静岡県立大生、乗馬で成功体験蓄積 「自己効力感」講義で養う

 静岡県立大の1年生11人が15日、富士宮市山宮のエヘガザル富士山牧場で乗馬を体験した。同大の夏期集中講義の一環で、課題を乗り越える力が自分にあると認識をする「自己効力感」を養う。

乗馬を楽しむ学生ら=富士宮市のエヘガザル富士山牧場
乗馬を楽しむ学生ら=富士宮市のエヘガザル富士山牧場

 学生たちは馬にまたがり敷地内を歩いた。牧場職員の指導で馬の駆け足を体験したほか、手綱を持つ手を離して頭をなでた。馬房の掃除も手伝い、馬との触れ合いを楽しんだ。
 乗馬を楽しめたかなどを主観的に評価し、乗馬の前と後での心境の変化を記録した。講義を担当する窪田辰政薬学部准教授(健康管理学・健康運動心理学)は「自己効力感と自己肯定感には関連がある。成功体験を蓄積し自信が身につけば、自尊心も高まる」と指摘する。薬学部1年の中尾遼介さん(18)は「落馬する不安もなく楽しめた」と振り返った。
 講義では16日に掛川市でカヌーなどの水上種目に臨み、17、18の両日は静岡市清水区でアーチェリーを体験する。

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