移住検討者が空き家リノベ 富士、未来のわが家想像

 富士市は23日、空き家をリフォームする体験会を同市永田町の古民家で開いた。都内在住の家族3組が壁の塗装作業や建設会社との交流を通して、移住した場合の新居づくりに想像を膨らませた。

壁に塗装前の下地を塗る参加者=富士市永田町
壁に塗装前の下地を塗る参加者=富士市永田町

 参加者は同市の第一建設が所有し改装中の古民家の壁を完成させる役を担った。塗料の密着性を高める下地材を壁に付け、白色の塗料を塗った。塗る面積に合わせてローラーとブラシを使い分け、むらのないように仕上げた。
 同社社員は会場の古民家で改修した場所や期間を説明した。移住に空き家の活用を検討する男性(40)は「空き家の状態で改修費用がどのくらい変わるか知りたい」と話した。
 市の空き家バンクには15件が表示されている。市によると、大半が築40年以上で住むにはリノベーションが必要になるという。
 (富士支局・国本啓志郎)

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