ネパール自治体と文化交流都市へ 富士宮市 8月にも締結方針

 富士宮市は25日、エベレストに近いネパールのマンダン・デウプール自治体と世界遺産文化交流都市関係締結に向けて準備を進めていることを明らかにした。世界遺産の山を望む世界有数の観光地という共通点があり、山に育まれた文化の交流を図る。
 マンダン・デウプール自治体は首都カトマンズから北東に約50キロで、観光地ナガルコットは世界最高峰エベレストなどヒマラヤ山脈を一望でき人気が高い。市によると、酪農が盛んなことなど類似点があり、互いの食文化紹介や学生のオンライン交流を見込む。観光客の受け入れ体制など共通の課題も情報交換する方針。8月11日(山の日)の締結を予定するという。
 交流都市締結は、2月に同国のドゥルガ・バハドゥール・スベディ駐日大使が提案した。須藤秀忠市長は4月22日に都内の大使公邸を訪ね、友好な関係構築を約束する回答書を届けた。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

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