家族連れらが車内から写真を撮るなどして春の光景を満喫している。 同園によると、開花は例年より10日ほど早く、今月末頃までが見頃となる見込み。
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静岡人インタビュー「この人」 地域の芸術文化を育てる 栗田敏恵さん(御前崎市)
御前崎市門屋のギャラリーカフェ「ひと休処(どころ)つくし」を運営する。月替わりで地域の画家や写真家らと開催している展示会が人気を集める。定期的に音楽コンサートを開催するなど、市民が芸術文化に触れる機会を提供する。64歳。 ―運営を始めた経緯は。 「母が20年前に創業し、約7年前に引き継いだ。母が大切にしてきた地域文化を盛り上げたいという思いを大事にしている。市内にはギャラリーが少なく、個展を開催できる場所が限られる。展示スペースは決して広くないが、趣味や独学で始めた作品でも作者が日頃の成果を披露し、市民がゆっくり鑑賞できる空間を目指している」 ―なぜ、美術や音楽が大切だと考えるのか。
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ふじえだ健やか弁当 シラスご飯や桜餅… 春 味わい メニュー刷新 9日マルシェで発売
藤枝市の農産物を7割以上取り入れた「ふじえだ健やか弁当」の第2弾がこのほど、完成した。桜や花見などをイメージして、春を感じるメニューに刷新。9日に同市の蓮華寺池公園で開くJA大井川主催のマルシェで発売する。税込み700円。 昨秋の第1弾に続き、同JAと同市の手作り弁当店「食彩ステーションランナー」、市が共同開発した。アスパラガスなど野菜の肉巻き、シイタケ入りのコロッケ、桜花漬けを添えたシラスご飯、桜餅を新たに盛り込み、色彩豊かな弁当に仕上げた。 10日以降は土、日曜と祝日に同JAファーマーズマーケット「まんさいかん藤枝」でも販売する。平日は予約販売。 同JAによると、第1弾は昨年11月
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遊覧船「ガーデンクルーズ」 花博開幕へデザイン刷新 浜名湖ガーデンパーク
浜松市中央区のはままつフラワーパークで23日開幕する「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)で、会場の一つである浜名湖ガーデンパーク(4月6日開幕)の会場内の東西水路を往復する遊覧船「ガーデンクルーズ」の新デザインが7日、お披露目された。運航会社の関係者が船着き場で着水作業を行った。 「ヒマワリ号」と「ガーベラ号」の2隻を、浜名湖花博のマスコットファミリー「のたねファミリー」が描かれたカラフルで楽しいデザインに刷新した。船内の座席シートを改修したり、エンジンのメンテナンスを行ったりもしたという。 水路は約750メートルで片道約7~8分間で運航する。著名な造園家石
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「浜名湖パークビレッジ」本格開業へ 9日にイベントも 湖西市新居弁天地区
湖西市の新居弁天地区で市営プールなどの跡地に民間事業者が整備した観光拠点「浜名湖パークビレッジ」が9日、本格開業を迎える。午前10時~午後4時に開業記念のイベントを開き、午後6時半からは遠州新居手筒花火保存会による手筒花火も披露される予定。 新たに整備したセンターハウスを中心に、駐車場エリアで70店のキッチンカーやスイーツ、犬の雑貨やハンドメード作品の販売ブースが集まるマルシェを開く。特設ステージではダンスやビンゴ大会、マジックショーなどを行う。隣接した広場では午後0時半~同3時に、恐竜の着ぐるみを来て走る「きょうりゅうレース」を行う予定。 センターハウスでは、創作料理のレストラン「Fo
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SL急行さくら号で春満喫を 大鉄、20日から運行
大井川鉄道(本社・島田市)は20日から、桜を描いたヘッドマークを装着した「SL急行さくら号」の運行を開始する。4月7日まで。 かつてJR(国鉄)が運転していた寝台特急列車「さくら」のヘッドマークのレプリカを着用して雰囲気を盛り上げる。桜の名所として知られる同市川根町家山の「桜トンネル」付近では速度を落として走行する。運転区間は新金谷―家山または新金谷―川根温泉笹間渡。期間中は増発運転する。電気機関車の「EL急行さくら号」も運行する。 同社広報室の担当者は「列車の窓を開け、車内でお花見を楽しんでほしい。川根温泉にも足を運んで春を満喫して」としている。 問い合わせは大鉄SLセンター<電05
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花博ちなみクリア御朱印 会場の花、重ねて彩り豊か 浜松・井伊谷宮が制作
浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮は、23日に開幕する「浜名湖花博2024」を前に、会場のはままつフラワーパーク(中央区)、浜名湖ガーデンパーク(同区)にちなんだクリア御朱印をそれぞれ制作した。透明なプラスチック製の台紙に花々が描かれ、2種を重ねることで彩り豊かなデザインが完成する。 フラワーパークをイメージした御朱印には藤の花と桜、バラ、ガーデンパーク版にはネモフィラ、ヒマワリ、コスモスと、各会場を代表する季節の花をあしらった。第1弾として3月からフラワーパーク仕様の御朱印を販売していて、ガーデンパーク仕様の第2弾は5月から販売する。 それぞれ税込み500円。権禰宜(ごんねぎ)の岡部訓亮さん
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家康・松本潤さんを信長・岡田准一さんがパチリ! 大河収録中に撮影の写真、静岡市の旧ドラマ館に展示
大河ドラマ「どうする家康」で織田信長役を演じた岡田准一さんがドラマの現場で撮影した写真の展示が20日まで、静岡市葵区の静岡浅間神社境内の旧大河ドラマ館で開かれている。被写体は主演を務めた松本潤さん。徳川家康ゆかりの地を紹介するパネルとともに並ぶ。入場無料。 松本さんが2023年12月8日~24年1月21日まで、東京都で開催した自身の展覧会「JUN MATSUMOTO EXHIBITION『PERSPECTIVE』」に出展された作品の一部。松本さんから「作品を静岡市に無償で貸し出したい」との提案があり、旧ドラマ館で展示することになった。岡田さんが撮影した家康姿の松本さんの写真3点を提供した。
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牧之原の児童 サーフィン花壇へ植栽 浜名湖ガーデンパーク
牧之原市の萩間小6年生約30人が4日、浜松市中央区のはままつフラワーパークで23日に開幕する「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)に合わせ、会場の一つである浜名湖ガーデンパーク(4月6日開幕)で花壇の植栽をした。 児童が考えた「海空緑、みんなが優しい牧之原」をテーマに、約30平方メートルの花壇に、学校で育てたペチュニアやパンジーなどに加え、静岡県の特産品マーガレットなど15種約700株を植えた。 児童は持ち寄ったサーフィンの波を描いたデザイン図を参考にしながら、スコップで土を掘り、花の間隔などを意識して丁寧に植栽した。花壇には児童が色を塗ったり、海岸で集めた流
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海や夕日、LED10万球で表現 西伊豆・堂ケ島公園
西伊豆町仁科の堂ケ島公園をイルミネーションで彩る「堂ケ島サンセットイルミ」(町観光協会主催)が3月1日、始まった。青色やオレンジ色を基調とした10万球の発光ダイオード(LED)が約800平方メートルの敷地に飾り付けられ、夜の公園を幻想的な雰囲気に包んでいる。5月8日まで。 点灯式が行われ、西伊豆にちなんで青い海やオレンジの夕日を表現したイルミネーションが一斉にともされた。地上から「天窓洞」を見下ろす遊歩道周辺もオブジェや電飾で明るく照らしている。初日から観光客が訪れ、写真を撮ったり、散策を楽しんだりした。 イベントは2019年から毎年開催している。点灯時間は午後6~9時。入場無料。
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ニュージーランド、食で感じて味わって 長泉の飲食店、姉妹都市PR
長泉町国際交流協会は24日まで、姉妹都市があるニュージーランドのPRイベント「KiaOra!(キアオラ)ながいずみ」を展開している。町内外19の飲食店がスタンプラリー形式のイベントと食を通じて魅力を発信している。 スタンプを7個集めると同国産の蜂蜜が当たる抽選に参加できる。各店はキウイパフェやフィッシュ&チップス、チーズケーキなど多彩なメニューを提供する。同町のクロワッサン専門店「27LAYERS」は同国産蜂蜜とキウイジャムを使用して「ハニーマスタードローストチキン」と「クロッフィンキウイ」を考案した。白砂伸之社長(47)は「クロワッサンの生地に合うように作った。ニュージーランドを感じてく
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富士山サイクルロードレース開幕 3日は富士市街地で決勝【動画あり】
富士市街地などを会場にした自転車レース「富士山サイクルロードレース2024」(実行委主催)が2日、静岡市清水区の静岡県航空協会富士川滑空場で開幕した。国内トップ選手が出場する種目「富士クリテリウムチャンピオンシップ」の予選などを行い、大勢の来場者が目の前を疾走する迫力の競技を体感した。 往復1・4キロの直線を30周する予選は、大学を含む33チームの約160人が3組に分かれて競った。地元のレバンテフジ静岡の床井亮太選手らが決勝に進んだ。初日はこのほか、17歳以上の女子レースや市民参加のパレードランを繰り広げた。 富士市の公道で開催してきた3年目のレースは、交通への影響などを踏まえて初日だ
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「静岡おでん祭」開幕 全国から57店 ご当地の"熱々"に舌鼓
静岡県内外のおでん屋が集結する「静岡おでん祭2024」(実行委主催)が1日、静岡市葵区の青葉シンボルロードで始まった。18回目の今年は過去最多の57店が出店し、家族連れや仕事帰りのサラリーマンなど多くの来場者が熱々のおでんを楽しんだ。3日まで。 多くの屋台がずらりと軒を連ねる昭和初期の屋台街が再現された。来場者は黒はんぺんや黒いだしが特徴的な静岡おでんをはじめ、青森県の生姜味噌おでんやあっさりした味わいの東京下町のおでんなど、各地の風土が色濃く反映されたご当地の味に舌鼓を打った。鍋から上がる湯気越しに、カウンターで店主との会話を楽しんだ。 半年前に京都府から同市葵区に移住したという渡槙雄
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「しずチカ」新装 開放的な空間に 静岡駅北口地下広場 仕切り撤去、魅力PRへ
静岡市は1日、JR静岡駅北口地下広場「しずチカ」をリニューアルオープンした。施設内の仕切り戸を撤去し、「しずチカ茶店一茶」や市政情報発信コーナーなどを一体的に利用できるように改修した。 しずチカは市の観光資源をPRする拠点として2009年に開設。静岡茶商工業協同組合(市茶商)が運営する一茶での静岡茶の販売・PRのほか、地域資源の広報イベント会場として利用されてきた。 改修では、展示エリアとカフェスペースの仕切りを取り除き、開放的でより多くの人が利用しやすい空間を目指した。3月は試験運用期間として、静岡理工科大の研究発表やお花見マルシェなどのイベントを開催する。4月以降はコンサートやスポ
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渓流釣り解禁 静岡県内河川 釣り人待ちわび、日の出からスタート
山間部に早春の到来を告げる渓流釣りが1日午前、静岡県内の多くの河川で解禁された。この日を待ちわびた太公望が早朝からさおを繰り出し、アマゴやニジマスを狙った。 静岡市葵区の安倍川上流部では小雨が降る中、伊豆岡県内各所から釣り人たちが集まり、日の出の時刻を合図に釣りを開始した。安倍藁科川漁協によると「昨夜からの降雨の影響で濁りが強く出ている場所もあり、釣果はいまひとつ。これから川の状態が落ち着いてくれば期待できる」という。 解禁日に毎年訪れるという同区内匠の岩見和明さん(68)は「午前6時半すぎから始めて、2時間ほどで1匹のアマゴしか釣れなかった。今日は1日頑張ってみる」と意欲的だった。
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「決して落ちない」ミナミコアリクイ 東伊豆の動物園
東伊豆町の伊豆アニマルキングダムで、アリクイの散歩イベントが行われている。 園内に咲く河津桜をミナミコアリクイ1頭が登る。花に付いた虫を細長い舌でからめ捕るなど、かわいらしい姿を見せている。広報企画担当の稲葉崇さんは「強い爪で枝をつかんで、決して落ちない。受験シーズンなので、ぜひ足を運んで合格祈願してほしい」と話す。 園内の桜が散るまでの期間、1日に2回行う。
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2日、プチマルシェ 添地町の魅力発信 沼津市
沼津市は2日、中心市街地の魅力を発信するイベント「そえちプチマルシェ」を同市添地町で開く。町内の飲食店などが出展するとともに、同日に中央公園で開催するイベント「週末の沼津」と連動し、にぎわい創出を狙う。 会場はJR沼津駅南口イーラde南西の区画整理で生まれた約350平方メートルの空き地で、当日は飲食店や古着店など6店が並ぶ。午後2時からは、空きビルの再生に取り組む有志でつくる「添地の未来を考える会」が、町内の店舗や事業所を調査した結果の報告会を開く。沼津仲見世商店街では、イベントに合わせて2日から1年間、ベンチやテーブルを置いた休憩場所を設置する。午前11時~午後3時。雨天中止(報告会のみ
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川の駅・伊豆城山でさくら祭り 3日、マルシェや引き馬体験 伊豆の国市
伊豆の国市の川の駅・伊豆城山(狩野川神島公園)で3日午前10時から、「さくら祭り」が開かれる。 キッチンカーやハンドメード雑貨、ワークショップなど約60が出店するマルシェが行われる。与那国馬の引き馬、おもしろ自転車の体験もある。 イベントの企画運営を手がける団体「ドコカノmarket」(同市)が主催する。問い合わせは同公園指定管理者のJM<電0558(99)9766>へ。
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縁起よく開花 珍しいリュウゼツラン 浜松市中央区
浜松市中央区小池町の住宅リフォーム会社「Suidobi(スイドビ)」の駐車場入り口で、数十年に一度だけ花を咲かせるとされるリュウゼツランが開花し、近隣住民らを喜ばせている。 高さは約2メートル。2月中旬頃から花茎上部に黄色い花を咲かせ始めた。同社によると、3年ほど前に駐車場と庭を整備した際に植えたという。社員や通行人は写真を撮るなどして成長を見守っている。 清水真社長(49)は「辰(たつ)年の開花で、とても縁起がよいと感じる。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。
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夜桜彩る掛川城下 ライトアップで幻想的に
掛川市の掛川城下を流れる逆川両岸で、桜並木が見頃を迎えている。夜間のライトアップで淡いピンク色の花が浮かび上がり、4月に木造天守復元30周年を迎える掛川城を幻想的に彩っている。 市産業労働政策課によると、すでに七分咲きで例年より1週間程度早く、3月初旬には満開になりそう。連日、カメラを手にした市民や行楽客でにぎわっている。 桜並木は早咲きの園芸品種「カケガワザクラ(掛川桜)」。逆川沿い約2キロに約300本が植えられている。下向きの花が手まり状にまとまって咲くのが特徴で、花の終期に近づくにつれてピンク色が濃くなる。 ライトアップは市などが掛川城近くの緑橋ー大手橋の約150メートル区間で3
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アマゴ成魚300キロ放流 渓流釣り、3月1日解禁 狩野川漁協
狩野川漁業協同組合(伊豆の国市)は28日、渓流釣りの解禁(3月1日)を前に、狩野川の本支流にアマゴの成魚約300キロを放流した。 組合員約10人が2班に分かれ、本流の嵯峨沢橋、矢熊橋、宮田橋、支流の修善寺川、冷川、大見川など伊豆市内の23カ所に体長25~30センチのアマゴを放った。漁協関係者は「解禁日は例年通りに楽しんでもらえると思う」と話した。 今回の放流場所と放流量は漁協のホームページに掲載している。
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演劇に関わる人 増やしたい 「アートひかり」仲田恭子
藤枝市の蓮華寺池公園や周辺の施設、商店街を活用した「藤枝ノ演劇祭」が3月2、3の両日、開かれる。今年で3回目。2022年の初開催から連続参加する演劇ユニット「アートひかり」の仲田恭子代表(同市出身)は「演劇祭を通じて、演劇に関わる人が増えてほしい」と願いを込める。 アートひかりは今回の演目に、オーストリアの劇作家ペーター・トゥリーニの代表作「ねずみ狩り」を選んだ。演出を担当した仲田は「現代社会や文明を批判する内容で1971年の初演時は賛否が分かれたが、今では教科書にも載っている。戯曲の力が普遍的だったのだろう」と紹介する。 都会のごみ捨て場に現れた男女。「全てはごみだ」とする男は銃でネズ
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気分は「七輪の上のアジ」 伊豆・三津シーパラダイス 遊具リニューアル、大人用変身スーツも
