市民の読書環境充実へ 市長と教育委員ら意見交換 富士
富士市はこのほど、本年度第1回総合教育会議を市立中央図書館で開き、市長と教育長、教育委員が「市民の読書環境の充実」をテーマに意見交換した。
市立図書館の貸し出し数などの変化や移動図書館サービスの概況を共有したほか、6月15日に開始した「ふじ電子図書館」の利用状況が報告され、各課題を協議した。
電子図書館について委員からは、好きな場所で閲覧できる利便性やサイトの使いやすさが好評だった。一方で、「10~30代の利用が想像より少ない」と指摘や、「アクセスしやすいように、広報ふじにQRコードを掲載してはどうか」と提案もあった。図書館の利用者増加策では、カフェや多目的スペースの併設など、読書環境の多様化を求める意見もあった。
(富士支局・国本啓志郎)