成長期の食事 適量は 富士で保護者向け講座
富士市PTA連絡協議会は29日、スポーツ食育に関する講演会を市教育プラザで開き、保護者約40人が成長期の体づくりを支える食事量や栄養バランスに理解を深めた。
講師の日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士の中野ヤスコさんは、身長約160センチの男子中学生で1食900キロカロリーなど、適切なエネルギー量を解説した。夜遅くまで練習した日には、翌朝の食事に影響がない範囲で消化の良い補食を取るよう勧めた。
市によると、市内約6割の小中学生が鉄分の摂取量が不足しているという。会場では、豚肉やキノコ類を使い、成長に必要な鉄分やタンパク質、ビタミンDをバランス良く取れる弁当が参加者に振る舞われた。
中学生と小学生のきょうだいを育てる飯島やよいさん(46)は「糖質を控えさせるべきというネット上のあやふやな情報に流されず、きちんとエネルギーを補給できる食事を用意したい」と話した。