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスは27日から、施設内のキッズコーナー「みとしーあじっこパラダイス」を大人も利用できるようにした。大人用の「アジスーツ」を用意し、撮影のために遊具に乗ることができる。 同コーナーは2019年にオープンし、かわいらしいアジのスーツを着た子どもの姿がSNSなどで話題となり、大人の利用を熱望する声に応えた。 撮影以外は原則小学3年生以下が対象。アジが捕獲されてから食卓に並ぶまでの加工過程を、遊具やコスチュームを使って学べる子ども向けの体験アトラクションで、跳躍器具でアジのように飛びはねたり、ネットに寄りかかって干物のまねをしたりして楽しめる。 同日、一部遊具がリ
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浜北植木まつりPR 浜松市浜名区で2~4日 運営委ら本社総局訪問
植木や果樹苗などの大展示販売会「第50回浜北植木まつり」(同運営委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3月2~4日、浜松市浜名区のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターで開かれる。運営委会長で同JAの斎藤直司常務理事(58)らが27日、中央区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、まつりをPRした。 50回を記念して、植木オークションは例年の約1.6倍となる約100点を用意し、植木や花鉢を一般消費者が競売して購入する。病害虫防除セミナーや、植木の剪定(せんてい)講習会、植木の植え方実演講習会では、専門家や植木職人が指導する。もち投げや浜北産ポン菓子無料配布、アルパカとの写真撮影などのイベント
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いろり魅力の空き家、宿泊施設に 菊川で3月1日オープン 移住定住促進へ
菊川市の火剣山の麓に3月1日、空き家を活用した宿泊施設「緑庵(ろくあん)」=同市富田=がオープンする。農地や森に囲まれた落ち着いた雰囲気といろりが売り。プロデュースしたイツワ不動産(同市堀之内)の白畑達徳専務(47)は「宿泊をきっかけに菊川への移住定住促進につなげたい」と意気込む。 施設は数寄屋風の平屋建てで築20年。和室、寝室、ダイニングキッチン、いろり付きの居間があり、風呂も利用できる。庭にはバーベキューができるガスグリルを置いた。 建物はセカンドハウスとして建てられたが、所有者が亡くなったことを機に使われなくなっていた。同社は所有者の家族が「大切に使い続けてほしい」との思いで相談に
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梅の花かれんに 伊豆・月ケ瀬梅林「まつり」、3月17日まで
伊豆市の伊豆月ケ瀬梅林で3月17日まで、梅まつり(伊豆月ケ瀬梅組合主催)が開かれている。暖冬の影響で例年より開花が2週間ほど早く、既に全体の見ごろを迎えている。 広さ6・2ヘクタールの同梅林には、約1500本、15種類の梅が植えられている。同組合によると、現在「豊後」が特に見ごろという。梅林を管理する同組合の上田祥史組合長は「今年は異常なほど開花が早いが、きれいに咲いている。なるべく早く来て楽しんでほしい」と呼びかけている。 まつり期間中は連日、地元農産物の販売やスタンプラリーを実施している。開催時間は午前9時~午後3時。同3、10日には、県太鼓祭りが開催される。
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狩野川桜マラソン 3月16日開催 野球イベントも 伊豆市
伊豆市スポーツ推進委員会は3月16日、牧之郷コミュニティー広場(同市牧之郷)をスタート・ゴールに、「狩野川桜マラソン」を実施する。市内在住・在勤・在学・在園者とその家族を対象に参加者を募っている。終了後には伊豆総合高(同市)野球部主催の「やきゅうであそぼう」も同広場で開催する。締め切りはいずれも同8日。 大仁橋上流-修善寺橋間を走るコースで行う。4・5キロの「チャンピオンズカップ」は中学生以上がエントリー可能で、3キロの「ファンラン」は誰でも参加できる。「やきゅうであそぼう」は3歳から小学2年生が対象で、表彰式後に開始する。部員らがボールやバットを使った遊びを手ほどきする。 申し込みなど
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ジオ認定5周年 伊豆でイベント 3月10日
美しい伊豆創造センターは3月10日午後1時から、伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク認定5周年記念イベントを伊豆市修善寺の修善寺総合会館で開く。 静岡大の小山真人教授による記念講演や功労者表彰式、次世代ジオガイド成果発表を行う。同日午前10時からは餅つき、ワークショップ、修善寺温泉場でのジオガイドツアーなどのプレイベントも予定している。伊豆半島ジオパークは2018年4月、国内で9番目となる世界ジオパークに認定された。 参加無料で、事前の申し込みが必要。詳しくは伊豆半島ジオパークのホームページ、問い合わせは同センター<電0558(72)0520>へ。
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坂本龍一さん楽器との軌跡 映像上映や愛用品展示 ヤマハ銀座店 3月から
ヤマハは3月13日から銀座店(東京)で「坂本龍一のピアノ展」を開催する。28日まで。昨年3月28日に71歳で死去した音楽家坂本龍一氏の功績をたたえ、愛用した楽器との軌跡をたどる。 イベントでは、大スクリーンで貴重な映像を上映しながら、同氏の演奏データを同氏所有のコンサートグランドピアノ「CFIIISーPSXG(自動演奏機能付き)」で再生するほか、レコーディングや楽曲制作に影響を与えたシンセサイザー「DX7」やステージピアノ「CP88」などを展示する。 イベントに先駆け、1日からは同氏が1999年に手がけたオペラのためにデザインした「オペラピアノ」を展示し、代表曲「Merry Christ
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世界一の金塊 27億円突破 伊豆・土肥金山、最高値
伊豆市の観光施設「土肥金山」に展示されている重量世界一の250キロの金塊が、25日までに時価27億円を超えた。金相場の価格高騰が続き、過去最高値を更新した。大台の30億円突破へ、金価格から目が離せない。 金相場は22日時点で1グラム1万831円となり、金塊は27億700万円となった。14日まで数日間下落していたものの、15日からは上昇が続いている。 金相場は2023年8月下旬、初めて1グラム当たり1万円を超え、金塊は25億円を突破した。その後、金相場は毎日上下しながらも、およそ半年間で金塊は27億円に到達した。勝呂淳課長代理は「この短期間でここまで価格が上昇したことに職員も驚いた様子だっ
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春を呼ぶ幸せの黄色い花 ミモザアカシア 三島で見頃
フラワーデザイナーの杉本武満さん(裾野市)が草花を植栽する三島市佐野の農場で、ミモザアカシアが見頃を迎えている。約80本が鮮やかな黄色の花を咲かせ、春の訪れを告げている。 ふわふわとした綿のような見た目のかわいらしさが特徴。今年は暖冬の影響で例年より約1週間ほど早く開花したという。3月下旬まで楽しめる見込み。 杉本さんは「花のリースや生け花などにも使われる楽しい花。ぜひ見て楽しんでほしい」と話した。
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河津桜の下、わんこと買い物 「お花見マルシェ」伊豆の国で25日まで
愛犬と一緒に楽しむ「いぬのくに お花見わんこマルシェ」が24日、伊豆の国市の川の駅・伊豆城山(狩野川神島公園)と狩野川堤防で、初めて開かれた。来場者は、河津桜が咲く堤防で愛犬と一緒に買い物を楽しんだ。25日も行う。 鹿肉を使用した犬のおやつや犬の洋服を売る店、キッチンカーなど約80店舗が並んだ。犬のサーカスや愛犬との暮らし方教室なども実施した。 同公園指定管理者のJM(東京都)が主催した。問い合わせは同社<電0558(99)9766>へ。
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屋外デッキに天然芝…まるで「湖上の公園」 箱根・芦ノ湖の遊覧船 富士急が運行スタート
富士急行グループの箱根遊船は23日、芦ノ湖(神奈川県箱根町)の新しい遊覧船「箱根遊船SORAKAZE(そらかぜ)」の運航を始めた。「芦ノ湖に浮かぶ緑の公園」がコンセプト。2023年に箱根の遊覧船事業を取得して以降、最大の取り組み。これを機に静岡県東部のグループ施設との相乗効果創出に努める。 「はこね丸」だった船を大規模改装した。屋外デッキに天然芝を敷き、船尾に天然のツタをはわせるなど周辺の自然環境との調和を図った。客室にはソファや靴を脱げる小上がり風スペース、ゆらゆら揺れるつり下げ式の椅子などを設け、思い思いの過ごし方ができる。 今年正月の箱根駅伝で優勝した関係で、1日船長を務めた青山学
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「水絵」の鈴木慶則展開幕 静岡・フェルケール博物館
1960年代後半、静岡を拠点に活動したアート集団「幻触」の一員だった旧清水市出身の美術家鈴木慶則さん(1936~2010年)の個展が23日、静岡市清水区のフェルケール博物館で始まった。 1970年代後半から亡くなる直前まで取り組んだ「水を用いて水を描く」シリーズ、「水絵」の代表作を中心に40点を集めた。制作当初のあぶり出しを活用した作品や、水平に置いたキャンバスに打ち水した後に岩絵の具で色彩を加えた「Water―Drawing(ウオータードローイング)」などを通じて、技法の探求過程をたどる。 「トロンプ・ルイユ」(だまし絵)の手法で名画を精緻に模写した「幻触」時代の作品も展示。鳴海恵利子
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明治から平成のおひなさま大集合 伊東・東海館に150体ずらり
伊東市東松原町の伊東温泉観光・文化施設「東海館」は、明治から平成にかけての各時代のひな飾りを展示している。数々の華やかな飾りが、市指定文化財で旧旅館の趣ある雰囲気の施設を彩っている。4月10日まで。 桃の節句(3月3日)に合わせ、地元有志の協力で行っている恒例行事。大広間の一角に明治、大正、昭和、平成のひな人形約150体がずらりと並び、来館者を楽しませている。段飾りを中心に、昭和初期の御殿飾りも置く。
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並木いっぱい春色 25日「でんでんころ桜まつり」 浜松市浜名区滝沢町
浜松市浜名区滝沢町の道路沿いに地元住民が植えた河津桜約130本が見頃を迎えている。25日には「第16回でんでんころ桜まつり」が開催予定で、桜を管理する「でんでんころ花の会」(渥美晴雄代表)が準備を進めている。 桜並木は同区都田町の国道362号藤渕橋交差点から3キロほど北方に位置する。約400メートルにわたってピンク色の花が道路沿いを華やかに彩っている。 開花は例年より2週間ほど早く、すでに満開。渥美代表は「今週末までは楽しめそう。きれいな花に癒やされてもらいたい」と話す。祭りは午前10時~午後3時で、甘酒のサービスや地元よさこいグループによるステージなどを予定している。
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横浜で国際ボートショー、3月21日から ヤマハ発やスズキなど215社出展
日本マリン事業協会(会長・渡部克明ヤマハ発動機会長)は21日、国内最大のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2024」を3月21~24日に横浜市で開催すると発表した。最新のボート、ヨット、水上オートバイの展示や体験プログラムを通じてマリンレジャーの魅力を発信し、市場活性や家族連れを中心とした新規顧客層へのアプローチを図る。 会場はパシフィコ横浜、横浜ベイサイドマリーナ、八景島マリーナの3カ所。ヤマハ発やスズキなど215社が出展し、計165隻・台、総額170億円の製品を展示する。約15億円の高級クルーザーも見学できる。ボート免許や航海計器の知識を学ぶセミナーや、水難救助に使
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国内外の舞台芸術、静岡で GWに「ふじのくに⇄せかい演劇祭」
静岡県舞台芸術センター(SPAC)は20日、静岡市内でゴールデンウイークに開催する「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」の概要を発表した。国内外の舞台芸術が各地で繰り広げられる。 日程は4月27日~5月6日。静岡芸術劇場(駿河区)でドイツ・ベルリンのシャウビューネ劇場が、ロシアの作家アントン・チェーホフの「かもめ」を日本初上演するほか、舞台芸術公園(同)ではSPACと鳥取市の「鳥の劇場」が共同で安部公房作「友達」を披露する。 駿府城公園(葵区)の特設会場では、SPACの宮城聰芸術総監督演出・台本で岡倉天心のオペラを下敷きにした新作「白狐伝」を野外上演する。 5月4~6日は、市街地で、パフ
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清水港「河岸の市」に大型デッキや神社 2025年4月に新装開店 夜間営業強化も
2025年4月にリニューアルオープンするJR清水駅東口の「清水魚市場 河岸の市」の概要が明らかになってきた。敷地内で新築移転させる「いちば館」2階の巨大デッキと駅を歩行者用通路で直結させ、デッキでビアガーデンやイベントを開けるようにする。会社帰りに立ち寄れるよう夜間営業を強化する。20日までに関係者が明らかにした。 河岸の市は鮮魚などのいちば館と飲食店の「まぐろ館」からなる。新しいいちば館は鉄骨平屋一部2階建て(延べ床約3200平方メートル)。鮮魚のほか飲食店のテナントなど24~25店舗の入居を想定する。マグロ水揚げ日本一の清水港にちなみ海の恵みに感謝する神社も設ける。 河岸の市は、隣接
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狩野川沿い桜並木満開 伊豆の国、3月2日まつり
伊豆の国市の狩野川堤防の河津桜が見ごろを迎えた。ピンク色の花がほぼ満開となり、訪れた市民や観光客らの目を楽しませている。 狩野川大橋から川の駅・伊豆城山手前までの狩野川右岸約1キロの間に120本が植えられている。大仁ライオンズクラブや旧大仁町が20年ほど前に植栽し、見事な並木に成長した。 同所では、3月2日午前10時から「城山さくらまつり」(実行委員会主催)が開かれる。飲食の出店が並び、和太鼓演奏、チアリーディングなどのステージが実施される。
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熱川バナナワニ園分園 展示室リニューアル 動物の生息地イメージ
熱川バナナワニ園(東伊豆町)分園の展示室が20日、リニューアルオープンした。新たな展示の目玉は「バナナ」スパイニーテールイグアナ。内装も動物の生息地を想起させるデザインで、異国の雰囲気がただよう。 バナナスパイニーテールイグアナは雄と雌1匹ずつで、いずれも1歳の体長約50センチ。幼い時期は全身が緑色だが、成長するにつれて黄色に変わるといい、その姿はまさに“バナナ”。アメリカ南部やメキシコ南西部に生息し、展示スペースの内装もメキシコの自然をイメージした。 他にもクロコダイル科の中でもひときわ小型というニシアフリカコビトワニや、日本平動物園から譲渡されたアリゲーター「
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春爛漫 里山彩る河津桜200本満開 御前崎のあらさわふる里公園
御前崎市のあらさわふる里公園で約200本の河津桜が満開を迎えた。里山が鮮やかなピンク色に彩られ、来場者を魅了している。 同公園の河津桜は「アラサワベニザクラ」の名称で親しまれている。天候に恵まれた20日は青空が広がり、散策路に沿って植樹された桜が華麗な花を咲かせていた。梅の花も咲き誇り、春の陽気を感じながら散策を楽しむ人の姿が見られた。 同公園では、3月10日まで梅・さくらまつりが開催中で、23~25日の3連休は模擬店なども出店する予定。今後、陽光桜やソメイヨシノなども順次開花するという。 グランパークあらさわの西原敏社長は「桜を見ながらバーベキューも楽しむことができる。春の風景を楽し
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愛犬と楽しむイベント開く 23日から伊豆の国市で
愛犬と一緒に楽しむ「いぬのくに お花見わんこマルシェ」が23~25日午前10時から、伊豆の国市の川の駅・伊豆城山(狩野川神島公園)と狩野川堤防の桜並木道で開かれる。 犬グッズの販売やキッチンカーなど約80の出店が予定されている。犬のサーカスや愛犬との暮らし方教室などの催しのほか、愛犬が空を飛んでいるように写真を撮る「飛行犬撮影会」(有料)も実施する。 問い合わせは同公園指定管理者のJM<電0558(99)9766>へ。
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バス運転手体験や綱引き 浜松市中央区で3月2日、遠鉄がフェス
遠州鉄道(浜松市中央区)は3月2日午前10時~午後3時、「はままつバスフェスタ」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の浜松城公園駐車場で開く。参加無料。 11年ぶりの開催。制服や制帽を着用しての運転手、バスガイドの仕事体験や、大型バスとの綱引き、バスへのお絵描きなどの企画を用意する。事前予約制でボンネットバスの試乗体験なども行う。 お絵描きや綱引きなどへの参加希望者向けに、整理券を午前10時から配布する。荒天時は中止、もしくは途中終了を検討する。問い合わせは同社運輸事業部<電053(454)2215>へ。
