迫力の流鏑馬 勇壮な姿、観客魅了 富士宮・浅間大社

 富士宮市の富士山本宮浅間大社は6日まで、伝統の流鏑馬(やぶさめ)祭を実施している。ハイライトとなった5日の神事流鏑馬式では、駆ける馬上から射手が次々と矢を放ち、勇壮な姿で観衆を沸かせた。

馬上から的を狙う射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
馬上から的を狙う射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
二つの的を射抜いた射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
二つの的を射抜いた射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
馬上から的を狙う射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
二つの的を射抜いた射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社

 鮮やかな装束をまとった小笠原流の射手が馬にまたがった。多くの観客の前で楼門前の馬場を次々に駆け抜け、約140メートルの走路途中2カ所に置かれた54センチ四方の的を目がけて矢を放った。2射目はつがえることさえ難しいとされるが、射手は揺れる馬上で静に弓を引いた。馬場の両側に陣取った大勢の観客がカメラを構え、的が射抜かれるたびに歓声を上げて拍手を送った。
 同祭は1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、武運長久と天下太平を祈って同大社に流鏑馬を奉納した故事にちなむ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