商店街にアートの風 富士宮 まちなかギャラリー 47店舗 作品で彩り

 富士宮市中心市街地の6商店街で30日、「第20回ふじのみや・まちなかアートギャラリー」(実行委、富士宮商店街連盟主催)が始まった。市街地一帯を大きな一つの美術館のように見立てて7月10日まで、店舗や施設に芸術作品を飾っている。

野球用具コーナーに交ざって飾られたアート作品=富士宮市のスポーツ館一球堂
野球用具コーナーに交ざって飾られたアート作品=富士宮市のスポーツ館一球堂


 商店街の47店舗にそれぞれの雰囲気に合う作家を配置した。大宮町のスポーツ館一球堂はチョークアート作家下條画美さんとタッグを組んだ。野球用具が並ぶ棚の手前に色鮮やかな花やハンバーガーなどの絵を飾り、スポーツ用品店の雰囲気を華やかに一変させた。米大リーグで活躍中の大谷翔平選手の似顔絵も野球少年たちの目を引く。西町の「靴のまつばや」の入り口付近には佐野久さんの陶芸作品が並び、来店客が手に取って見入っている。
 富士山世界文化遺産登録10周年を記念して「世界の宝物」をテーマに小学生が描いた富士山画を高嶺区民館で展示している。
 1、2の両日は版画などの体験教室を開く。8、9の両日は商店街の3ステージで「ミヤロックフェス」が開かれ、県内外のバンドが演奏を繰り広げる。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

 

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