走り方「Qちゃん」に学ぶ きれいなフォーム習得 高橋尚子さん、富士で教室

 シドニー五輪女子マラソン金メダリスト高橋尚子さんによる「チームQランニングクリニック」が3日、富士市の富士総合運動公園陸上競技場で開かれ、市内の中学8校の陸上部員46人が無駄のないきれいなフォームを身に付けた。

高橋さん(手前右)と走る中学生=富士市の富士総合運動公園陸上競技場
高橋さん(手前右)と走る中学生=富士市の富士総合運動公園陸上競技場


 高橋さんは速い選手の共通点に、5メートル先の地面を見る目線と安定した腕の振り、腰を高く保つ姿勢を挙げた。関節の可動域を広げる重要性も指摘し、現役時代に取り入れていたウオーミングアップから試合直前の動的ストレッチ、臀部(でんぶ)の補強運動を伝授した。
 選手は短距離を走りながら体の各部位の動きを把握するトレーニングを行い、少ない力で効率よく前に進めるフォームを固めた。高橋さんは「継続力が大切。この中から代表選手が出てきてほしい」とエールを送った。
 クリニックは12月30日に富士、富士宮両市を駆け抜ける「富士山女子駅伝」の事前イベント。練習前に開催日を知らせるカウントダウンボードが除幕された。

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