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富士宮市根原地区 住民つなぐ「ヤナギ飾り」のどんど焼き【わたしの街から】
全国各地で年始の風物詩となっているどんど焼き。富士宮市北端の根原地区には県内でも珍しい「ヤナギ飾り」が作られる。飾りは山梨県内で現在も続く地域があり、かつて甲斐国の関所があった根原地区まで伝わった可能性がある。防火などの願いを込めたヤナギ飾りの風習を集落の住民たちが守っている。 ヤナギ飾りは、高さ10メートルほどの御神木の中心あたりから色紙で装飾した幅約3センチの竹材を垂らした物。上部は三つまたで日の丸の扇が取り付けられる。竹がヤナギの枝のようにしなる様から名付けられたとみられる。根原のどんど焼きは1月14日に固定されていて、飾りの用意は1週間前と決まっている。男性が竹割りなどの力仕事
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タリーズ富士市中央公園店、地域密着で「殿堂入り」 全国初の快挙 にぎわいづくり、継続性評価
タリーズコーヒー富士市中央公園店が19日までに、国内全店舗(直営、フランチャイズ計約770店)対象の社内表彰制度「ボイス大賞」のコミュニティーカフェ大賞部門で、全国初の「殿堂入り」を果たした。行政や企業、市民団体と連携した地域密着型のイベントなどを長年にわたって続け、活性化につなげている点が高く評価された。 同店を運営するニュータウンビルサービス(埼玉県)の後藤淳社長が都内のタリーズコーヒージャパン本社で小林義雄社長から表彰を受けた。後藤社長は「非常にうれしい。これからも皆さんの力を借り、われわれも楽しみながら、文化振興やにぎわいづくりに貢献したい」と喜んだ。 同店は2018年にオープン
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ピンクと黄、春競演 浜松・花川沿いで「河津桜祭り」
浜松市中央区の大山町と桜台の間を流れる花川沿いで河津桜と菜の花畑が見頃を迎えている。17日から恒例の「東大山河津桜祭り」も始まり、多くの家族連れらでにぎわっている。 川の堤防約1キロにわたって約400本の河津桜が並ぶ。桜を管理する「和地ふるさと会」の野中真八郎代表(78)によると、開花時期は例年より1週間ほど早く、すでにほぼ満開。来場者は菜の花と河津桜を背景に記念写真を撮ったり、ゆっくりと散策したりして、春の彩りを満喫している。 祭りは見頃が終わるまで開催していて、3月初旬ごろまでの見込みという。期間中は会場で小中学生を対象にした写生コンクールも開催している。 (浜松総局・山川侑哉)
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新花壇はSDGs意識、浜名湖花博開幕前にガイドツアー 目まぐるしく変化する草花魅力
浜名湖花博2024の会場となる浜松市中央区のはままつフラワーパークで18日、約1カ月後の開幕に向け、整備した新花壇のガイドツアーが開かれた。午前の部は約20人が参加し、園内の「はなのはら」と「フラワーフォレスト」などを巡ってSDGs(持続可能な開発目標)を意識した花壇の植栽方法を学んだ。 「はなのはら」のデザインを担当した同市出身のランドスケープ・ガーデンデザイナー小倉珠子さんと同園の小沢美緒さんがガイドを務めた。小倉さんは「はなのはら」について「4~6月にかけて咲く花が目まぐるしく変化するので、さまざまな風景を楽しんで」と話した。多様な種類の草花を植えることで「生き物も好む持続可能な花壇
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名物しし鍋に行列 アルプホルン響く「大寒謝祭」そば早食いも 浜松の熊地区
浜松市天竜区熊地区の住民らでつくるNPO法人夢未来くんまは18日、地域の冬の魅力を伝える催し「大寒謝祭(だいかんしゃさい)」を同地区の「道の駅くんま水車の里」で開いた。名物のしし鍋をふるまう時間帯には100人を超える行列ができ、天竜太鼓やアルプホルンの演奏を見物する来訪客でもにぎわった。 そば早食い競争やバルーンアートが行われ、親子連れらが楽しんだ。もちやサトイモなどの地場産品販売も好評で、早々に完売する店舗が見られた。NPOの担当者は「小雨が降る中でも来てくれてありがたい。来年はさらに多くの人に来てもらえるように頑張りたい」と話した。
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華やか 河津桜の“トンネル” 静岡・麻機遊水地、23日まつり
静岡市葵区のあさはた緑地向かいを流れる樋橋(とよはし)川沿いで、約200本の河津桜が見ごろを迎えた。約300メートルにわたる“花のトンネル”が春の風景を華やかに彩り、17日には桜並木を散策したり、ランドセルや晴れ着姿の子供を写真に収めたりする人の姿が広がった。 桜は2013年に地域活性化と住民同士の交流促進を目的に植栽された。23日には「遊水さくらまつり」が開催される予定。太鼓演奏や地元の特産品販売などが行われる。 (写真部・宮崎隆男)
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「日本一」118段のひな飾り 東伊豆・稲取、3月10日まで
東伊豆町稲取の素盞鳴(すさのお)神社で17日、「日本一の段数」をうたう118段のひな壇飾りの展示が始まった。本殿に向かう急勾配の石段にひな人形やつるし飾りが並び、華やかに彩っている。3月10日まで。 稲取地区で開かれている「雛(ひな)のつるし飾りまつり」(稲取温泉旅館協同組合主催)の関連行事で、ひな人形約600体や伝統のつるし飾りを設置した。初日から多くの観光客が訪れ、思い思いに写真撮影を楽しんでいた。父親と訪れた千葉県市川市の中学生米井菜々さん(14)は「人形を毎日置き直していると聞いて驚いた。きれいな写真を撮ることができてうれしい」と喜んだ。 神社は1617年の創建とされ、疫病退散に
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心弾む春の景色 70本の河津桜満開 掛川の田ケ池
掛川市中の田ケ池の河津桜が満開を迎えている。池の西岸約300メートルにわたり植えられた70本の周辺にメジロが飛び交い、春の訪れを告げている。 17日には池のそばの広場にキッチンカーが出店し、地域住民が食事をしながらピンク色の花を楽しんだ。今年は暖冬の影響で例年より10日程度早く満開となった。 周辺の草刈りなどで管理する田ケ池公園保全会の杉本光繁会長(76)は「きれいに咲いた。2月末まで楽しめそうなので多くの人に見てほしい」と話した。 (掛川支局・山本萌絵佳)
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浜松市と湖西市、花の産地アピール イオンモール志都呂でイベント
JAとぴあ浜松花き営農センターによる「第24回フラワーカーニバル」が17日、浜松市中央区のイオンモール浜松志都呂で始まった。作品展示やフラワーアレンジメントのワークショップなど花にまつわる催しを開いている。18日まで。 浜松、湖西両市の生産者が出品したキク、ガーベラ、枝物類など約300点を通路に展示。ワークショップでは、家庭で使えるフラワーアレンジメントのテクニックを教えている。 丹精込めて育てられた美しい花々を来店客は足を止めて眺めている。人気投票も行っていて、品目ごとに投票すると先着でガーベラの花束をプレゼントする。 花束を受け取った白脇小4年の牧野安美さん(10)は「きれいな花で
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静岡空港から台湾へ 歴史と食、満喫の縦断旅【静岡新聞社記者ルポ】
静岡空港と台湾を結ぶ定期便復活に向けた機運醸成を図るため富士山静岡空港利用促進協議会が主催した4泊5日(1月19~23日)の台湾ツアーに参加した。台湾南部の高雄から北上する行程で、歴史を感じさせる建造物や豊かな食文化を満喫した。高雄から台中、台北近郊に分けて、旅を振り返る。(政治部・池谷遥子) 高雄~台中 「映える」寺院が新名所 静岡空港からチャーター便に乗り約4時間、降り立ったのは台湾第2の都市とされる南部の高雄。海沿いにはオフィスや宿泊施設を併設した地上85階建てビルがそびえ、日本人も設計に携わったという高雄市立図書館、ユニークな形をしたコンベンションセンター「高雄展覧館」など近代的
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河津桜満開の下、地域でにぎわう 牧之原、18日までまつり
牧之原市の坂部地区で17日、「坂口谷川河津桜祭」が開かれた。坂口谷川沿いの河津桜が満開を迎え、訪れた人々が華やかな光景を楽しんだ。18日まで、JAハイナン坂部みかん選果場で地場産品の販売も行う。 選果場では周辺農家らが野菜や果物などの販売を行った。地元の音楽団体による演奏会も開かれ、多くの地域住民でにぎわった。 実行委によると、桜の見頃は来週も続く見込み。18日まで午後5時半から8時半の間、桜並木をちょうちんでライトアップする。
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園児描いた将来や友達 20日まで 静岡・清水区で絵画展
静岡市清水区の私立幼稚園18園に通う年長児の絵画展(清水私立幼稚園協会主催)が17日、同区のマリナートで始まった。20日まで。19日休館。 将来の夢や季節の行事、友達の顔などをさまざまな画材と技法で描いた個性豊かな作品約700点が並ぶ。初日は子どもたちが家族とともに訪れて自分の作品を探し、誇らしげに紹介する姿が見られた。 作品は同所での展示終了後、22日から3月31日まで、同協会のウェブサイトでも公開する予定。
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全国各地の陶芸作品 三島に集結 3月3日まで
全国各地の陶芸作品を一堂に集めた「全国大陶器市」(同振興会主催)が17日、三島市の三嶋大社で始まった。3月3日まで。 有田焼や備前焼、波佐見焼など全国の名だたる産地の陶磁器約20万点の展示即売会。窯元や小売店などが13ブースを構えた。日常的に使える茶わんや皿、湯飲みをはじめ、たぬきの置物やつぼなどの大型の作品も。彩りも豊富で、産地や作り手の違いを味わえる。刃物や家具、海産物の加工品なども販売している。 約30年続く恒例イベントで、今年は全国12カ所で開催するという。
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大小だるまずらり、開運お任せ! 毘沙門天大祭始まる 富士・妙法寺
日本三大だるま市の一つとされる毘沙門天(びしゃもんてん)大祭が16日、富士市の妙法寺で始まった。18日まで。 地域特産「鈴川だるま」をはじめとする県内外約45のだるま店と、200を超える露店が並んだ。だるま店の店頭には豆だるまから特大までさまざまな大きさがそろい、えとの辰(たつ)や縁起物のフクロウをモチーフにしたものもある。 会場には朝から多くの参拝者が訪れ、商売繁盛や家内安全を願ってだるまを買い求めた。杉山ダルマ店(富士宮市)の芦川博将代表(52)は「毎年、気に入ったものを選んでいってくれる人が多い。皆に福が訪れることを願っている」と話した。 大祭は旧暦の1月7~9日に合わせて開き、
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青空の下、美和桜が満開 静岡・安倍川河川敷
地区名にちなんで「美和桜」と名付けられ、市民に親しまれている静岡市葵区遠藤新田の安倍川河川敷沿いの河津桜並木が早くも満開を迎えた。雨上がりの青空に恵まれた16日、濃いピンク色の花々を大きく開き、散策に訪れた人たちを喜ばせた。 全長約700メートルの区間に100本以上の木々が並ぶ。2005年に地域の名所にしようと植えられ、地元住民などでつくる「美和桜を育てる会」が枝の剪定(せんてい)などの管理をしている。 同会の堀内金作代表(76)は「ここ数日の暖かさで一気に咲いてくれた。今後の天候にもよるが、あと10日ほどは花が楽しめるのでは」と話す。
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伊豆稲取駅に観光案内拠点オープン 特産品やカフェ 東伊豆
伊豆急行伊豆稲取駅(東伊豆町)に17日、セレクトショップやカフェを設けた観光案内拠点がオープンする。関係者は温泉街を訪れる観光客にとっての玄関口として、特産品PRや周遊促進につなげたい考え。 元々売店と待合所だった約100平方メートルのスペースを町が借り受け、店舗の建築や設計などを手がける「マイクロディベロプメント」(同町)に改修と運営を委託。構想からおよそ半年で開設にこぎつけた。 観光案内のブースでは同社社員や地域おこし協力隊の梅田留奈さん(25)が周辺の稲取温泉の滞在者らに対し、地域の見どころを紹介。かんきつ類やひものをはじめとした周辺の特産品を集めたセレクトショップや、内外から出店
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きらめく春のトンネル 降り注ぐ紅白のしだれ梅 浜松・大草山
浜松市中央区呉松町の「大草山昇竜しだれ梅園」で梅の花が見頃を迎えている。好天に恵まれた16日も多くの家族連れらが訪れ、白やピンクの花が咲く園内を散策して春の彩りを楽しむ姿が見られた。 約5千平方メートルの梅園に、約10品種350本のしだれ梅が植栽されている。同園の梅は若木のうちに支柱を立てて幹を上向きに伸ばし、竜が天に昇るような姿に仕立てている。散策路にある全長約30メートルの「しだれ梅のトンネル」では梅の花がシャワーのように降り注ぐ光景を楽しめる。 園主の佐藤一敏さん(79)によると、開花時期は例年より10日ほど早く、3月初旬ごろまで楽しめそうという。入園料は700円で、小学生以下は無
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3色の梅、甘い香り 掛川・龍尾神社で”春の競演”
龍尾神社(掛川市下西郷)の梅園でしだれ梅が見頃を迎えた。16日時点で六分咲き。白、ピンク、赤の小さな花と膨らんだつぼみが同時に楽しめる。 7千平方メートルの敷地内に約300本が並び、甘い香りが来場者を出迎えている。元茶畑の庭園は高低差があり、園路からさまざまな角度の花を眺めることができる。高台からは掛川城を望める。梅の下には黄色い花リュウキンカが咲き、〝春の競演〟を鑑賞できる。 同神社によると、3月上旬まで楽しめそう。開園は午前9時~午後4時まで。入園料は600円(小学生以下無料)。
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新居町の観光マップ刷新 花博に向け 情報発信PRチーム 湖西市
湖西市新居町の魅力発信を担う地元有志の「新居町情報発信PRチーム」が、2年前に製作した「新居町まちめぐりマップ」を改訂した。「浜名湖花博2024」で同町から会場の浜名湖ガーデンパーク(浜松市中央区)などへの舟運が予定されていることから、観光客に旧東海道新居宿など地域のまち歩きも一緒に楽しんでもらおうと、内容を新しくした。 マップはA3判で、表裏に湖西市新居町周辺の地図を記載。飲食店や土産店など34カ所のほか、寺院や観光施設11カ所の場所や営業時間、特徴などを紹介している。この2年間に新規開店した飲食店などを含む9カ所を新規掲載し、各所の協賛も募った。2万部を発行し、掲載店や湖西・新居観光協
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浜名区滝沢町の桜並木でまつり 25日でんでんころ花の会 浜松市
浜松市浜名区滝沢町の「でんでんころ花の会」は25日午前10時から午後3時まで、同町の桜並木で「第16回でんでんころ桜まつり」を開く。このほど市役所で渥美晴雄代表ら会員が概要を発表した。 20年ほど前に農免道路沿い約400メートルに植樹された河津桜は枝ぶりが良く、花見客に人気。渥美代表によると、今年は開花が早く、現在七~八分咲き。 まつりは地域活性化につなげようと、同会が並木の北端付近の会場で開く。甘酒サービス、キッチンカーの出店、ミカンや茶など農産物の販売、地元よさこいグループ「音練志(おれんじ)組」と「焼津よさこい舞踏團踊り屋・はす組」のステージを予定している。 桜並木は都田町の国道
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静岡空港の上海線 4月から週4往復に増便
中国東方航空は15日、週2回往復している静岡空港の中国・上海線について、4月29日から週4回往復に増やすと発表した。 上海線は新型コロナウイルスの影響で運休が続いていたが、昨年9月から日、金曜の便で再開した。利用客が徐々に戻っている状況や、空港の地上業務「グランドハンドリング」の職員確保を受け、月、水曜の便を追加する。コロナ前は毎日1往復していた。
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わさび丼やハンバーガー 河津桜と一緒に楽しんで 駅などに町内飲食マップ
河津町商工会はこのほど、町内の飲食店をまとめた「グルメマップ」を制作した。特産のワサビメニューの提供店舗などを地区ごとに掲載した。 飲食店55店と宿泊施設4軒を取り上げた。ご飯にワサビとかつお節をのせただけのシンプルなご当地メニュー「わさび丼」の提供店舗や、ハンバーガーショップ、海辺のレストランなどを紹介。河津バガテル公園や河津七滝など観光名所も案内している。 A5判24ページで1万6千部発行した。掲載店舗や観光施設、駅などで無料配布中。商工会の長谷川裕規事務局長は「『河津桜まつり』の来訪者の周遊促進につなげたい」と意気込む。
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しだれ梅見頃、スイセンも満開 伊豆の国・大仁梅林 18日にまつり
伊豆の国市の大仁梅林で早咲き種の梅が見ごろを迎えた。紅白梅やしだれ梅が訪れた人たちの目を楽しませている。18日には「おおひと梅まつり」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。 傾斜を生かした地形が特色の同梅林には、約80種600本の梅が植えられている。現在五分咲きから八分咲き程度まで開花が進んだ。遠路沿いなどに植えられたスイセンは満開となった。 梅まつりの開催時間は午前9時半~午後3時半。演芸ステージなどが実施される。飲食の屋台も出店する。問い合わせは市観光協会<電055(948)0304>へ。
