身体能力の変化、自覚して 死亡事故受け高齢者講習 富士
静岡県交通安全協会富士地区支部はこのほど、交通死亡事故が秋に2件発生した富士市の中島新道町町内会の高齢者を対象に講習会を新道町公会堂で開いた。
10月下旬の事故では、歩行者の男性(70)が丁字路を右折してきた軽乗用車と衝突した。11月上旬には交通量が多い市道を歩いて横断していた女性(92)が乗用車にはねられた。
交通安全推進員の梅田礼子さんは事故の状況を説明し「身体能力や反射神経の変化を自覚し、必ず止まって安全確認を」と呼びかけた。
参加者19人は敏しょう性の測定器などを使って自身の反応速度の衰えを確かめた。