富士山世界遺産10年 節目の年、霊峰と祝う 富士宮で記念祭

 富士山世界遺産登録10周年記念祭(富士宮市、富士宮商工会議所青年部主催)が18日、同市の富士山本宮浅間大社大鳥居前で開かれ、記念標柱やラッピングバスを披露した。周辺の商店街のイベントも連動して多くの家族連れでにぎわい、全貌を現した霊峰とともに節目の年を祝った。

多くの来場者でにぎわう会場=富士宮市宮町
多くの来場者でにぎわう会場=富士宮市宮町
10周年をPRするラッピングバス=富士宮市宮町
10周年をPRするラッピングバス=富士宮市宮町
世界遺産登録10周年を記した標柱=富士宮市の神田川広場
世界遺産登録10周年を記した標柱=富士宮市の神田川広場
多くの来場者でにぎわう会場=富士宮市宮町
10周年をPRするラッピングバス=富士宮市宮町
世界遺産登録10周年を記した標柱=富士宮市の神田川広場

 標柱はステンレス製で台形。富士山の湧水の恵みを受ける神田川広場に設置した。市によると、世界文化遺産登録を示す標柱は市内で初めてという。
 ラッピングバスは側面いっぱいに山体が描かれ、「祝10周年」の赤い文字が目立つ。来年6月までの1年間、市内を循環する。
 式典では、世界遺産のあるまちとして地元の活性化に取り組む市内の6団体をたたえた。須藤秀忠市長は10年間で世界遺産センター建設や広場づくりなど市街地整備が進んだと振り返り、「富士山の価値を理解し大切にする気持ちを後世に継承していくことが重要」と述べた。
 宮町商店街の「宮町まつり」や神田商店街の「大神田楽市」なども同時に開催した。会場周辺は歩行者天国になり、地元グルメや舞台発表、市内観光VR(仮想現実)動画を楽しむ人々でにぎわった。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