市民活動、一冊に 富士のコミュニティf 来館40万人記念し発行

 富士市吉原の市民活動センター「コミュニティf」は来館40万人を記念し、冊子「富士市で活動する団体ガイドブック」を発行した。同センターを利用して地域に貢献している市民団体をまとめた。熱意ある団体や企業のマッチングに生かしてもらおうと、センター窓口で配っている。

富士市を中心に活動する団体をまとめた冊子=同市のコミュニティf
富士市を中心に活動する団体をまとめた冊子=同市のコミュニティf

 B5判全56ページの冊子に、市民団体とNPO法人計63団体を掲載した。教育や環境、福祉など各団体の取り組みを分類して並べ、活動時間や実績が分かる写真とメッセージを取り上げている。協働を促す狙いで、SDGsの該当項目も示した。
 センターは市内で市民団体が盛んに結成され始めた2005年に開館した。約20年がたち、今屋敷正成センター長は各団体の活動が一段落し、世代交代に入るなど過渡期にあると見る。
 今屋敷さんは「冊子には現在頑張っている団体を載せたので、つながりを生むツールに使ってもらえたら。新たな化学反応が、まだ気付けていない地域の課題を見つけるかもしれない」と話した。
 冊子は千部発行した。希望者は窓口の職員に声を掛ければ受け取れる。

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