キャンプでタイの文化満喫 28日までフェス 富士宮
タイの文化に触れながらキャンプができるフェス「フジタイキャンプ」が27日、富士宮市麓の休暇施設ふもとっぱらで始まった。28日まで、タイの寺院の祭りを思わせるさまざまな体験ができる。
果物の彫刻「カービング」や灯籠「ローイクラトン」作りが体験できるほか、同国の民俗衣装や食材が手に入る。テントを張り終えたキャンパーたちはタイのハーブを使ったサウナや古式マッサージでリフレッシュし、ガパオライスなどのタイ料理を堪能。特設ステージから聞こえる伝統舞踊の陽気な音楽に体を揺らした。
夜は寺院の祭り「ガーン・ワット」を模して、テントをイルミネーションで飾り付けるコンテストを開催した。挑戦者たちはカラフルな電飾でテントを彩った。屋外シアターも設けられ、タイづくしのひとときを満喫した。
タイで俳優活動を長年続けてきた佐野ひろさんが企画し、同国政府観光庁と共催した。佐野さんは「キャンプ形式でタイの魅力を五感で感じられる新しいイベントの様式に挑戦した」と話した。
28日は民謡ショーなどが開かれる。当日の入場は大人2千円、子ども千円。別途駐車場代が必要。