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静岡県内屈指の〝古株〟野外音楽フェス「頂」 今年が最終回
毎年6月上旬に吉田公園(吉田町)で開く野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-」を主催するブンブンバッシュ(静岡市駿河区)は15日、2008年から続く同フェスの開催を今年で最終にすると明らかにした。 すでに開催発表されている6月1、2両日を「頂-ITADAKI-THE FINAL」(静岡新聞社・静岡放送共催)と銘打つ。小野晃義プロデューサーは「世の中のさまざまな状況、自分自身の体力の低下を踏まえ、今年の開催をもってファイナルとすることに決めた」とコメントを寄せた。 「頂」は静岡県内屈指の〝古株〟野外フェス。2008年6月に同市清水区の日本平ホテル野外庭園で「頂 日本平大音楽祭」と題し
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掛川城周辺の桜並木照らす 17日から夜間ライトアップ
掛川市と掛川商工会議所などは17日、掛川城周辺を彩る桜並木の夜間ライトアップを始める。掛川城下を流れる逆川両岸の約150メートルを発光ダイオード(LED)ライトで照らす。点灯は3月中旬まで各日午後5時半~午後9時半。 市産業労働政策課によると、周辺の桜の大半はまだつぼみが色づき始めた状態で、見頃は2月下旬から3月上旬ごろになりそう。気温の上昇で開花が早まる可能性を考慮して、前年より約1週間スタートを早めた。見頃を迎えれば、4月に天守復元30周年を迎える掛川城と桜並木のコントラストが楽しめる。 桜並木は早咲きの園芸品種「カケガワザクラ(掛川桜)」。下向きの花が手まり状にまとまって咲く。花の
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紅白の梅700本 雪化粧の富士山と共演 裾野・梅の里
裾野市須山の「梅の里」で、梅の花が咲き始めた。クロスカントリーコースが整備されている園内には大小約700本が走路や遊歩道沿いに植えられ、雪化粧した富士山との共演を楽しむことができる。 市が無料開放している梅園。標高約470メートルに位置し、伊豆地域の名所などに比べると時期は遅いが、2月に入って気温の上昇とともに開花が進み始めた。紅白のかれんな花がここかしこで姿を現し、ほんのりとした甘い香りが漂っている。14日は春めいた天候になり、多くの来園者が写真を撮りながら思い思いに散策していた。 一部の区域は既に多くの花が咲いている。例年は3月上旬から中旬にかけて、全体の見頃を迎える。
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河津桜が見頃 菜の花と共演 夜はライトアップも 南伊豆町
第26回みなみの桜と菜の花まつり(実行委主催)を開催中の南伊豆町で、河津桜が見頃を迎えた。町観光協会によると、23日前後まで楽しめそう。 青野川沿い約2キロの両岸には約800本の桜が立ち並ぶ。東伊豆町の県農林技術研究所伊豆農業研究センターによると、既に全域で見頃の七分咲き。3月10日までのまつり期間中は夜桜のライトアップ(午後6時~9時)も実施している。 周辺では菜の花が彩りを添え、多くの観光客が思い思いに散策を楽しんでいる。協会によると、菜の花は3月上旬まで見頃が続くと予想されている。
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春呼ぶ「河津桜」見頃 川沿い染めるピンクの帯【動画あり】
早咲きの河津桜の全国的な名所として知られる河津町で、一部の桜が見頃を迎えている。町内の桜並木が一足早い春の訪れを告げ、静岡県内外からの大勢の観光客を出迎えている。 町中心部を流れる河津川沿い約4キロには、河津桜約850本が立ち並んでいる。県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)によると、全域的な見頃の七分咲きは18日と予測されている。 ただ、上流部を中心に美麗に花を咲かせていて、第34回河津桜まつり実行委は桜並木の開花状況を「四分咲き~見頃」とし〝見頃宣言〟を既に発表している。 桜まつりは29日まで。70万人の来訪が見込まれている。
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大御所役にISSAさん、宍戸開さん 静岡まつり4月5日開幕 前夜祭でドローンショーも
静岡まつり実行委員会は13日、静岡市内で会見を開き、第68回静岡まつりを4月5~7日に開催すると発表した。主要イベント「大御所花見行列」の大御所(徳川家康)役は人気男性グループ「DA PUMP」のISSAさんと俳優の宍戸開さんが務める。 5日は同市葵区の駿府城公園で前夜まつりを開き、ドローン約70台で時代調の図柄を表現するショーを初めて行う。6、7の両日実施される花見行列は6日にISSAさん、7日に宍戸さんが出演する。同区の御幸通りを歩行者天国にして実施する市民総踊り「夜桜乱舞」も6、7の両日開催し、それぞれ約800人が参加する見込み。 久保田隆実行委員長は「昨年は大河ドラマもあり、静岡
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鮮やかな紅白梅 富士山と共演 伊豆・修善寺梅林
伊豆市の「修善寺梅林」で梅の花が見頃を迎えた。約3万平方メートルの広大な敷地で、色鮮やかな紅白梅が来園者を楽しませている。 梅は約20種類。老木から若木まで計1千本ほどを植栽している。富士山と梅を同時に眺めることができる絶景スポットとして人気を集める。 今年は例年より約1週間早く見頃を迎えた。天候に恵まれた12日は全体の7~8割の木が花を咲かせ、周囲に甘い香りが漂った。 市観光協会修善寺支部の安藤真一さんは「入園も駐車場も無料。富士山との共演をぜひ楽しんでほしい」と来園を呼びかけた。
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魚たちに♡の餌 バレンタインデー前にイベント 下田海中水族館
魚たちに愛の告白?! 14日のバレンタインデーを前に、下田市の下田海中水族館でハート形を模した餌を与えるショーが始まり、観光客の人気を集めている。 施設内の入り江に浮かぶ水族船「アクアドームペリー号」の餌付けショーに登場するダイバーが手にしているのは、通常とは異なるハート形に凍らせたオキアミ。大水槽に潜ると餌が徐々に溶け出し、あっという間にタカノハダイやマアジ、イサキに取り囲まれるなど、プレゼントに〝大喜び〟の様子だった。 飼育員の浅川諭美さん(47)は「イベントをきっかけにさまざまな種類の魚がいることを知ってもらいたい」と話した。3月14日のホワイトデーまで土日祝日に実施するほか、バレ
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15体の等身大ひな人形 4月7日まで展示 藤枝・大旅籠柏屋
藤枝市の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋で4月7日まで、ひなまつりが開かれている。等身大のひな人形15体のほか、市指定有形文化財の「御殿飾」など多彩な展示品があり、親子連れらが見物に訪れている。 等身大のひな人形は地元の人形師の故薮崎好光氏が1969年に完成させた作品。内裏びなや三人官女、五人ばやしが並ぶ。仕事を終えた仕丁が酒を飲んでくつろぐ様子を表現するなど、作者の遊び心も感じることができる。 御殿飾は岡部宿の山内家に伝わった京風のひな飾り。京都御所を模した建物3棟に40体以上を配置した華やかさが目を引く。つるしひな飾りや可睡斎のひな人形も展示した。 2月25日と3月9、17日は扇子の飾り
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きらびやかな映像や音楽で魅了 静岡市・常磐公園でプロジェクションマッピング
静岡市中心市街地の活性化を推進する「I Love しずおか協議会」は11日、同市葵区の常磐公園でプロジェクションマッピングのイベントを開いた。きらびやかな映像や音楽が集まった人たちを魅了した。 同協議会が青葉シンボルロードなど(同区)で実施しているイルミネーションやスケートが楽しめるイベント「冬しずおまちワンダーランド」のフィナーレとして開催。噴水を囲む壁面に、オリジナルキャラクター「トロール」が遊んでいる最中に壊してしまった噴水を、仲間と協力して直そうと奮闘する物語が映し出された。映像には「葵の御紋」なども登場し、観客は地元愛あふれる華やかな演出を楽しんだ。 12日も同公園で実施。午後
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ピンク基調に記念御朱印帳、温かみ優しさ表現 鎮座870年記念 浜松・初生衣神社
遠州織物発祥の地とされる浜松市浜名区三ケ日町の初生衣(うぶぎぬ)神社が、2025年に迎える鎮座870年を記念した御朱印帳を製作した。限定300冊。糸車から伸びる糸で表紙と裏表紙がつながるイラストに仕上げた。 市指定文化財の織殿(おりどの)と竹林を表紙に、境内に咲くツバキと糸車を裏表紙に描いた。ピンクを基調とし、糸でハートマークをあしらうなど、温かみのあるデザインを意識したという。権禰宜(ごんねぎ)の鈴木鮎美さん(37)は「女性の神職がいる神社は三ケ日町内で初生衣神社だけ。ご祭神も女性なので、女性や子どもに優しい場所でありたい」と話した。 1冊2千円で購入には事前の連絡が必要。同神社は鎮
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オーシャンプリンセス号停泊 清水港、建造50周年イベントにぎわう
今年で建造50周年を迎えた富士山清水港クルーズ所属の帆船「オーシャンプリンセス号」の停泊イベントが10日、静岡市清水区の同クルーズ日の出のりばで開かれた。船内の無料公開や1日限定の船上カフェが多くの人でにぎわった。 同船は1974年にイギリスの財閥によって建造されたとされ、96年から清水港での運用が始まった。普段乗船する機会が少ない船内の公開に、家族連れや船舶ファンが足を運び、機関日誌を見たり、デッキでくつろいだりして楽しんだ。家族で訪れた同区の岩崎翔君(9)は「操縦席が見られたのが楽しかった」と話した。 船内見学は11日も実施予定。同社営業部の稲垣忠明部長は「現役の帆船は国内でも多くな
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茶畑に新風、立体アート 大井川鉄道無人駅など舞台、芸術祭
大井川鉄道の無人駅や周辺の集落を舞台にした「UNMANNED(アンマンド) 無人駅の芸術祭/大井川」(NPO法人クロスメディアしまだ主催)が10日、開幕した。国内外で活躍するアーティスト19組が島田市と川根本町の各地で30作品を展示する。3月17日まで。 同市川根町抜里では13アーティストが21作品を展示。立体作品を手がける東弘一郎さん(茨城県)は茶畑の防霜ファンをモチーフに高さ5・2メートルの「茶畑のサイクリスト」を制作した。参加者は茶畑を一望しながら自転車をこぎ風を送ることができる。同作品は芸術祭終了後も展示を続ける。 大井川鉄道抜里駅舎では、11月に約1カ月間、同市に滞在し芸術活動
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雪遊びや梅の花堪能 袋井・エコパ、11日までイベント
雪遊びや梅の花見が楽しめる「エコパ春雪祭」(エコパハウス主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が10日、袋井市の小笠山総合運動公園で始まった。11日まで。 ふれあい広場に天然雪が持ち込まれ、来場者が雪だるま作りなどを楽しんだ。周辺の沿道には約300本の梅の木が並び、ほぼ満開を迎えている。 初日は芸能スクール「ヒーローズアカデミー」(浜松市中央区)に所属するアイドルユニットによるライブや、袋井商高吹奏楽部によるマーチング演奏も会場を盛り上げた。11日は県警広報大使「アーマードポリス」のショーなどが行われる予定。
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カブトムシ遊具 みんなで楽しく 竜洋昆虫自然観察公園(磐田)でお披露目
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園で、カブトムシをモチーフにした大型遊具が完成し、10日にお披露目会が開かれた。竜洋地区の園児約30人が参加し、遊び初めを楽しんだ。 1998年に設置された旧遊具の老朽化に伴う更新。新遊具は市が4パターンの候補のイメージ図を用意し、園内のこんちゅう館来館者や地元園児・小学生の投票で選んだ。 大型遊具は高さ約7メートル、幅約9メートル、全長約12メートルで、二つの滑り台やミノムシ型のネットなどを備えた複合遊具。身体障害のある子どもでも楽しめるハンモック型の遊具も設けた。 こんちゅう館の周辺には昆虫のサインパネルを設置。案内板も更新し、旧案内板で使っていた銅
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浜松の飲食、雑貨店 天竜区二俣に集結 12日「時どきマーケット」
浜松市天竜区二俣町の天竜商工会裏駐車場で12日、市内の飲食店や雑貨店が集まるイベント「時どきマーケット」が開かれる。午前11時~午後3時ごろまで。 同町での開催は2回目で10店舗が出店する。今回は、沖縄料理のソーキそばやスーパーフードと呼ばれる植物「モリンガ」の商品を販売するキッチンカーが初めて登場する。このほか、ホットドッグや木材アート、ハンドメード雑貨まで幅広い種類の屋台が並ぶ。
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手水場に花 色とりどり 冨士浅間神社に“映えスポット” 15日まで
世界文化遺産富士山の構成資産である小山町須走の冨士浅間神社に、期間限定の“写真映えスポット”が登場した。手水(ちょうず)場に花を装飾した「花手水」を15日まで見ることができ、参拝者が撮影を楽しんでいる。 静岡県富士山世界遺産課が主催する観光促進キャンペーン「富士山ぐるっトリップ2024」の一環。富士山周辺の神社5カ所で順次、花手水を展開する。冨士浅間神社では、社殿前の手水場が赤や青、黄色などの美しい花々で彩られている。 花手水は同神社と裾野市の須山浅間神社で15日まで、富士宮市の村山浅間神社で10~21日、山宮浅間神社と人穴富士講遺跡で17~29日に実施される予定
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静岡市のガンダムマンホール登場 富士山や茶畑共演 ガンプラお膝元PR
バンダイナムコグループから静岡市に寄贈されたアニメ「機動戦士ガンダム」のマンホール2枚の展示が9日、同市駿河区の静岡ホビースクエアで始まった。28日まで。展示終了後は市内に設置する。 マンホールには富士山と茶畑が美しい日本平の景観を背景に、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの人気キャラクターが描かれた。同市がプラモデル出荷額日本一であることにちなみ、組み立て前のプラモデルの部品群をイメージしたデザインも制作された。 展示終了後の29日から、葵区のJR東静岡駅北口付近と駿河区のJR静岡駅南口付近に設置するという。市産業振興課の石川直哉係長(45)は「ガンダムのファンは世界中にいる。マンホー
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涅槃図を無料公開 12~15日 「世の中 明るく」 裾野・文明寺
裾野市深良の文明寺は12~15日、釈迦(しゃか)が入滅する様子が描かれた涅槃図(ねはんず)を本堂で無料公開する。 大きさは、縦約210センチ、横約170センチ。江戸時代後期に当時の檀家(だんか)が寄付したと記録されている。1997年に修復された。水口龍也住職は「正月から暗いニュースが多い。仏さまの光で世の中が明るくなってほしい」と話す。 公開は午前11時~午後3時。各日午前11時から、涅槃図について解説する。15日は法要も行う。問い合わせは文明寺<電055(992)0780>へ。
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中泉代官しのび 梅盆栽展 10日と11日 磐田・満徳寺
磐田市中泉の満徳寺で10、11の両日、江戸末期に遠江・三河の幕府直轄領を統治した中泉代官、林鶴梁をしのぶ「梅香忌盆梅展」が開かれる。平尾文貞住職や檀家(だんか)が丹精した梅の盆栽や生け花約40点を展示する。 同寺では、鶴梁の義母が永代供養されている。鶴梁が梅を好んだことにちなみ、毎年、義母の命日に合わせて盆梅展を開いている。紅白やピンク、黄色のかわいらしい花を咲かせた作品を並べるほか、安政東海地震や天竜川の大水害で領民の救済に尽力した鶴梁の功績を資料やパネルで紹介するコーナーを設ける。 開場時間は午前10時~午後3時。来場者には梅茶を振る舞う。
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民宿改築のリキュール蒸留所 下田で“開国” 「オーダーメード」製造目指す
静岡県内でも珍しいリキュールの蒸留所が下田市で始動した。目指すのはバーテンダーや消費者の細やかな要望に応える「オーダーメード」のリキュール。関係者は「開国のまちの新たな名物にしたい」と意気込む。 1月14日の「伊豆下田白浜蒸留所」。民宿だった一軒家を改築した一角で、白井健太さん(32)と伊藤広光さん(26)らが地元産ダイダイの漬け込み作業に没頭していた。製造に取り組むのは下田の海に着想を得たリキュール「ブルーキュラソー」。ダイダイの皮を仕込み、蒸留・加熱した上で青色に着色する。炭酸水やジュースで割ると、「夏にぴったりの下田らしい味わい」が楽しめる。個人向けや飲食店に卸すほか、通販も視野に入
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花博で華やかフレンチいかが 浜松市の「LENRI」 ガーデンパークに期間限定オープン
