中秋の名月に“かぐや姫” 富士でパレード、3年ぶり伝説再現

 かぐや姫伝説発祥の地とされる富士市吉永地区恒例の「姫名の里まつり」(吉永地区まちづくり協議会主催)が10日、同市の比奈公園で3年ぶりに開かれた。かぐや姫らによるパレードなどを繰り広げ、地域に伝わる故事を再現した。

笑顔で観客に応えるかぐや姫役の山本さん=富士市の比奈公園
笑顔で観客に応えるかぐや姫役の山本さん=富士市の比奈公園

 同地区には、かぐや姫が満月の夜に富士山頂に帰ったとの伝承があり、まつりを中秋の名月の時期に合わせて開催している。
 姫役を第37代かぐや姫クイーンの山本怜奈さんが務め、翁(おきな)や媼(おうな)、国司役の住民らと一緒に公園内を練り歩いた。山本さんは男衆が担ぐ蓮台(れんだい)に乗って登場し、カメラを構える観客に笑顔で手を振った。
 かぐや姫の幼少期を表現した舞や太鼓も地域住民がステージで披露し、会場を盛り上げた。

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