高校生議員 鋭い質問 登山者マナー問題は 富士宮市

 富士宮市内の高校生が議員役を務め一般質問に臨む「高校生議会」が11日、市議会議場で行われた。高校生議員17人が地域課題や市民生活の解決案を市当局と議論した。

市の答弁に耳を傾ける高校生=富士宮市議会議場
市の答弁に耳を傾ける高校生=富士宮市議会議場

 富士宮東、北、西、富岳館、星陵、富士宮高等専修学校の代表者が各12分の持ち時間で市政をただした。商店街活性化や富士山登山者のマナーといった課題に切り込んだほか、自転車のヘルメット着用啓発など高校生活に直結する話題も取り上げた。「市ホームページで知りたい情報にたどり着きにくい」との指摘が多くの生徒から上がった。
 富士宮東高3年の山田保花さんは市マスコットキャラクターさくやちゃんの浸透を目指し、公共施設の案内看板への活用を提案した。杉浦真企画部長から「実現可能だと思う。早速協議にかかる」という前向きな答弁を引き出した。
 これまでに高校生が取り上げた多数の提案が実現している。昨年議題になった17件のうち11件が実施済みまたは実施予定となっている。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

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