春に浜松市で開幕する浜名湖花博2024の浜名湖ガーデンパーク会場に、期間限定でフレンチレストランがオープンする。出店する同市浜名区都田町の仏料理店「LENRI(レンリ)」で8日、花博で提供するメニューの試食会が開かれた。 浜名湖ガーデンパーク会場がオープンする4月6日から6月2日までの期間、「ターブルブルー レンリ」として園内の「印象派庭園 花美の庭」に出店する。浜松パワーフード学会がプロデュースし、野菜や牛肉などの地元食材をふんだんに取り入れたワンプレートやサンドイッチ、デザート計15品を提供する。樹木や藤棚に囲まれた屋外に飲食スペースを設け、花を楽しみながら味わうことができる。 試食
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梅咲き誇り 春の景色 牧之原・相良梅園
今週オープンした牧之原市の相良梅園が見頃を迎え、春の訪れを告げている。同園によると、暖冬の影響で開花が例年より10日ほど早いという。 1.5ヘクタールほどの園内に白加賀や南高梅など約20品種、700本が植えられている。訪れた地域住民らは咲き誇る梅を写真に収めたり、園内を散策したりして思い思いの時間を過ごしていた。 見頃は今月中旬までを見込む。開園時間は午前9時~午後4時。料金は大人500円(梅干しの土産付き)、小学生200円、未就学児無料。問い合わせは同園<電0548(52)2546>へ。 (榛原支局・足立健太郎)
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富士山 天候問わず撮影 富士市、大淵笹場に合成カメラ設置へ
富士市は2024年度、茶畑越しに富士山を望む景勝地「大淵笹場」に、富士山が見えない日などに同所を訪れた人向けに、好天時の山体を背景に人物を合成して撮影できる観光カメラを設置する。8日に発表した一般会計当初予算案に関連経費530万円を盛り込んだ。 遠方などから富士山を訪れた人に、空模様に左右されず記念写真を撮ってもらうのが目的。合成フレームの技術を使い、撮影した季節や時間帯に沿った鮮やかな富士山と空が自然な形で背景になる。支柱付きカメラや操作端末、看板と合わせ、撮影しやすい展望デッキなどを整備する。 撮影は写真のサイズや画質によって500円から800円程度の料金を想定。24年秋ごろの運用開
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「静岡おでん祭」3月開催 富山・姫路・石巻も参加 59店集結
静岡県内外のおでん屋が集結する「静岡おでん祭2024」(実行委員会主催)が3月1~3日、静岡市葵区の青葉シンボルロードで開催される。過去最多の59店が出店予定で、実行委の担当者は「昨年の倍近い数が出店し、いつも以上に多くの味が楽しめる。ぜひ足を運んで」と来場を呼びかけている。 黒いだしや黒はんぺんでおなじみの静岡おでんをはじめ、カニをぜいたくに使った「富山おでん」、旬の具材をショウガじょうゆで食べる「姫路おでん」、牛タンを加えたつくねが入った「石巻絆おでん」など県外の8店も集い、各地のご当地おでんを楽しめる。 開催日時は3月1日午後4~9時、2日午前10時~午後9時、3日午前10時~午後
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桜にメジロ 春色の共演 沼津・我入道公園
沼津市の我入道公園で桜が咲き始め、訪れた人たちを楽しませている。 毎年観察しているという地元住民によると、開花期は例年とほぼ同じ。園内の桜の木は20本ほどで、半分ぐらいの木で咲き誇っている。 8日はメジロなどの野鳥が姿を見せ、蜜を求めて枝から枝へと飛び回る春色の光景が広がった。散歩に訪れた大橋美代子さんは「いつ見てもきれい。春を感じる」と話し、風情を楽しんだ。
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推しゴキブリ探そう 50種展示、総選挙も 磐田・竜洋昆虫自然観察公園
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園で3月31日まで、国内外のゴキブリを紹介する「ゴキブリ展7」が開かれている。 毎年開催している人気の企画展で、今回が7回目。同園で飼育する約120種から担当職員で「ゴキブリスト」と名乗る柳沢静磨さんが選抜した約50種を生体展示している。ダンゴムシのように体を丸める「ヒメマルゴキブリ」や、世界で最も重いとされる「ヨロイモグラゴキブリ」など個性的なゴキブリが並ぶ。世界各地から集めた「ごきぶりホイホイ」やゴキブリの化石を展示するコーナーも設けた。 一押しの一種に投票する「GKB48総選挙」も実施していて、結果は4月中に同園のHPや交流サイト(SNS)で発表する
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国内外のラッパ展示 歴史紹介も 浜松市楽器博物館企画展
浜松市中央区の市楽器博物館で5月7日まで、ラッパの歴史を紹介する企画展「響き渡る 日本にやってきたラッパ」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。国内外で製造されたラッパやトランペットなど44点が並ぶ。 浜松まつりで市民になじみの深いラッパの歴史を学び、興味を持ってもらおうと企画した。ペリー来航時に米軍楽隊が吹いていたとみられる楽器や現在の日本の祭りで使われている道具などが来場者を楽しませている。 歴史をたどると、ラッパは軍事的な連絡手段として戦争とともにあったという。同館の担当者は「平和な時代になるにつれ、役割が変わるラッパの歴史に興味を持ってもらえれば」と話した。
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静岡駅前に「XR水族館」 スマホかざすとクジラ出現 松坂屋、3月末まで
松坂屋静岡店(静岡市葵区)は7日、現実世界と仮想世界を融合させて新しい体験を生み出す技術「XR(クロスリアリティー)」を活用したデジタルサービス「XR水族館」を始めた。店内外でスマートフォンをかざすと、海洋生物が空間を泳ぐ姿を画面上で楽しめる。3月31日まで。利用無料。 店舗入り口に掲示したポスターのQRコードをスマートフォンで読み取り、同店とJR静岡駅の間の空間にかざすと、巨大なクジラやイルカ、魚の映像が映し出される。同店の都市型水族館「スマートアクアリウム静岡」の一部エリアでも、同様の企画を展開中。 専用アプリ「STYLY(スタイリー)」を活用する。同水族館でステッカーを受け取れるク
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手作りつるしびな5000個、華やか 伊豆の国の温泉旅館で公開
伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」は、ロビーに展示した地元団体手作りのつるしびなを一般向けに無料公開している。4月7日まで。 大仁女性の会と天城しゃくなげの会が約30種類、約5千個を制作した。ツルやカメ、タイといった縁起物のほかウサギ、イチゴなどかわいらしい作品が並ぶ。 大仁女性の会の海瀬俊子会長は「子どもたちにも見てもらいたい」と話した。原勝政支配人は「気軽に立ち寄って楽しんでもらえれば」と期待した。 一般公開は正午から午後3時まで。3月4日までは地元名物の温泉まんじゅうとお茶を提供する。ひな人形も展示している。
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連日大混雑、沼津・あわしまマリンパーク 12日閉館発表で来館5~10倍に ラブライブファン、駐車場で混乱も
12日の営業を最後に閉館する沼津市の淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」に、静岡県内外から来館者が殺到している。水族館ファンや同館が登場する人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンが入場券を求めて連日行列を作り、来館者数は閉館発表前の5~10倍に急増した。駐車待ちやマナーに関するトラブルも生じている。 2日、営業開始1時間半前の午前8時半。平日にもかかわらずチケットを求める人が約30人並び、駐車場はほぼ満車。バスなどによる来館も加わり、周辺はごった返した。埼玉県から家族で訪れ、最前列に並んだ会社員剱持未菜さん(32)は「休日は避けて、午前2時に家を出た。子どもが大きくな
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「伊豆長岡湯めぐり」3館に拡充 頼朝の湯本陣が加入「新たな観光の形へ」
「あちらの旅館にもどうぞ」。伊豆の国市古奈の温泉旅館2施設の宿泊客が相互の温泉に入浴できる企画「伊豆長岡温泉 湯めぐり物語」が2年目を迎え、1月から同地区の1施設が加わって態勢が拡充した。来館者からは好評で、関係者は「新たな観光の形になる」とさらなる誘客増を目指す。 新たに加わったのは、頼朝の湯本陣。源頼朝が訪れた際に使ったと言われる「腰掛岩」の残る露天風呂と、かつて江戸城築城の際に献上された伊豆石の石切り場を利用した神秘的な洞窟風呂がある。 同企画は昨年9~10月、「おおとり荘」と弘法の湯本店で開催。今回、誘客促進に向け旅館数をさらに増やそうと、発案したおおとり荘の原勝政支配人が参加を
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全国の鉄道応援ツアー第3弾 大井川鉄道→SL人吉 名物広報・山本さんと九州旅、募集
大井川鉄道(本社・島田市)は3月1~3日、同社名物広報の山本豊福さん(58)が同行し、全国各地の鉄道に乗って応援するツアーの第3弾を九州で開催する。第1弾でも熊本県を訪れた山本さんは「いまだに熊本地震の爪痕を感じた。企画を続け、いずれは能登半島地震で被害を受けた石川県も目的地にできれば」と被災地に寄り添う旅に意欲を見せる。 今回は3月23日に運行を終えるJR九州の蒸気機関車「SL人吉」(熊本県―佐賀県)の乗車がメインの旅。北九州市の門司港地区を走るトロッコ列車「潮風号」にも乗る。静岡空港から飛行機で九州に向かう前に、大鉄のSLにも乗車する。集合解散は静岡駅。 2020年7月の豪雨で被災し
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梅ほころび春告げる 蜜求めメジロも 浜松市中央区・みどり~な
浜松市中央区の市緑化推進センター「みどり~な」で、紅白の梅が見頃を迎え、訪れた人たちの目を楽しませている。 梅・ハナミズキ園を中心に白梅と紅梅計35本が植栽されている。甘い香りに誘われて、蜜を求めるメジロが花の中を飛び交う姿も見られる。 同センターによると、開花時期は例年よりも1週間ほど早く、今週末ごろまで楽しめそうという。
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映像と音楽でおまち盛り上げ 11、12日 静岡市葵区
静岡市葵区の青葉シンボルロードで開催中のイベント「冬しずおまちワンダーランド」(I Love しずおか協議会主催)のグランドフィナーレを飾る「常磐公園プロジェクションマッピング」が11、12の両日、同公園で行われる。 昨年に続き2回目。プロジェクションマッピングのオリジナルキャラクター「トロール」たちが雪合戦やスケートで遊ぶ様子などを華やかな映像と音楽で表現する。 両日とも18時から19時半まで30分ごとに計4回投影する。1回当たりの投影時間は約10分。小雨決行。同協議会の担当者は「“おまち”を回遊しながら3カ月間繰り広げてきたイベントのフィナーレをぜひ楽しんでほ
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大井川鉄道・神尾駅「タヌキ化計画」進行中! 無人駅を観光資源に スペシャルガチャも
大井川鉄道(本社・島田市)は、観光資源としてこれまでは比較的地味な存在だった無人駅にスポットを当て、駅を訪れてもらう企画を始動した。第1弾はタヌキの置物が数多く並ぶ神尾駅(同市神尾)に着目。駅名標を金色に変えておみくじ付きのガチャガチャを設置し、金谷ー神尾間の乗り放題切符も発売した。背景には、2022年秋の台風15号の影響で一部不通が長期化する中、現在の運行区間の魅力を改めて発信し、少しでも黒字化に近づけたい狙いがある。 山あいに位置する神尾駅は、かつて集落の住民が通学などで利用していたが、車の普及などで利用客が減少。18年度の乗降人員は1日平均5人にとどまる。タヌキの置物の設置は、
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黒田家代官屋敷で梅まつり開幕 期間限定の竹あかり展も
菊川市下平川の国指定重要文化財黒田家代官屋敷で4日、恒例の梅まつり(平川地区コミュニティ協議会主催)が始まった。約2000平方メートルの敷地内梅園で紅白の梅が見頃を迎えている。3月3日まで無料開放する。 開幕した4日は駐車場でイベント「長屋門フェスタ」が開かれ、大勢の市民でにぎわった。地元の芸能団体が音楽演奏や踊りを披露したほか、梅干しの種を口から飛ばす「たね飛ばし大会」もあり、会場は盛り上がりを見せた。 22~24日は、梅園内歩道に約400本の竹灯籠を設置する「竹あかり展」を開く。各日午後5~8時。 (掛川支局・高林和徳)
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人間国宝の陶芸作品、見て触れて 静岡陶芸美術館で企画展
沼津市東椎路の静岡陶芸美術館は3月26日まで、企画展「人間国宝のすべて」を同館で開いている。作品の一部は館内のカフェスペースなどに置かれ、来館者が触れることもできる。 陶芸分野で人間国宝に認定された37人の152点が並んでいる。金箔(きんぱく)で文様を描き、上薬を掛けて焼き上げる技法「釉裏金彩」が鮮やかな吉田美統さんの大皿など、一部の作品は触ることも可能。カフェスペースでは、人間国宝の茶わん10点から選び、抹茶を味わうこともできる。 植松弘行館長は「ケースに展示した作品では見られない裏側や、凹凸などの質感を感じてほしい」と話した。
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立春絶景 雪化粧の富士山、早咲きの梅 富士・岩本山公園
4日は二十四節気の「立春」。暦の上では春の始まりの日とされる。早咲きの梅が見頃を迎えた富士市岩本の岩本山公園では3日、富士山を背に梅が咲く絶景を早朝から多くの来園者が写真に収めた。 同公園梅園では5600平方メートルほどに30種約400本の梅を植栽している。沼津市大岡から訪れた高橋定道さん(46)は「富士山が出ていたのでカメラを持って急いできた。いい写真が撮れた」と笑顔で話した。 (写真部・宮崎隆男)
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アイドルフクロウ「ポポ」天国へ 掛川花鳥園、献花台を設置
掛川花鳥園(掛川市南西郷)の知名度を全国区に押し上げたアフリカオオコノハズクの「ポポ」が1月下旬、老衰で死んだ。20年にわたって愛されたポポをしのび、同園は献花台を設置した。設置後最初の週末になった3日は大勢のファンが訪れ、併設のスケッチブックに「天国でも元気でいてね」「いつまでも大好きです」などとメッセージをつづった。 大勢の来園者が訪れる献花台=掛川市南西郷の掛川花鳥園 同園によると、スタッフが1月23日朝、死んでいるのを確認した。17、18年とされる小型フクロウの寿命を超える20歳だった。同園が開園した2003年に仲間に加わって以降、一度も病気をしたことがないほど健
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紅白の梅見頃、春の訪れ一足早く 磐田・豊岡梅園
磐田市上野部の豊岡梅園で、紅白の梅の花が見頃を迎え、一足早く春の訪れを告げている。例年より数週間ほど開花が早く、2月中旬~下旬ごろまで楽しめる見通し。 約13ヘクタールの園内には南高、古城、改良内田の3種の白梅を中心に計約2千本が植えられている。園主の丸山泰史さん(70)によると、今年は1月下旬の雨の影響で開花を加速させたという。3日には家族連れらが写真を撮ったり並木沿いをゆっくり散策したりして、かれんな花を鑑賞する姿がみられた。 開園時間は午前9時~午後4時。入園料は大人500円、小中学生100円。問い合わせは同園〈電0539(62)2666〉へ。
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【情報市場】菊川で畜産フェア 「おいしい肉の日」
18日に菊川市のおがさセントラルパークで畜産フェアを開催します。会場では、人気の遠州夢咲牛や静岡型銘柄豚のお肉、ぐるぐるフランク、から揚げなどの畜産物や菊川市特産物の販売に加え、500円以上の購入にはお肉が当たる抽選会を行います。また、県内畜産農家の逸品の紹介、動物ミニ講座やモゥモゥドームで、子供から大人まで楽しめます。数量限定で、県産牛・豚肉BBQの試食があります。詳細は、県ホームページでご確認ください。 ▽開催 午前10時~午後3時 ▽場所 おがさセントラルパーク(菊川市下平川6227)
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静岡「高畑勲展」 来場1万人到達 富士の吉野さん親子
静岡市美術館(葵区)で昨年12月27日から開催されている「高畑勲展-日本のアニメーションに遺(のこ)したもの」の来場者が2日、1万人に達し、同館で記念セレモニーが開かれた。 1万人目となったのは、富士市の主婦吉野美早さん(43)と同市立天間小2年のしずくさん(8)の親子。田中豊稲館長から図録やアニメキャラクターが描かれた同展のオリジナルグッズが贈られた。絵を描くことが好きで、将来の夢は漫画家というしずくさんは「とてもうれしい。図録は絵の勉強に使いたい」と喜んだ。 同展は、スタジオジブリ設立者の一人でアニメ「アルプスの少女ハイジ」や「火垂(ほた)るの墓」などの作品で知られるアニメーション監
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牡蠣カバ丼、食べ比べて! 浜名湖周辺でスタンプラリー
