峯入り修行、無事祈願 富士宮 山伏ら富士山登頂へ

 京都市左京区の本山修験宗総本山聖護院門跡は23日までの3泊4日の行程で「第10回富士山峯入り修行」を実施している。21日は富士宮市の村山浅間神社を出発し、全国から集まった山伏ら30人が村山古道を行脚した。

修行の無事を祈願する山伏ら=富士宮市の村山浅間神社
修行の無事を祈願する山伏ら=富士宮市の村山浅間神社

 村山浅間神社に境内にかつて存在した興法寺を拠点とした富士山信仰「村山修験」は戦前まで、25日ほどかけて行われたとされる。今回の峯入り修行は20日に富士市の鈴川海岸で体を清めて出発し、山頂を経て御殿場口に下りて神社仏閣を巡る。
 一行は21日午前4時半ごろ、村山浅間神社境内の大日堂を訪れた。聖護院門跡の草分俊顕庶務主事を先頭に読経して修行の無事を祈念した。同日は札打場や天照教本社などを巡って富士宮口6合目に宿泊。22日に登頂する。

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