華麗な刀剣 美人画共演 富士・駿府大御所刀工館

 富士市元町の刀剣美術館「駿府大御所刀工館」と、併設の「三木翠山と美人画館」で9月24日まで、特別展「THE BEAUTIES 刀剣+美人画」が開かれている。安土桃山時代前後に作られた豪壮華麗な刀剣類25点と、近代美人画21点が並ぶ。

安土桃山時代に作られた名刀=富士市の駿府大御所刀工館
安土桃山時代に作られた名刀=富士市の駿府大御所刀工館

 徳川家康に仕え、関ケ原の合戦の直前に家康から太刀を千本受注し完遂したとされる刀工「伊賀守金道」らがこしらえた脇指は、大きな切先が特徴。波模様のような華麗な刃文が来場者の目を引いている。
 美人画館には、中国京劇の名女形「梅蘭芳」を描いた掛け軸「杜麗娘図」などが展示されている。吉田知己館長によると、同作品の一般公開は66年ぶりという。
 開館は木-日曜。入場料は一般が各館500円で、両館入場は100円引きになる。

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