浜名湖周辺の飲食店や観光業者などでつくる浜名湖丼研究会は、特産物を生かした名物料理「牡蠣[かき]カバ丼」を提供する浜松市内の店舗を巡ってもらうスタンプラリーを3月10日まで開催している。 牡蠣カバ丼は、浜名湖産のカキをウナギのかば焼きのタレで味付けし、ご飯の上に載せた丼。浜名湖産のノリ、遠州産のタマネギ、ミカンの皮といった地元食材も使い、冬の名物料理として人気がある。今季は市内12店舗が独自の丼を提供している。 異なる3店舗で牡蠣カバ丼を食べてスタンプを集め、専用フォームや郵送で応募する。抽選で計40組に「浜名湖花博2024」のペア入場券を贈る。 対象店舗と詳しい応募方法は浜名湖かんざ
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小川城と石脇城「御城印」 3日から販売 焼津高生、毛筆の題字に協力
焼津市は3日から、小川城と石脇城の「御城印(ごじょういん)」を同市三ケ名の市歴史民俗資料館などで販売する。小川城版の発売は初めてで、石脇城版はデザインを刷新。和紙の中央に毛筆で書かれている文字は焼津高書道部の生徒が担当した。 小川城版の真ん中には居城とされる長谷川家の家紋「三つ藤巴」が描かれている。「小川城」という文字は書道部1年の生徒が担当した。「石脇城」の文字は書道部3年の生徒が書いた。ゆかりの深い北条早雲にちなみ、北条家と早雲出自の伊勢家の家紋が入っている。 販売に先駆けて1日、小川城の題字を担当した1年生5人が同資料館でPR撮影会を行った。立入璃乃さん(16)は家族で全国各地の御
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浜名湖花博 前売り券キャンペーン 抽選でホテル宿泊やランチ券
浜松市中央区で3月23日に開幕する「浜名湖花博2024」の実行委員会事務局は2月1日、花博前売り券の購入者を対象に、ホテルの宿泊利用券などが抽選で当たるキャンペーンを始めた。 購入者はネット上の申し込みフォームかはがきに入場券記載のナンバーなどを記入して応募する。ホテルの宿泊利用券のほか、ペアランチ券、会期中に浜名湖ガーデンパーク会場内に特設されるデジタルアートミュージアム「イマーシブミュージアム浜名湖」の入館券などが当たる。 応募は3月10日まで(はがきの場合は当日消印有効)。当選者は同22日に花博の公式ホームページで発表する。公式ホームページのURLは<https://gardenp
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河津桜まつりが開幕 早春彩る桜 税未納問題解決しないまま突入
伊豆の早春を彩る「第34回河津桜まつり」(実行委主催)が1日、河津町で始まった。開幕前から収入の消費税未納の可能性を巡り実行委や町が方針を示さない中、約850本の河津桜は今季も変わらず「発祥の地」で来訪客を出迎える。 河津川沿い約4キロの桜並木の見頃はまだ先になりそう。県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)は1月31日現在で二分咲きが2月10日、見頃の七分咲きが17日と予測。実行委は29日までの会期中、70万人の来訪を見込む。 会場には早速観光客が訪れ、散策を楽しみながら愛らしいつぼみや開いたばかりの花々に見入った。会社員岩山洋さん(49)=埼玉県所沢市=は「これだけきれいな桜
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「和」をテーマに キルトの作品展 4日まで クリエート浜松
SBS学苑などで指導するパッチワーク講師村松典子さん(64)=浜松市中央区=と教室生による作品展が1日、同区のクリエート浜松で始まった。4日まで。 同学苑浜松校のハワイアンキルト講座と、自宅で開いているパッチワーク教室に通う計36人が、同展に合わせて手がけた作品など300点超を展示した。「和して和んで和らいで」をテーマに、パッチワークの技法を駆使した手まりや刺し子、掛け軸などの和風作品が並ぶ。ひな人形をデザインしたタペストリーなど華やかな作品の数々を、来場者は足を止めて楽しんだ。 会期中は能登半島地震の被災地支援として、村松さんや生徒が作った小物雑貨を販売するチャリティーバザーも実施して
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甘夏ミカン狩りスタート 園児が体験、味わう 伊東市の農園
伊東みかん園協会(三好清信会長)に加盟する伊東市の各農園で1日、甘夏ミカン狩りがスタートした。さわやかな味わいの果実のシーズンが始まり、来園者を迎える。同市宇佐美の泰山園では初日、地元の宇佐美保育園の子どもたちがミカン狩りを体験し、味わった。 年長児17人がたわわに実った甘夏ミカンを木からもぎ取った。実を回転させて手に収めると「大きい」と笑顔を見せた。園児はもぎたての甘夏をその場で味わった。「甘くて酸っぱい」「おいしい」などと言い、次々とほおばった。 三好会長は今季の作柄について「酸味の抜けがよく味も濃い」とし「これから他品種も楽しめるようになるので、食べてもらいたい」と話した。 甘夏
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八千代の桜まつり 静岡市清水区由比で18日
静岡市清水区由比の西山寺阿僧土地改良区で18日、「第7回由比八千代の桜まつり」(実行委員会主催)が開かれる。午前9時から午後1時まで。雨天時は23日に延期。 同地区には約450本の河津桜が植えられ、2月中旬に見頃を迎える見込み。会場では「由比さった太鼓」や盆踊り、空手の形を披露し、海産物や加工食品、かんきつ類など地場産品も販売する。各種賞品が当たる弓矢当てや抽選会も実施する。 問い合わせは実行委<電054(376)0504>へ。
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愛鷹広域公園 18日にウオークイベント 沼津市
明治安田生命沼津支社(沼津市)は18日午前11時半から、サッカーJ3アスルクラロ沼津との連携イベント「Jリーグウオーキング」を同市の愛鷹広域公園で開く。 地域活性化や健康増進が目的。チームが拠点とする同公園内のコース約2キロを歩く。おでんや焼きそばといった飲食ブースを設け、ウオーキングの後に楽しむことができる。 希望者は、13日までに同社に申し込む。問い合わせは同社<電055(962)1831>へ。
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伊豆パノラマパークに春の訪れ ロウバイや紅梅など見頃
伊豆の国市の観光施設「伊豆パノラマパーク」で、季節の花が見頃を迎えている。 透き通るような黄色の花と甘い香りが特徴のロウバイや、色鮮やかな紅色の紅梅などが花を咲かせている。2月上旬まで楽しめる見込み。河津桜や伊豆の国桜、ツバキなども咲き始めている。 富士山や駿河湾の絶景が広がる葛城山山頂と山麓をロープウエーで結ぶ同施設は、伊豆地域有数の人気観光地。色づく花々が来場者の目を楽しませ、春の訪れが近いことを告げている。
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南伊豆の風物詩「みなみの桜と菜の花まつり」2月1日開幕
南伊豆町の早春の風物詩「第26回みなみの桜と菜の花まつり」(実行委主催)が1日、開幕する。2月中旬とされる河津桜の見頃には、咲き誇る菜の花との共演を満喫できる見通し。3月10日まで。 町内を流れる青野川沿いでは、800本の桜並木が出迎える。期間中は午後6時から9時まで夜桜のライトアップを実施。県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)による1月31日時点の予測では、南伊豆町内では河津桜の二分咲きが2月9日、見頃の七分咲きが同14日とされる。 南伊豆東小近くには、地元有志が整備した菜の花畑(約3万平方メートル)が広がる。町観光協会によると、少なくとも2月いっぱいは黄色一色の風景を楽し
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富士山バックに滑走 スノーパークイエティ(裾野市)、「日本一早いオープン」人気【しずおかアウトドアファン】
本格的な冬の到来とともに、ウインタースポーツに関する話題も多く聞こえてくるようになった。温暖で降雪の少ない本県では、スキー場は2施設と貴重な存在だ。「スノーパークイエティ」(裾野市須山)と「リバウェル井川スキー場」(静岡市葵区井川)を訪ね、今冬の様子を聞いた。 「日本一早くオープンする屋外スキー場」。イエティを語る上で欠かせないのが、このキャッチフレーズだ。1999年から25年間続く記録で、今季も昨年10月20日に営業を開始した。初日は、シーズン入りを待ちわびたスキーやスノーボードの愛好者でにぎわう様子が話題になった。 成人の日の8日。スキーヤーらは間近にそびえる富士山の雄姿を横目に
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「メタバースで浜名湖花博」開幕前から巡ろう ガーデンパーク会場の情報公開開始
浜松市中央区で今春開催される浜名湖花博2024の開幕を前に、実行委員会静岡県部会は30日、インターネット上の仮想空間メタバースで浜名湖ガーデンパーク会場(4月6日開幕)に関するさまざまな情報を発信する「バーチャル浜名湖花博」の公開を開始した。約2カ月後に迫った本番を見据え、さらなる機運醸成につなげる。 花博をイメージした空間で、利用者はアバター(分身)を操作して巡る。空間内はパネルが展示され、会期中に見頃を迎えるバラ、ネモフィラ、チューリップなどの花や庭園情報のほか、会場で提供する料理、実施予定のデジタルアトラクションも紹介する。限定の壁紙や、会場で交換できる花の種の引換券が当たる抽選も実
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ロウバイ見頃 甘い香りでお出迎え 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でロウバイが見頃となっている。透き通るような黄色の花と甘い香りが来園者を楽しませている。 見頃を迎えた時期は、ほぼ例年並みという。園内の「日本庭園」や「匠の村」などに約30本を植栽した。樹高は3~5メートルほど。小さな花を咲かせ、癒やされるような空間を演出している。 2月中旬まで楽しめる見込み。
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熱海で早咲き桜や日本文化楽しんで 市中心街で2月12日まで「夜会」
早咲きの「あたみ桜」と日本文化の体験を楽しめる「熱海桜夜会」が27日、熱海市の中心街で始まった。初の開催で、インバウンド(訪日客)の誘客を促進する狙い。夜桜のライトアップや歴史文化施設での記念撮影、熱海芸妓(げいぎ)の華麗な舞いでもてなす。最終日の2月12日は熱海海上花火大会で締めくくる。 あたみ桜の名所の糸川遊歩道では、提灯(ちょうちん)を並べた大型モニュメントが登場し、イベントの開始に合わせて明かりがついた。東京五輪・パラリンピック招致エンブレムを手がけた島峰藍さんが、あたみ桜や熱海温泉などのピクトグラム(絵文字)を制作し、提灯のデザインにも採用した。 熱海桜夜会は市の主催。親日派が
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岳鉄に安田大サーカス団長が来た! 駅や車内でお笑い芸人が軽快トーク 28日まで特別運行
名鉄観光サービス、富士山観光交流ビューローなどは27日、富士市の岳南電車(通称・岳鉄)にお笑い芸人らが同乗するツアーイベントを開いた。軽快なトークを展開し、車内や駅を笑いに包んだ。28日まで特別列車として運行する。 お笑い芸人の安田大サーカスの団長安田さんらが電車に乗った。番組の撮影で訪れた秘境駅でのハプニングなど、鉄道にまつわる逸話を披露して笑いを誘った。岳鉄の歴史なども紹介しながら、吉原駅から岳南江尾駅までを往復した。 岳南富士岡駅ではタレントらも加わり、現在は運行していない電気機関車のデッキ上でトークショーを繰り広げた。岳鉄沿線の名所や飲食店について語り合った。車庫の見学ツアーも実
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緑に囲まれ音楽やスイーツ堪能 三島の観葉植物販売店でイベント、28日まで
カフェ・バー併設の多肉・観葉植物販売店「SPOT」(三島市南二日町)で27日、地元の農家や音楽家との連携イベント「SPOT PARTY」が始まった。28日まで。 観葉植物に囲まれた空間で行われたアコースティックライブでは、来場者が心地よい演奏に耳を傾けた。スムージーやチョコなどイチゴを使ったスイーツを堪能したり、ハーブティーを飲みながら好みの香り袋を作ったりした。 同店は2022年9月、地域住民が集い、楽しい時間を共有できる「公民館」のような存在を目指して開店した。今回は常連のイチゴ農家ら客と一緒に企画を考え、三島商工会議所の支援を受けて初開催した。同店の川村光秀社長は次回以降の開催も検
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自慢の新そばに舌鼓 浜松・佐久間、静岡県内外6団体ふるまう 28日まで
浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館で27日、「第24回佐久間新そばまつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。28日まで、静岡県内外のそばなどが味わえる。 ソバを生産する同町のNPO法人「がんばらまいか佐久間」のほか、福島や岐阜などの6団体ができたてのそばをふるまった。各団体のブースには朝から行列ができ、目の前で披露される手打ち作業に見入った。〝そば打ち名人〟として福島県会津若松市から訪れた唐橋宏さんによる鮮やかな実演も披露された。 運営には同町の浜松湖北高佐久間分校や佐久間中の生徒もボランティアで協力した。息子2人と訪れた同区水窪町の公務員三石卓さん(44)は「そばの味
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南アルプス・小河内岳へ「ヘリハイキング」いかが 9月から静岡県観光協会 日本初、特別地域に着陸
静岡県観光協会は25日、ヘリコプターで南アルプス・小河内岳山頂(標高2802メートル)付近に降り立つヘリハイキングを盛り込んだ「南アルプス国立公園アドベンチャーツアー」を企画したと発表した。同協会によると、観光目的で国立公園法の特別地域にヘリで着陸する試みは日本初。小河内岳の登頂には通常複数日要するが、同ツアーでは約20分の空の旅を楽しみながら登頂することができる。インバウンド(訪日客)を主なターゲットに9月1日から10月31日までの間、要予約で実施する。 日本平ホテル(静岡市清水区)を出発しヘリで小河内岳を目指す。参加者は山頂付近で富士山や南アルプスの壮大な景色を眺めながら最大30分、徒
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河津桜開花予想 昨年より早い見通し 南伊豆と河津町
静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)は25日、賀茂地区の河津桜の開花予測を発表した。二分咲きは河津町が2月10日、南伊豆町は同9日。昨年比で河津町は6日、南伊豆町は5日早い。併せて見頃も昨年比で早くなる見込みという。 河津町の河津川沿いでは見頃の七分咲きが14日(2023年は21日)、南伊豆町の青野川沿いは12日(同)と予測した。センターによると、気温が1月20日から2月16日まで平年より1・1度高い推移予想となるため、昨年より早期の開花が見込まれるとしている。 両町では2月1日から河津桜まつり(河津町)とみなみの桜と菜の花まつり(南伊豆町)が開幕する。河川沿いにいずれも
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富士山と菜の花の共演 沼津、「井田」の花文字も
沼津市井田で菜の花が咲き誇り、畑を黄色に染めている。ここ数日は県内に寒波が訪れているが、多くの観光客が一足早く感じる春の雰囲気を堪能している。 菜の花畑や駿河湾を見下ろせる「煌(きら)めきの丘」からの絶景がポイント。地元有志の「村おこし委員会」が表現した「井田」の花文字と、眼前の雪化粧した富士山の共演が魅力だ。2月上旬まで楽しめる見込み。
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早咲き「あたみ桜」見頃 2月4日まで祭り ライトアップも
熱海市の中心街を流れる糸川の遊歩道で、早咲きの「あたみ桜」が見頃を迎え、一足早い春のムードを演出している。 あたみ桜はインド原産の寒桜の一種で、濃いピンク色の大きな花を付ける。明治初期に熱海に伝わったとされ、「熱海市の木」に指定されている。 市公園緑地課によると、糸川沿いには58本のあたみ桜が植えられていて、23日現在で29本が見頃、8本が五分咲きとなった。2月中旬まで花見を楽しめるという。 2月4日まで「あたみ桜糸川桜まつり」(市観光協会主催)が開かれている。期間中は夜桜のライトアップを行い、週末を中心に茶の無料配布など各種イベントを催す。
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ブランドチョコ集結 バレンタイン向けイベント 遠鉄百貨店、2月14日まで
バレンタインデーに向けて遠鉄百貨店(浜松市中央区)で24日、チョコレートの販売イベント「アムール・デュ・ショコラ」が始まった。国内外100以上のブランドを集めた祭典に、初日から大勢の買い物客が訪れた。 初日と土日祝日は事前入場を実施する人気菓子店「オードリー」のブース前には、午前10時の開店前に約70人が並んだ。フリーズドライのイチゴと、チョコやミルクのクリームをクッキー生地で巻いた「グレイシア」は約1時間で完売。その他の商品も午後1時半までに売り切れた。北海道のブランド「ロイズ」や「ゴディバ」などの人気店のほか、長坂養蜂場(浜名区)のハチミツなど地元食材を使ったチョコレートも目立った。
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「富士の橋」役割や影響解説 「富士川かりがね」開通企画展
