全国高校サッカーV青森山田で活躍 富士宮出身の後藤さんが市長に報告
富士宮市の白糸小から青森山田中・高に進学し、年末年始の全国高校サッカー選手権で優勝した3年後藤礼智さん(18)はこのほど、富士宮市役所に須藤秀忠市長を訪ね、栄冠を手にした喜びを語った。大会通算1ゴール1アシストと貢献し「憧れの舞台で目標をかなえられた。青森山田に行って良かった」と笑顔を見せた。
ミッドフィールダーの後藤さんは全試合に途中から出場した。初戦の2回戦では飯塚高(福岡県)を1点差で追う後半34分、右サイドを抜け出してクロスを上げ、同点弾を演出。PK戦の末に勝利し、初戦敗退の危機からチームを救った。近江高(滋賀県)との決勝では後半33分からピッチに立った。
後藤さんは「絶対的王者の青森山田でサッカーがしたい」と、親元を離れた。部員数は200人を超え、少しのミスで序列が下がってしまうほどの競争があった。それでも、仲間と高め合う日々に楽しさを見いだしたという。決勝では「出られない仲間の分も精いっぱいプレーする責任がある」と、全力で走りきった。
4月から常葉大に進学する予定の後藤さん。「4年後のプロ入りが目標」と意気込んだ。
(富士宮支局・国本啓志郎)