富士市 床下浸水2棟や冠水 最大雨量52.5ミリ 台風15号

 富士市は台風15号の接近の影響で23日夜から24日午前にかけて雨が強く降り、冠水や床下浸水の被害が発生した。

泥水が流入した工場=富士市中之郷
泥水が流入した工場=富士市中之郷

 市防災危機管理課によると、雨が降り始めた22日午後2時50分から24日午前9時半までの約43時間の連続雨量が220ミリを超え、24日未明の時間最大雨量は52・5ミリと「非常に激しい雨」が降った。
 被害は、田子浦、富士北の両地区の民家計2棟で床下浸水し、市道9路線9カ所が冠水と河川護岸が崩落したため通行止めとなった。立ち往生する車両もあったが、けが人はいなかった。
 富士川地区と松野地区の数カ所で小規模な土砂崩れが発生した。同市中之郷の山林では土砂が用水路をふさぎ、泥水が付近の自動車部品工場建物内に流れ込んだ。

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