富士川かりがね橋の供用開始と富士川橋の開通100年を記念した企画展「東海道にかける富士の橋」が3月10日まで、富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで開かれている。歴史資料を示し、市域に架けられた橋の役割や社会的な影響を解説する。 古文書などで、急流の富士川に橋を架けることができなかった歴史を伝えている。朝鮮通信使の来朝や豊臣秀吉の小田原征伐などの際に、複数の船を連結させて作った「船橋」について絵図で紹介する。1924年に開通した富士川橋の建設の様子や富士川かりがね橋に期待される効果も伝えている。 関連イベントとして、2月3日午後1時半から日本大の雨宮久美講師による講演会「橋が持つ文化的・精
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沼津・あわしまマリンパーク閉館へ ラブライバーや関係者「残念」 観光影響懸念も
沼津市の淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」の2月12日での閉館発表から一夜明けた23日、同施設などが舞台となった人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンからは驚きや惜しむ声が上がったほか、行政や観光関係者の間では影響を懸念する向きが見られた。 2月12日での閉館を発表したあわしまマリンパーク=23日午前、沼津市内浦重寺(本社ヘリ「ジェリコ1号」から、写真部・久保田竜平) 同日は強風で島に渡る船が運航できず臨時休館し、掲示を見て引き返す車が多かった。ラブライブファンの同市の男性(28)は「ショックでいてもたってもいられず来た。船に乗って行くわくわく感が魅力。閉館しても
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茶況(1月23日)お茶×サウナ 香り楽しんで 2月島田でイベント
島田市の初倉地区で茶の販売やPRを行う団体「初倉茶農家集団」は2月10日、お茶とサウナなどを楽しめるイベント「御茶火和(おちゃびより)」を同市の野外活動センター山の家で開催する。 屋外でたき火を囲みながら初倉地区で生産されたお茶を味わえるほか、サウナでは熱した石にお茶をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」のサービスもあり豊かな茶の香りを楽しむこともできる。同団体の宮村智久さん(43)は「お茶を身近に感じ、自由に楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけた。 完全予約制で参加費は一人3500円。問い合わせは御茶火和のインスタグラムへ。 (島田支局・白鳥壱暉)
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「熱海宿泊税」本格議論 25年4月導入の方針 1人1泊200円、市が条例案議会提出へ
熱海市は22日、観光振興に特化した財源の確保に向け、静岡県内初の制度創設を目指している宿泊税の条例案を市議会2月定例会に提出する方針を明らかにした。市議会で可決されれば、総務相の同意や周知期間を経て、2025年4月の宿泊税導入を予定する。同日の市行財政審議会の終了後、市幹部が取材に答えた。 市によると、宿泊税は観光振興に使途を限定した法定外目的税として導入する。市内のホテル旅館、民泊施設など約360施設で宿泊者1人1泊につき200円を徴収する。宿泊事業者が特別徴収義務者を務める。12歳未満や学校が主催する修学旅行の児童生徒は課税免除とする。課税期間は原則5年ごと見直す。 市は宿泊税導入で
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浜名湖パルパルと「ラブライブ!」 コラボ企画、園内でグッズ販売や特典 2月からレジャフェス
浜松市中央区の遊園地「浜名湖パルパル」は2月1日から、アニメ「ラブライブ!虹ケ咲学園スクールアイドル同好会」と連携した周遊イベント「レジャフェス」に参加する。アニメに登場するキャラクターのグッズ販売などを園内で展開する。3月18日まで。 全国10カ所のレジャー施設で展開するイベントで、中部地方では同園のみが参加し、アクリルスタンド、キーホルダーなどのオリジナルグッズを販売する。登場キャラクターのパネルを園内に設置するほか、レストランやグッズ販売で一定金額以上の購入者に特典を用意する。 期間中に休園日がある。レジャフェスは、レジャー施設向けサービスを手がけるオリグレスパークス(東京都)の
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「伊豆の踊子」グッズで河津と川端の縁PR 温泉地ちなみ手ぬぐい販売
川端康成の代表作「伊豆の踊子」ゆかりの地の河津町で、関連グッズが土産物として、観光客らから人気を集めている。町観光協会は「観光客に川端との縁を知ってもらうきっかけにしたい」としている。 伊豆半島を代表する温泉地の一つらしく、手ぬぐいなどを制作した。手ぬぐいは青色とピンク色の2種類で、大きさは幅約30センチ、長さ約80センチ。踊り子温泉会館や河津桜観光交流館で販売している。踊子をモチーフにしたロゴが印象的で、缶バッジなども用意した。 同町は「伊豆の踊子」の舞台の一つとなり、作中に登場する旅館「福田家」などが立地。川端自筆の文学碑も建立している。 協会職員の森野ゆかりさん(40)は「踊子ゆ
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鉄道ジオラマやプラレール JR貨物が沼津でフェスティバル
JR貨物は20、21の両日、沼津市の新貨物ターミナル整備の進捗(しんちょく)状況や鉄道高架化事業の周知、地元住民らとの交流などを目的としたイベント「貨物鉄道フェスティバル」を同市のららぽーと沼津で開いた。多くの親子連れでにぎわった。 鉄道模型のジオラマや、貨物列車の運転士の制服を着て記念撮影するコーナーなどを設けた。巨大なプラレール線路には子どもたちが集まり、自宅から持ち込んだ車両を走らせて楽しんだ。県内外の鉄道やバス事業者らによるグッズ販売エリアも人気を集めた。 21日に家族と訪れた沼津市立第四小2年生の酒井祐助君は「いろいろな電車の模型やクイズが楽しかった。新貨物ターミナルも完成した
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かわいい名前付けてね♡ 12月誕生のケープペンギン 掛川花鳥園が2月15日まで募集
掛川市南西郷の掛川花鳥園は2月15日まで、2023年12月に生まれたケープペンギンのひなの名前を募集している。 性別は調査中で、今後DNA鑑定をして明らかにする。ひなは両親に当たる20歳の雄のアレックスと12歳の雌のれもんが交代しながら卵を温め続け、12月17日にふ化した。両親がアジをかみ砕いて与えていて、生まれたときは約80グラムだった体重が1・8キロに増えたという。ひなは22日以降に公開する予定。 名前はペンギンプールとショー会場に設置するパネルに示したQRコードから応募できる。3月24日の命名式で発表する。バード統括の北條龍哉さん(43)は「性別にとらわれない名前をつけてほしい。
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二十四節気「大寒」 薄紅色に春思う 静岡・久能山東照宮
20日は暦の上では1年で最も寒い日とされる二十四節気の「大寒」。静岡市駿河区根古屋の久能山東照宮の境内では、寒桜が見頃を迎えている。 境内の鳥居近くにある寒桜は1月上旬からほころびはじめ、19日現在で七分咲き。例年に比べて1週間ほど開花が早い。寒さが緩んだ同日は、訪れた参拝者が薄紅色の花に近づいて眺めたり、写真に収めたりして一足早い春を感じていた。山梨県から旅行で来た田沢康子さん(73)は「寒桜を見ると、寒さの中でも春は確実に近づいているんだと感じる」と笑顔で話した。 久能山東照宮によると、寒桜は2月上旬までは楽しめそうだという。境内では実割梅や八房梅などの梅も咲き始めている。 (写真
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早春を彩る雛のつるし飾りまつり 20日開幕 東伊豆町稲取
日本三大つるし飾りの一つとされ、女児の健やかな成長を願う「第27回雛(ひな)のつるし飾りまつり」(稲取温泉旅館協同組合主催)が20日、東伊豆町の稲取地区で開幕する。3月31日までの期間中、約2万3千個もの飾りが早春の4会場を彩る。 メイン会場の文化公園雛の館には約1万9千個が並ぶ。愛好家や旅館女将(おかみ)ら地元有志が丹精を込めて制作し、手作りのぬくもりがあふれる。花々や縁起物をかたどった作品のほか、特産品として広く知られるキンメダイや干支(えと)をもじった〝タツ〟ノオトシゴの飾りも来場者の心を和ませる。 組合によると、明確には定かでないものの江戸時代後期にはつるし飾り文化が地域に根付い
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熱海ダイダイ ネクター開発 起雲閣で27日から販売 地場産品の魅力発信
熱海市文化施設運営委員会は19日、熱海特産ダイダイを用いて開発した新名物「熱海だいだいネクター」を発表した。管理運営している起雲閣(同市昭和町)の喫茶「やすらぎ」で27日から売り出す。市を代表する歴史文化施設で地場産品の魅力を発信する。 同ネクターはモモやミカンなど数種類のフルーツ、丹那産牛乳、乳酸菌飲料などをミキサーにかけた後、熱海特産ダイダイの果汁で爽やかな風味を付ける。レトロ感のある瓶に注いで提供し、ストローを使って味わってもらう。1本800円。同委員会の担当者は「昔懐かしの飲み物に仕上がった」と太鼓判を押す。 同委はNPO法人あたみオアシス21とジェイアール東日本企画で構成する。
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伊豆市の八丁池、一部が氷結 年末年始の寒さでようやく
伊豆市湯ケ島の八丁池で19日、一部の氷結が確認された。天城山麓の冬景色が登山者らを楽しませている。 池は例年、1月中旬から下旬にかけて全面的に凍り、幻想的な光景を見せる。ただ、今年は暖冬の影響で氷結が少なく、年末年始の寒さでようやく一部が凍るようになったという。 19日に訪れた天城自然ガイドクラブの杉本文雄さんは「この時期に氷が張らないのは珍しい。寒い日が続けば再び凍るかも。冬にしか見られない景色を楽しんでほしい」と話した。
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早咲き夜桜、金山に映える 土肥で「まつり」、ライトアップも
早咲きで知られる「土肥桜」をPRする土肥桜まつり(伊豆市観光協会土肥支部主催)の20日の開幕を前に、同市の観光施設「土肥金山」で19日夜、桜のライトアップが始まった。同支部などによると、暖冬の影響で桜は見頃が1週間程度早くなり、既に七分咲きの木も。濃いピンク色の花が闇に浮かぶ光景が、来場者を魅了している。 同市の松原公園と同施設敷地内にそれぞれ約100本が植えられていて、地区全体で約400本に上る。ライトアップのセレモニーでは、関係者がくす玉を割って開幕を祝った。 同施設敷地内の通路に約50本の竹灯籠を配置し、幻想的な雰囲気を演出している。伊豆総合高土肥分校の生徒が手がけた竹灯籠も並ぶ
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河津桜まつり、温泉会館特設座席から絶景を 地元観光関係者ら静岡新聞社でPR 2月1~29日開催
河津町で2月1~29日に開かれる「河津桜まつり」を前に、地元観光関係者らが19日、静岡市駿河区の静岡新聞社・静岡放送を訪れ、今季の見どころについて情報発信した。 岸重宏町長や町観光協会の山田和子会長らが河津桜の切り枝を持参し、期間中のイベントを紹介した。今年は同町峰の踊り子温泉会館に特設座席「桜テラス」を設置し、河津桜が咲き誇る絶景を見渡すことができる。まつりをPRする「伊豆の踊り子」の大野花純さん(23)=東伊豆町=は「桜テラスから眺める特別な景色を堪能してほしい」と話した。 特製会席弁当と温泉入浴を楽しめるプランも用意。幻想的な雰囲気を醸し出す夜桜ライトアップも行う。伊豆急行線伊東-
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節分控え「福豆」袋詰め 豆まき準備着々 浜松・五社神社
2月3日の節分を前に、浜松市中央区の五社神社で豆まき用の「福豆」の袋詰め作業が最盛期を迎えている。19日は神職や巫女(みこ)が「除災招福」と記した袋に、いり豆を次々と詰めていった。 用意された豆は75キロ。1月末までに約7千袋を準備する。節分当日は午後4時から、境内で市内の年男年女約80人が福豆と紅白餅や菓子をまく。同神社によると、今年は例年より多い千人以上の参拝者を見込んでいるという。 2月中は節分にちなんだ期間限定デザインの御朱印を授与する。
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受験生応援グッズ充実 合格駅文具、すべらない砂… 大鉄・新金谷駅前にコーナー
受験シーズンを迎え、大井川鉄道(本社・島田市)は合格駅にちなんだ文具や「すべらない砂」、護摩木など合格祈願グッズの販売に力を入れている。同市の新金谷駅前プラザロコ売店に特設コーナーを設けた。 2020年11月に五和駅から改名した合格駅(同市竹下)は受験生に人気のスポットの一つで、合格地蔵尊が置かれている。駅名を描いたクリアファイルや改名日などを記したレプリカの入場券・乗車券セット、五角形の鉛筆などを用意した。 すべらない砂は鉄道車両が急坂を走行する際に滑り止めとしてレールにまく愛知県矢作川の砂。お守り代わりとしても使用できる。 護摩木は同市の智満寺で祈とうを受けていて、願い事が記入でき
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土日に星空列車運行 大井川鉄道・井川線 2月末まで
大井川鉄道は2月末までの土・日曜に、井川線で「星空列車」を運行する。通常ダイヤとは異なる夜間に千頭(川根本町)―奥大井湖上(同)間の13.9キロを1日1往復する臨時列車で、奥大井湖上駅で冬の星空観察を楽しめる。 往路は千頭駅を午後5時に出発し、奥大井湖上駅に同6時8分に到着。復路の列車発車までの約1時間、ホーム付近などから星空を観察できる。同駅はダム湖(接岨湖)に突き出た半島状の場所に位置し、周囲に市街などの光源がほとんどない。 往復の特別乗車券は大人1940円、小人970円。千頭駅で販売する。問い合わせは南アルプスアプトセンター<電0547(59)2137>へ。
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丹精込めた洋ラン展示 21日まで、浜松市浜名区のやまはる園芸
静岡県内の洋ラン愛好家が出品する「新春洋蘭展」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が20、21の両日、浜松市浜名区のやまはる園芸で開かれる。23人が丹精を込めて育てたカトレアやコチョウランなど144点が並ぶ。 見栄えを競う審査会が事前に行われ、鮮やかなオレンジ色のリンドレイを出品した落合和義さん(菊川市)が最高賞の浜松市長賞に選ばれた。入賞作品などを展示するほか、栽培業者による即売もある。午前10時~午後4時。 審査会の主な入賞者は次の通り。 浜松蘭友会会長賞 遠藤孝好(富士宮市)▽日本洋蘭農業協同組合賞 河村典治(浜松市浜名区)▽静岡新聞社・静岡放送賞 河村佳子(同区)
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静岡大河ドラマ館、市民の入館無料に 20日から閉館28日まで
静岡市は19日までに、葵区宮ケ崎町の静岡浅間神社境内に設置され、2023年の大河ドラマ「どうする家康」の世界観を紹介している静岡大河ドラマ館の市民の入館料を20日から閉館する28日まで無料にすると発表した。 窓口で運転免許証など静岡市内在住と分かる書類を示すことで、大人の入館料200円を無料にする。市外の入館者は浜松、岡崎両市の大河ドラマ館か岐阜関ケ原古戦場記念館(岐阜県関ケ原町)の入場券を示した場合に入館料400円を200円に割り引く。小中学・高校生は無料。 徳川家康や今川義元など戦国武将のかぶとをデザインしたはがき大のオリジナルカードを入館者1人につき1枚無料配布している。
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木の葉に刻む優しい世界 「リト@葉っぱ切り絵」さん作品展 20日から静岡・駿府博物館
手のひら大の木の葉に広がる、動物たちの優しい世界―。葉に施した切り絵がSNS(交流サイト)を通じて多くの人を魅了する「リト@葉っぱ切り絵」さんの作品展が、20日から静岡市駿河区の駿府博物館で開催される。発達障害の一つADHD(注意欠陥・多動性障害)の特性である「過集中」を前向きに生かした創作についてリトさんが語った。 とにかく怒られてばかりの会社員でした。5年ほど前、ADHDだと診断されたときは「自分の生きづらさの原因がわかった」と、ほっとしました。逃げ出すように仕事を辞めました。 葉っぱ切り絵との出合いは2020年。自分のペースでできることを仕事にしなくてはと、切羽詰まっていた時でし
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「葉っぱ切り絵」作家リトさん個展、20日から 静岡・駿府博物館で展示作業
静岡市駿河区の駿府博物館で「リト@葉っぱ切り絵展 葉っぱの小旅行in静岡」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)が20日に開幕する。18日、同館で関係者が展示作業を行った。 リトさんは手のひら大の木の葉を使う「葉っぱ切り絵」作家。発達障害の一つADHD(注意欠陥・多動性障害)の特性である「過集中」を前向きに生かし、動物を主役にした作品をSNS(交流サイト)に投稿している。 本県での個展は初。四季をたどる構成で、静岡にちなんだ作品を含む、約40点を展示する。学芸員の黒井莉香さんは「リトさんが描く動物が紡ぐ心温まる物語で1年をたどってほしい」と話した。 会期は3月3日まで。観覧料は高校生以上8
