田植えで企業間交流 静岡拠点5社の若手 富士宮で体験企画

 静岡市内に拠点を置く5社がこのほど、富士宮市原の水田で農業体験企画「あおぞら交流会」を実施した。各社の若手社員が田植えを通して親睦を深めた。

和やかに田植えを楽しむ5社の社員=富士宮市原(写真の一部を加工しています)
和やかに田植えを楽しむ5社の社員=富士宮市原(写真の一部を加工しています)

 静岡鉄道、静岡ガス、しずおかフィナンシャルグループ、鈴与、スター精密の5社の20、30代の若手社員を中心に46人が取り組んだ。参加者は1200平方メートルの田んぼに横一列に並び、コシヒカリの苗を丁寧に植えた。童心に返って泥の感触を楽しみながら、会社の垣根を越えた交流を楽しんだ。
 企画のきっかけは5社が昨年度実施した若手合同研修だった。環境ビジネス促進事業を企業に提案する研修で、一つのチームが富士宮市の富士山白糸ファームに法人向けの田んぼオーナー制度を提案。同社に採用され、交流会につながった。提案したチームの一員だった静岡鉄道の勝又妃奈子さん(27)は「地域貢献と企業間交流が同時にできる事業の創出に貢献できたのではないか」と話した。
 水田は富士山白糸ファームが管理し、5社で稲刈りを体験する。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