出張商店街で買い物満喫 地域交流の場に 富士宮

 中心市街地から離れた地域に買い物や交流の場をつくる富士宮市で恒例の「出張商店街」が1日、同市根原のあさぎりフードパークで開かれた。今回の出張には新たに同市の猪之頭、上稲子の両地区の店舗も加わり、地域間交流の意味合いが濃くなった。

中心市街地や郊外の店の品を販売した「出張商店街」=富士宮市のあさぎりフードパーク
中心市街地や郊外の店の品を販売した「出張商店街」=富士宮市のあさぎりフードパーク

 広場には、普段は商店街で売られている揚げ物やパンなどが並び、両地区の9店も軒を連ね、野菜やそばなどを販売した。多くの来場者が複数のテントを巡って好みの品を買い集めた。
 出張商店街はこれまで主に両地区のある市北部と西部へ出向いていて、特別開催とした今回は地元開催時のみ参加した店舗も企画に協力した。市企画戦略課の担当者は「両地区の店が同じ場所に集まるのは珍しい。出張をきっかけに新たな交流が始まるといい」とみる。
 会場では富士宮署による特殊詐欺被害防止や自転車ヘルメット着用の啓発も行われた。

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