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もうすぐ浜名湖花博! ボランティアが来場者対応学ぶ 浜松で研修
浜松市で今春開幕する「浜名湖花博2024」浜名湖ガーデンパーク会場(中央区)で活動するボランティアを対象とした第1回研修会が18日、同区の県浜松総合庁舎で開かれた。約50人が当日の活動内容などを確認した。 全国から350人が集まった。閉幕までの58日間、案内所運営やイベント補助、植物の維持管理を担う。研修会では、日程や活動時の留意点などの説明を受け、本番を想定したロールプレーイングに挑戦。体調不良を訴えたり、道案内を求めたりする来場者への対応練習に取り組んだ。着用するユニホームのデザイン発表もあった。 同様の研修は28日までに全8回開催し、開幕直前に第2回研修会を現地で実施する。 20
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静岡市のリバウェル井川スキー場、20日オープンへ 急ピッチで整備作業
積雪不足により冬季の営業開始を延期していた静岡市葵区井川の市営スキー場「リバウェル井川」のオープンが20日に決まり、同施設の関係者が場内の整備作業を急ピッチで進めている。 同施設を管理・運営するリバウェル井川運営組合(大代竜彦組合長)は18日、6人の組合員が圧雪車を使ってゲレンデの表面を整え、ベルトコンベヤー式リフトの点検や安全柵を設置する作業を行った。今期は昨年12月17日から人工降雪機による造雪作業を開始したものの、氷点下を観測する寒さが長続きせず、当初の予定より約1カ月遅れのオープン。雪の量が少ないため、まだゲレンデの一部に滑走不可の箇所もある。大代組合長は「来週は寒い日が続くと聞い
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「冬の市」自慢の農産・加工品、直接販売 19日まで 静岡市葵区
農業経営の改善計画について静岡市から認定を受けた「認定農業者」が農産物や加工品を販売する「冬の市」(市認定農業者協会主催)が18日、同市葵区の青葉シンボルロードで始まった。12人の認定農業者が、タケノコやレモンのジャムなど自慢の品を販売した。19日まで。 同協会の杉山浩一会長(清水区)は冬に旬を迎える青島ミカンを販売し、「生産者は商品のことを誰よりも知っている。消費者と会話しながら、商品への思いやおいしい食べ方を伝えられるのが直接販売の魅力」と話した。 農産物の詰め合わせなどが当たる抽せん会も行われた。先着100人が午前中で終了する好評ぶりで、来場者を楽しませた。 19日は午前9時半か
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辰年ちなみ2月、龍神祭 釈迦涅槃図を公開 沼津・照江寺
沼津市江浦の照江寺(橋本宗一住職)は2月10~12日、辰(たつ)年にちなんだ祭典「龍神祭」を同寺で開催する。 普段は表に出していない縦270センチ、横180センチほどの釈迦涅槃図(しゃかねはんず)を公開するほか、地元のだし工場直売所「ヤマヘイミカコーポレーション」の菓子を先着50人にプレゼントする。特別御朱印の販売やカード占いも行う。 橋本住職は「暗いニュースが続くが、一人一人が力強く生きていくことが大切。昨年は巨大な『雲龍図』を設置した。多くの人に来てもらい、龍を見て力を得てほしい」と話した。
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幕末から富士山の象徴 歴史たどる 世界遺産センターで特別展 富士宮市
富士宮市の県富士山世界遺産センターで18日から、世界文化遺産登録10周年記念特別展「富士山 藝術の源泉」後期展が始まる。幕末から明治時代にかけて、富士山が将軍家の象徴から天皇の象徴に移った歴史をたどる。2月12日まで。 明治20年代に作られた4作品を新たに展示した。嘉仁親王(後の大正天皇)に献上された国内最大級の三幅対掛け軸「住吉富士吉野図」は、幕府御用絵師の狩野派から帝室技芸員に任命される狩野永悳立信(かのうえいとくたちのぶ)らが手がけた。霊峰の手前には雲海のみが描かれ、神聖で不可侵な象徴であることが表現されている。 同センターの松島仁教授(美術史)は大日本帝国憲法を引用し、神聖にして
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「佐久間新そばまつり」 各地産品もずらり 浜松市天竜区で27、28日
浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館と同館駐車場で27、28の両日、「第24回佐久間新そばまつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。静岡県内外のそばの食べ比べが楽しめるほか、地元料理店や生産者が出店する。 ソバを生産する同町のNPO法人「がんばらまいか佐久間」や福島、岐阜、長野3県の7団体がそばを販売する。土産用のそばも用意する。館内では、昨年に続いて福島県会津若松市の唐橋宏名人がそば打ちを実演する。 そばのほか、五平餅やハチミツ、アユの塩焼きなどさまざまな地場産品が並ぶ。実行委の大見芳委員長は「地域のつながりが深まる大事な行事。多くの人にそばや佐久間の料理を味わってもら
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浜名湖の恵みに舌鼓 湖西に牡蠣小屋、本格シーズン
湖西市新居町の観光施設「海湖館」で、浜名湖産の養殖カキを提供する「牡蠣(かき)小屋」の営業が本格的なシーズンを迎えた。主催の湖西・新居町観光協会はこのほど、関係者を招いて試食会を開き、濃厚なうまみが特徴のカキを使った料理を約50人が味わった。 新居牡蠣組合が養殖したブランドのカキ「プリ丸」を提供する牡蠣小屋は12年目を迎えた。昨年度は約1万1千人が来場し、冬の風物詩として定着している。試食会では、焼きガキやフライ、天ぷら、みぞれあえなど6種類の味を楽しめる「まる得セット」(税込み3500円、1日限定25食)を提供。出席者は浜名湖の恵みに舌鼓を打った。 浜名湖のカキは温暖化などの影響で成育
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梅まつり記念と合格祈願 御城印2種完成 黒田家代官屋敷(菊川)2月発売
菊川市下平川の黒田家代官屋敷の梅園で2月4日に始まる梅まつりを前に、住民有志でつくる御城印委員会が梅まつり記念と合格祈願の2種類の御城印を制作した。3月3日までの期間中、屋敷や市観光協会などで販売する。 黒田家代官屋敷は戦国時代の城館。国指定重要文化財で、現在も15代当主の黒田淳之助さん(86)と家族が暮らしている。制作した記念御城印には、黒田家の家紋「二つ藤巴紋」や18世紀前半の建築と推定される長屋門のデザインをあしらった。合格祈願の御城印には縁起物の梅のイラストも添えた。 いずれも1枚300円(税込み)。同委員会の柴山正之会長(64)は「来訪の記念になる。梅を見るだけでなく、代官屋敷
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静岡・用宗8スポット 歩いて巡って! 15日からスタンプラリー
静岡市駿河区の用宗地区周辺で15日、「誰かに伝えたい海と港まちスタンプラリー」(オープニング・ライン、CSAトラベル主催)が始まる。スタンプラリーアプリ「まちめぐり」内に設定された公園や漁具倉庫などのスポットを巡ると、先着順で用宗の店舗から景品やサービス券がもらえる。21日まで。 用宗みなと温泉や広野海岸公園の帆船遊具など、用宗漁港から徒歩圏内に8スポットを設定し、近づくとアプリ内でスタンプを取得できる。期間中に1スポットを訪れると、先着千人に同温泉のオリジナルタオルをプレゼント。6スポットで同温泉内の「アオサギ食堂」で使えるサービス券(毎日先着10人)が、全てのスポットを巡るとジェラート
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韮山で「パン祖のパン祭」始まる 全国の高校生、製作技術競う
日本で初めてパンを焼いたとされる幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵)の功績をたたえるイベント「第18回パン祖のパン祭」(実行委主催)が13日、伊豆の国市の韮山時代劇場を中心に始まった。パンの販売や全国高校生パンコンテストなどを行う。14日まで。 6部門を設けたコンテストには全国各地の20校から182点の応募があり、22人が書類審査を通過して実技審査に臨んだ。同市のパン店「ベケライ・ダンケ」で実施した実技審査では審査員が見守る中、出場者は手際よく作業を進め、パンの製作技術を競った。14日に同劇場大ホールで出場者によるプレゼンテーションと表彰式を実施する。 同劇場では市内外有名店のパン販
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戦国時代の遺構に笛の音響く 静岡市歴史博物館が1周年イベント 14日まで
静岡市歴史博物館(静岡市葵区)で13日、開館1周年記念イベントが始まった。14日まで。 初日は尺八奏者の縄巻修巳さん(牧之原市出身)、しの笛奏者の越智魔子さんが「糸」「春よ、来い」などを演奏し、「戦国時代の道と石垣の遺構」を展示している同館ロビーに美しい音色を響かせた。市民文化会館を拠点に活動するグループ「ラウドヒル計画」のダンスパフォーマンス、学芸員による同館展示室のギャラリートークも披露された。つるし飾りの工作体験コーナーも開かれた。 両日とも2、3階の基本展示室を無料開放し、開館時間を19時まで1時間延長する。ダンスパフォーマンスやギャラリートーク、工作体験は14日も行う。 同館
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御殿場新天地ではしご酒企画 夜の昭和体験 特別メニューも
御殿場市のJR御殿場駅富士山口から北西へ数百メートル付近に広がる歓楽街「御殿場新天地」で12日、はしご酒企画が始まった。レトロな街並みや空気感を味わいながら飲み歩きを楽しめる。かつて通っていた年配者や市内の若者らに魅力を再アピールするだけでなく、御殿場の夜のコンテンツとして知名度を高める狙いがある。21日まで。 新天地は太平洋戦争の敗戦後に、進駐軍の米軍客などを相手に栄えた盛り場。最盛期の1970年代はスナックやバーなど100店を超える店がひしめき、独自の輝きを放っていた。 だが、米兵が減るにつれて衰退し、現在は30店ほどが営業する。関係者によると、「ダークでアングラ」と称される昭和の街
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日本のクワガタ大集合!! 生態、飼育法も解説 磐田・竜洋昆虫自然観察公園
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は28日まで、国内のクワガタムシを紹介する企画「日本のクワガタムシ展」を開いている。 本州や南西諸島に生息するノコギリクワガタやオオクワガタ、ヒラタクワガタなど約20種、亜種も含めると35種ほどを集めた。国内最大のクワガタムシ「ツシマヒラタクワガタ」や体長1センチほどの「チビクワガタ」といった多彩な個体が展示され、訪れた子どもらを楽しませている。冬場の開催にちなみ、朽ち木などに身を隠して冬を越すクワガタムシの生態や飼育方法を解説する展示もある。 担当職員の荒井克也さんは「日本にも、これだけ多くの種類のクワガタムシがいることを知ってほしい」と話した。
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「伊豆大島椿まつり」1月28日から 関係者が下田市などでPR
東京都大島町の関係者らが12日、伊豆東海岸の市町を訪れ、28日~3月24日に開かれる「伊豆大島椿まつり」をPRした。4年ぶりの通常開催で、新型コロナ禍で休止していたパレードが再開されるなど多様な催しが行われる。 下田市役所には坂上長一町長らが訪問し、約300万本のヤブツバキなどが楽しめるイベントの見どころを松木正一郎市長に説明。「ミス大島」の島村杏樹さんと「ミス椿の女王」の山梨夏望さんは、松木市長にツバキの花束やつばき油を手渡した。
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沼津の香貫公園 早咲きの桜、今年も満開
沼津市市場町の香貫公園で1本の桜の木が満開となり、通行人を楽しませている。近隣住民の間ではよく知られた早咲きの桜で、冬の風物詩となっている。例年より10日ほど早く、昨年末に開花した。 市場町自治会が2000年、その前年に開通した同公園と対岸をつなぐ歩行者・自転車専用橋「あゆみ橋」を記念して10本の河津桜を植えた。約2年後、心ない何者かによって1本が切られてしまった。「景観を大切にしたい」と思いを募らせた当時の会長らが自費で苗木を購入して植樹し直したところ、毎年この1本だけ早く咲くようになった。現在は同会から派生した香貫公園愛護会が周辺のごみ拾いなどをしてきれいな公園を保つ。 11日も多く
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伊豆大島椿まつりPR 「ミス椿の女王」ら静岡新聞社訪問
東京都大島町の観光PR役を担う「第31代ミス椿の女王」山梨夏望さん(24)と「第67代ミス大島」島村杏樹さん(22)が11日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館を訪れ、28日から3月24日まで同町で開催される伊豆大島椿まつりを紹介した。 2人は頭にツバキが描かれた手ぬぐいを巻き、市松模様の着物に身を包む大島伝統のあんこ衣装で訪問した。椿まつりで行われる現代風のあんこ衣装でのダンスパフォーマンスや手踊りなどの伝統芸能を夜間に披露する「夜祭り」などの魅力を伝えた。 島内では約300万本のヤブツバキや千種以上の園芸種が自生し、まつり期間中の2月から3月にかけて見頃を迎えるという。島村さんは「多種
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ラブライブ!「Aqours」と「ヨハネ」大集合 サントムーン柿田川 イラストやパネル
清水町の商業施設サントムーン柿田川で11日、沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」と同アニメの派生作品「幻日のヨハネ」のスペシャルイベントが始まった。2月12日まで、オリジナルイラストやキャラクターの等身大パネルを施設内の各所に飾っている。町による観光やPRのプロジェクトの一環。担当者は「沼津以外にもファンが巡ることのできる場所をつくりたい。町を知り、楽しんでもらえたら」と話す。 施設内の書店3店舗では、同町の柿田川公園に主人公のグループ「Aqours(アクア)」が集合しているイラストを描いたパネル(高さ約2メートル、横約3メートル)を巡回展示する。各店で、千円以上の買い物
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パン祖のパン祭 伊豆の国で13、14日 高校生コンテストに全国20校182点応募
伊豆の国市で13、14の両日に開かれる第18回パン祖のパン祭を主催する実行委員会はこのほど、プレス発表会を市役所で開き、概要を説明した。メインイベントの「全国高校生パンコンテスト」には、全国20校から182点の応募があった。書類審査を通過した22人が当日の実技審査に進む。 コンテストは地産地消(高配合・低配合)、食事パン(高配合・低配合)、カリフォルニア・レーズン、手仕込みの計6部門で作品を募集した。出場者は13日に同市のパン店「ベケライ・ダンケ」で実施する実技審査に進み、14日に同市の韮山時代劇場でプレゼンと表彰式を行う。静岡県勢で実技審査に臨むのは伊豆中央、富士、静岡農の各校の1、2年
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日本平動物園 ローラースライダーとオートチェア、2月1日再開
静岡市立日本平動物園(駿河区池田)は10日、2022年9月の台風15号で被害を受けて休止していた園内の展望広場に向かうオートチェアとローラースライダーの利用を2月1日から再開すると発表した。展望広場の利用も再開する。 同園によると、オートチェアは高さ約50メートルの展望広場に向かうための乗り物で、ローラースライダーは広場の山腹斜面に長さ390メートルに渡って設置されていた。 台風15号の影響で広場の斜面中腹が崩落し、スライダーの土台などが破損したが、復旧工事がこのほど完了した。徒歩で展望広場に向かう山道も開放する。担当者は「来園者に20年以上親しまれてきた施設で、再開時期に関する問い合わ
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菜の花と富士山共演 沼津の休耕田で見頃
沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」で、菜の花が見頃を迎えている。昨年来の暖かさから例年より10日ほど早く見頃となった。 浮島地区環境保全推進会が昨年10月に種をまいた。約3500平方メートルの休耕田に色鮮やかな黄色の花が咲いている。同会によると、2月末まで楽しめる見込み。 9日に訪れた富士市の写真愛好家仁藤博康さんは「色合いがとても落ち着く。富士山も見えてとてもきれい」と話した。 (東部総局・田中秀樹)
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艶のある黄色、ロウバイ開花 はままつフラワーパーク、早春の気配
浜松市中央区のはままつフラワーパークで、ロウバイの花が咲き始めた。ろうを塗ったような艶のある黄色い花が甘い香りを漂わせ、来園者に一足早い春の気配を感じさせている。 ロウバイは中国原産の落葉低木で、園内に約120本が植栽されている。同園によると、ローズガーデン南側の斜面の花は昨年末から開花が始まり、すでに見頃。ロウバイ園は現在二分咲き程度で、1月末頃まで楽しめそうという。 9日は訪れた親子連れらが写真を撮りながら、青空と黄色の花のコントラストを楽しむ姿が見られた。