「宮ガチャ」超ローカル情報解説 キーホルダー/缶バッジ 富士宮市公認、観光地に設置へ

 富士宮市は12日、市公認のカプセル玩具「宮ガチャ」を展開すると発表した。市イメージキャラクター「さくやちゃん」が地域行事の衣装を着たキーホルダーなど“超ローカル情報”を学べる景品の準備を進めている。何が出るか分からないというガチャガチャ特有のワクワク感が富士宮の魅力発信活動に加わり、市は新たな観光の目玉としてアピールする。

富士宮市が公認で展開を始める「宮ガチャ」=富士宮市役所
富士宮市が公認で展開を始める「宮ガチャ」=富士宮市役所

 宮ガチャは1回200円を基本に、一つの分野に特化した銘柄を複数生み出す予定。市内の歴史や文化にちなむことが条件で、市は官民問わずアイデアを募る。
 第1弾として、富士山アクリルキーホルダーと、さくやちゃん缶バッジの二つの銘柄のガチャガチャをイオンモール富士宮に設置した。60種類ある富士山のキーホルダーにはそれぞれ異なる豆知識に関する解説書が付いている。さくやちゃん缶バッジも23種と豊富で、数回挑戦しても中身がかぶりにくい工夫がされている。
 市は今後、ガチャガチャ台を観光スポットに設置し、その場所でしか手に入らない品を用意する予定。行事の際には期間限定の中身に替えるなど、市内で浸透を図る。7月には同市ゆかりの戦国武将の家紋をあしらったマグネットを発売する。市広報課の村瀬裕美子さんは「楽しく富士宮のことを知れるツールにしていきたい」と話した。
 体験で何度もガチャを回した須藤秀忠市長は「年齢問わず楽しめ、市をPRするための大きな材料になる」と期待を寄せる。

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